
どんだけ放置してたの?w
私(^^;
どうやら、2024年頭に、ショートボスをスーパーショートボス化しようとして、専用爪を作って以来でしたね。
実は、いきなりボスを削って失敗するのも…というのもありましたし、やはりホビー用の旋盤ですから、振れを抑えるのがかなり大変です(><;
旋盤側と爪側で少し隙間を設けて、固定ねじを緩めつつ…、ダイヤルゲージを見ながらプラハンでコンコンと叩いて振れを取るんですが、純正の爪(画像で回ってるややつね。)は、結構きっちりとできているので、プラハンで叩いて振れ取りができるような感じじゃないんです。
少し、隙間を設けるようなアダプターか旋盤のフランジを削らないとちょっと厳しそう。
削るのがボスですから、振れが取れないとまずいですもんね。
で、ずーっと放置してました(^^;
やりたいことをやるには、意外と物を揃えないといけないことに気が付き、置いておいたのが実際のところです。
で、今回は初めての旋盤動作…、といってもドリルで穴を開けただけですけどw
ちなみに、少し振れたまま使ってます。
エアクリボックスの蓋を止めるねじを締めると、前期の場合はインサートナットを圧入しているだけなので、ねじを締めると次第に浮いてきたり、回っちゃったりするんですよね。
後期になってからは、回り止めのミミが付いて少し良くなってはいそうですが…。
過去、穴を広げてナットを埋め込んでプラリペアを盛りつけたりだとか、インサートナット傍に穴を開けて瞬間接着剤を流し込んだりしていましたが、良いような悪いような。
白セブン君のエアクリボックスも抜けてきつつあるので、直す用意です。
3D_CADで色々と方法を考えたのですが、どうしても切削だと高いのです。
また、強度もどうだかわかりません。
普通に削り出すと、1個2,000円とか…。
で、色々と考えて。
用意したのは、ステンレスM10のキャップボルト。
そこへ、下穴5㎜をあけてM6のタップを切ります。
エアクリボックスのインサートナットを抜き取って、そこへM10のタップを切って、接着剤を併用しつつ、裏側からねじ込んでいきます。
接着剤での固定だけであれば、M10のねじ込み式インサートナットでも良いのですが、どこまで接着剤が効くかわからないので、キャップボルトであれば頭の部分で抜け止めと接着面積を稼ごうという算段です。
で、画像のように旋盤でM10のボルトのセンターに穴を開けています。
本当は振れ取りしたかったんですけれどね…。
そこまでずれなかったので大丈夫でしょう。
ちなみに、ホビー用のCompact7にφ100の3爪(スクロールチャックね。)で回しています。
本来はφ80のスクロールチャックなんですが、戻すのが面倒だったのでw
どちらも純正品です。
パワー的に不足しそうな機器で、ステンレスのねじに穴はあけられるのか?ですが、時間は掛かるものの、穴あけはできました。
ただ、調子に乗って手で送るのを速めてしまったりすると、噛みつきますので注意が必要です。
後は、ちゃんとタッピングペーストを使うことかしら。
ボール盤を使うときもそうですけれど、ステンレスに穴あけなどするときは、しっかりとタッピングペーストを使った方が良いですね。
労力がかなり違います。
使ってはじめて知ったのですが、負荷が加わるとちゃんとフィードバックして回転数を上げてくれるんですね。
その回転数の上がり具合から、負荷の掛かり方を考慮したうえで手で送れば、意外と普通に穴開けできます。
ちょっとでも過負荷が掛かると緊急停止するので、そこのバランスを見つつ送れば良いかなと思います。
回転数を高めにすることもできますが、あんまり勢いよくブンブン回すとさすがに怖いので(^^;
自動調整と回転数制御ができるので、その点ボール盤より上ですね。
ボール盤だと力はありますが、プーリーの径でしか速度調整できませんし、最低でもそれなりの速度がありますし…。
緊急停止をパワーがないと見るか、良い安全装置と見るか。
画像だとわかりづらいですが、実は本当はNGな使い方だ思います。
オプションでφ100のスクロールチャックは用意されていますが、透明な保護カバーが届いていません(^^;
本来削る場所やこういったドリリングする場合は、保護カバーの下で行うのが普通だと思うのですが、保護カバーから出ちゃってるんですよね。
保護カバーは閉めないと動作しないので、爪の飛び出しを考えるとしょうがないのかもしれませんが…。
普通の鉄とか、アルミとかならもっと苦労せずに削れたり、穴あけしたりできると思います。
昔であれば、ボルトの頭にポンチを打って、万力で固定したうえでボール盤で穴あけでしたが、たまーにずれたりするんですよね。
以前、ドレンボルトの頭に磁石の埋め込みをしましたが、なかなかセンターをとらえるのって難しいですよね。
旋盤できちんと振れ取りができていれば、センタードリルでセンタリングして穴開けできるので、だいぶ楽ができます。
まあ、欠点は切子があちこち飛ぶことかしら…。
服についているのを気が付かずにいると…、いてっ!ってなるので。
振れ取りさえしっかりできれば、今後は色々なものが削れます。
本当は、ACVのバルブ周りも削りたいのですが、これまた特殊なチャックを用意しないと咥えられないんですよね…。
一応、チャックは用意してあるものの、変換スペーサーを作らないといけないので、棚に置いたままになっていますが…。
今後の宿題ですね。
8個とも穴を開けたので、明日はチャックに咥えてM6のタップを切っていきたいと思います。
外が暖かいうちに、エアクリボックスを加工したり、オイル交換したりしないと…。