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立石かんなのブログ一覧

2023年05月07日 イイね!

オイル経路

オイル経路ラ☆キさんへ。

コメントだと長すぎちゃいそうなので。











タービンからの戻りは黄色の蛇腹パイプと赤丸のパイプでエンジン側に戻っていますが、ちょっと見辛いですが今回のオイル漏れは①と②の部分だと思います。

であってますか?


ブログのコメントで書いたのは、この赤丸のパイプの部分ですが、基本的には純正のガスケットでシールできるはずです。

何台もFCを作業してきたわけではない素人の私ですが、構造的なことを考えれば純正ガスケットで良いよね?と思います。


ただし、作業者さんの考え方によっては液ガスを塗ることもあるかと思います。


でも、液ガスを塗らなきゃいけないというのはどうしてなのか?どういう状況なのかを考えると、そもそも位置が合ってないか面が合ってないから漏れるのが心配で…ということだと思っています。

だって、よほど作りが悪くない限り、ガスケットの存在意義を台無しにするでしょw
ガスケットって名前を付けといて、ガスケットって認めない!っ、お前はスペーサー的サブの役割で液ガスに任せるみたいな。

ガスケットからすれば、はぁっ!?ふざけんな!って感じでしょ。


意味もないのにシールテープ巻いちゃうみたいなw



そもそも液ガスはシリコンで硬化後もそこまで硬いものではありません。

今回はタービンのオイルリターンなのでそこまで圧力が掛からないとは思いますが、純正ガスケットはそのもの自体で強度をえていると考えられるため、圧力が掛かっていると、そのシールする場所の構造によっては強度の弱いシリコン(液ガス)を塗布したところで抜けちゃうんじゃないの?と思うわけです。

例えば、Oリングの溝のような構造で液ガスが圧力を受けた際に逃げ場所がない、シリコンの弱さを補強できるような構造であれば耐えられるでしょうけれど、単なる面の組み合わせだと強度的に弱いですよね。

イメージ的にはOリングに対するバックアップリングのような存在ということになります。



なので、基本的には液体ガスケットを使うところって、そこまで圧力や力が掛からないところだと思うんです。
力が掛かるようなところは構造で逃げてると思うんです。





この部分は手が入りづらそうですが、スタビをブラケット毎取り外した状態で手が入れば…という感じですがリフトがないと難しいかしら。


で。

①と②からの漏れですが、黄色の丸の蛇腹パイプの位置が合っていれば漏れないはずです。



(1)赤丸のパイプを取り外した際に、それぞれのフランジが平らか(面が出ているか)。

この面が歪むことはあまりないかと思いますが、年のため金尺でも当てて隙間が空かないか見る。


(2)エンジン側②を仮締めした時に、①側が蛇腹のフランジと面が合うか?

画像を見るに気になるのは、締め付けた際に無理に力が掛かって隙間が空いていないか?が気になります。

例えば、②を仮締めした際に①側のフランジが蛇腹のフランジと上下左右に位置ずれしているとか、フランジ面が平衡ではないとかとなると、組付けの際にボルトを締め付けていって締まっているように見えて微妙に浮いているなんてことがあります。

組付け全般に言えることですが、今回のような場合、同じフランジ内で片側が当たって反対側が浮いていても自由度がないとそのままで締まってしまいます。

2本のボルトで締め付けていけば、フランジが押されて自然と平行になるだろうと思いががちですが、どこかで力が逃げないと無理ですよね。

もちろん、複数ボルトがある場合、どこから締め付けていくのかによって変わりますね。



赤丸の部分は黄色丸の部分の蛇腹で上下、左右方向は自由が利きそう(誤差を吸収できそう)ですが、エンジンに対して前後方向は伸び縮みしないので難しそうと考えると①が前後方向に位置ずれしているとフランジが面で当たらずにガスケットを挟んでもどこかに隙間が空くような気がするのです。

同じく左右方向も自由は利きますが、首を振ることになるのでフランジ同士の隙間が広かったり、すでに当たってしまって押されていたりするとフランジ同士が平行にならないので難しいかもしれません。

現物を見ていないのでわかりませんので、あくまでも漏れる原因となる部分の構造からの想像です。

まあ、黄色丸の部分が蛇腹とはいえ、熱もかかっているでしょうし時間も経っているでしょうから、そんなに簡単に曲げるというはできないと思いますけれど(^^;



出来れば、タービンのセンターカートリッジ(という言い方で良いかしら?)側を一度外してタービン側を仮締めし、②を仮締めして①の位置関係を確認しつつ問題ないようであれば①にボルトだけ入れて(締め付けず当たるだけ。)、タービン側と②を本締めしてから①を本締めすると良いような気がします。


あー、でもタービンのセンターカートリッジ側はタービン外さないと無理かしら…。

以前タービン交換したときの記憶があいまいですね(^^;


少なくとも②を仮締めしてから①を確認して問題なければガスケットとボルトを入れて(締め付けずに)、②を締めてから①を締めると良いと思います。


どこかに無理があると、締め付けてもそれが直るとは限らないので、なるべく締め付け前に無理がないか確認したいですね。



(3)これはかなり確率は低いと思いますが、②のエンジン側に何か問題がある。

タービンからのリターンがエンジン(オイルパン)に戻るだけで、多分穴が開いているだけだとは思うのですが…。

そこまで圧力も高くないと想像されるので、ガスケット+液ガスで漏れるというのが不思議なのですが、②のエンジン側で何か障壁があって戻りづらいなんてことがあるのかどうか…。

つまったり、狭くなるような部分でもないと思うんですけれどねー。

念のため、何か問題がないか見ておいた方が良いかもしれません。



無事に漏れが収まると良いですね。
Posted at 2023/05/07 13:00:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日々のデキゴト | 日記
2023年05月03日 イイね!

あーあ…。

なかなかうまくいかないものですねー。

GWの予定がかなり狂ってしまいました…。







いろいろと問題があって、予定が後ろ倒しになっているのですが、とうとう致命的なエラーが発生してしまいました(^^;

こんなはずじゃなかったのにw



昨日から、ハイマウントのプロテクターを作ろうと、以前購入してあった3Dプリンターを起動したのです。


普段メインで使っている3Dプリンターは2台あるのですが、色々な樹脂を使おうとすると、そのたびに洗浄しないといけません。

洗浄するにはイソプロ(IPAね。)で洗浄するのですが、まあまあめんどいw


メインで使っている樹脂は純正のレジンなので、特性の異なる樹脂を使用する度に洗浄等の作業を行わないといけません。


だったら、もともと新品で買った3Dプリンターはメインの樹脂専用にしておけば良いんじゃね?ってことで、ほぼ専用機になっているのです。

本来は、使用後にしばらく使わない場合はフィルターで濾して遮光タンクに戻したり、レジンタンクなどを洗浄しないといけないのですが、ちょいちょい使うので本体ごと遮光カバーで覆って保管してます。

実際、遮光しておけば樹脂も固まらないし、毎回洗浄でなくても樹脂継ぎ足しでいけますので、週一や二週間に1回で使ったりするのであれば全然問題ないかな。


厳密にはだめだろうけどw


水洗いレジン使えって話もありますけれど、樹脂の種類があんまり多くないというのと、水洗いは楽だけど乾燥までに手間がかかるのが難点なんですよねー。

水分を持ったまま二次硬化させると色々とトラブルが起きたりしますし…。



そんなわけで、造形サイズがでかい方は純正の手ごろなABSライク樹脂メイン。

小さい方は、社外の難黄変の透明樹脂メイン。


で、たまーに高温用とか、スナップに使いやすいタフレジンとか、ゴムライクレジンとか。


ゴムライクレジンは粘度があるので、洗浄がまあまあ面倒くさい。

そこで中古機を専用に用意したんです。



で、昨日プロテクターのデータから中古機で動かしたら、動いているんだけど造形されないという事態…。

造形失敗というか、UVランプは点くのですが、UV硬化されていない…。



原理的には、約50umの隙間にLCDでマスクしたUV光を当てて硬化させるという行為を延々と続けるわけですが、どうやらLCDが遮光しっぱなし(つまり動いていない。)のようで、何も造形できていない状況でした。


同じ中古機を2台用意(ゴムライクレジン用と透明樹脂用)したわけですが、どうやらどちらも同じ症状。

念のため、新品LCDを入手したものの…、うーん(^^;


色々と調べていくと、どうやらLCDが問題なのではなくファームウェア側の問題のように見えます。


1台は古いファームウェアが入っていて、それを使う直前にアップデートしたもの、もう1台はすでにアップデートされていたもの。

この機種は初期ロットに対してファームウェアアップデートを掛けると、LCD交換しないといけないらしい…が、製造年月から言うと初期ロットではない…。

そもそも、同一モデルで3種類もLCDパネル用意すんなって感じ(それに合わせてファームウェアも3種類)もしますが、実はある方の動画ではLCDパネル交換前(旧ファームウェア)に動作していて、LCD交換後にファームウェアアップデートを行って同じ症状になってしまったようで…。


生きているかもしれないLCDを剝がすのも…という気もしますし、いざ交換しても動かない…という気もするのです…。



で、丸1日何もできずに終わるという状況(実際は別のことしましたが…。)です。


さくさくできるうちは楽しいのですが、一度めんどいことがあると一気に飽きてやる気がなくなる性格なので、しばらく3Dはいいかな?なんて思いつつあります(^^;



しょうがないので、メイン機でプロテクター造形してます(今、横で動いています)けど…、どうやら音からして途中で脱落した予感がします…。



中古機のファームウェアを一時的に古いのに戻せれば、LCDが悪いのかどうなのかわかるのですが、古いファームウェアがネットに落ちてないのよねー。

せっかくだから、この中古機2台は動かしたいんですけれどねー、どうしたものか。
Posted at 2023/05/03 15:46:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のデキゴト | 日記
2023年02月26日 イイね!

部品番号や型番の持つ意味 ~必ずしも同じとは限らない~

ACVのアダプターを造形中です。


さて、管理者に言われてACVのアダプターを造形中ですが、ついでと思って出したお話が管理者を混乱させることに(^^;

"また何かやらかしたのかと思ったよ"と言われてしまいました。

いや、大したことは書いてませんよw


で、youtubeなんか見ていたら、とある某車屋さんの動画で海外から部品を取るみたいなのがありました。

で、そこのコメントに"某所でFC前期のACVの新品とかまだ売ってます。"って。


管理者にも言われたので、ついでに書いてみましょうか。



ちなみに、某所で新品が売ってたのはかなり前から情報として知っていました。

で、さっき見たら売れてました。


コメント見て買った人がいるのかしら(^^;

そうでなければ良いのですけれどね。

なんでかって、確かに説明書きには1978~1988_Turboって書いてあるんですけれど、画像が国内向けの1ソレノイドじゃなくて輸出のN332から始まる2ソレノイドなんですよね。

そのままじゃ使えません。
それに、リリーフサイレンサーに行くルートが異なりますし…。
ATなら一緒かな?

切替バルブだけ流用というのも手ですが、材質が当時の材質の可能性と購入価格がかなり高め。
ちょっとリスクやコストが高すぎると思って、ずーっと買わずにいました。


某所にて”ACVがー。”って色々と集めてますけれど、なんかごちゃまぜ感が…。

国内向けはN318かN319で始まる品番が前期です。
後期であれば、N375かN374で始まる品番かな。

N318がMTでN319がAT、N374がMTでN375がATです。
後期はわかりませんが、前期はMTとATで一部流路が異なりますね。
後期も一緒なのかな?球が入っているやつ。

<訂正>
球は前期のMTとATに入っている模様。


輸出用は、各地向けに色々な品番が降られていますので、色々とあります。
N332はアメリカ向けの1987~1988_Turboですので、2ソレノイドで前方バイパス(こういう言い方が良いかわかりませんけど。)ですね。

確かに1987~1988_Turboだけど、そのままじゃ取付きません。
部品の中の流路もわからないし、前方バイパスということはAT車かリリーフサイレンサー側のホースを後期にしないと多分駄目じゃないかな。

まあ、もっとも2ソレノイドの部分をどうするかですよね。
穴埋めだけでいけるのかどうなのか。


<追加>
もう色々ありすぎて簡単に一括りにはできませんw


で、何が言いたいかというと、部品番号や型番が違うと必ずしも機能が同じとは限らないということで、間違った情報にもなるということです。

また、その違いを把握しておかないと、いざ使おうと思ったり、例えば新品部品が掘り出し物的に出てきたときに手に入れたは良いけど使えないという事にもなります。

この点、私自身もかなり失敗しています。
似通ったものを入手しては違いに気づき、また入手しては違いに気づくと。

新品買った方が早かったんじゃないかという位、かなり遠回りをしました。

但し、一部違いを知りたいという欲求で動いていた部分もありましたが(^^;



一般的な法則として、だいたい最後は改版記号を表すものです。
前後で互換性があるのが多いかな…考え方にもよりますが。

頭の場合は大分類で大きく異なると考えてもらった方が良いと思います。
基本的にはそのものでは互換性はないと…。

メーカーの違いにもよりますけど、マツダさんだと中盤の番号なり型番が同機能の場合が多いですかね。
考え方の違いでこの辺は色々と変わってきます。


もちろん、大きく機能が変わらずに流用できる場合もあります。
完全一致ではないけれど、W/O_TurboとTurboで似たようなものを使っているとかね。
輸出用と国内で機能は一緒だけれど、あえて大分類でグループで分けているとかね。


毎回書いている気がしますけど、ネットでは色々と書かれていたりします。
なんか情報共有したくって安易に書いている場合もあります。
もちろん、善意だとは思いますけれど。

また、なんか美味しいことが書かれていることもあります。
でも、それがすべて本当かと言われると…。

現実問題として、パーツの再版等はターゲットをどこに持っていくかで変わってきます。
手間のかからない、利益の出るところにターゲットを持っていくことが多いと思います。
もちろん、手間を掛けても利益がさらに出るならそこにターゲットを持っていくことでしょう。

ということは…。
型番違いがある場合は、そこのどれにフォーカスするのかで変わります。
足切りがどこかでされることも想定しておいた方が良いこともあります。

なんかそういったことに触れないで、抽象的な美味しいところだけ、綺麗なところだけを見せることに気が付かないといけませんね。

基本、満額回答は無いと思ってもらった方が良いと思います。
また、足切りされた場合にどのように回避するのか、どういった方法が取れるのかを考える必要もあります。
そのためには、今目の前にあるもの、起きている出来事や事象、情報がどこにあるのかターゲットに中に入っているのかを知る必要があり、そのために、品番や型番の持つ意味が重要となってくると思います。

大きな分類だけで、必ずしも同じわけではないのです。
Posted at 2023/02/26 14:30:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のデキゴト | 日記
2021年01月05日 イイね!

作る側からすると…。

ずーっと書こうと思ってて、昨年から忘れてました。



皆さんもお使いになられている方もいらっしゃるかもしれませんが、某リサイクルカートリッジメーカーさんが純正メーカーさんを訴えるとか。


なんでも、純正メーカーさんがカートリッジの仕様を変えたことで、某リサイクルカートリッジメーカーさんのカートリッジを装着した際に残量表示されなくなる不具合が出たと。

で、これはリサイクルカートリッジの市場参入を妨げる行為で独禁法違反だと。
さらに、リサイクルカートリッジを使う環境貢献を妨げるんだと。


ということで、まあ詳細は某リサイクルカートリッジメーカーさんのところのリリースを見てもらえればと思います。



でね。

まあ、別にメーカー勤務じゃありませんし、単なるちっさいところのバイトなわけですが、これについてちょっと大丈夫かな?なんて思ったわけです。


あくまでも、私個人が思っていることです。



回路描いてたりとか、色々とお客さんに提案してたりとかする側の私からすると…、正直余計なことすんな!と思ってたりします。

それは、もともとお客さんが決めたり、お客さんと一緒に決めた仕様にのるかのらないかもわからないものを使ってくれるなということです。


提案するにしても、相談するにしても、ある程度どうしたいのか?仕様をどうするのか?というのを決めるわけです。

で、それに合わせて色々とあれこれ検討するのです。

でも、そもそもお客さんも知らないようなリサイクルカートリッジを想定して仕様決めなんてしないでしょ。



一番良くあるのは、電池で動く製品ね。

電池って規格で決まってるでしょ。

でも、マンガン乾電池だったり、アルカリ乾電池だったり、ニッケル水素充電池だったり、オキシライド乾電池なんてのもありましたね。

時間系列からして後だしじゃんけん的に出てきた乾電池なんかに対応してないなんて良くある話ですし、もっと言えばすべての乾電池を手に入れてすべて試験しているわけではありません。

ごくごく一般的に簡単に手に入り安い国内メーカーの乾電池を使って試験するわけです。

その時に、ある程度のばらつきはありますが、標準動作時間が何時間なんて決めるわけです。

凡そ、似た特性の電池を使えば、最低何時間はもちますみたいなね。

もちろん、温度での試験もしますし、動作条件も決めて試験します。



それでも、お客さんには"動作時間が何時間だって書いてあるのに、この電池使ったら全然違うじゃない!"なんて、聞いたことも無いような電池だったり、いやいやそれ電池の種類違うでしょ?みたいなクレームが入るそうです。
(その都度、説明されているみたいですけど。)

オキシライド乾電池なんかはメリットもあり、デメリットもありで有名でしたね。



これは乾電池ですから、そうそうは問題起きないとは思いますが、これが想定もしないものだったらどうでしょ?


変なもの突っ込まれて壊れてクレームって言われるとねー。

そういったわけのわからないこと言われないように、対策するわけですね。


乾電池なんかでもうちょっというと、逆に入らないようにするとか、端子に引っかかってショートしたりしないようにするとかですね。




某リサイクルカートリッジメーカーさんのリリースを見ていると…、そういえば過去にもと思い出したことが。


あの有名なNECチェックです。

私は直接は触ったことありませんが、PC-9800シリーズのSCSIで、SCSIボードと接続される機器の互換性の都合上、接続された機器がベンダーチェックでNECと返答を返すかどうかで設定が変わり、場合によっては動かないみたいな。

そりゃ、当時(あくまでも当時ですよ。)動作保証をするとなると自分のところの機器ですよね。


最終的には、頭三文字がNECならOKということになってました。

この辺は、金タマさん詳しいかな?



私はあくまでも、聞いた話ですけどw



でも、今回の某リサイクルカートリッジメーカーさんが純正メーカーさんを訴えたというので、思い出しました。




いくつか納得のいかない部分もあるんですよね、私的に。


なにかというと、リサイクルカートリッジを使う環境貢献を妨げるというような主張はちょっと違うんじゃないかなーって思うんですよね。

なぜかというと、メーカーもカートリッジ里帰りプロジェクト等やってるんですよ。
リサイクルカートリッジメーカーさんが走りだったのかもしれませんが、でも純正メーカーも行っている状態では、あまり環境貢献の妨げにはならないんじゃないかなと。


それに、仕様を変えたな!って言うけど、でもそれってライセンス契約してたの?って。

ライセンス契約していて、純正メーカーさんが勝手に仕様を変えてしまって公開しないとかというならわかるんです。

例えば、純正メーカーさんが、純正メーカーさんたちが集まって決めた標準規格でカートリッジを作っていたとするならば、その規格がお金が掛かるか掛からないかは別として、そこでそれの上にプロテクトを掛けたというのならば、同じく訴える気持ちもわかるんです。


ライセンス契約していたなら、訴え方も変わると思うんです。
でも、訴えた理由がそうではなさそう。


もともと、純正メーカーさんに(言い方悪くなりますが、)喧嘩を売ったわけですよね。
最初からリサイクルカートリッジ事業を提案、下請けすれば良かったんじゃないかなと思うんです。

でも、そうじゃなかった。

儲けになると思ったんですよね?

でも、純正メーカーさんがプロテクト掛けちゃった。

おい!ふざけんな、プロテクトなんか掛けてって。

食っていけないって言うわけにいかないから、独禁法と環境貢献の妨げを挙げて顧客を味方に付けようみたいな。

そんな風に見えるんです。


ライセンス無しだとすれば、リサイクルカートリッジ事業をするうえで、十分リスクとして考えられたことだと思うんです。

そのリスクを見越していたのではなかったのかなって?


経緯はわからないので、もしかしたら表に出てこないだけで、実際は初期にライセンス契約しようと思ったら断られたとか、高すぎたとかで断念したのかもしれません。


裁判ではなんと結果が出るかわかりませんが、ちょっと無理があるんじゃないですかねー。


もちろん、純正メーカーさんのプロテクトがどういった類のものかでも変わってきます。
単なるリサイクルカートリッジ排除のためだけのプロテクトであれば、リサイクルカートリッジメーカーさんの主張も通るかもしれません。


まあ、もちろんそのためだけのプロテクトだけとは言わないでしょうから、なんらかの理由づけがあると思います。

というか、作る側からすれば理由づけします。


環境貢献を言うならば、今後里帰りプロジェクトに参加して、一緒にリサイクルしたり、現状のリサイクル方法を交渉してメーカーのお墨付きをもらって仕事受けたりすれば良いのになーって思うんです。



ちなみに、リサイクルカートリッジを使用して、それが原因として壊れた場合は保証しますとなっているようです。

もちろん、それが原因になるようなことは無いようにリサイクルしているとは思いますが、でもそれどこまで原因とするの?と思うんですよね。

これは、メーカー側で修理になった場合も同様です。
オーナーが、"いや純正カートリッジ使ってた"って言い張れば…。

明らかにインクやリサイクルカートリッジでの問題だと考えられるが、それを言い張っている相手に"それは嘘です"とは言えないでしょうし。
だからこそのメーカーでしかリサイクルできないプロテクトなんだと思うんですよ。

純正ではないカートリッジによる不具合の疑いがある場合に、純正ではないカートリッジを使った確かな証拠を残すためです。
(もちろん、他にも色々と理由づけしてると思います。)


作る側からすると、ちょっと無理があるんじゃないかなーって私的には思います。


果たしてどういう結果が出るのか。

訴えの結果がどうなるか楽しみですね。
Posted at 2021/01/06 01:40:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日々のデキゴト | 日記
2021年01月03日 イイね!

うーん…。 この違和感。

昨年は、なんか衰退していく一端を見た気がします。



ぼかして書きますが、昨年とあることがありまして、ちょっとしたお手伝いをしました。

緊急での対応とのことでして、まあお手伝いの内容を聞いて、その内容に従ってお手伝いするわけです。


その内容に、ちょっと不安を覚えたのですが、お困りとのことでお手伝いしたのです。



そしたら、案の定な結果になりました。



一応、お手伝いとはいえお金を貰うわけです。

良くそんな内容で提案したなぁと普通では考えられない内容で、通常ではありえません。

悪い言い方をすれば、弱みに付け込んでって感じです。


実際に始まってみれば、提案したところから供給されるものは、傷はあるわ割れはあるわで、正直これを応急とするのはちょっと…。

また、加工もこんなんでOK出すの?
ちょっと考えれば、もうちょっとまともなものを提案できたんじゃないの?なんてね。

実際に使うのは、お手伝いするところのさらにその先ですので、そんなんで大丈夫なのかな?なんて。



多分、このブログを読まれている方であれば、おそらく"こんなんで?"って間違いなく思うと想像できます。

だって、ケースが透明でケースにヒビ入ってるの見えるんですよ?w




世の中で簡単に手に入るから、短期間で対応できて、かつ簡単に手に入るからそんなもんですよ?これくらいOKにしてますよ?って。



どこで作られているかも、どんなもので作られているかもわからないものを、仕事してお金を取って出すっていうのは個人的にはどうかと思いますし、例えそうであっても最低限の大丈夫・駄目の区切りがあると思うんです。


再度言い方が悪くなりますが、これじゃ割に合わないと追加で費用を貰うことも出来ます。

でも、今回はそれをせずにできる限り排除し、そして最終的な大丈夫・駄目の判断をしてもらいました。

納めてから、え゛っ?って言われるのも嫌ですし、そういう内容だったでしょ?って突っぱねることもできますが、それもおかしいですし、結局修正が発生すればそれだけ時間がかかるのですから。


正直、今回の件はお手伝いを依頼された方も"うーん。まさか、ここまでとは。"と言ってました。
もちろん、依頼した側でやるしかないので最終的には許可したそうです。


ちゃんと、最初にリスクの説明が必要だと思うのよね。
依頼された際には、そんな説明は一切提案側からは出なかったし。

加工も素人DIY?って疑いたくなるような内容ですし、使っている機器も…でした。


お金貰って仕事とするならば、"道具は関係ない。"はあまり通用しないんですよ。

個人同士で御遊び程度でやるとか、例えば問題ない程度で作品をオークションに出すとかだったら良いんです。

でも、そうでない契約を交わした同士で、それまでにその資格があるかどうかを問われる関係では通用しないのです。

もし、そうであるならば、提案の段階で"規格外であんまり保証できないけど、良いですか?"って一言でも聞けばねぇ。

だいたい、普通は出所のわかる機器を使いますし、取引があるところであれば、ちゃんとした機器を持っていることが前提です。
もちろん、定期管理も必要ですし、監査もあるでしょうし、何かの際にメーカーに問い合わせできますしね。


どんなに短くても、出来る限りリスクを取らない方向で最短で仕上げるってのが、今までのやり方でしたし、そういうのを見てきました。

だから、繋がりが重要で、かつ信頼を勝ち取れていたので、いつも無理言われるけど頼ってもらえるってのがあって、ありがたいことに使ってもらえるわけです。



今回、提案内容がそうじゃなかったことに違和感を感じたんですね。

簡単に早く手に入るんだから当たり前でしょ?こんなもんですから、これ以上は有償ですよ?って平気で言える感覚。

これって、どっかで感じたことで、あーあっちの製品で良くある奴だと。
(まあ、供給されたものはあっちの製品みたいだけど。)


見かけは同じ、動けば性能もだいたい一緒(動けばね)。

値段はあっちの製品の方が安いです。
日本で作ったら高いと思います。

高いというのは初期費用もそうなんですが、見えないコストがあるわけです。
(日本で作ったら、あまり割れてたり傷ついてたりはまずありません。)

その見えないコストって、変なもの出せないっていうところがあると思うんですよね。
取り扱いもそうですし、検査もそうですし、そしてそもそもの提案からリスクを抑えるわけです。


もし、同じ取り扱いも雑、検査もしてるかしてないかわからない、動かなくてもお金がかからなければ交換、面倒であればそういうものとして無視するようなことを同じく日本でやったら絶対にOUTだと思うんですよね。

コストを掛けないとなれば、そういうところがあっちと同じで適当になるわけです。
でも、日本製なのにって思われます。


今回は提案元の内容からは作業が増えてはいますが、こちらの費用は変えてません。

でも、そういうことを考えると、国内生産の製品が海外生産の製品には勝てないなぁと思うとともに、とうとうきちんとしたことが求められるところまで、入り込んできてさらに劣化を加速させるようになってきているのかなと感じました。

あっちの製品が入ってきて、made in japanがとかって前は思ってましたが、どうやら考え方、提案の仕方まで浸食してきてしまったようです。
Posted at 2021/01/04 00:57:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日々のデキゴト | 日記

プロフィール

「運転席側窓ガラスが、すごい勢いで落ちた(TT レギュレーターのギアが壊れたのか、空回りで上がらない…。」
何シテル?   09/09 08:50
復活しました。 立石かんなですw 基本的には、ネットの中にのみ存在します。 たまにあっちへふらふら、こっちへふらふらしていますが、見つけても暖かい...
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