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立石かんなのブログ一覧

2015年05月04日 イイね!

やっと抜けたわ(^^;

昨日からのフロントハブのレース抜き。


やっと今日、もう一方のレースも抜けました。



インナー側のレースは、前にバイト先で貰ったアルミのパイプ(というか、配管???)を、これまた無理やり室内でディスクグラインダーにてカットwww


はじめは金属鋸で切り始めたんですが、そんなに時間掛かるならと思い、ディスクグラインダーでカットしました(^^)



アパートだから、クレームでそうだけれど(^^;


早く引っ越したいなぁ…。




で、その後そのパイプから切り出した輪をハブに当てて無事に抜き終わり。





さて、今度はアウター側です。



これが…やっぱり抜けない。


無理無理!

絶対無理。



なんとか、プーラーは掛けられたのですが、締め込んでいくと明らかにオーバートルク。

3つ抜いた感覚よりも、一番酷いです。



今までだと、固くてもどこかでバキン!と決まったトルクで外れてくるのですが、最後のはとても無理。


あっ、これは無理だな…と思い、もう一度プーラーを掛けなおしたりなんなりしましたが、最終的にはプーラーで抜くのを諦めました。





ん~、実に気に入らん。

最後の一個が抜けないのは、実に気に入らん。





で、アウター側ということで、思いっきり引っ叩けることを良いことに?試しに金槌で思いっきり引っ叩きまくると…。



おやっ、動き始めたw





あとは、ひたすら引っ叩いてなんとか外すことができましたが、やっぱり引っ叩くと台座部分が荒れますねw



後で、ペーパーなりで整えておかないと。






昔、あるところである研修の際に、油圧プレスを使って、ある製品をある製品に組み上げるというのを講義として受けました。


昔の資料とか穿り返さないと記憶が微妙ですが、確かプレスの圧力計がついていて、圧入する際の上限下限が設定されていました。

で、それぞれ設定外となった場合、嵌め合い部の紙やすり等の研磨の仕方(方向)とボイル油の塗布など色々と決まっていました。



今回、プーラーで抜こうとしたわけですが、明らかにこれは嵌め合いがきつ過ぎのように感じましたねー。




流石にきちんとやるんであれば、それなりの治具を用いてプレスで抜いたり入れたりするしかないようです。


引越ししたら、プレス買おうかな。




ベアリングのアウターレース抜くだけでクタクタなので、今日はここまでw


ベアリンググリースを選んでおかないとね。
Posted at 2015/05/04 13:59:18 | コメント(4) | トラックバック(0) | 構造 | 日記
2015年05月03日 イイね!

抜けなぁ~い(x_x;)

抜けなぁ~い(x_x;)片側でギブアップorz














FCのフロントハブのO/Hですが、今まで外に出してお願いしていましたが…。

内製化しようと思い、たまたま安く手に入れた比較的状態の良いハブをO/Hしてみることに。


あっ、鉄ハブです。




ベアリングは購入済み。

ベアリンググリースとパッカーはこれから手配ですが、まずはアウターレースを抜いてみようと思います。


どうしても、今すぐアウターレースを抜きたくて、アマゾンでプーラーを購入。


プーラーが届いたところで色々と用意をして、いざプーラーを掛けてと。





ところが…。


購入したプーラーは構造上上手く引っ掛けることができず、仕方なくボディーを少し削ることに。


プーラーは掛かるのですが、引っ張りあげていくと内側に爪が逃げてしまうので外れてしまいます。


まあ、今すぐ手に入るもので外掛けの奴を内掛けに入れ替えて使っているので、当たり前かも知れません。
(説明書には内掛けにするなと書いてありますw)



で、リューターやらミニグラインダーやらを駆使して削ってなんとか引っ掛けることができました。


まずはホイール側から。

意外と固い。


短いラチェットを使ったので、かなり力が要ります。



バキン!という音と共に外れました。




そして、スピンドル側。



イメージ的には、ギリギリまで引き揚げるとそこからはコロンと取れるはずです。

(ホイール側はそうでした。)



ところが、これが固いこと固いこと。


いくらなんでも、これは厳しすぎないかな?

スッカスカも困るけれど、プーラーで抜けないくらいの固さのもねー。



ラチェットを延長タイプに持ち替えて、一番上まで引き揚げたのですが…。


これがまた外れなぁーい。




どうするんだろう?これ。




色々なものを駆使しますが、ツラッツラまで圧入だと引っ掛けられないのよね。


仕方なく、要らないホイールスペーサーを重ねてなんとか引き揚げに成功。



この時点で、半分やる気を無くすことに。






要領はわかったので、もう一方のハブに取り掛かりますが…。


これがまたスピンドル側の大きい方が固すぎます。


あまりに固すぎて、まずはホイールスペーサーを破壊w

要らないからいいや。



で、引き揚げようと再度挑戦し、ラチェットを回した瞬間。








バキッ!










あれ、またホイールスペーサー割れちゃったよ。





ん!?割れて…ない??





んぁ!?





一日かつ数回でプーラーの爪が割れましたorz


結構しっかりしたつくりのプーラーでしたが、見事に爪の先が破断。






ここで、完全戦意喪失w







仕方ない、外製化のままにするか?






ホイール側のアウターレースは引っ掛けがある程度ある&ストロークがそんなにないから良いとして、スピンドル側のアウターレースはハブギリギリまで圧入されているので、どうしようもありません。

それに、爪の掛かりも最初は薄くてうまく引っ掛からないし。



うーん。


スピンドル側のアウターレースに掛けるプーラーは専用のものがあるんでしょうか?



ちょっと高い勉強代になりました。



もし、外れたとしても…。

今度圧入する際に、古いレースをコマにして圧入すると古いものまで圧入されて外れなくなってしまう可能性が大です。



たまたま今回のハブだけなのかな?



いつもO/Hをお願いすると、タガネみたいな奴で均等にハンマーで殴ると外れるんですが、逆にあれが弱いのか。




それにしても、ナックル面はギリギリまで圧入でなくても良い気がしますが、シールがあるからダメなのかしら?



デザイン、使用しているボルトなどなどを考えると、某ショップのハブか、ヤフオクで出ていた某ショップと同じものとして新品で売られていたもの(製造元かな???不明。)かな?



これは、専用の治具を作らないと簡単にはいかなさそうですね。


たまーにネットに同じような方法で抜いたとか出てきますが、今回のハブはまるっきりダメでした。


内掛け用のプーラー買っても、また壊しそうな予感がしますw





さて。


外したアウターレースを見てみましょう。


冒頭の写真を見てもらうと、どんな使い方したんだ?ってくらいホイール側のレース表面が荒れていますw

焼きつくを通り越して?違うのかな?もう、表面に金属が癒着したような荒れ模様。


スピンドル側のレースについては、線はついていますが、そんなに酷くなさそう。

売られていた時には、すでにスピンドル側のベアリングしかついてきませんでしたが、ベアリングの方も良好でした。



焼きついたベアリングは見たことがありますが、ここまで酷い荒れ模様のアウターレースは見たことがありませんでした。

グリースは汚れていたので使用していたのだと思いますが、反対側は問題ないのでぶつけたのかな?

キャップが取れたのかな??




ベアリングとシールと新品交換で、ハブボルトも新品交換します。

これは、先が思いやられるなぁ…。



古いアウターレースは、鑢等でやするなりして圧入用のコマにしたいと思います。
Posted at 2015/05/03 14:59:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | 構造 | 日記
2014年11月24日 イイね!

FC3Sの基板への半田付けについて

画像は無いけれど、最近やった作業から。




以前、1時間くらい走行すると、運転席側のパワーウィンドウが動かなくなりました。


しかし、放置して冷えると動きます。




で、原因は…。


基板に実装された部品のリードの半田にクラックが入り、熱が入ると伸びて接触しなくなり、
冷えると元の長さに戻って接触して動くというものでした。


私の場合、外気導入で足元にしている関係で、常に温かい風が足元に流れ込むため、
その熱で基板が温められていたようです。


そのときは、半田付けで対処しました。



そのほかにも、年式的に不良を起こしている半田があり、
いくつか半田付けして修理したのですが、なぜか半田が上手く乗らなかったり、
泡立ってしまうものがありました。



今回、パワステが利かなくなることがあり、ホースからの漏れを発見して新品へ交換しましたが、
再発しました。


状況的には、やはり1時間以上走行し、なんらかの影響を持って発症するようです。


以前と違うのは、以前はただ単に利かなくなるでしたが、今回は利きっぱなしから突然利かなくなるというものです。



まだおおもとの原因はわかっていませんが、パワーウィンドウの件もあり、パワステユニットを疑って再半田し直しました。



パワステユニットは、ステアリングシャフトの上?についており、フランジナット2つで外せます。

運転席足元にブリッジして潜り込み、知恵の輪状態で抜くことになります。

ねじを外したら、クラッチペダル側からペダルを押しながら引き摺り出し、コネクタを外します。




で、本題の半田付け。


この基板も半田付けが上手くいきません。


理由は2つあるようです。


1.防湿コーティングしてある。
2.部品固定用の固定材(ボンディング)の温度が低い。


基板には湿度に対する対策のためか、半田面に防湿コーティングのようなコーティング材が塗布されています。

これは、アルコールで落ちるような通常の防湿コーティングではなく、シリコンのようなコーティングです。


半田付けの際は、半田ごてにて既存の半田を温めたら、小手先で浮いてきたコーティングを除去してから新しい半田を流し込むことになります。

これをやらないと、コーティングの残留物にはじかれて上手く流れ込みません。



また、大き目の部品やコンデンサなどを振動の影響を受けないように、固定材を盛って固定してあります(ボンディング)。

これが、半田の溶ける温度より低いため、半田を溶かすと半田内に入るのか半田が沸騰したようにブクブクと泡立ちます。

クラックが入っているかどうか目視して問題なければ、手を出さない方が無難です。


下手に温めてしまうと、半田の中に空気だまりというかガスだまりができてしまうために、
その部分だけ半田がいない状態になります。

温めきってしまって出し切ってしまえば良いのでしょうが、長時間電子部品に熱をかけるわけにはいかないので、泡立ちを見越して半田付けしてしまうしかありません。


再半田する前に上手く落とせれば良いんだけれどね。



普通のハヤコートとかなら、アルコールで溶かせるから落とせるんだけれど、今回は歯が立たず。

また、ボンディングも厄介だから難しい。




古い車なので、再半田が必要な場合もありますが、気をつけてやら無いと逆効果になってしまう場合があります。


失敗してクラックが入りやすくなり、走行中に何かあってなんてのはありえないので、十分考慮したうえで作業してください。



本来であれば、再半田後に防湿コーティングするところでしょうけれど、再発することも考えてしてありません。
(不思議なことに、ECUは防湿コーティングされていない。)


もし、気になるようであれば、ハヤコートなどを塗布すると良いでしょう。


半田付けの際はご注意を。
Posted at 2014/11/24 22:36:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 構造 | 日記
2014年08月24日 イイね!

意味ない!!

なんでだろう…。そんなものと言われれば、そんなものかも知れないし。






洗濯機が届くまでの間、管理者に借りているセブン君を洗車機に。


プリカが今日までなので。




あっ、洗濯機は無事に設置が終わりました。

重かったorz

ただいま、洗濯中です。





実は、ここのところセブン君はパワステが時々効かなくなることがあり、なんでだろう?と思っていたのです。

整備士さんのところに行った際に、パワステフルード(ATフルード)を追加してもらったら症状は治まったのですが、微妙に弱い気が。




本日、ゆっくりと眺め、LEDライトなどで照らしてみたところ、ホースから漏れが。






まったく、シートベルトに続き、パワステホースまで。

洗濯機は壊れるし(怒)






とりあえず、ホースは手に入れないといけないのですが、あるかな?

応急的にパワステフルードを追加して凌ぎます。





その作業中、鍵をフェンダーの内側の縁へ置いて作業。


安いスポイトを使ってやっていたものの、使い物にならず漏斗を使って投入。


丁度良いくらいに入りました。


FCはパワステ効かなくなり始めは、タンクのLレベルのところからだね。





さて、確認して…ボンネット閉めて。




一度部屋に戻って、整備士さんに連絡。



さて、洗車機かけにいきますか!


ポッケに手を突っ込んだところ…。


あれ?セブン君の鍵がない。




セブン君は鍵を掛けたから、ポッケの中にあるはず。


まあ、それでなくても手で持ってきたのを忘れ…あれ?




その辺に置いた?



うーん、無い(泣)






あっ!


確か、さっきボンネット内に置いたようなorz





ど、ど、ど、どうしよう…。(TへT)






オートロックの車ではないし、集中ドアロックでもないので、キーの閉じ込みなんてやらかすことはそうそうありません。



せいぜい、ハッチ内に鍵を置いて閉めちゃったとか。

でも、セブン君も白セブン君もそうですが、ドアが閉まっている状態ではハッチがバフッっと空気にはじき返されて閉まらないので、だいたいどちらかのドアは半開きの状態ですので、閉じ込みはそうそうなりません。










あっ…。白セブン君の鍵…。





たまたま視界に入ったキーケースに白セブン君の鍵が。

その鍵を持って、セブン君のもとへ。



今日乗れないと、洗車プリカが無駄になってしまうー。




ボンネットの隙間から覗くと…。

見つけた!



これなら、フックで出せそう。

でも、キーホルダーが引っかからないかなぁ…。






『無理だよね…。』そう思いながらも、運転席に回って白セブン君の鍵を挿し込みます。





うん、開かない(--;



どうしようか…。




キーの挿し込みを少し戻して、無理だと思いつつキーを回すと…。









































カタン…。



































おいおい(--;



嬉しさの前に、それはダメでしょ!

開いちゃダメでしょ!

鍵でしょ!鍵!!

鍵なんでしょ?

なんで白セブン君の鍵で開いちゃうのよ!

鍵の意味無いじゃない!


そこ開くところじゃないでしょ!











































とりあえず、ボンネットを開けてセブン君の鍵を回収。


スペアキー作っとかないとかなぁ…。
そういえばないんですよねー、スペアキー。



そもそも、今持っているキーが確かスペアキーで、マツダのキー無いし…。







セブン君のキーと、白セブン君のキー(スペアキー)をあわせてみると。。。


先端をあわせると形状が違うのですが、白セブン君のキーを引き抜く方向にずらしてみると…。


形状がほぼ一致。




先端部が無くても、途中から一緒だと開いてしまうのね。


あんまり鍵の役目がorz

意味無いよね。









まあ、なんとかなったんだし、よしとしましょうか。

流石にボンネット内で鍵の閉じ込みは恥ずかしすぎますねw





鍵ってシンプルだけど、それなりに出来ていて開かないと思っていたんですけれどねー。

車の鍵はあまり信用ならないですね。



そりゃ、簡単に盗まれるわけです。





なんか盗まれないように、小細工したいなぁ…。


もっとも、盗んでも…あー、でもFCも盗まれてしまいますからねー。





悩みます…。
Posted at 2014/08/24 23:23:32 | コメント(6) | トラックバック(0) | 構造 | 日記
2014年08月24日 イイね!

2001年製造の洗濯機修理…。出来ず買い換えw

2001年製造の洗濯機修理…。出来ず買い換えw下回り分解作業の図。















親から遺産を強奪!?した私、『立石かんな』ですw

さて、遺産は確実に間違いなく、手をつけることなく増やさないとなりませんw

もち、税金掛からない金額だし、そもそも私名義のものだし。



貧乏人ですから(xへx;








ここのところ、私の使う2001年製造のシャープの洗濯機が、キュコキュコと音を立てるようになりました。

脱水の時のみで、洗いやすすぎでは問題ありません。






最初はベルトがダメになったのかなー?

張らないとなーとか思っていたんですが。








そのうち、脱水が弱くなるようになり。。。

木曜日くらいに、まったく脱水しなくなりましたorz





脱水かけてみると、『んー。』とモーターの回りたがる音はします。



あれ?



洗濯機を斜めにして、ミラーマン植草の如く鏡を下において、LEDライトで照らすと、確かにモーターが回ろうとしているけれど、プーリーが回りません。








そこで、洗濯機を元に戻して、おもむろに洗濯槽の内側に手をいれて洗濯槽を回そうとすると。。。




『がっ!』と止まります。




んんっ!?




力を強めて回すと、『ゴリゴリ』言いながら回りました(^^;


少しマシか?と思って、脱水動作させると…。


脱衣所に響き渡る轟音w


下手すると、内槽飛ぶかな?なんて、ちょっと怖くなってしまいますwww








あー。

分解しなきゃダメね。






スマホで先人達の知恵をお借りするため、検索。



『何々?パルセーター(中央の羽)は、ホースバンドを加工して外すとな?』


で、早速加工。

隙間に差し込んで…外れないじゃん!



ダメよ~、ダメダメ! ホースバンドの先~なんて~弱くて曲がってしまう~の~。





なんか最近、朱美ちゃんに嵌ってますwww








やれやれ┐('~`;)┌










さて。

私のシャープの洗濯機。

分解の手順としては、下記のようになりますw

シャープはおそらく全てこの手順だと思うwww(役に立つかどうかわからないけれどw)




1.パルセーターのセンターねじを外す。



2.ホースバンドのねじを全て緩めて、輪をストレートとし、先端2~3㎜をラジペンで90°に曲げ、パルセーター左右の隙間に突っ込んで引き揚げる。

(アーレンキーの小さなもの2つの短い方を、パルセーターの穴に入れて引き揚げるのでもよいかも。)

ホースバンドの先端は、ラックがないところがあるのが良い。



3.洗濯機の蓋やコントローラー部分などの蓋類を外す。


4.洗濯槽の枠を4つのロック(90°配置)を外して取り外す。

フックで引っかかっているだけね。



5.洗濯槽内槽を、ボルト4つ外して取り出す。

汚いんだわ、これがw



6.洗濯機横倒しにする。



7.クラッチユニットのバンパーを外す。



8.モーターユニットを外す。



9.クラッチユニットと台座板金一括を外す。

このとき、アース線とか、クラッチユニット動作機構に注意。




パルセーターのプラスねじは、大きなプラスドライバーで回すのですが、プラスの先がとがっていると舐めますorz

できれば、プラスドライバーの先端を削ってしまって全てのプラス穴になじむものとした方が良いです。

まあ、ボタンボルトの皿にしてしまっても良いけれど。











ここでクラッチユニットを理解。

洗濯機のクラッチユニットっていうと、ちょっと小難しい構造とか、電磁クラッチとか、そういったもので動いているかと思っていました。

先人達の知恵を拝見すると、確かに電磁クラッチ動作用の配線が生えているとか書いていますが…。



ただし、確認できる範囲では2010年製造のシャープ製洗濯機の場合、クラッチユニットの洗い&すすぎと脱水との切り替えは…。





『金属の塊を、金属バンドのスプリング特性で拘束する』




という、凄くシンプルな構造でした。

(もしかしたら、他のメーカーもこれが標準で、電磁クラッチと書いてあるものは、脱水の電磁弁かも知れない。)


金属バンドから腕が伸びていて、その先が電磁弁(多分脱水時の水の通路弁。)の機構に嵌っているのね。


で、脱水の時電磁弁が開くと、金属の塊の拘束がなくなり、パルセーターではなく、洗濯槽内槽が回るという構造(^^)


拘束時は、センターのパルセーターのみ回るのね。




洗い&すすぎ時

プーリーより回転入力。



ギアロック&金属の塊拘束。



センターシャフト内側のパルセーターシャフト回転。



脱水時

電磁弁により、排水動作。



プーリーより回転入力。



ギア&金属の塊の拘束外れる。



金属の塊の回転がゴムブッシュを通して、内槽回転用の中空シャフト回転。






もちろん、ギアの中側にあるばねや、ゴムブッシュの部分などよく作られているなーって感じなのですが、もっとも『へ~』と思ったのがクラッチユニットでした。




金属の塊を金属バンドのスプリング特性で拘束するという…。




凄くシンプルで、凄くよく出来ていました(^^)♪


しかし、モーターの力も強いんだろけれど、拘束部って減らないのね。


この構造は思いつかなかったなぁ…。


これだから、機械は楽しいですw












さて、今回の脱水できない理由。

それは、このクラッチユニットにある脱水時の中空シャフトに入っているベアリングが焼きついたのでしょう、ダメになっていました。


手で拘束を外して回転させると。。。『ゴロゴロガラガラ』と音を立てて回ります。


キュルキュル言っていた時点でいやな予感はしていました。




先人達の知恵では、ベアリングは交換できるというものを見かけましたが…。


シャープのこのクラッチユニットは交換できません。(多分。)


漢字がたくさん書いてあるところをみると、このころから大陸製。





まあ、プーラーかけたりすれば抜けるのでしょうけれど、抜く時に問題点が。


パルセーターのセンターシャフトは、脱水用の中空シャフトの中にいます。


どうやらここのベアリングは、中空シャフトと一体物?と見受けられ、プーラーで分解して抜いたは良いものの、この小さなベアリングを破壊する可能性が大きいのです。


丁度、FCのリアハブベアリングを抜いた時のような感じ。




分解できても、そこからベアリングが抜けるのかわかりませんし、かつその部分は洗濯槽内槽との防水も兼ねたベアリングシールがいるので、これが上手く外せるかどうか…。



隙間から、モリブデングリスを注入して回してみるものの…。


相変わらず、『ガラガラゴロゴロ』と。





改めて実感するのは…。





『機械は、薬品等では直らない。』





これ以上の発言は避けますが、あんなのとかこんなのとか、色々と見かけますよね。


何かあれ?と思った時点で、もう無理なのですよ。

根本を直さないと。









一体物ということで、ここで断念です。




洗濯槽内槽とパルセーターの間に錆びたクリップが。。。それ以外の穴にも2.6のダブルセムスが(^^;

多分、バイト先の作業着を洗ったときだと思います。



取り除くと、内槽の回転が緩くなったので、いけるか!?と思ったのです。


だから、内槽を時間をかけてごしごし洗いました。

かなり汚れていましたが、かなりごしごししました。





しかし、無駄でした。









さて。


シャープにクラッチユニットが手に入るかどうか確認します。


このとき、修理窓口ではなく、サービスセンターに電話をかけてくださいね。


修理窓口だと、クラッチユニットがあるかどうか回答せず、修理のための下見とその日取りを聞かれますので、分解できたら要らないです。




で、サービスセンターへ。



お姉さんが一生懸命調べてくれて、該当品および置き換え可能な他品等の全国在庫を漁りますが…。


残念ながら、13年も前の洗濯機のクラッチユニットは無いようです。

(正式には軸ホルダという名称です。)



オークションで、他のシャープ製軸ホルダ(クラッチユニット)が新品で出ていたのですが、試しに先ほどのお姉さんに流用可能か聞いてみることに。


一生懸命また調べてくれて、部品点数の違いなどから流用不可と。
(寸法などは調べてもらえませんでしたが、流石にそこまでは普通してはくれません。)


構造は一緒なので、試しに落札してみようかなと思ったのですが…。


確かに細かい構造が少し違う。


取り付け穴も…微妙に違います。


最悪、寸法合わせて台座を溶接しないといけませんが、そういえば昔買った半自動溶接機があったような…。

まだ、溶接面とフラックス入りワイヤーとか買っていないような…。

遊ぶといっておいて、なかなか時間が取れないような…。









オークションで買って、一か八かという手もあるかも知れませんが、またコメントで『シンピンセンタクキガカエタノデハ?』と言われることはみえみえなのでwww

(でも、3,500円位だけれどねw)


また、溶接するにしてもすぐには出来ないので、洗濯物が(^^;






私の努力が足りませんでした。

潔く諦めて、洗濯機を元に戻して、新しい洗濯機を注文します。







最初は安い日立か東芝の洗濯機を考えていました。

日立はもともとモーター屋さん?ですから、こわれんじゃろ?と。






ただ、なぜか1万円も高いシャープの洗濯機にwww




ほんと、ちょっと前までは日立に心が傾いていたんです。



でも、サービスセンターのお姉さんの対応が実に素晴らしかった!

普通のことかも知れないけれど、年式を聞いてすぐに新しい洗濯機を薦めないところや、わざわざ他の型式の洗濯機のクラッチユニットが使えるかどうかを確認してくれるなんてのはなかなかないかなと。

大体は適合だけで、アウトって言うはずなんです。

それも、外したと伝えたら、修理依頼も薦めず。


凄く丁寧で、凄く親切で。


『全国のサービスなどの該当品および代替品在庫を調べたのですが、適合が無くご指摘の軸ホルダも部品点数などに違いがあるため、大変申し訳ないのですが、新しい洗濯機をお買い上げいただくしか…。』


と。


実は、この折り返し電話はすぐ掛かってこなかったのね。

いつもどこかのサービスセンターならすぐに電話がくるんだけれど。

おそらくお姉さん本当に色々と探してくれたんだなーってくらいの時間を置いて掛かってきました。

もちろん、2回とも。






今の洗濯機が何年持つのかわからないけれど、こういったときに頼りにするのはサービスセンター。

分解なんかは先人の知恵なんかをネットで見れば出ているけれど、部品の入手に困るとまずいもんね。

ただ、このときにやっぱり新しいものを薦められたり、修理依頼を薦められたりはあまり嬉しくない。


だって、分解しちゃってるんだものw


分解できるんだったら、やっぱり部品で欲しいし、部品交換でせっかく動くものを捨ててまで新しいものは欲しくない。




もちろん、この洗濯機じゃないといやだ!ってわけではないけれど、新品の入れ替えやら移動やら、リサイクル云々でお金掛かったりじゃリサイクルと言えないし。





ちょっと私の希望として言いたいのは、やっぱり日本のメーカーのものはサービスをしっかりして、かつその製品の実耐用年数を考慮して補修部品の製造期間を決めて欲しいのよね。

中身の部品は大陸とかかも知れないけれど、物に対する意識を変えて使い捨てから長期愛用に切り替えた方が良いと思うのね。

もちろん、それだけでは食べていけないので、あまり構造が何年も変わらないところは共通化するとか、値段の調整も必要なので、色々と考えていかなきゃならないところなんだけれどね。


安かろう悪かろうで使い捨てする時代には終わりを告げないと。

日本の製品が値段で勝負は出来ないのだから、そういったサービスで付加価値をつけないとね。


日本製品は高いけれど、耐用年数も長いし補修部品も手に入る。

サービスセンターの対応も良い。


おそらくは、なかなかサービスセンターの対応が良いところってあまり無いんじゃないのかなと。


自動車メーカーもそうであって欲しいなぁ。。。







今回は、シャープのサービスセンターのお姉さんの対応が非常に良かったので、1万円上乗せしてシャープの洗濯機(乾燥機能付)にしましたw



もうちょっと頑張ってもらう予定でしたが、13年間お疲れ様でした。
Posted at 2014/08/24 10:36:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | 構造 | 日記

プロフィール

「今度は、お金かけないとアイデアのパクリはできないでしょ。」
何シテル?   07/17 03:35
復活しました。 立石かんなですw 基本的には、ネットの中にのみ存在します。 たまにあっちへふらふら、こっちへふらふらしていますが、見つけても暖かい...
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