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立石かんなのブログ一覧

2011年01月22日 イイね!

フレミングの左手の法則

フレミングの左手の法則というわけで、連投w




皆さん、フレミングの左手の法則って知っていますか?



親指と人差し指と中指でゲッツ!(古っ)ってやると、電気Iと磁気Bの関係から力Fが生まれるというものです。


まあ、ノッチでもいいけれどw(こっちも古いかw)





一昔前まで流行った、燃料パイプに磁石を巻くというもの。


燃費が良くなった良くなったって。




かくいう私もHDDを分解して強力な磁石を集めたものです。



そう、集めただけw

実際にはやってません。

やる意味無いんだものwww





さて、このフレミングの左手の法則といいますのは、ある電流Iの流れに対して磁界Bを与えると力Fを発生するというものです。



身近なものだと。。。三相かご型誘導電動機ですかね。


えっ!?わかりづらい??




では、想像してみて下さい。


ある金属の棒が、パソコンの画面上に横たわっていたとします。

その棒に電気Iを流しますね。


画面左から、右側へ電気Iを流しましょうか。


丁度、画像のような状態です。


で、画面下から上に向かって磁界Bを掛けるわけです。


磁石で挟み込む感じですかね。

方やN極で方やS極です。




と書くと、放課後電磁波クラブを思い出しますwww



さて。


電流Iの流れに垂直に磁界Bを掛けますと、図のように画面からここを読んでいるあなたに向かって力Fが働きます。



たとえば、金属棒であれば、あなたに向かって転がってくる感じですかね。



ここで記号の説明。

二重丸のようなものは、画面からあなたに向かう方向の意味です。

丸に×印は、あなたから画面奥に向かう方向です。


これは、矢だと思って下さい。

矢があなたに向かってくるときには、矢の先が二重丸のようなものに見えますよね。

で、矢があなたから遠ざかるときは、矢のお知りの羽が見えて、丁度丸に×印のように見えるはずです。




フレミングの左手の法則には、さらに長さや角度が入ってくるのですが、ここでは簡単にするために省略します。






まずは、フレミングの左手の法則というものが、こういうものだと覚えてね。

ゲッツ!(やっぱり古い。)ってやりながら、中指を親指と人差し指に対して直角にすると、丁度画像のようになります。





で、ここからが本題。





燃料配管に磁石をつけるとどうなるか。





まあ、たぶん何も変わらないと思います。


鉄粉とか無ければw

詰まって供給量が少なくなり、燃費が良くなったとかは論外ねw




で。。。

そのままじゃ、オカルトグッズに可哀想なので、ちょっとハンデをあげましょう。


それは、燃料(この場合、ガソリンとか経由)が、電気Iを持っていたとします。


電気を持っていたとするというのは。。。


通常、ある物質はプラスの陽子とマイナスの電子を持っていて、数がそろっています。

そろっていないと、活性化しますので。。。


たとえば、水という分子はH2Oとなるわけですが、これはH+とO2-とになるわけです。

H+は電子が無い状態、O2-は電子が二個余計に持っている状態です。


またこれ以外にも、分子構造が長くて、片っ方の手に+を持ち、片っ方の手に-を持っている場合もあります。


という、すごーく簡素に言っていますが、実際はもっと複雑です。




そこで、燃料にハンデをあげて、燃料が電気を帯びていた(たとえば、+がひとつ多かったとか、-がひとつ多かったとか)という、有利な条件をあげるわけです。



ここでは、+の電気を帯びていたとしましょう。




燃料が燃料配管を流れると、そこには。。。


画像のように電気Iが流れたのと一緒ということになりますね。


そして、その配管に磁石をつけると。。。

N極君からS極君に磁界Bが発生します。





おや?


何かどこかで見た光景ですよね。


画像の状態と同じです。










もしかして!?


オカルトじゃなかった??



燃料が力を受けるじゃありませんか!!








































と、妄想をしてみますw






どうですか?

皆さんの頭の中で考えると、ハンデをあげた燃料がフレミングの左手の法則にしたがって力Fを受けますね。





なんだオカルトオカルトと言っておきながら、しっかり燃料には力Fが働いて。。。



もしかして。。。



燃料にパワーが!?





この力によって、燃料が活性されて燃えやすくなって燃費が良くなる!?













ほれみろ!

俺が言っていたことが正しかったじゃないか!

あれだけ、オカルトグッズだの馬鹿だのアホだのクズだの言いやがって!








































そう思った人。。。








































やっぱり馬鹿ですw







さて、フレミングの左手の法則というのは、凄く簡単にいうと。。。

電気Iの流れに垂直に磁界Bを掛けると、電気Iと磁界Bにそれぞれ垂直な力Fを受けますと言いました。



それが、最初の図でしたね。






オカルトグッズに有利なように、燃料に電気Iを授けましたが。。。



図を見て何か思いません??




ある燃料君Aとしましょう。



A君が配管の中を流れると。。。

おっ!磁界Bだ!

これで俺も、スーパーサイヤ人になれる!
じゃなくて。。。

力Fを授けてもらえる。。。でもなくて。。。


力Fを与えられて、A君は燃料の流れと磁界Bの向きとに垂直な方向へ移動させられます。


すると。。。


今度はA君が移動させられたことによって、移動した方向へ電気Iの流れが出来ますよね。

そうすると、今度は新たな電気Iの流れと磁界Bによって、さらに新たな方向へ移動させられます。

すると、さらに移動させられた分その方向へ電気Iが流れたことになり、そうするとさらに磁界Bによって。。。




書くのが面倒くさいw


まあ、フレミングの左手の法則の繰り返しによって、その場でグルグルと回ることになるんですね。簡単に言うと。

図を見てもらえればわかるかと思いますが、力Fの向きが今度電流Iになるわけです。
そうすると、力Fの向きは今までの電流の向きとは逆になり。。。

それを延々と続けるわけです。




実際は、送られる燃料の流量の方が力Fよりも強いので、一時的にA君は力Fの方へふらつきますが、そのまま他に流れにのってエンジンに到達します。






もし、磁力が強かったとしても、別に燃料に何か変化があるわけではなく、そこに留まらせられるか、偏らせられるだけの話です。




燃費に関わる事象はありません。





フレミングの左手の法則というのは、ある方向に力を発生するだけの話です。

だから、三相かご型誘導電動機のように電気と磁気で力を発生させられるわけです。





それ以外にとりえはありませんw





磁石は用法容量守って正しく使いましょうw









そうそう。

実はこのフレミングの左手の法則ですが。。。


こんなオカルトグッズよりも、凄い使い方が出来るんですね。



レッドオクトーバーを追え!という映画を見たことがありますでしょうか?

ショーンコネリーが出てくるやつです。


あのジャック・ライアンの出てくるシリーズですね。



あの潜水艦にはキャタピラー推進装置という駆動部が無い架空の推進装置が出てきます。



で。



実は、それに似た推進装置をフレミングの左手の法則を使うと出来るんですよ。

船体の海水に沈む部分にトンネルを設けて、そのトンネルに磁界を掛けます。

そして、トンネル内に電極を2枚用意して、その電極に電気を流すんですね。

そうすると、海水に電気が流れることになり、この海水がフレミングの左手の法則によって力を受けて、船が進むのです。


凄いでしょw


架空の推進装置でしかなかったもの?が、実際に似たようなものが出来ているんですね。

「フレミングの左手の法則」「船」と検索すると出てきますよ。




フレミングの左手の法則は決してオカルトのためにあるのではないのですw
Posted at 2011/01/22 15:35:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2011年01月22日 イイね!

コンデンサの怪

やっとお休みになりましたね。


精神安定剤を飲んでいるおかげか、少し気が楽です。


この状態でアルコールを飲むと。。。



肝臓がダメージを受けて、ゲロを吐くか、精神安定剤の力を協力にして海老蔵になるかのどちらかだと思いますw




さて、最近は色々なオカルトグッズがあるようで、皆さん色々とブログが活況のようですね。



そんな中、一時期コンデンサを繋げるとってのが流行りましたよね。



そこで、電気のお話。





まず、言っておきますけれど、バッテリーにコンデンサを繋げたところで見かけ上の出力インピーダンスは下がりますが、すぐにバッテリーの電圧に引っ張られますので、元のインピーダンスに戻ってしまい、効果はありません。


だったら、バッテリー2個並列につけた方がいいよw





実は。。。


ここ何年か、電子基板の設計をしていますが。

いたるところにコンデンサがばら撒かれています。


電源の大元にも入っていて、そして行った先のICの直近にもコンデンサがいます。


最近のビデオカードなんかどうなのか知りませんが、ちょっと前のビデオカードなんて、GPUの周りに城壁のようにコンデンサが入っていたりします。


試しにパソコンを分解してみてねw

元に戻せなくても、責任は持てませんがwww




では、なぜICのそばにコンデンサがいるのか。

ICってのは電源を供給されていて、それはそれは凄いスピードでスイッチングしています。

そうすると、突然スイッチを入れられれば、インピーダンスが下がるため電圧効果が起き、突然スイッチを切られれば行き場を失った電流によって電圧が上昇します。


まあ、入り切りすることでノイズを発生させるとでもいいましょうか。


この現象は、大元の電源が超理想的な電圧源であれば、起きないかとは思います。

思いますというのは、100%確実じゃないのでw


電圧源というのは何かと申しますと、簡単に言ってしまえば電流をいくら変化させても電圧が変わらない電源ということです。

抵抗値を無限大にしようが、短絡させようが12V出していたら12Vを維持すると。


しかし、世の中そんなに甘くなく。。。

実際は電源の容量の問題であったり、供給線路の問題であったりして、見かけ上電圧源になっています。


たとえば、電源の容量が小さければ大きな負荷を接続すれば、能力以上の電流を食うことになるため、電圧降下が起きます。

また、電源がしっかりしていても、途中の線路のインピーダンスが高ければ、供給先ではやはり電圧降下が起きるのです。




そこで、コンデンサ。

だいたいICのところに入れるのは高周波に強いセラミックコンデンサや積層セラミックコンデンサだと思います。

ICが電気を要求したときに、電流を食うわけですが、遠くの電源から引っ張れば電圧降下がすぐ落ちるところを、近くの満充電のコンデンサから引っ張ることで、その分電圧が稼げるとともに、電源側に電圧変動を伝えなくて済みます。


ただし、ここで勘違いしてはいけないのが。。。

ICがスイッチング時に必要とする電気分を蓄えていた場合です。


コンデンサの容量が少なく、すぐに電圧降下が始まってしまうような状態ですと、結局電源からも電流を受けなければならないため、コンデンサがあるぶんちょっと有利ですが、結局は同じこと。

意味が無い。


ICが電流を食ったときに想定される電圧降下よりも、コンデンサにて供給した電圧降下の方が小さくなくてはいけません。



まあ、そんなに明確に分けられるわけもないですので、コンデンサの電圧が下がれば電源から電流が供給されますから多少の電圧降下はありますけれどね。


ただ、一時的な緩衝材にはなるのです。




私の個人的な電子基板の回路設計においては、
「石油コンビナート」になるようにしていますw


電子基板を上から眺めると、石油コンビナートみたいでしょ?w



大元の電源ICのそばに、大きな電解コンデンサをいくつもならべ、そして積層セラミックも並べます。


そして、それぞれの合計数よりも少ない数にて、各ICのそばにコンデンサを並べるのです。


もし、電源側のコンデンサ容量<分岐後の供給先コンデンサ容量となると。。。

あらゆるICが最悪電流を食ったときに、コンビナート側の石油が無くなって不足しますので、必ず下記のように、

電源側のコンデンサ容量>分岐後の供給先コンデンサ容量





で、なんでこんな話をしたかというと。。。

そして、なんで「コンデンサの怪」としたかというと。。。




車を電子基板と同じ目でみれば、供給元のバッテリーが電子基板の電源であり、そして各電装品がICとも見れますよね。



常識的に考えれば、バッテリーの出力インピーダンスは低い方なので、どちらかといえば過激なスイッチングをすればするほど配線のインピーダンスが気になります。


そうそう、インピーダンスと書いてますが、配線の抵抗ではないですからね。

抵抗とインピーダンスは違うものです。


いくら配線の抵抗をテスターで測って問題ないとしたところで、インピーダンスが問題ないとはいえないのです。



それは。。。



配線には抵抗成分のほかに、コンデンサ成分やインダクタンス(コイルね。)成分も含まれるからです。

浮遊のLとか浮遊のC(容量)とかね。


直流で単純に電気を流していれば、さほどインピーダンスが問題になることはありません。


それは、直流にとってみれば、簡単にいえばコンデンサは絶縁箇所であり、コイルは配線に他ならないからです。



問題は、交流やスイッチングなどで電気が流れたり止まったりを繰り返す時です。



車でそのようなところを考えてみますと。。。

点火系が一番ではないでしょうかね。






で。。。


彼の有名なオカルトグッズ?はバッテリーにコンデンサをつけると、電圧変動を抑えて性能がアップするよとか、安定するよとかね。

良く使用する回転数によっていくつかシリーズがあるから、選んでみてねとか。





今でも疑問に思うのは、なんでインピーダンスの低いバッテリー側に入れて、イグナイタのそばに入れなかったのかwww


イグナイタまでの配線は細いし長いので、インピーダンスは高めだと考えられ、そっちに入れるようなオカルトグッズ?にすればよかったんじゃ??とね。


だからコンデンサの怪なのですよw




で、実際にやってみようかと思いまして。。。


電子基板と同じ理屈ならば、点火のときに通電する直前に入れておけば、頻繁にスイッチングするからある程度効果があるだろうと。




で、配線図を引っ張り出して、どこがいいかなぁ。。。なんて眺めていると。






































もち、メーカーさんはきっちりと考えているわけですよ。

ちゃんとそこにコンデンサが入っています。

後付けするような必要はまったくない。

少なくとも、FCに関して言えば、きちんと入っています。

ちなみにコイルの1次側ね。

2次側にコンデンサ入れようもんなら、大変なことになるw


当たり前だわなぁ。。。w




でも、試しに増やしてみるべか?

とも考えたわけですが。。。



問題点があって。。。





コンデンサの容量は、トランジスタの容量によっても決まってくるわけです。


トランジスタの流せる電流値が定格で決まってるわけです。



きちんと計算したわけじゃないんだけれどね。

もし、コンデンサ容量を2倍にすると、トランジスタで電気を流すのに短絡して流すのなら、トランジスタの定格電流をオーバーしてしまい。。。

もし、そうでなくてどこかで減流(減流でなくても電流値を決めているなら)しているなら、コンデンサが2倍になったところで、電流が増えるわけじゃない。




ということは、コンデンサを増やしたところで申し訳程度しか効果が無く、費用だけがかかるわけですね。

場合によっては、電流オーバーで壊すことも。



電子基板も同様で、殆どその人の技量に依存しますので、必要以上にコンデンサが入っている場合があります。

まあそのひとつの要因としては、足りなかったときに追加は出来ないけれど、多ければ非実装できるでしょ?wという考え方w






電子基板では必要以上に好まれるコンデンサですが、車の場合は嫌われる?ことが多いようです。

使いようだとは思うんだけれどね。






コンデンサってそれ自体は悪者じゃないんだけれどなぁ。。。

なんでバッテリーにコンデンサをつけようかと思ったかなぁw

コンデンサにとってみれば、良い迷惑ですねwww



コンデンサ=オカルトみたいなw




あっ!w

再度言っておきますけれど、バッテリーにコンデンサをぶら下げたところで効果は無いですからね。

取り付け時に、バッテリー端子外しちゃった人はなおさらですよwww
バッテリー端子外しちゃうと、ECUリセットがかかって、さも効果があった的な感じになりますが、それはECUがリセットかかったことによるものであって、コンデンサをぶら下げたからではないですよw



ただし。。。

バッテリーの内部インピーダンスを凄く超えるような低インピーダンスで、バッテリーと同じだけの容量を持って、配線が太ければ。。。

効果はあるかもねw
Posted at 2011/01/22 12:28:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2010年11月17日 イイね!

ブラックオルタネータ

さてこんばんは。


立石寛和ですw




私をネカマと言った方、これで満足?www





さて、巷で噂のブラックオルタネータですが。




まー、猫も杓子もブラックオルタw




ホームページでごらんになって?

あのページにある動画は商売にはもってこいですよね。







あれ?

性能を見るにはもってこいじゃないの?







ノーノー。

それだけじゃ、片手落ち。






皆さん気がつきました?

あの動画の罠をw




まあ、罠というには大げさすぎるので、トリックとでもしときましょうか。







あの動画凄いですよね。


RX-8の純正100Aオルタが、電気負荷を食うことで、キュルキュルとベルトが滑っちゃって、ブリンブリンベルトが撓んでいますからね。



そら、あの有名な?片手落ちショップでも扱うってもんです。





まさしく、ブラックオルタの性能が!!みたいなね。









さて。

一つずつ、紐解いてみましょうか。



まず、セグメントコンダクターとのことでしたね。

あれはトリックでも何でもありません。

モーターの世界では普通な話で、角型電線を使ってきっちり巻けるわけです。

もちろんターン数が多くなれば、それだけ発電できる量も増えます。



簡単に言ってしまえば、回転数を2倍にするなら、ターン数を2倍にすればよい。

ということです。



発電というのは交流の場合、電線にどれだけ磁界が鎖交するかです。

要は電線をどれだけ横切ったかですね。


交流の場合ですと、磁界が鎖交することでその磁界変化に合わせて電気が発生します。


磁束の変化を妨げる向きに電流が発生するのです。





さて。


じゃあ、なんでセグメントコンダクターにすると抵抗が小さくなるのかといえば。。。


まあ、オルタの機械損に比べれば、発電量が増えたことによる相対的な電気負荷の小ささから来るロスが少なくなったということですね。


確かにオルタの発電効率はよくなるかも知れませんが、それよりも発電量アップの方が大きいと考えられます。




トリック1

同じ発電量のオルタで比べていないので、機械的なロスが減ったかどうかは比べられない。



ということです。






さて、発電量がアップすれば、負荷に対する差が大きくなるのでロスが少なくなる。

ということですが。。。




もう一つ、あの動画にはトリックが隠されています。



なぜ、純正のオルタが悲鳴を上げたのか。

なぜ、純正のオルタが悪者になったのか。




それは、仕組まれた罠があったからなのです!w






ブラックオルタって良いらしいよ!

レスポンスが良くなったよ。


などなど、色々な方のインプレを見て、じゃあ私も俺もと。









その罠とは。。。













あの実験動画を信じるならば、純正オルタもブラックオルタも同じプーリーを使用して、同じ回転数で試験していますね。

同じ電気負荷でもあるようです。




ぜんぜん罠なんて無いじゃない!

馬鹿じゃないの!





と。






動画を良く見ましたか?

きちんとした証拠が残っているのです。



それは。。。




あのテストベンチが表示していた電流量です。



何Aって表示していました?




私の目には、88.9Aとかそんな値に近い数字が表示されていたかと思います。


それのどこが罠なのか?




トリック2

電気負荷を想定した消費電流値が異様に高い。



ということです。

確かRX-8純正のオルタは100Aだったと思います。

約90Aとすれば、定格の9割を使用しているということです。


ということは、オルタの持つ能力の90%を使用していることになります。



大して、ブラックオルタは130Aですね。

電卓で計算すると。。。

約7割の力で仕事をしていることになります。



持てる力を精一杯に近いくらい出しているオルタと。。。

余裕で7割の力を出しているオルタと比べれば。。。


そりゃ当然、あの動画のようになっても当然です。



発電機は自分の能力に近づくほど、動きが重くなります。

以前書いていたブログでも書きましたが、発電機の端子を短絡すれば。。。それはそれは重くなります。


お手元にマブチモーターなどがあれば、是非端子を解放した状態と短絡した状態でシャフトを回してみて下さい。

劇的に重くなるはずです。



かの有名な電気機関車もブレーキ故障時にどうしても停まれなくなったら、最後は端子短絡をすることになっていたかと思います。




それよりも。。。


基本的な問題点として、本当に90A近くを使うことがあるのか?ということです。


オルタも、低回転からいきなり本領を発揮するわけではありません。


その出力は、回転数に比例し。。。電圧12Vでレギュレート(ボケてますねw実際14.4Vでレギュレートですねw計算しやすい12Vで書いていて、しばらくたってあとから気が付きました。)されるのです。



走っているうちはエアコンをつけても問題ないものが、アイドリングで渋滞にはまるとバッテリーがあがるというのは、オルタの発電量がリニアに近いからです。



たとえば、ライトONで120Wとすれば10Aですね。

電磁クラッチがどれだけ電気を食っているかわかりませんが、10Aとでもしましょうか。


あわせて20Aですね。


その他の電気機器を入れても。。。果たして容量一杯近くまで使うことがあるのかどうか。




もし、あの電流値が本当に現実を想定しているとすれば。。。


おそらく、当たりそこら中でバッテリー上がりの車が続出することでしょう。

とてもじゃないけれど、充電など出来ません。



以前、いただいたお話によれば。。。

オルタの発電定格は、5,000rpmでエンジンが回転したときの発電量だとのことでした。


となると。。。殆ど走行中は4,000rpm付近をキープしておかなければなりません。


それでも、充電できるかどうかわかりません。





そんな電流値で実験するのは。。。現実的ではありませんよね。

ある意味あれは、オルタ不安定な映像を見せるためのトリックでもあるのです。



もし。。。あの電流値でオルタのベルトがすべり飛ぶならば。。。

アイドリングで全負荷とすれば、同じようにベルトがすべり飛ぶはずです。


さて、何台のRX-8が同じ症状が出るでしょうか?

街中を走るRX-8は、そこら中でバッテリー上がりを起こし、そこら中でベルト鳴きやスリップ、ベルト飛びなど頻発しているはずです。




でも、どうですか?

そんな状況ありますか?



逆に言えば、そのような状況というのは稀なのです。

それに、電磁クラッチが壊れていない限り、そして制御がされている限りON,OFF制御されているはずです。




あの動画は、あくまでもオルタの不安定な挙動を見せるための見世物と考えた方が良いと考えられます。

要は不安を煽るわけです。










確かに発電量が増えれば、ロスも軽減されますし、効果もあることでしょう。

FCにFDのオルタを流用するのと同じようなものです。

オルタのつくりなど、先ほどの電線なんか以外は殆ど変わりません。



ブラックオルタというと、配線が特殊で凄いんだ!なんてイメージを持つかも知れませんが。。。



なんてことはない、ただの黒いオルタです。


さも、ブラックオルタは凄いんだ的な映像に見えますけれどねw



悪いものではありませんが、劇的に凄いものでもないのです。
Posted at 2010/11/17 21:56:03 | コメント(7) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2010年10月13日 イイね!

まだまだ腕が足りない。

まだまだ腕が足りない。こんばんは。


本日は、ちょっとアルバイトでハンダ付けをするので、そんな練習を兼ねてみましたw
















しかし、まだまだぜんぜん腕が足りていませんなー。


こんなハンダ付けじゃ、まともなものなんて作れんぞー!という感じです。



気になれば、気になるほど粗が見えてくるというか、納得の行かないハンダ付けでございます。



L字に曲げた長さとか、曲げ具合とかぜんぜんそろっていないし。




器用だねーとか言われますが。。。とてもじゃないけれど、恥ずかしいハンダ付けでございます。








まあ、ほんとハンダ付けを始めた頃に比べればまだマシですけれどねwww

最初なんてもっとひどかった。


怪しい時限爆弾のような、ジャンパー線が宙を飛び。。。


なんじゃこりゃ??と言いたくなる様な、とても目を覆いたくなるようなものでしたのよw




後はひたすらハンダ付けハンダ付け。

これでも、練習量はぜんぜん少ない方でして。




もっともっと精進しなければならないのです。


お客さんの要求は日に日に厳しいものになりますからね。



まだ、これはユニバーサルだから良いですが、下手すると表面実装基板のパターンの上にあるレジストを剥いで。。。

そこにラッピングワイヤ(エニックワイヤ)のようなもので、ジャンパーを飛ばすと。





そういう意味では、この程度のユニバーサルじゃ、初歩の初歩ですね(恥)





でもねー。

まだ、これは鉛入りの共晶ハンダだから楽なんですよね。

これが、最近流行のPb-Freeハンダになると。。。


また梃子摺っちゃうのよね。。。って字があってる??



Pb-Freeハンダだと温度の掛け方というか、ハンダ付けのコツがいるのですよ。

共晶ハンダだと、短時間でプルンといけばすぐに終わるし、長くモタモタすればパサパサで失敗するしで。



ところが、Pb-Freeは付ける対象物とか状況によってコテをあてている時間を上手くコントロールしないといけないので、短時間で温度が上がらずにパサッとなったり、逆に長すぎてパサッとなったりするのです。


Pb-Freeハンダだと、表面がつるんとしないしね。

上手くやれば、出来るときもあるんだけれど、もともとそういう感じのものだからね。




Pb-Freeハンダで気をつけなきゃならないのは、振動とかのストレスで割れやすいこと。

自動車とかだと、Pb-Freeハンダは気をつけなきゃならないのです。


温度管理とか失敗すると、ほんとハンダ付け部分が割れますw




あとは、パターンの銅が食われちゃったりするのよね。




Pb-Freeハンダには、錫銀銅(Sn-Ag-Cu)ちゅーのがあって、これの配合によって最後の銅が少ないと。。。

ハンダの中に銅が吸収されちゃって、もともとハンダ付けするべきところがどんどんと食われてしまい、最悪は無くなっちゃうのです。




このあたりのことは、ネットで調べると出てきますです。

Ni系のPb-Freeハンダを使うのも銅食われの対策には有効なのですよ。




時代の流れに乗って、Pb-FreeハンダでFCのような旧車?のハンダを直すと。。。(汗)


必ず、共晶ハンダ(鉛入り)を使いましょうね。







さて、写真のハンダはある程度進めたところで集中力が途切れたので、後は明日やることに。


明日出来ることは、今日やるな!

明日出来ないことは、明後日やれ!


という感じでw



集中力が途切れると、良い仕事できないしね。
Posted at 2010/10/13 21:07:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記
2010年09月22日 イイね!

感電に注意。

丑三つ時にこんばんは。

立石かんなです。



さて。
今日は電気のお話です。



最近、みなさん感電てしてます?




今は電気製品がよくなっているから、なかなか電気製品で感電はしないんではないでしょうか?




ところが、意外と感電しやすい時ってのもあるんですよね。





つい最近も、某所で某社の機械で感電しましたw

実はこの機械、通常お仕事される方が普通に触るわけですが、これまた非常に感電しやすい構造になっています。

よくぞ今まで問題にならなかったなとwww


さすが、○○クオリティwww




うっかり触ると感電します。

うっかりじゃなくて、仕事で触っても感電します。






感電するとは言っても、ピリピリと痛いだけなんですけれどね。

AC100Vなんてのは可愛いものです。


AC200Vは流石にありません。



そうそう、鉄道模型も感電するんですよwww




通常、電気が流れるには、電源とGNDがないと流れません。

とはいえ、交流の場合は線が繋がっていなくても流れるわけですけれどね。



なんで?




直流と交流ってのは、その性質が違うんですね。

交流の場合、線が繋がっていなくてもコンデンサ成分があれば、そこには電気が流れてしまいます。

直流の場合は、コンデンサにチャージする分だけ流れておしまいなんですけれどね。




よくあれ?っと思う時があります。


靴を履いていて、導通するものがないのに。。。触るとピリピリするみたいな。


僅かながら導通がある場合もあるのですが、極希にコンデンサ成分が悪さをする場合もなきにしもあらずです。





電気を知っている方には初歩の初歩ですが、漏電による感電はどう起きるのか?

この私も一部勘違いしていたことがあります。



良く洗濯機で感電するので、アースを取りましょう!と書かれていますよね。

アースをとらなかった場合のことを考えてみましょう。



洗濯機に来る電気は、電柱の上にあるポリバケツ(柱上トランスね。)で、6,600Vから200Vへ変圧されます。

このとき、2次側では200Vをさらに100Vと100Vに分割して、中線をアースに落としています。。。確かw




最近の家庭では、エアコンやIHの使用があったりすることから、配電盤まではAC200Vで配線されています。

単相3線てやつですね。


そして、AC200Vの中線タップ(AC200VをAC100VとAC100Vに半分にわけるのです。)で真ん中の中線をアースに落としています。




配電盤をあけると、赤・白・黒と配線があるはずです。


良い子は配電盤をあけちゃ駄目よw




おそらく、白が中線でこれが変圧器側でアースに落ちているはず。。。なんですが。。。






で、洗濯機をコンセントに繋ぐと。。。



コンセントは2極が普通だと思います。

配電盤からは、赤白で来るか白黒で来るはずです。




で、それとは別に緑色のアースを接続する端子があるはずですが。。。



設計が悪かったり等あると、洗濯機の金属部分に漏電することがあります。




もし、漏電している状態でそこへ触ると。。。




漏電部分から体の中を通って大地へ帰り、トランスのアースを通って元に戻ります。


本当は、電源側(交流なので電源側という言い方はおかしいかも知れませんが…)から、機器の内部で消化してもう一本の線を通ってトランスに帰されるはずなのですが、体を通ってトランス側のアースを介してしまう状況が感電ということになります。





実は、私勘違いしてたんですよねw

アースに抜けた電気は、発電機のアースに返されるかと思っていたんですねwww

実際はトランスに返されるわけです。



アースが接続されていれば、漏電していても体の中を通らずにより抵抗値の低いアース線を通って大地に帰されて、トランスのアースから吸い上げられます。






漏電というと、なんだか電気が違うところを常時流れていて。。。みたいな印象を受けますが。。。

アースが接続されていれば流れますが、アースが接続されていないと通常は充電されていて、触ったときに初めて流れます。



常時流れていれば、漏電遮断器が行きと帰りの電流の差を検知して漏電していると判断し遮断しますが。。。

充電されているだけだと、反応しない場合があります。




たまにあるのが、某島国製のパソコンとか大陸製のパソコンや電源で、通常は普通に使えるんだけれど、ケースに触るとピリピリする。。。なんてことも。


電源のアースがきちんと取られていないと、GND側ではなく電源側にケースが充電され、触ったときに体がアース代わりになって感電してしまう場合です。


上記の場合、コンセントの挿し方をひっくり返すとOKだったりとかするんですね。(これがコンセントの挿す向きがきまっているものです。)




会社でよくやるのが、静電防止のために静電靴をはいて静電マットの上に乗っていたりすると、触る機械が悪ければよく感電しますw


静電靴や静電マットは静電気を貯めないために、アースに繋がっていて常に導通があるんですね。


そこへ、充電された機械に触るわけですからたまったもんじゃありません。

じゃあ、マットの上に乗らなければいいじゃん!とか、静電靴履かなければいいじゃん!と思うかも知れませんが、履かなければ履かなかったで今度は静電気で電子基板を壊してしまう可能性もあるわけです。



一番良いのは、機械がきちんと設計されていて、アースに落とされているのが良いわけです。

もしくは、きちんと設計されていて完全に絶縁されているとか、もしくはコンセントの挿す向きが決まっていて、GNDに接続されている側でケースが1点アースされていれば良いのですが。。。

最近は、完全絶縁が多くなってコンセントの向きがなくなっていますよね。




家庭内でアースがついている製品といえば、電子レンジや冷蔵庫、洗濯機にPCですよね。

洗濯機はコンセントのそばにアースがあるから良いとして。。。


それ以外は意外とアース線が接続されていない場合が多いのではないでしょうか?

束ねてあって遊んでいたりとかwww


人間の抵抗値が高くてピリッと来るくらいならまだ良いのですが、水でぬれていたりとかして感電したときの電流が大きいと間違えれば死を迎えますw



まだ電子レンジや冷蔵庫は良い(もちろん感電はするのですが、動作中に触ったりとか外装が傷がついて金属が露出しているとか、裏蓋を触ったりとかしなければ、最近の日本製なら大丈夫だと思いますが。。。油断は禁物。)のですが、意外と中途半端な大陸製パソコンが盲点ですね。





出来ることなら、アースがあるものはアースに接続しましょう。

Posted at 2010/09/22 04:25:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 電気のはなし | 日記

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何シテル?   07/17 03:35
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