
しばらくシャチボンをお楽しみくださいw
さて、電気お話です。
皆さんが家庭で使っている電気。
いまだとエアコンは、1kWとかそれ以上使うのかしら?
ここで、1kWといえば。。。
100Vであれば、10Aの電流が流れます。
V(電圧)×I(電流)=W(電力)
でしたね。
では、これを1000Vで使用したら。。。1Aですよね。
10Vで使用すれば、100Aです。
じゃあ、問題です。
同じ1kWの電力を送るのには、一体どれが良いのでしょう?
1. 100V
2. 1000V
3. 10V
みなさんならどれを選ぶかしら??
正解は、2番です。
同じ電力を送るなら、電圧が高い方が有利なのです。
それはなぜかというと、配線のロスがあるからですね。
いくら導体とはいえ、長い距離を配線するとそこに抵抗値が存在します。
W(電力)=R(抵抗)×I(電流)×I(電流)
という、式が成り立ちます。
これは、先の式をV(電圧)=R(抵抗)×I(電流)というオームの法則を用いて変換できますね。
この式より、同じ導体(≒抵抗値が同じ)ならば、電流が増えれば増えるほど2乗的に送電ロスが発生することになります。
受電端で同じだけの電力を使うには、送電端でロス分を含む電力を発生させなければなりませんね。
となると、同じ電力を送るには、電圧が高ければ高いほど(電流が少なければ少ないほど)ロスが少なくて有利ということになります。
家庭に来ている100Vも、発電所で100Vで発電して送られているわけでは無いですよwww
凄く簡単に単純にいえば、電柱の上のポリバケツ(柱上トランス:通称ポリバケツ)が、3相交流6,600Vを3相交流の200Vに高圧して、そのうちの1相を引っ張り出してきて、家庭のブレーカーまで持ってきます。
そこから、中点タップによって、100Vと100Vの半分にされてコンセントに振り分けられるわけです。
で、みなさんがコンセントから取り出して使っていると。
ポリバケツより前は、高圧や特別高圧といわれる電圧を使って送電されています。
鉄塔の高いところを3本ずつ配線が通っていますよね。
片側3相、もう片側3相のたかーい電圧で送電しているわけです。
ちなみに鉄塔には一番高いところに架空地線といわれるGND線が1本通っています。
また、送電線は弛んでいますよね。
もっとピッと張れば良いのにと思うかも知れませんが、あれはわざとそうなっていて、cosを含んだなんとかという計算式で描かれる曲線なんですねw
大学のときの教科書を出さないとねwww
式を忘れていますwwwwww
良くでんこちゃんが、送電線の近くで凧揚げ云々といっていますよね。
危ないので止しましょうね。
カーボンのながーい釣竿も駄目ですよ。
クレーンを上げたまま、架線を切らないようにしましょうねwww
というわけで、電力を送るときには高い電圧で送ればロスが少なくなるわけです。
Posted at 2010/07/08 23:36:52 | |
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電気のはなし | 日記