電気ブレーキの一種であり、発電ブレーキの一つでもあります。
まだ、ハイブリッド車なんてなかった昔。
回生ブレーキといえば、有名なのは電車ですね。
エレベータも回生ブレーキがあります。
当時、回生ブレーキは字のごとく、もう一度エネルギーとして使えるようにするブレーキです。
エネルギー回生ね。
鉄道からすれば、電気ブレーキには簡単には発電ブレーキと回生ブレーキがあります。
1.発電ブレーキ
電車が減速する際に、車輪の制輪子だけでは焼嵌め車輪であれば焼嵌めが弛緩したり、車輪の摩耗を早めたり、制輪子の交換頻度が速くなったりします。
そこで、今まで電気を受けていたモーターを発電機として使って、速度制御に使っていた抵抗器もしくは発電制動用の抵抗器にて電気を消費させて制動力を得ます。
発電機は、端子間の抵抗が低くなればなるほど重くなるのです。
私のブログでは何度も出てきますが、お手元のミニ四駆等のモーターの端子を短絡してシャフトを回してみれば、端子開放の状態よりも重くなるはずです。
2.回生ブレーキ
上記発電ブレーキでは、発電した電気を抵抗器で消費させて熱エネルギーに変えますが、それではもったいないので、発電したものを架線に戻して同一区間内で力行している電車で消費させるか、蓄電設備などでいったん回収し、そして再度力行時に再度使用するというものです。
架線電圧から、制動か力行かはわかるので。
つまりエネルギーを回生して、他車もしくは自車のエネルギーとして再度使うというものです。
蓄電設備は近年になってからですが、通常は回生ブレーキによる電気は他車で使われますが、朝一や走行本数の少ない場合等、回生ブレーキが利かない場合があり、「回生失効」といいます。
架線電圧が高い場合や、他に消費する者がいない場合、モーターを発電機として回しても発電した電気を使うものがいないので、発電機は端子開放と同じような状況となり制動力を発揮できません。
まさしく、回生が失効するわけです。
もちろん、ある時は回生ブレーキが利いて、ある時は失効するとなっては適切な制動力を得られないために、通常であれば発電ブレーキを併用し最終的には踏面ブレーキで止まるわけです。
ウィキペディアでは、変電所で熱として処理する場合も回生ブレーキというと書いてありますが、結果的に熱で捨ててしまうことになるというのはわかるもののと、正直あんまり聞いたことがありません。
さて。
近年、ハイブリッド車が増えており、回生ブレーキを備えています。
が…!
どうやら、回生ブレーキで適切な制動力を得られるとか。
昔から回生ブレーキを知っているものからすると、ん???となるわけです。
ハイブリッド車の場合は、もちろんバッテリーに電気を返して充電し再度使うわけですが…。
鉄道の場合と同じように、バッテリー電圧やバッテリーの充電状況により、制動力が変わる場合があるわけです。
だから、通常はディスクブレーキやドラムブレーキなどの一般的なブレーキと併用したり、エンジンブレーキを選択したりするわけです。
ところが、どうも回生ブレーキがブレーキ力のほとんどを担い、ブレーキ力がバッテリーによらない場合があるとのこと。
普通に考えて、エネルギー回生するのですから、回生したエネルギーを使用するのは自車しかありません。
どうやって?
常にバッテリーの充電は半分なの?
それとも、制動用のバッテリーでもあるの???
どんなにバッテリーを用意したとしても、バッテリーの性能を生かしきれないか、例えば長い降坂時にはいつかはバッテリーがいっぱいになるはずです。
もしならないとすれば、かなり重たいバッテリーを背負った重たい車なはず。
どうも話が合わない。
おかしいなぁ?そんな魔法のようなことがあるのかな?
やるとすれば、抵抗器背負って熱で捨てるとかなんだけどなぁと思っていたら…。
なんでも、発電した電気はバッテリーに充電されると同時に、発電機をモーターとして回してエンジンにエンジンブレーキや排気ブレーキを掛けさせるのだとか。
それを最近は回生ブレーキというのだそうですよ。
回生ブレーキとは名ばかりで、発電ブレーキじゃん。
エネルギー回生なんかせず、ほとんど捨ててるじゃんと。
それを回生ブレーキというのはどうなのよ?と思うわけです。
確かに発電して発電機をモーターとして回しているわけですが、例えばそれがプラスに働くのならまだしも捨ててますからね。
発電して発電機をモーターとして回して捨てるのも回生ブレーキなら、抵抗器で消費させるのだって回生ブレーキであり、「回生失効」なんて言葉は要らないわけです。
発電できても回生できないから「回生失効」なわけで。
利用できないものを回生と呼ぶのは非常に違和感がありますね。
最近は鉄道のハイブリッド車も回生ブレーキというのだとか。
捨ててるのにね。
通りで話が合わないわけです。
普通にエンジンブレーキで良いんじゃないの?w
なんかこう、胡散臭ーい感じが個人的にはするんですよ。
カタログで回生ブレーキでバッテリーチャージなんて言っとけば実際ほとんど回生してなくても、エコだとか思うだろみたいな。
そもそもバッテリー容量が小さい段階でほとんど回生なんて眼中にないようなおまけ程度にも感じますしね。
まあ、ことの発端はkersさんのところでのおっさんのノートが持つえぇパワーな話のわけですが、
えぇパワー自体が出来たことは良いことだと思いますよ。
ただ、回生できない捨てる回生ブレーキってねぇ…。
その後にあることに気が付きました。
確か、おっさんて…。
こんなこと言ってなかったっけ?w
当時、なんか敵意むき出しだった気がするんだけどwww
当時、私もブログでこんなことを書いた気がします。
自分で言ったことを忘れてなのか、無かったことなのか、どっかの半島みたいなことしてなのか…。
どうせみんな覚えてないんだから、いいから
やっちゃえ!おっさん!!
ですかwww