
少し盛りすぎなものもありますが…。
とある動画を見ていて思ったこと。
色々とできることは良いことだとは思いますし、ワンオフで作るのは大変だとは思うのですが、それで作る?みたいなことがあったりします。
技術は凄いと思うんですよ。
ただ、なんで面取りしないかなぁ?
なんで、その鉄板のそこに穴開けた?
端面からの距離考えてないし、随分と不揃いだし…。
デザインバランスと怪我のことを考えて、角丸めようよ…。
などなど、技術があっても、それでお金貰う?
技術料の割にはお粗末じゃない?って思ったりします。
一気に萎えるところですね(^^;
なんか凄いことやってます感出してるけど、行き当たりばったりで手間がかかってるだけで、結構なお金貰うプロでもとりあえず付けました感が満載で、そんなので…どや感出されてもねって思ってしまうんですよね。
さて。
先週、失敗したエアクリボックスの雌ねじ作成。
ボルトに穴を開けてM6のタップを切るという、どちらかと言えば何かを引き算して作る方法なわけです。
で、そこで一旦は考えたインサートナットを再度持ち出して、足し算する方法で考えます。
当初は、単純にエアクリボックスの圧入タイプのインサートナットを取り外して、そこにM10の雌ねじを切って、新たにインサートナットをねじ込んで接着固定する方法でした。
ただし、接着部分がねじ部分だけになることで、少し強度的に弱くなるかなと思ったんですね。
エアクリボックスを止めるねじも右ねじですから、締めこむ際に接着部が外れると一緒に共回りしてしまいます。
緩めるときもそうで、緩めようと思ったらボックス側が回っちゃったとかなるとまずいので。
なので、キャップボルトに穴あけして、ねじのフランジ部分で接着面積を稼いでおくのと、少し締め込み気味に入れられることで密着度が増えるのではないかと考えたわけです。
それに、緩める際の抜け止めにもなりますし。
単にM10のねじを切ってそこに入れるだけだと、密着も何もないので。
そこで、長めのインサートナットにM10のナットを取り付けることで、ボルトを模したフランジを設け、そこで締めこめば密着度が上がるのではないかということです。
それで、インサートナットの長さを調整しつつ、ナットを接着したのが画像の状態です。
強度のことを考えると、本当はロウ付けするかTiGで点付けするかが良いのでしょうけれど、まだ私はアルゴンガスを用意していません(^^;
そこで、ロウ付け…となるのですが、簡易な方法のメタルロックでの接着を選択しました。
一つは、スペアキーを作った時にノブの接着にメタルロックを使用しており、かなり強力に接着できたこと。
もう一つは、その時に沢山メタルロックを買ってしまったこと(^^;
どうもメタルロックは消費期限があるようですので、使わないと勿体無いのです。
金属同士の接着なんて、多分ほとんどしない(だいたいはロウ付け)ので、沢山のメタルロックを消費しないといけません。
接着面積が狭いところには、メタルロックは向かないようなので、今回はロウ付けではなく、接着にしました。
ロウ付けは強度的には良いのですが、フラックス落としと焼け落としが正直面倒です。
簡単に落とせるのは、ヨシムラのステンマジックなんですが、こういったねじ部には向かないことや希硫酸が少量含まれているようですから、手がピリピリしますw
ゴム手袋しましょうよってとこなんですが、最初入っていることを知らなかったので、かなりピリピリしながら使ってました。
もちろん、最終的には中和した方が良いと思うので、それを考えると…ちょっと手間かなと。
あんまりムキになって締めるところでもないので、メタルロックでも大丈夫だとは思うのです。
こうすれば、穴あけやタップを切るのに苦労することはありません。
ただ、デザイン的にはやっぱりキャップボルトがスマートだとは思うんですよね。
機械加工ができるのであれば、キャップボルト一択のような気がしています。
※もちろん、削り出しをするならば、もっとスマートデザインができますが…。
完全硬化したら、次回はエアクリボックスの穴に垂直にタップを立てる準備をしましょう。
いつまで休日の暖かい日が続くかしら…。
Posted at 2025/11/30 16:41:59 | |
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自由気ままに物づくり | 日記