2014年11月24日
画像は無いけれど、最近やった作業から。
以前、1時間くらい走行すると、運転席側のパワーウィンドウが動かなくなりました。
しかし、放置して冷えると動きます。
で、原因は…。
基板に実装された部品のリードの半田にクラックが入り、熱が入ると伸びて接触しなくなり、
冷えると元の長さに戻って接触して動くというものでした。
私の場合、外気導入で足元にしている関係で、常に温かい風が足元に流れ込むため、
その熱で基板が温められていたようです。
そのときは、半田付けで対処しました。
そのほかにも、年式的に不良を起こしている半田があり、
いくつか半田付けして修理したのですが、なぜか半田が上手く乗らなかったり、
泡立ってしまうものがありました。
今回、パワステが利かなくなることがあり、ホースからの漏れを発見して新品へ交換しましたが、
再発しました。
状況的には、やはり1時間以上走行し、なんらかの影響を持って発症するようです。
以前と違うのは、以前はただ単に利かなくなるでしたが、今回は利きっぱなしから突然利かなくなるというものです。
まだおおもとの原因はわかっていませんが、パワーウィンドウの件もあり、パワステユニットを疑って再半田し直しました。
パワステユニットは、ステアリングシャフトの上?についており、フランジナット2つで外せます。
運転席足元にブリッジして潜り込み、知恵の輪状態で抜くことになります。
ねじを外したら、クラッチペダル側からペダルを押しながら引き摺り出し、コネクタを外します。
で、本題の半田付け。
この基板も半田付けが上手くいきません。
理由は2つあるようです。
1.防湿コーティングしてある。
2.部品固定用の固定材(ボンディング)の温度が低い。
基板には湿度に対する対策のためか、半田面に防湿コーティングのようなコーティング材が塗布されています。
これは、アルコールで落ちるような通常の防湿コーティングではなく、シリコンのようなコーティングです。
半田付けの際は、半田ごてにて既存の半田を温めたら、小手先で浮いてきたコーティングを除去してから新しい半田を流し込むことになります。
これをやらないと、コーティングの残留物にはじかれて上手く流れ込みません。
また、大き目の部品やコンデンサなどを振動の影響を受けないように、固定材を盛って固定してあります(ボンディング)。
これが、半田の溶ける温度より低いため、半田を溶かすと半田内に入るのか半田が沸騰したようにブクブクと泡立ちます。
クラックが入っているかどうか目視して問題なければ、手を出さない方が無難です。
下手に温めてしまうと、半田の中に空気だまりというかガスだまりができてしまうために、
その部分だけ半田がいない状態になります。
温めきってしまって出し切ってしまえば良いのでしょうが、長時間電子部品に熱をかけるわけにはいかないので、泡立ちを見越して半田付けしてしまうしかありません。
再半田する前に上手く落とせれば良いんだけれどね。
普通のハヤコートとかなら、アルコールで溶かせるから落とせるんだけれど、今回は歯が立たず。
また、ボンディングも厄介だから難しい。
古い車なので、再半田が必要な場合もありますが、気をつけてやら無いと逆効果になってしまう場合があります。
失敗してクラックが入りやすくなり、走行中に何かあってなんてのはありえないので、十分考慮したうえで作業してください。
本来であれば、再半田後に防湿コーティングするところでしょうけれど、再発することも考えてしてありません。
(不思議なことに、ECUは防湿コーティングされていない。)
もし、気になるようであれば、ハヤコートなどを塗布すると良いでしょう。
半田付けの際はご注意を。
Posted at 2014/11/24 22:36:21 | |
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構造 | 日記
2014年11月24日
年齢に見合わない年収(足りない方ね。)の私、『立石かんな』です。
まあ、表題のように特に何もないといえばないので、どうしようかなぁ…なんて思いながらキーボード叩いているわけですが。
ブログをはじめた当初(消す前のブログね。)は、最初はまあ普通にあったこととかを書いていたわけで、途中からその目的が変わりつつ、最終的には抹殺されるわけでした。
で、このブログが始まると。
色々なことに一区切りついたこともあり、少し方向性を変えてみたわけですが、歳を取ると共にかけられる資金というのは増えてはいかず、色々と先行きを考えると他に取られるわけです。
決して止めたわけではなく、長期停滞中という感じです。
まあ、実際はちょこちょこやってはいるんですが、こう大々的に書くようなことでもないので、
停滞中という感じですね。
ここのところ他を拝見するに、色々と嗜好の変化というか、何らかの面白みとか、興味とかの方向性が変わってきたような気がします。
それにつれて、自分自身が書くことがそれにならないようにと思うこともあり、昔に比べて(私にとって)どうでもよいことは書かなくなりました。
何かこう違うんだなぁ。
そう、まるで読まなくなった新聞のようなのです。
きっと掘り起こせば、有用な情報は沢山あるはずですが、
希釈するかのように、そうではないものが増えてしまったような気がします。
と同じく、自分が書くことに対してもです。
非常に危機感を感じてしまう今日この頃。
情報発信の敷居が一気に低くなったのは良いことなのかどうなのか。
正直わからないところです。
今もありますが、昔あるコミュニティがありました。
管理する立場の人間がおり、色々な情報が書き込まれていました。
とても有益であり、当時の管理者の方にはあのような場を設けてもらったことはとても感謝しなければなりません。
書き込まれる情報は、管理者の監視(言葉は良くないかも知れませんが…。)のもと、情報が精査されていたような気がします。
もちろん、書き込む側もきっと有益な情報を書かれていたことでしょう。
しかし、それが崩れてしまった。
大変な苦労があったと思います。
もちろん、管理者の判断次第では眉唾を残すこともできます。
しかし…。
楽な方へ流れてしまいました。
現実に、この私も流れてしまったのはここにいるとおり。
もちろん、それだけではありません。
おそらくは、増えすぎてしまったことも影響しているような気がします。
また、管理者の火が消えかかっているのがわかったからかも知れません。
管理するものが、有益であるかそうでないかを判別できていたものが、
今や、それが扱いきれなくなってきているのではないかと。
ノートの落書きならまだしも、ノートの落書きにもならないようなことが、発信できてしまうような状況。
昔であれば、削除されたものが加速的に増えていく今。
それってどうなの?ってことも。
もちろん、眉唾も喧騒も。
まるでハードディクスに不要な一時ファイルが増えていくように、溢れかえっているような気がします。
果たしてそれは…。
物理的に収まるところまで、増え続けていくことでしょう。
おそらくは、際限なく。
便利であったはずのものが、いつしか辞書を引くより難しくなるのかも知れません。
そんな気がしています。
Posted at 2014/11/24 21:25:38 | |
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日々のデキゴト | 日記