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立石かんなのブログ一覧

2011年11月18日 イイね!

寄る年波には勝てない

というわけで、こんばんは。

立石かんなです。



しばらくブログを書くのが面倒くさくなりまして、ほったらかしで眺めるばかりでしたが。。。


まー、どうしてそんなに足跡つくもんかなとw


何を期待されているのかわかりませんがwww

何にも出てこないですよ♪




さて、私もだんだんと歳をとることに勝てなくなっていますが。。。

実は、それ以上に勝てない人もいるのです。



そう、コンデンサw



今、ホットな話題ですよね。


まあ、とあるメーカーさんがサージの問題?でリコールかけたわけですから。



まだ、リコールかけてくれるなんて親切な方だわw





以前、こんなの書きましたよね。




朝日さんのところを覗きに行ったら、こんなのがありました。




すごい簡単な回路なんだねw




さて。

コンデンサって、寿命があるのは皆さんご存知かと思います。


データシートを見てもらえればわかりますが、ある決まった充放電を繰り返すと、何時間持ちますよ♪というものです。



同じく、スーパーキャパシタにも寿命があります。




この時の寿命の考え方がどうやら違うらしいということが、前の仕事の時に知りました。



なにやら、パナソニックさんのデータシート及び技術資料を読みますと。。。



アルミ電解コンデンサは、充放電の繰り返しに弱く。。。スーパーキャパシタは満充電が続くのが良くないらしいのです。




スーパーキャパシタのオバケのようなEDLC(パワーシステム製)を使ったことがありますが。。。

岡村研究所の岡村氏の本も読んだことありますが、そんなこと書いてなかったなぁ。。。




さて、アルミ電解コンデンサ(スーパーキャパシタもそうですが。。。)が熱や繰り返される充放電に弱く、歳を取るごとに劣化していきます。


だんだんと容量が減って。。。みたいな。




実は、バイトでお客様に指摘されたことがあります。


長期にわたる製品や時定数を決めるような回路にアルミ電解はダメよwと。


えー、回路図で検図を依頼したときは言わなかったじゃないw



セラミックコンデンサなどに比べて、劣化が早いのですね。






また、まだこれが国内のアルミ電解コンデンサなら良いのですが。。。

東日本大震災の際に、電解液を作っていた工場が流されたらしく。。。

海外のコンデンサがわっっと増えたとか。



実は、産業界では国内メーカー以外のアルミ電解は採用しない傾向にあります。

それは、みなさんもご存知のパンクがあるからですね。


あの、PCの電源やマザーボードで有名になった話です。





これ以外にも、話がありまして。


実は、あるメーカーのある製品に電解コンデンサを載せることになりました。

ところが、それは自動車用の機器です。



このとき、かなりコンデンサの耐圧には厳しくて。。。かなり高価なんです。





通常、コンデンサの耐圧は、使用する電圧の3~4倍とかを選びます。





バッテリーの電圧が、12V(オルタが14Vくらい?)なので、まあ50V耐圧のコンデンサを選ぶのはまあいいとして。。。






これ以外に、JASOで決められた耐電圧試験やサージの試験がありますが、

その資料を物色してみると。。。あれ?20kVなんて電圧はないみたいです。


高くても、3桁オーダーの電圧でした。


それも、オルタが発電状態で、不意にバッテリーの端子をオープンにした時の電圧が高いらしいです。




意外と試験電圧は低いんですね。




通常、産業機器だとノイズ試験は行いますが。。。

それでも、1kV~2kVの1μsか、50nsが普通でそれに決まったところにかけるか、それともバリアブルでかけるかですね。

で、さらにはAC電源への試験なんですよね。





70V~20kVのサージ電圧ということですが。。。本当なのかしら??





もっとも、面白いのはサージに対する保護回路が何もはいってないのですしね。


ヒューズは選定を間違えると、ちょっとやそっとじゃ飛びません。


確実にヒューズを切ってやる必要があります。



普通なら、ヒューズの後ろにサージアブソーバやツェナー、バリスタなど入れて、確実にショートさせてヒューズを飛ばすのですが。。。

どうやら、ヒューズをちょこんと入れているだけのようです。




コンデンサには故障時に短絡モードになる場合と、オープンになる場合とがあります。


アルミ電解はどっちだったかな?オープンだったかな?



ヒューズが切れずに燃えたということは、ヒューズの定格があまりにも過大だったということも考えられます。


逆にヒューズの定格が適正ならば、通常の使用状況において、コンデンサは役目を果たさなかったということになります。



だって、例えば1Aのヒューズだったとするじゃない?

ヒューズには切れる電流と切れるまでの時間が決まっているのね。


そうすると、切れないということは1A以下しか出し入れしていないということで。。。

1Aの出し入れなんてしようものなら、あのコンデンサの容量からそんなに絞りだせるんかいな?と疑問も浮かびます。

それに、1Aを搾り出すには、電圧降下が必要で、そんなに落っこちるのかなぁ。。。なんてね。




サージで切れたのかそうでないのかの真相はわかりませんが。。。

ちと回路的にお粗末でしたね。



まあ、そういっている私も。。。普通にコンデンサぶら下げても問題ないんじゃ?なんて思ってたくらいですし。


そうじゃないと、50V定格のコンデンサなんて普通に使っているので、あちらこちらでパンクしてるんじゃないかなーって。


特に、20年選手の車もいますから。。。それで問題なくて。。。これで問題あると。。。


他に何か要素があったのかなと。


(まあ、純正部品はエンジンルームに電解コンデンサなど置かないでしょうけれどw)




コンデンサには寿命(特にアルミ電解)がありますから、ちょっと怖いことではありますね。

特にヒューズが切れないというのは。。。







実際問題として、本気でバッテリーの内部インピーダンスを補いたいのならもう一個バッテリーをぶら下げた方がインピーダンスが下がりますよw

こんなちっこいコンデンサではなんの役にも立ちません。

スーパーキャパシタでも一緒です。

EDLCなんてそれらしくさも偉そうな名前がついていますが、殆ど効果なしだと思ってもらっても良いかも知れません。




私が以前、ちょっとしたことで使用したEDLCは特注でメーカーに作ってもらったものです。

2.7Vのセルを10個直列で。


これで、20~30万円です。

サイズは、通常の自動車用バッテリーの半分くらいのサイズでした。



これだと、誤ってショートさせると壮大な火花を上げます。

溶接できるんじゃないかな。


これなら、多少バッテリーの補完にはなるかと思いますが、ふつーにバッテリーに繋げられません。


きっとホットなんとかって製品だと、バッテリーにつけてもパチッという程度でしょうけれど。。。

誤ってショートさせると壮大な火花を上げるので、空のEDLCをバッテリーに繋げようもんなら。。。

やっぱり火花を上げますwww


さすがに本気でインピーダンスを下げようとすると、とてもじゃないけれどふつーには繋げられませんw


間にスライド抵抗器を入れてゆっくり充電させて最後に短絡か、安定化電源でバッテリー電圧まで上げておいて繋げるかですかね。



場所もとるし、一度空っぽにさせちゃうと繋げるの大変だし。。。

バッテリー上がりなんてしたら、とても大変。



それだったら、バッテリーを2個並列にした方がきっと楽に内部インピーダンスを下げられますよw





以前書いていたブログでやってみようかと思い書きましたが。。。

EDLCを云十万でAss'yしてもらうお金がなくてねw

上記のEDLCは、私のお金でくみ上げたものではないので、今頃処分されているはずです。



まあ、面倒臭いってのもあるけれどね。





エンジンルームの温度は上がります。

温度が上がるごとに加速度的に寿命は短くなります。

あまり迂闊にコンデンサなど繋がない方が良いですよ。

コンデンサも歳には勝てませんw
Posted at 2011/11/18 03:29:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2011年11月05日 イイね!

トレラントとパワーダウンプロテクション。

やあ、みんな!w







言ってみたかっただけwww




さて、とんでもないところでとんでもないことがどんどん成長しているようです。


育ってます!w





まあ、どんな回路か知らないけれどねw

なんでも、ECUに直接働きかけるんだそうな。。。









そこで、本日は電気のおはなし。




いっちばーん最初に会社に入って、先輩に教えてもらったのはトレラントという言葉でした。


もともと電子回路は得意ではないのでねw






まず、最近の(というか昔から)ICはトランジスタ(FETも含む。)で構成されているよね。


あの良くインテルとかが何nmテクノロジーでとか言ってる奴。

最近は、もっと違う構造のものもあるかもだけれど、基本は一緒。



入力から入った0と1の信号(LoかHiの信号)をスレッショルドを切って、IC内で計算したあと出力に0か1かの信号を出すのです。



トランジスタやFETの構造は各自勉強していただくとして。。。簡単に言うと。。。


トランジスタ(バイポーラトランジスタ)は、電流で電流を制御する。

FETは、電圧で電圧を制御する。


ということですね。




さて、色々と回路を組み上げていく上で、先の先輩に教えてもらった最初の注意点。


トレラント。



基本的に、出力線から信号を逆戻りさせることはありえないのです。

だって、トランジスタの構造やFETの構造を見てもらえばわかるけれど、戻れる構造じゃないからさー。


特にFETでMOSFETってのが一般的だけれど、MOSって(M)メタル・(O)オキサイド・(S)セミコンダクターってことで金属酸化膜で入力とは絶縁されているのね。



だから基本的に信号が逆戻りすることはありえないのです。





でも、世の中にはINとOUTの信号線が同じのがあるじゃない?

それは、きちんとそうした専用のICを使って、かつ切り替えて使っているのです。


もち、最近のCPUは凄くてダイナミック・リコンフィギュレーションなんてのもあって。

自分に書き込まれたプログラムによって、自分のもつデバイスを書き換えて自由に入出力や機能をかえられちゃうようなものもありますが。。。

それでも、その配線に単一の機能しか持たせないECUなどはその必要がないからね。





で、トレラント。




東芝セミコンの汎用ロジックICを参考にしてもらうと、

きちんとデーターシートに書いてあります。

もちろん、パワーダウンプロテクションも。




ICというのは、必ずしも同じ電源をもとに動作する訳ではなく、場合によっては3.3V系と5V系などをつなく事もあります。


このとき、必要になるのがトレラント機能。



トレラント機能がないまま、そのまま繋いじゃうと。。。

例えば出力線の場合、だいたい出力には寄生ダイオードが信号線から電源に向かって入っているので、電源<信号線の電圧関係になりダイオードがONします。


そうすると、理想的には3.3V系におりゃっと5Vの電圧を突っ込んだことになり、その3.3V系のICの定格を超えて壊れてしまいます。


入力も同じく、3.3VのICに5Vの信号を突っ込むと、トレラント機能のないICの場合壊れてしまうんですねー。


すごく簡単に言ってしまうと、そういう話。



そのために、トレラント機能というのがありまして。。。

先程の寄生ダイオードなどを除去したような構造とすることで、3.3V系と5V系をつなぐことができるのです。


オープンドレインにするのもひとつの手ですよね。




また、パワーダウンプロテクションというのは。。。


似たようなものですが、例えば信号を出す側のICと信号を受け取る側のICがいたときに、信号を出す側のICの電源を落とした場合、信号を受け取る側から出す側へ電流が流れてしまう場合があるんですねー。

その際に、誤動作や故障を避けるための機能で、トレラントと同じような機能を持っています。
これは同じ3.3V系でも起こることです。

簡単にイメージしてもらうと、PCの電源を切った状態で線でつながった外付けのHDDとかDVDドライブとかの電源を入れるイメージです。

このパワーダウンプロテクションがないと、例えば誤ってPCの電源を先に切っちゃうと、HDDが誤動作したり故障したりみたいな感じです。


良く昔の機器で、必ずこっちの電源を入れてからこっちの電源を入れなさいよと言うことを言われたかと思いますが、似たようなもんです。





要は、よく考えて繋げなさいよということ。



電子回路の設計を行う上で、いちばーん最初に教わったのがこのトレラントとパワーダウンプロテションでした。



まるで呪文のように唱えつつ。。。データシートとにらめっこする訳です。


トレラント機能が入力のみにあるのか、出力のみにあるのか、それとも入出力両方あるのか。




一歩間違えれば、おじゃんですからね。





良く、ECUに配線を噛ませて取り付ける機器があるじゃない?

もち良くそのことが分かっていて設計されていて、かつ分かって取り付けて入れば良いのですが。。。


結構怖いことなんですよw

(もっとも、名のしれたメーカーさんならきちんと分かっているでしょうし、大概はトランジスタ出力でしょうけれどw多分www)





こういったように、出力線に信号を入れて入力に作用することはありません。

だいたいこういったトレラント機能やパワーダウンプロテクションでブロックされるか壊れます。

何も電源OFF時だけではなく。。。ECUはLo(0V)を出しているのに、そこにつながる機器がHi(例えば12V)を出していると、そこでショートしてしまいますからね。

よほど、ECU側でそのことが分かっていて、コンフィギュレーションしていれば別ですが、メーカーさんがよくわからない社外品のことを考えて設ける機能ではないですからね。


出力をオープンドレインでORしたりHi-Zにすることはあっても、信号の逆流は御法度なのです。







一応、出力という名前は付いていますが、電流が流れ込む(そのまま入力側に流れる訳ではない。)ということは普通にありますから気を付けてください。

混同しないようにね♪



出力が出すのは、あくまでも1と0(HiとLo)です。

電流は吐き出したり、引き込んだりします。



例えば、信号線が抵抗器でGNDに接続されている(プルダウン)場合、ICがHiを出せば電流は流れ出します。

逆に信号線が抵抗器でVccに接続されている(プルアップ)場合、ICがLoを出せば電流を引き込みます。


こんな感じで、出力でも電流を吐き出したり引き込んだりしますから、混同しないように注意が必要です。
Posted at 2011/11/05 14:22:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2011年10月28日 イイね!

ダイオードが必要な場合、不要な場合。

ダイオードが必要な場合、不要な場合。頭を使って考えてみよう。


前回の回路から、少し手を加えてみました。
4つの回路ね。


このうち、良い回路悪い回路もしくはダイオードが必要な回路必要でない回路がありんすよ。


前回、トランジスタ1と2のベースを繋げても良いと言ったのは、左側の2回路。

トランジスタ1と2のベースが抵抗器で12Vにプルアップされている回路ね。
ECUなんかだと、ここが5Vかな?

それでも一緒。


Connectと書かれた部分で接続すれば、簡単に言うとAとBの波形が重ねられてCのような波形になりますよね。
(簡易的に波形の反転は無視ね。)

これは、左上のようにトランジスタ3と4のようなものでも、FET9と7でも一緒。
違いがあるとすれば、トランジスタは電流制御でFETは電圧制御。

それぞれスイッチとして考えてもらえればOKで、トランジスタ3のスイッチをオフするとトランジスタ1と2がオンして、
トランジスタ4がオフすると、トランジスタ1と2がオンするのね。

FETでも同様で、FET7がオフすると両方のトランジスタがオンして、FET9がオフすると両方のトランジスタがオンすると。。。

オンとオフがややこしいけれどね(^^;

この時、どちらがオフしてもオンしても貫通電流や逆電流は流れないので、ダイオードを入れる必要はないのです。





さて、右上の回路。

同じように考えてみませう。


トランジスタ3がオフすると、トランジスタ1と2がオンします。
同じく、トランジスタ4がオフすると、トランジスタ1と2がオンします。


同じような動作だよね?

でも。。。この回路は壊れる運命にありませう。



悲しいかな。。。作った回路が一瞬にして壊れるのです。



それは、なぜか?

オカルト業者に騙されないように、さーみんなで考えてみよう!
頭の体操ですよ。


なぜ、この回路は生まれながらにして壊れないといけないのか。



壊れるのを承知で動かしてみましょうか?

トランジスタ3か4のどちらかをオンしてみませう。



スイッチオンした?

あーあ、壊しちゃったぁwww



トランジスタ3か4のどちらかをオンすると、電源がそのままGND(アース)に落とされるので、トランジスタは昇天してしまいます。


そらそうだわねw

オフの時には、R7とR8の抵抗器がいるから、壊れないのね。


ふつうはプルアップ(電源とトランジスタ3及び4の間に抵抗器を入れる。)するのね。

これは、論外。



では、右下の回路。



さっきはショートしちゃったから、FETをコンプリメンタリで使用したCMOSというスイッチ回路。


これであれば、貫通しない。

MOS FET Pがオフしている時には、MOSFET Nがオンしていて。。。
MOS FET Pがオンしている時には、MOSFET Nがオフするの。



これは、結構普通のICにも内蔵されていて、ONとOFFや1と0を出力するのに使用しているのね。

もちろん、左下のようなオープンドレインな回路を内蔵しているICもあるので、その時々の使い方によって変わってくるのです。




これなら貫通電流を流さないようにデッドオフ時間を設ければ、問題ないよね。



ところが。。。

これを図のようにConnectしてしまうと、困ったことが。


場合によっては、上側のMOSFET P(Q8)がオンしている時に、下側のMOSFET N(Q16)がオンすると。。。

貫通電流が流れてショートになってしまい壊れてしまうのです。


逆も然りね。




というわけで、こういう場合には、Dの位置にダイオードを挿入するのですね。

そうすると、さっきのような状態が出来てもダイオードでブロックできるので、貫通電流は流れなくなります。



もし、IC側がCMOSだった場合には、このようにダイオードが必要になってきます。




前回の回路では、ダイオード不要だったのは、トランジスタのコレクタ同士を繋いだから。

この場合、貫通電流は流れないので、ダイオードを入れなくても問題はないはずです。


実際にはNPN等の説明をしないといけないんだけれど、面倒くさいからやめw




というわけで、こういった回路が色々とあって似てはいるけれど、壊れる回路壊れない回路、気をつけないといけない回路等などあるわけです。



巷でお勧めされている電子回路。

もしかしたら、あなたの車に合わないものもあるかも知れませんよ?w
Posted at 2011/10/28 20:03:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2011年10月27日 イイね!

同時点火?

同時点火?同時点火の接続方法?

(とりあえず、下書。後で書き直しあり。)

結局書き直ししてないですwww










ECUからのA及びBの信号で、トランジスタ1及びトランジスタ2がONされる。


Aの信号でトランジスタ1が。

Bの信号でトランジスタ2が。


トランジスタがONされると、電源からコイルを通って電流をGNDへ引き込む。

追記:その後、トランジスタを遮断する。

そのため、トランスで昇圧され。。。空気のGAPにて絶縁破壊をおこすとスパークになる。


AとBの信号は交互に与えられ、それぞれ交互に昇圧されスパークする。



同時点火とするには、トランジスタとコイルの間の配線を接続し、1つのトランジスタで両方のコイルの電流をGNDに引き込めば良い。


ただし、トランジスタの見かけ上の抵抗値が低く、引き込める電流容量が大きい場合である。


Connectと書かれている配線で接続すると、回路はトランジスタORの回路となり。。。

1つのトランジスタで両方のコイルが昇圧される時、Cの点での波形はそれぞれ重ね合わせの波形となる。

(但し、波形は簡易なものであり、実際は波形の上下が引っくり返るような波形となる。)



もし、トランジスタを駆動する電圧がECU内のさらに小さいトランジスタで駆動されている場合は、トランジスタのベースでORしても良い。

同じ理屈でトランジスタORされ、トランジスタ1及びトランジスタ2が同時にONされることになる。




特にECUから各トランジスタの配線にダイオード等入れなくても問題はないはずである。

これは、全てのトランジスタがGND側の設置されていればという条件になる。

まあ、だいたいはGND基準とするのが普通でしょうから、それをごちゃ混ぜに使うことはないので。。。





いかがでしょうか?


即席ラーメンなみにちゃちゃっと書いたけれど、大丈夫だと思います。
Posted at 2011/10/27 17:23:45 | コメント(5) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2011年05月27日 イイね!

GTOって言っても、あのGTOじゃないよw

こんばんは。
立石かんなです。





先日、コリオリの力の中で私が不得意だったと話した中に。。。



GTOがあったかと思います。










あーやっぱり。。。と足跡を見て思ったのですが。。。





GTOと言っても、三菱のGTOや別にグレートな先生の話でもありません。




半導体スイッチの話です。





GTOとは、ゲート・ターンオフ・サイリスタのことを言います。




そもそも、グレートな先生なんかいないし!w

いつまで夢見てんだwww







さて。


このゲートターンオフサイリスタとは。。。

いわゆる半導体によるスイッチなんですね。




半導体によるスイッチと言いますと、皆さんよく知っているのはダイオードではないでしょうか?

LEDもそうですね。



あれは、ボタンのないスイッチだと思ってください。


勝手に入るスイッチね。



スイッチを入れるには、アノードからカソードに電圧を加える(順電圧)を加えるとスイッチが入ります。

スイッチを切るには、流れる電流を0にすると、勝手に切れます。



逆に流すと。。。逆電圧までは耐えられますが。。。それを超えると死にますw


LEDなんかは逆耐圧が低いので、LEDランプなんかを極性を間違えると壊れるので、注意書きがあるのですね。




しかし、勝手に入り切りされては困ります。


できれば、スイッチを入れるとき位は自由にさせて♪


というので、出てきたのがサイリスタです。



これには、スイッチを入れるための紐(足が生えてるの、)がついていまして、引っ張る(電圧をかける)とスイッチが入ります。


スイッチを切るには、電流を0にすると切れます。





このときの、電流を0にすると切れるというのが大事なところ。




なんで?





普通、電圧を加える(加圧する)とスイッチが入って。。。

電圧を0にする(無加圧)と、スイッチが切れますよね。




でも、切れないんです。。。0Vでも。





ちなみに、鉄道業界では電圧を加えることを加圧といいます。

電圧を加えない状態を無加圧といいます。




さて。。。なんで切れないか。



それは、0Vでも電流が流れているからなんですね。


そんなことあるンかいな??





ここで問題になるのが、コイルというちょっと性格の悪い奴w

いや、性格が悪いというか、ちょっと癖があるんですよね。


だからスイッチからすると、嫌いなタイプなんです。




いつも女子ばかり虐めてる虐めっ子みたいな。





こやつは、性格が悪くてスイッチの中で行動を乱すのです。


なにをするにも、皆から遅れてないと気がすみませんwww





そう、コイルというのは、電流を流しにくく止めにくいんですね。



必ず、遅れます。



以前お話した、CIVILのお話です。





電圧に対して電流を遅らせます。


そうすると、電圧が0でも電流が流れちゃうんですね。






困ったのはスイッチ君。


モーターなんかは、コイルの塊ですから。。。切ろうにも切れなくなります。






もうひとつ困るのが、直流さんです。



みんなの周りにも、潜んで?ますよね。

電池もそうだし、ボンネットも中とかトランクの中とかにでーんと居座ってるあいつです。




一度スイッチを入れちゃうと、延々と電気が流れます。


サイリスタちゃんは、スイッチを切ろうにも電流が0にならないと切れないシャイな?性格なので、モジモジしてスイッチが切れないのです。




あわあわ。。。どうしよう。。。電流君が流れているから悪くて止められない(汗)


みたいな。







そんなシャイな性格ですから、スイッチを入れるときには、後ろからドンと押されて初めて電気が流れるのです。








このシャイな性格をなんとかしないといけないのですが。。。

どうすることも出来ずに立ち尽くしてしまうサイリスタちゃんですから、そうそう性格は変えられません。




どうしよう。。。





そうか!

と思いついたのが。。。電流が0にならないのなら、無理やりマイナスの電流を流して打ち消してやればいい!

でも、私できないから。。。



というわけで、登場するのが強制転流回路。


じつは、正体はサイリスタちゃんと瓜二つのサイリスタちゃんなのです。



スイッチを入れることが出来るなら、スイッチを入れて逆向きに電流を流して打ち消そう!


というわけです。





ただ。。。回路が複雑。。。


コイルの磁歪音が可聴範囲だったりする場合もあり。。。



プーっという音が聞こえたりします。





今は昔、国鉄の201系という電車の床下から加速時にモーターとは違うプーっという音が聞こえてきたかと思いますが、あれです。

昔の中央線ね。







ただ。。。回路が大きくなってしまうので。。。


できれば、サイリスタちゃんに勇気を持って性格を変えてもらいたい。


もっと、良くなれる!





というわけで、サイリスタちゃんは頑張りました。


来る日も来る日も、半導体の技術を取り入れて汗水鼻水?流しながらw


時には涙を流したことも??






そして、ついにやってくるのです。





そう、GTOとして生まれ変わるときがwww







今まで、背中をドンと押されてあわあわ言いながら、スイッチとして動いていましたが。。。


今度は、またもや背中をドンと押されて。。。流れの止まらない電流君の前に飛び出して身を持って制するのです。






性格が変わったわけじゃないじゃないかって?


確かにゲートターンオフサイリスタというように、サイリスタちゃんにはかわりませんから。。。


性格が変わったかどうか。。。


どうなんだろう?w






いやいや、性格がかわってなくても、今度は電流君の前に押し出されて制止させられるのですから、凄い進歩?です。






そう、名前の通りにゲートをターンオフするサイリスタ。

自分でスイッチは切れるサイリスタです。






このおかげで、強制転流回路が要らなくなりました。






ただ、スイッチングの速度が遅いので。。。やっぱりコイルとかモーターとか磁歪音でうるさいですけれどwww



都営地下鉄浅草線がそれにあたり、発車のときなんか台車の上に乗っていると。。。

キー。。。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ~って凄い振動を感じるくらいの五月蝿さですよね。



おいおい大丈夫かこの電車?壊れないだろうなぁ??(汗)

都営が赤字だからって、壊れるような電車走らせてるわけじゃないだろうなぁ??(汗)

みたいな。(いや、壊れませんよw壊れそうではありますがwww)


もし、乗る機会があれば乗ってみてくださいな。


お休みの日に、ちょっとふらっと都営地下鉄乗って。。。

こいつが、GTOで動いているのかぁ。。。なんて想像するのも頭に良いかも知れません。


きっと床下でシャイなサイリスタちゃんが、もじもじドキドキしながら毎回スイッチの入り切りをしているのを体験できるかと思います。






たまには車から降りて、GTOに会いに行ってみてはいかが?w







追記:この物語は半分フィクションですw
半導体がシャイだとかモジモジしてるとか、コイルが性格悪いとか。。。そんなことは神のみぞ知ることです。www

サイリスタちゃんが、丸い円盤で尻尾が生えていて可愛いのは可愛いですw
Posted at 2011/05/27 02:40:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記

プロフィール

「今度は、お金かけないとアイデアのパクリはできないでしょ。」
何シテル?   07/17 03:35
復活しました。 立石かんなですw 基本的には、ネットの中にのみ存在します。 たまにあっちへふらふら、こっちへふらふらしていますが、見つけても暖かい...
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