立石かんなのブログ一覧

順序だって物事を考えてもらいたいものです。






と、バイト先でお客さん相手に思ったりします(^^;



良い歳して、私よりも経験豊富な癖に、突拍子もないことを言われるとね。

相手するのも疲れますw




なんだか。。。ここ最近、結構私よりも良い仕事している人たち(経験数が多いという意味で。)が、順序だって物事を考えない傾向にあるような気がします。



目の前にある問題の原因を妄想してあれやこれややるのは良いのですが。。。


下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。。。と同時に、余計な体力や時間も消耗するわけで。


帰巣本能を使って家に帰るわけじゃないんだから、もうちょっと順序だって物事を考えて欲しいものよね。




だいたい、そういう突拍子もないこと言う人って、だいたい頑固w


だから、さらにタチ悪いんだけれど。



撃ち落とせたか確認しに行かされる身にもなって欲しいわ。






ある基板があって、不具合があるという。

あんまりまた詳しく書くと、バカが騒ぐから書かないけれど。



あるICが、不具合を起こすというのね。


一度それが起きると、かなりの確率で再現しない。




お客さんはあまりそこのメーカーの製品を好きではないらしく。。。(過去にトラブルがあったので。)



そりゃ、もう手当たり次第原因を妄想していくわけですよw




私はハード屋さんなので、ひたすらハードを疑われるわけです。


だからひとつずつ可能性を消していくわけね。


回路は大丈夫か、データシートからの情報に相違はないか、データシート同士で見比べて例えば信号のタイミングはあっているかとか。



今、起きている現象から想像をするわけです。


ここで、このブログだけの用語解説。


想像→基本的なところまで戻って、もう一度そこまでの過程で踏んでいく道をひとつずつ確認していく。

妄想→とにかく原因となりそうなものを列挙する。


と、このブログの中だけで考えて頂戴。

世の中では違う意味かもしれませんが、ここだけ(このブログだけ。)の用語ね。




だってね?

不具合が起きているということは、なんらかの原因があるわけで。。。

もちろん、複合的な原因てのもあるけれど、それもある基本的なものが組み合わさっているだけの話だと思うわけですよ。


だから、初歩の初歩、基本の基本に戻って考えてみて、ひとつずつ怪しいところを潰していけば良いというわけです。



もちろん、それには同じことを自問自答することもあれば、周りに同じことを何度も聞くこともあります。



今回はお客さんのところの回路を踏襲してやっているので、ここは実績のあるところ、ここは実績のないところと分けてひとつずつ踏んでいくわけです。






ところが。。。

お客さんの妄想は止まらなかったんですねw


ICの不良に始まり。。。回路の電圧まで疑い始め。。。

終いには、わざわざスイッチングレギュレータのフィードバック抵抗を意図的に変えてまでして、電圧を疑ってかかったのです。





当初より。。。私はこの件に関しては懐疑的でした。


なぜならば、電圧が例えば降下して問題が起きるならば、電圧が降下する原因があるわけで。。。

じゃあ、その原因をひとつずつ潰していくと結果的には電圧降下が原因となるようなことは考えられなかったためです。



回路的には実績のある回路のため、電圧降下が原因ならば今までお客さんが出荷していた製品でも問題になる。

スイッチングレギュレータの入力は電池なわけですが、たかだかIC1個の動作でそんなに大きなサグが発生するとも思えない。

入力が容量不足とか、前段にレギュレータが入っていて出力しきれないといったものならまだしも、電池ですからねー。

それにスイッチングレギュレータの意味をなさなくなるし。。。


そもそも、ICが不具合を起こすような電圧低下が発生した場合、機器が正常に動作しなくなる可能性が高く。。。


今回の不具合が発生したときのような重要項目実施時には。。。普通は不安定な乾電池ではなくある程度潤沢と考えられる安定化電源を用いるのが正解。




とまあ、実際に電圧降下が原因で不具合が出ているかどうかは、バイトの私がやらないといけないのでw

上記のような事柄を上げて、拒否するわけですwww



だって、不毛な基板改造をタダでやるわけですし、突拍子もない妄想だけで出ることのない結果をひたすら求めても出てこないものは出てこないわけで。


もし、電圧降下が原因と思うならば、まずはデータロガーなりで重要項目実施時に本当に電圧降下が起きているか確認するべきであって、それがあって初めて電圧降下が原因と疑うべきでは?と助言するも。。。








これがまた頑固なのよねー。


電話で上記のような話を話していると、最後は噛み合わずに、お客さんため息( ´Д｀)=3


こいつ理解悪いなー、自分の言っていること分かってねーなーみたいなw





いやいやいや、理解悪いのあんただしw

ちょっと考えりゃわかるしみたいなw



そんなことを、イラッとしつつ喉元まで出てきますが、我慢我慢。




どうしても、電圧降下のせいにしたいみたいなので、まずは確認をお願いしますと押し付けたw


内心、出るわけないと思いつつwww









で、結果的にはソフト屋さんのバグが原因であって、電圧降下が原因ではなかったのね。


まあ、ソフト屋さん自身の考え方にも問題ありだけれどw






結果がわかった時に、ホレみろと思ったのは言うまでもないw








原因がなかなか見つからない時に、仕事で御尻が決まっていると焦ったり、あれやこれやと見えなくなるのは仕方がないものだとは思うのですけれどね。

ただ、そういう時こそ原点まで戻ってひたすら結果だけ(変な妄想をせずにということ。)を問答するのが良いと思うわけですよ。

急がば回れ?とはちと違うかもしれませんが、急いては事を仕損じるわけで。



もし、突拍子もないことに付き合っていたら。。。終わらないだけならまだしも。。。迷宮入りしてしまったら。。。余計事を大きくし、抜け出せなくなってさらに原因が見えなくなるわけです。





これをね、大学出たり大学院出たりして良い企業入って仕事している人がやるわけですから、不思議なもんですよね。

名だたる企業の戦士がですよw



話ししてて、口ポカーンですよw



大学で何を勉強してきたんだって言われても、専門科目で役に立つか役に立たないかが問題ではないのです。


何を勉強してきたんだってのは、そうやって基本的なものの考え方、問題のクリアの仕方をやってきたかどうかが問題だと思うんですよね。

ちゃんと問題となる事柄を説明書通りに考えて組み立ててきましたか?

ということだと思います。





難しく考えたって答えなんか出んよ。

というのが、私の思うところです。





色々なところに妄想で飛んでいくのは一向に構いませんが、それを元に巻き込むのだけは勘弁して欲しいものです。


ちょっと考えりゃわかるもんだろうとw

何事も、基本的なことの積み重ねなのですから。




しばらくは電話がないでしょうから、穏やかな日々を送れそうですw