
以前、ラ☆キさんに指摘を頂いて若干寸法を伸ばしたリッド,サイド-トランクルームです。
実は、結構前に作っていたんですが、従来品がすべて手元を離れるまで開封もしてませんでした(^^;
記憶が定かではありませんが、多分1年くらい放置していたと思います。
たかだか数枚のアルミプレートを売るだけなんですけれどね…。
今回は、ステンレスの2.5㎜のプレートで作ってみました。
左側のクリップが付いている部分が、純正寸法だと台座が若干見えていたりするわけですが、その部分をさらに延長して画像のようにしています。
次回作るとすれば、この仕様で作りたいと思いますが…。
売るのに苦労しそうですね(^^;
さて。
良く、純正部品がだんだんと安っぽくなっているとか、改悪しているとか、メッキが安っぽくなっているとか…、なんかユーザーをバカにしているのか?と言いたげなくらいに批判している方もいらっしゃったりしますが…。
実際はどうでしょうか?
本当にそれってコストダウンになってますか?
出てきた部品は、酷く劣化していたりしますか?
特に、FCだとか、FDだとか、その年代の車って純正部品が発売されてから、随分と時間が経っていますので、年代ごとにわずかな違いが出ることもありますね。
以前も書きましたが、メッキなんてのもその一つでしょう。
六価クロメートから三価クロメートに変わってるとか。
これは、環境問題を受けての変更が主な理由だと思います。
環境対策をしないと取引できないというのもあり、メッキ屋さんも六価クロメートを辞めてしまうところもありますね。
もちろん、特殊な業界や実績優先の業界などでは、いまだに六価クロメートを使っているところもありますし、付き合いのある業者さんでも六価クロメートを行っているところもあります。
もちろん、処理する量が異なるので高いです(^^;
生産中止の車の部品をいつまで作り続けるのか?
どこまでストックしておくのか?
車に限らず、製品を作り出しているところであれば、だいたいは行きつくところだと思います。
バイトしていても、そういうことにちょこちょこ出くわしたりします。
いついつまでに生産終了するから、どうするか考えてね?と言われ…。
どのくらい作る予定だから、これくらい確保しておくか…とか。
これは、使えそうな代替品があるから、こっちにするか…とか。
例えば、それは単品のものなのか、いくつかの部品で構成されたAss'y品なのかでも変わってきます。
一旦、全部をある程度作った後、途中から全とっかえするのか?
それとも、他の部品がある程度残っているので、一部の部品のみ変更するのか?
良くあるAss'y品で一部のメッキが異なるものがありますよね。
もともとは全部が六価クロメートだったのに、一部の部品だけ変更になったのか三価クロメートが混ざるみたいな。
特に古い車の場合、ちょこちょこ作っていたら金額が高くなってしまって、とんでもない部品単価になってしまうので、最終購入時にある程度まとめて年数分確保するのですが、樹脂部品なんてのは悩ましいところです。
特に吸湿性のある部品だとか、経年でほんの僅かずつ硬くなってしまうものとか、最初は真っ白だったけど、少しずつ黄ばみが出てきてしまうとか。
もちろん、これはダメだねって保管方法はしないと思いますし、あまりにひどければ廃棄処分にはなると思いますが…。
でも、純正部品を取ったら、以前より悪くなってね?なんて思われることも仕方がないのかもしれません。
もし、変更を掛けるのであれば、図面を改版しないといけません。
材料メーカー等が同等性能を保証していれば、そこまで手間ではありませんが、単なるコストダウンという名目で安易に変更を掛けるということはあまりないのは無いでしょうか?
だって手間だしw
手間を省けるとか、上位互換や上位性能だから、細かい試験は除外できるのでしょうが、そうでないとコストダウンに掛ける時間と検証にかかる時間とを考えたら、あんまりメリットがない場合もあります。
何か、全社的に課題でも与えられない限りは、該当しそうな図面の改版をかけるというのは、あまりやりたがらないと思います。
だって、新商品も抱えて旧商品の図面どれだけあるんだよってなるでしょ。
これは、個人的な感覚にはなってしまいますが、部品が粗悪になったとか、改悪されてコストダウンを図られたとか、ユーザーをバカにしているとか、そういった意図はあまりないように思います。
どちらかといえば、以前と同等でいかに単価を変えずに変更を掛けられるか?の方に意識を置いていると思いますね。
ただ、前述のように、長期で保管されていたとか、最終生産で年単位で確保してあったものとか、変更を掛けないと生産できないからといって辞めちゃうのも…で変更して生産していたというのが結果的にそう捉えられてしまったというのはあると思います。
生産場所変更なんてのもありますが、もし本当にちょいちょい新品部品が短期間で壊れていたり、動かなかったり、とりつけできなかったりすれば、クレームで上がってきますし、選定した方もふざけんなってなりますから、そのまま放置はせず、再度変更が掛かると思います。
ただし、状況にもよりますが、1ロットは変更なしでその後再変更になるか、それとも該当部分を変更して再組立てに回すかだと思います。
それに、ユーザーが気が付くことって、社内検査でも気が付いていると思うんですよね。
なんか、前よりも酷くなってね?って。
そうすると、本当に酷ければ社内でもクレームがつくでしょうし、あいつがやった(もしくは部署がやった)変更でなんか悪くなってね?って大きな会社であれば会議で出ることでしょう。
酷くなってなくても変更掛けたりすると、バイトの私なんか直接言われますし…。
なんかやった?ってw
たぶんねー。
マツダの純正部品は全然良い方だと思いますよ。
某動画を見ていますと、某自動車会社の純正部品に比べたら…。
新品部品がすでに錆びてるって…。
今度、純正部品を入手することがあれば、新旧見比べてみて、変更がどういう意図なのか、本当にコストダウンや品質落ちなのかを考えてみると良いかもしれません。
本当にそうなっているのか。