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立石かんなのブログ一覧

2021年05月23日 イイね!

やっぱりろう付けが楽。

やっぱりろう付けが楽。またまたバッテリークランプを作ってました。









というわけで、再度フラットバーでバッテリークランプを製作。

今回は、被覆アーク溶接でバッテリークランプが製作できるのかどうか?に焦点をあてて作業をしてみました。


結果から言って、まだまだ溶接の腕が足りませんでしたw

仮付けはうまくいくんですよね。
意外と。


でも、そのあとに本溶接に入ると、なかなかうまくいきません。

溶接の向きだとか溶接前の準備とかが良くないのかもしれませんが、一見綺麗に見えてスラグ巻き込みしてたりとか。


仮付けから、きちんとスラグを落として作業しているんですが、本溶接の際に上手く溶けていかないのです。

特にフラットバーw
棒の移動が速いのかもしれませんが、そのために下側にスラグが残ったりしてしまって…。

まあ、溶接で盛ってグラインダーで削ってフラットにしようとしたのが間違いで、点付けでも強度は出るんでしょうから、それでも良かったのかもしれませんが、できればフラットにこだわりたかったw


B型バッテリー用のものを2本駄目にしたので、これはまた今度フラットバーに解体したいと思います。



で、D型バッテリー用は未熟な溶接はせず、従来通りろう付けで。


綺麗にろうがまわってるでしょ。
それも、センターの穴からろうを流して、縁までろうが出てているのできっちりとろう付けされていますから、点付け溶接よりもくっついている面積は大きいです。

これがろう付けのメリット。

デメリットといえば、一般家庭でろう付けする際には熱を掛ける時間が長くなるので、フラックス残渣とか表面の焼け色が残ったりするので、それを落とすのが手間かな。


本来は、フラックスで表面の酸化を防ぎつつ、ろうを濡れやすくするのですが、フラックスの付いていない部分の温度も上がってくるので、細く高温の火炎が作れればよいのですが、焼け色を全く付けないのは家庭ではちょっと難しいですね。

普通は、缶ボンベに新富士のバーナーつけてでしょうし。


見た目からすると、溶接で盛ってグラインダーで削るのと、ろう付けで焼け色など落とすのと、どちらも手間は手間ですから。

どちらもあまり商売にはなりませね。

一番いいのは、TiGで付けてそのままが一番いいのかもしれません。

スポットって方法もありますが、さすがに企業じゃないと無理でしょうw


半自動は、多分フラットバーは溶けない…。
軟鋼だったら溶けるんでしょうけれど、ステンレスは多分無理ですね。


長年バイトではんだ付けをしているからか、やっぱりろう付けはろうの見極めがしやすいですね。



試しに管理者に頼んでオークションに出してみました。

値段は適当(いい加減という意味ではない。)ですが、作業からすると全く合わないですw


カットして、角Rつけて…。
穴あけして面取りして、ろう付けして磨いて。

材料と研磨剤等の道具、電気代等々の諸々と作業時間を考えると、まったくもって駄目ですね。
フラットバーの加工を業者に出すって手もありますが、多分全然合わない工賃が出てくると思います。

オークションの価格は作業コストがあまり入っていないと思ってもらった方が良いかもしれません。

今回は、ほぼ私の作業の勉強代だと思ってますが…。



水準を下げずに、もっと楽な方法を考えないと…。



良く、純正の部品を買うのに、ほぼ誰も手配していないような部品で"いくら何でも純正の部品高すぎだろ!"って嘆く人いますけど、作る側からすれば出来るだけありがたいのですよ。

売れるかどうかわからないものをストックしないですし、作るとなると関係するところすべてに”1個作ってもらったらいくら?”って見積することになります。

まだ見積もりしてくれれば良い方で、普通1個でなんて作らないですからねw
材料余るし、最低数で作っても不良在庫になるだけだし。

じゃあ、作ったとしても、赤字で仕事はしないですから、1個作るために材料を大量に買わなければならないとすると、その値段までも入ります。


それに、"どうせ機械が作るんだから"なんて思っているかもしれませんが、それを動かすまでの時間(材料設置して、プログラム設定してって。)とそれにかかる人件費を考えてもみてくださいよ。


そんな簡単に1個作れると思うな!www


純正のもともとの値段は、想定販売数があって、それに合わせて"いくつ作ったらいくら。"が決まってるもの。

例えば、基板の実装とか、ラインに流すものとかって、一回設定すれば流せるし、数が増えれば増えるほどコストは下がりますよね。

でも、これが手はんだとか、人が加工しないとできないものってのは、数が増えような何しようが、あまりコストは下がりません。
(もちろん、作業手順を入れ替えたり、揃えたりして1個ずつ作るよりは手間を省きますけど。)


たまに"なんでたくさん発注しているのに下がらないんだ?"なんていう人もいますけど、そういう理由でもあります。


値段ばかりに目がいった結果が…昨今の状態ですよね。

今までいろいろなところで材料作ってたのに、値段で勝てないからとかって辞めちゃったら、天災で手に入らなくなって製品が作れず大騒ぎとか。

ファブレスなんてたいそうな事言ったり、自前のライン維持するより外注に出した方が安いからって出したら、世の情勢についていけなくなって注文殺到して、身動き取れずに生産できなくなって機会損失とか。



私文系だから、とか製造とか知らないしとかって言い訳する前に、好きでその車に乗ってるんだったら、それやその関連する部品がどうできているかぐらいは興味を持った方が良いと思いますね。

で、それでも高いっていうんだったら、降りればよいのでは?

じゃあ、社外でとかって思うかもしれませんけど、それをやったから手に入らなく高価にさせたんじゃないの?って思いますけどねw


ちなみに、今はどうかわかりませんが、10年前の頃の某東証一部上場企業の場合、人ひとりにかかるコストは1万円以上/時間でした。

1時間社員が動くと1万円以上のコストがかかるということです。



このバッテリーブラケットの材料費、作業費等々色々と考えて、御自身で作ってみたときのコストとオークションの価格を比較して適正なのかどうなのかを考えてみると面白いかもしれませんよw

そうやって考えてみれば、純正部品がどうしてその価格なのかがわかるかもしれません。
Posted at 2021/05/23 13:53:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自由気ままに物づくり | 日記
2021年05月04日 イイね!

バッテリークランプ製作_第二弾

バッテリークランプ製作_第二弾前回と同じB型バッテリー用クランプ






時たま、雷鳴を伴う晴れのまま雨なんてのがありましたが、過ごしやすいお天気ですね。

庭の芝生の匂いがとても良い季節です。

ほとんど、毎日外で何かしてるかも。


さて。

本日は、試してみたかったこと。


以前、ステンレスのフラットバーで6㎜の丸棒を曲げるベンダーを作りました。

試しにSUS303を曲げたときはそんなに大変でもなかったので、本題のSUS304を曲げてみることに。


FCのD型バッテリー用のクランプは6㎜の丸棒なので、似たような形状でバッテリークランプ作れるかなって。

で、これが曲がらない曲がらないw

まあ、炙ったりすればいいんでしょうけれど、普通に手曲げしようとしたらSUS303と違って曲がらず…。

足で固定してやって初めて曲がりました(^^;

これは、きちんとしたバイスで固定しないとダメね。


で、作りたいのはB型用なので、写真のようにB型バッテリー用のクランプに似せて作ります。

特に治具等を作らなかったので、アングルが少し並行ではないのはご愛敬で。

実は、B型用は8㎜の丸棒で真ん中を潰して(叩いて?)盛り上げてあるんですよね。

でも、さすがに素人では8㎜の丸棒を炙らずに曲げるのは無理なので、D型用と同じ6㎜の丸棒で妥協しました。


前回、フラットバーでクランプを作りましたが、純正と違ってしっかりしているのですが重いのです。

6㎜丸棒だとどうかなって。
作ってみたところ、軽いけどやはり締めこみすぎると曲がるかなw

まあ、これは純正の8㎜丸棒でも締めこんでいってしまうと曲がるので、単に締め込み過ぎるなって話ですが、バッテリーのぐらつきとか緩みの心配をすると、ついつい締め付けすぎてしまうわけです。

アルミなんかのクランプがあるけど、中には貧弱そうなのがありますよね。


本当なら、ここでノンガスのステンレスワイヤーを使用して、溶接!となるわけですが、どう考えてもうまくいく気がしない(棒溶接だったら何とかなったかも。)ので、今回はいつものろう付けで。


久しぶりでちょっと不細工ですが、やっぱりろう付けは簡単でお手軽ですね。
綺麗に濡れてフィレットができるし、アークストライクとかで母材を痛めることもないし。

欠点は、ろうとフラックスの流れる向きを考えて母材の固定と配置をしないといけませんので、溶接みたいに手で押さえてバチバチッとは行きません。

バーナーで手を焼くことになりますし(^^;


きちんと濡れてフィレットが出来れば、この程度なら強度も全く問題なし。
遮光もしなくてよいですし、よほどのことがない限り熱で反ってくることもありません。

溶接だと、がちがちに固定するか、溶接の順番を考えないと溶接後に引っ張られて反ってくるでしょ。


今回は固定が難しかったので、先にミニスポット溶接機で仮固定してからろう付けしてます。


サンプルを作ってみて、前回のフラットバーの時と作業の手間だとか工程だとか、時間的・金額的コストだとかがだいたいわかったので、今後どうするか比較検討しようかなと思います。


ノンガスのステンレスワイヤーが不安なく使えそうな、200Vの半自動溶接機を購入しようか検討中w
Posted at 2021/05/04 22:54:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自由気ままに物づくり | 日記
2021年05月03日 イイね!

やっぱり駄目かぁ…。

ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?

ほぼ家から出てませんw


さて。

あれからちょこちょこ溶接を試していますが…。

色々と間違っていたことに気が付きました。



まず、溶接面。

電源入れたつもりが、入ってませんでしたwww

なんか見にくいなぁ…なんて思っていたのですが、OFFの状態での初期暗さでやっていたので目はやられなかったものの、それは溶接プール見えないよねw

再度挑戦したら、きちんと明るくて、かつ遮光もしっかりとされました。

でも、古い製品だからか頭を下げるとなぜかちょこちょこ遮光します(^^;


非常にやりにくいので、別の大陸製?の溶接面を使うことに。
12,800円のやつね。

これが、液晶面が広いし、かつ通常と違い自然光に近い見た目なので、非常に使いやすい。
遮光速度は1/10,000だから製品的には遅い部類ですが、そんなに違和感はありませんでした。


もう一つの間違いは、アーキュリー80_ルナⅡでのステンレス溶接。

なんか綺麗に付かないし、バチバチ言うなぁ…と思って、もう一台を引っ張り出してくることに。

こちらは軟鋼用のワイヤーが付いているのですが、全然パワーが違うw

あれ?なんで??ってくらい被覆アーク溶接での作業に近いし、溶け込みも全然違います。

2台あったから比較ができたんだけどね。

で、本体が壊れているのかなぁ…、新品未使用だったはずなんだけどなぁ…なんて思っていたのですが、試しに軟鋼用の方をステンレスワイヤーに交換してみたら、同じ症状に。

バチバチバチッとは言うけれど、全然溶けないし。
最大パワーでも溶けない。

で、もともとステンレスワイヤー用は色々とやっていたら、ワイヤーは送られるものの、アークが飛ばなくなりました(^^;

本格的に壊したかも。


スズキッドの説明書には、ステンレスワイヤーは6~10で灰色の着色なので、コンセントでも使えますって書いてあるんだよね。

電圧低下があるから、わざわざスズキッドの3kVAのトランスで200V→115Vで落として使ったんだけど、あんなん使い物にならんよ。

もう一台、スズキッドの30Aまでとれる3kVAのトランスあるけれど、それを使っても綺麗にアークが飛ぶような気がしない…。


軟鋼だったら、すごく使えるんですけれどねー。

電流、電圧調整できる製品の方がノンガスのステンレスワイヤーは向いているかな。


説明書と全然違うじゃん。
ステンレスも使えますって、全然使えないじゃん。


実際、一番簡単なのは被覆アーク溶接で棒使うのが一番楽ですね。

棒の太さをそれぞれ用意したりと面倒ですが、初期アークさえ綺麗に出せれば、綺麗に付くしスラグの処理も簡単だし、軟鋼とステンレスといちいち面倒な交換も必要ないですし。


ちょっとねー。
スズキッドって微妙なところがあるのよねー。

今回、トランスを使うのに入力ケーブルの延長をしたのね。
新品未使用を購入して、別に保証もいらかなったので延長したわけです。

で、分解してみてびっくり。

まず、ケースはバーリングしてあってねじ留めかなぁ…って思ったら、全部タッピング(アース部分だけバーリングしてねじでしたが。)だし。


かつ、入力ケーブルの直下にゴム足がいて、ゴム足のねじが長すぎて入力ケーブルに押し付けられて傷ついてるし、

その他諸々…。


トランスの巻き線と配線を接続するのは絶縁被覆付閉塞端子だし。


まあ、メーカーがそれで良いと判断したからそうしたんでしょうけれど、正直まあバイト先で扱う製品でそんなのはないかな。

トランスの巻き線のような線に絶縁被覆付閉塞端子を使うこともしませんし。

VVFなんか扱ったことある人ならわかると思いますが、たしか内線規程では絶縁被覆付閉塞端子はダメだったはず。

今回の場合は、機器内配線ですが、あれはダメだと思うわ。

やるんだったら、スリーブ圧着で絶縁してあった方が良いと思います。



何が違うのか?



圧着の仕方が違うのよね。

裸端子とかスリーブって、真ん中をへこませて食い込ませて圧着するでしょ。

でも、絶縁被覆付になると"三瓶です。"って圧着するじゃない?

両サイドを締めて、口径面積を小さくして固定するわけですけど、柔らかいものならまだしも、VVFとかトランスの巻き線のような比較的硬い配線を両サイドから締めても真ん中をへこますのと違って抜けやすいし、どうなの?って思うわけです。

絶縁被覆付の丸端子もそうね。


でスズキッドのトランスのさらに悪いところは、使用している圧着工具が専用圧着工具じゃないってのが問題なんですよねー。

絶縁被覆付閉塞端子を使用しているので、絶縁被覆付閉塞端子用の圧着工具を使用しているのかと思ったら、そうじゃなくて無理やりスリーブ圧着用の圧着工具を使用しているのね。

使用している部材にあった指定工具使わないってどうなの?

スリーブ圧着で指定工具で圧着して絶縁が面倒だったのかもしれませんけど、やってはいけない組み合わせでしょ?

電気工事士ならボロクソ叩かれる内容だと思うんですが、機器内配線なら端子メーカーの言うこと無視してもOKってこと?
分解しなきゃばれないからOKってことなんでしょうか?

特に、DIY向けの製品出しているなら、余計気にしないといけないところだと思うんですけれどねー。


正直、そういった指定外のものを名だたるメーカーが平気で使うのは神経を疑います。
私も一応産業用機器のバイトの身ですけれど、これはさすがに恥ずかしすぎるわ。




ちょっと話がずれましたけど、私はどちらかというとステンレスを使うことが多い(錆びるのが面倒くさい。)ので、新しい半自動溶接を検討しないといけません。

グラインダーが入れば、軟鋼でも良いんでしょうけれど、溶接で作ろうと思うものって、だいたい入り組んでますよねw

ステンレスもフラックス入りワイヤーでCO2使えば良いんでしょうけれど、お手軽にノンガスワイヤーでもうちょっと調整できるやつが欲しいですね。
Posted at 2021/05/03 13:16:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 文明の利器 | 日記

プロフィール

「今度は、お金かけないとアイデアのパクリはできないでしょ。」
何シテル?   07/17 03:35
復活しました。 立石かんなですw 基本的には、ネットの中にのみ存在します。 たまにあっちへふらふら、こっちへふらふらしていますが、見つけても暖かい...
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