2024年10月19日
やばい!プラグが被った!なんて…ことが。
あったりしたことも過去ありましたし、あったことがある人もいることでしょう。
そうねー。
2003年だか2004年だかにセブン君に乗り始めて、その後白セブン君に乗ってみて思うのは…。
本当の意味でかぶらせたのは、多分過去1回だけだと思います。
夜のコンビニで、バックで駐車場から出ようとしたときに、サイドブレーキを引いたままバックしてしまった時かしら。
あれは…、多分まだ大学院生だった頃かな?
ブーン…、カキンッ…、って。
サイドブレーキ引いたまま、クラッチをつないでしまったものだから、燃料を噴いたままエンジンを止めてしまった感じですね。
その後、かぶりで掛かりませんでしたが、その後アクセルを開けたままエンジンを始動して、空気を大量に取り込みつつ掛けたのでした。
その後、ここ20年程乗ってきて、かぶりかな?と思われるような症状はありました。
でも、よくよく考えてみると、かぶりじゃないんですよね。
なんか、前期って温間始動時(だいたい、走行後15分~30分くらい。)にエンジン掛からないとか不安定になるとか、ブオンッ、ボボッ…、ボボッ、ボボボッとかって不安定になることがあります。
なんか、どこかの怪しげなサイトでは、燃料が濃いから配線切れとか…。
まあ、最初は燃料が濃いと思ってたんですよ、私も。
だから、プラグがかぶりぎみになって、温間始動が悪いと…。
でもねー。
正直、このような始動時のかぶりって、違うことに気が付いたんです。
白セブン君に乗っているときは、温間は普通に掛かりませんでした。
セル回しても、中々掛からず…。
どうするかというと、アクセル全開で掛けます。
後期型からはアクセル全開は燃料噴かないんですけれど、前期は燃料噴くんですよね。
アクセル踏んだまま、キーをひねると3,000rpmくらいまで回って目覚めるのです。
冷えてるときは、ふつうに掛かるんですよ。
これだけを聞くと、温間始動時は燃料が濃くなって…って思いがちなんですが、実際はそうじゃなかったんですね。
んで、そのうち症状がひどくなるんです。
じゃあ、なんだったか…。
そもそもエンジンが掛かるときって、エアフロを通過した空気量といろいろな補正が入って燃料噴射量を決めると思うんです。
その時の空気量にあった燃料ですよね。
掛からなかった理由は、"燃料が濃いから、噴射量が多いから"じゃなくて、"燃料が薄いから、噴射量が少ないから"だったんですね。
冷間時に全く問題がなくて、温間時に問題があったのは、一つはエアフロ後のホースからエアを吸っていたこと。
そうすると、実際のエア量に対してエアフロが測定するエアの量は少なくなりますね。
もう一個は、必要な燃料を送れていなかったこと。
これは、過去のブログでも書きましたが、燃料フィルタが詰まり気味だったというのがあります。
症状的には、プラグかぶりに似てるんですよね。
まったく掛からなかったり、ちょっと掛かって止まったり。
取り込んだエア量に対して適切な燃料を噴いていれば、温間だろうが、ちょい乗りだろうがかぶってはいませんし、掛からないなんてことはないですね。
これ、ちょっとしたエア量の誤差でも掛かりづらくなったり、信号待ちするのにクラッチ踏んだ直後に踏ん張らずにストンと落ちて止まったりするので、意外とシビアです。
で、エア吸いに気が付かないまま、アイドリング調整してずれている状態で乗っているとか。
タービンのブースト取り出し口くらいのホースサイズだと、エンジン掛かりませんし、アクセルを少し踏んだままじゃないと掛かってエンジン回転を維持できません。
FCだと、タービン入り口のダクトのホースバンドが緩んでいるとか、亀裂が入って隙間が空いているとか、ダクトにつながるエアーホースに隙間は見えないけれど、ひび割れしいるとか程度であれば、冷間は掛かるけど温間は掛からなくなるとか。
例えば、先ほども書きましたけれど、燃料系統が詰まり気味(といっても、普通に問題なく走れちゃうレベル。)とか。
アクセル踏んで掛けられていたのは、誤差量が少なくなるからなんですね。
本人は濃いからエアを大量に一時的に取り込んで、濃さを一時的にでも薄くして…って思っていたのですが、実際にはエアフロを通過させる空気量を増やして、エア吸いの誤差量を相対的に小さくしてしまう結果になっていたわけです。
まあ、プラグを外してなんかべっとりと湿ってるとか、カーボンてんこ盛りとかなら別ですが、意外とプラグかぶりとかって思っている症状でも、もしかしたら違うかもしれません。
それに、掛からない掛からないと、延々と始動させようとセルを回し続けてしまうことで、結果としてかぶらせてしまうということはあると思います。
でも、最初の原因は単なるかぶりではなく、違うところにあるかもしれませんよ?
ちなみに、白セブン君は修理後は特に問題は出てないですね。
さすがにスロットルやサージタンクを外して…というのは大変かもしれませんが、見える範囲でダクトやホースに緩みや亀裂がないか、どこかエアを吸ってしまうところがないか気にしてエンジンルームを見てみるのも良いかもしれませんね。
もしかしたら、違う何か問題や不具合、違和感を感じるかもしれませんし。
ショーカーやマニアのようにピッカピカにしたり、常に新品が…とかする必要はありません。
ただ、ボンネットを開けて覗いてみて、埃を払ってあげる程度でも、何か垂れ下がっていたり、外れてしまっていたりに気が付くことができれば、将来的な予防にもなります。
ネットにそれらしく書かれていることで、何か鵜呑みにしてしまったり、思い込んでしまったりすることがあると思います。
実際書かれていることが正しいことも、間違っていることもあります。
しかし、本当のことを知っているのは、あなたの車だけです。
私も含め、車が何を言おうとしているのか、普段とは何か違っていることがないかを五感を使って対話してみると良いかもしれません。
どこぞの誰かがもっともらしく書いた理屈の通らないブログを信じるより、あなたの車が訴えていることを信じてあげることです。
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Posted at
2024/10/19 11:42:08
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