
今まである意味、幸運だったのかもしれない。
セブン君は強運の元に生まれた。。。
どうしても気になるエラーコード7。
圧力センサの断線もしくは短絡。
中村屋のECOちゃん(中村さんねw 親しみを込めてこう呼ばせてもらう。)に相談したところ。。。
色々とアドバイスをいただいた。
まずは、圧力センサを問題のない車両と交換すること。
さて。
まわりにポンと交換できる問題のない前期型車両はいない。
こういうときのためにも、フルノマールの63年式GT-X前期型が欲しくなるね。
全ての判断基準としたいからね。
物事を判断するのは、その判断基準が必要だから。
前に持っていた圧力センサが見つからない。
確か交換してもエラーコード7は消えなかった。
今、手元に前期型ECU N340なら2つある。
こいつと交換してみようと思った。
早速、セブン君のカーペットを剥がしていく。
と。。。
ECUカバーの状態がおかしい。
いや、ECUカバーの周りにガムテープが貼ってある。
嫌な予感がよぎる。
ECU交換されてるのか?
早速、ECUとご対面。
でも、パネルに留まっている位置では、テスターのプローブが入らない。
じゃあと、ECUのコネクタを抜くと。。。
あっ!一番右側のコネクタのロックが壊れている!!
あー、こいつは。。。もしや。。。手を入れたな。。。
社外のROMに交換されているのか??
ECUを取り外すのは面倒なので、手っ取り早く代わりのECUにコネクタを挿す。
これ、ロックがなくて抜けそうな印象があるけれど。。。
幸い、下側にはそうそう抜けない模様で。。。とりあえずこのままでいこう。
場合によっては、ハウジングだけ交換するしかない。
早速、テスターでダイアグのエラーコードを見る。
やっぱりECUはエラーコード7を吐き出す。
うーん。。。(汗)
それではと、以前夜逃げした会社から戴いてきた配線リールから配線をカットして、エンジンルームのコネクタとECUのコネクタで導通を確認。
あれ?導通がない。。。
それではと、GND側を測定すると。。。こちらは導通があった。
何度か試みるも。。。テスターはオーバーレンジ(抵抗値∞)を示したまま。
うーん。。。もう20年以上も経つと配線が?
どこかで組みつけの際に、配線を曲げすぎて内部断線した?
しかし。。。同じラインを通っているGND線は切れていない。
それに、白セブン君の同じ症状。
そんなに同じところが切れるか?そんなに発生確率が高いものか?
タービンやエンジンの熱で??
しかし、それでもGND線が生きているのはおかしい。
残念なことに、途中で中継コネクタがないため、どこで断線しているか切り分けができない。
これは。。。メインハーネス全て交換しかないのか。。。
どれくらいお金がかかるんだろう。。。
まだメインハーネスを手に入れることは可能か。。。
新しく配線を1本引くのも大変。。。
それが解決策になるのだろうか。。。解決策としても。。。原因がわからないのが気味が悪い。。。
こういうときこそ、基本に立ち返る必要がある。
『導通がない。』
このことだけを考える。
導通がないということは。。。どこかで切れているということ。
GNDが切れていないということは、どこかで人為的に切られている可能性が大となる。
そう考えるのが普通だ。
切った理由は?
ECUのコネクタが抜かれたという証拠。
ということは。。。可能性として考えられるのは。。。
コネクタを抜き差しした際に、無理に曲げたとか。。。
ECUカバーにガムテープが貼ってあったということは、ECUカバーの角で傷をつけたか切断した。
それ以外に。。。エンジンルームで近辺の部品を取り付けた際に挟んで切断させた。
色々とある人為的な可能性を探っても。。。見つからない。
どこだ。。。どこにある?
必ず、人為的に切ったところがあるはず。
配線が切れていること。
そして、その配線は緑黄だということ。
さらに、配線はエンジンルームに向けて配線されていること。
これに集中して探す。
配線の束を丁寧に見る。
剥がした後は?
不自然な留まり方じゃない?
絶対どこかにあるはず。
と、良く見ていると。。。やけにこの緑黄の配線が他の配線に比べて見やすい。
なんで?
そこだけ見やすいなんて。。。?
それに、他の配線よりほんの僅か長さにゆとりがある。
違和感を感じる。
そんなに都合良く目的の配線が見やすいだろうか?
もっと見ていくと。。。周りのハーネスは黒いテープで纏められている。。。
殆どがそうだ。
一部に灰色がある。
灰色?
他にも灰色あるなぁ。。。
他には。。。うーん。
灰色??
あれ?灰色って確かにあるけれど。。。配線のシースが灰色ではあっても。。。テープが灰色ってのはコネクタの根元だけ。
なんでここだけ灰色なんだろうか?
ここでハンダ付けしたのか?
そして、ハンダ付け不良??
もともと施してあるテープなら嫌だなと(せっかく問題がないものを外して問題になると嫌なので。)思いつつ。。。剥がしてみると。。。
あーっ!
配線が弛んでる。
明らかにおかしい。
で中からさらに灰色のテープ。
そして出てきたものは。。。
写真のものでした(怒)
馬鹿野郎!!
こんなところを安易にぶった切りやがって!!(怒)
大きなため息と、大きな怒り。
西やんさんには悪いんだけれど。。。(多分、オーナーであった西やんさんもこれは知らないと思う。。。おそらく。)
何やってんだ!今までのオーナーは!!
初めて殺気を覚えたw
私が譲り受けた際に、同級生の前オーナーは色々と調べていて、わざわざKFCDを取り付けていた。
ということは。。。この配線カットの処理がなされていたことはおそらく知らない。。。
あーぁ、と思いつつ。。。
メインハーネス交換や新設をしなくて良かったという安堵感もありつつ。。。
最初はギボシで接続を考えて部材を用意したものの。。。
制御用のアナログ電圧を取るので、これではまずいと思い。。。ハンダ付けしました。
全て処理を終わって戻すと。。。
やったー!!
エラーコード7が出なくなった♪
セブン君を所有してからの悩みが一気に解決。
便秘で悩んでいたのがすっきりみたいなwwwwwwwwwwww
そんなに草生やすなってくらいwをつけたくなりましたwww
おそらくこういうことでしょう。。。
ECOちゃんの助言やRE-TECSを見ると。。。エラーコードを吐き出している最中はECUで設定された圧力テーブル?にしたがって濃いまま走行。
常にECUは元に戻るか確認をしているけれど。。。戻らない。。。
圧力センサから測定しても、圧力テーブルにしたがっても、体感差はごく僅とか。。。
それならば。。。ここの配線をカットすれば。。。ブーストアップ時のブースト異常によるブーストカット(燃料カット。)が入らない。
それでブーストコントローラを使ってブーストアップしていたんじゃなかろうかと。
きっと、白セブン君もカットされているような予感がしています。
おそらくだけれど、前期のブーストカットの定番はここの配線カットで安く対応だったんじゃないのかな。。。きっと。
KFCDとかのフューエルカットディフェンサーは高かっただろうからね。(今は凄く中古で安いけれど。)
だから、私の同級生は知らないままKFCDつけてたんじゃないかと。
まったく、安易に配線カットなんかすんなよなー!と言った感じですね。
もっとリスクを考えて欲しいです。
戻せるように、圧力センサ側でコネクタからコンタクトを抜くって方法もあるのにね。
そうそう、圧力センサのカプラをアイドリング中に抜いて反応していたのは。。。
どこが制御しているんだろうか?(汗)
ここの配線がカットされていても反応したので。。。
冒頭で、セブン君は強運と書きましたが。。。
実は、以前書いていたブログで書いた事があるのですが、一度タービンの圧力取り出し口のカシメが外れて抜けてしまい、一時的にブーストがカット領域を超えたことがあります。
あの時KFCDをつけていなくても、燃料カットが入らなかったのは。。。この配線がカットされていたから。
幸いにも知らないところで、配線がカットされていたため、ブースト掛かりっぱなしで燃料カットなんてことが起きなかったわけです。
今までそれ以外にも、何度も窮地に立たされながらもセブン君には幸運が舞い降りてきました。
今回も。
あの時、エンジンが壊れたと騒いで結局圧力取り出し口のすっぽ抜けだったわけですが。。。
もし、配線カットがされていなかったら。。。((((;゚Д゚))))
やっとエラーコードもなくなったことですし。。。
また安心してアクセルを踏むことができます。
がっ!
今度は、KFCD付けとかないと(汗)
(今までこの問題があったため、KFCDがおかしいと思って外していたので。)