【ブースト不具合問題】AVO 強化アクチュエータに交換しました。
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24年3月の走行会にて発生した不具合が、FSW(富士スピードウェイ)の最終コーナーを抜け、長いストレートの為にアクセルを踏むも、ブーストが掛からず吹けきらない問題。そしてアクセルを踏み込んでブーストが掛かっても0.3kpa程度で留まってしまう。
当然加速しないので富士のストレートのエンドに到着しても190km/h程度で留まってしまう。
こちらはアクセルワークを緩やかに踏むと症状が緩和(1.6kpa)まで上昇し1.1〜1.2kpaでキープする。要はアクセルを急激に踏み込むような時に吹けない。
例えば街中で横断歩道を確認しつつ左折してアクセルを踏む程度の踏み込み(そんなに一気に踏み込んで無い)位ならブーストは問題無くとも、サーキットでコーナーを抜けてここで!って踏み込みの場合は、まるでNAのようなもっさりな加速。
そんな問題解決の為にアレコレ触ってきましたが改善出来ず、けん1976さん含めて様々な方々からの意見を踏まえて今回、タービンのアクチュエータを取り替えます。
今回もこの部位を2回下ろした経験のある けん1976さんに助けて頂きました。
が。
ここはもうやりたく無いなぁと二人の同一意見が。二人で作業してやっと3時間半位で終わる作業でした。
けんさんはよくここの作業を自宅駐車場で一人で下ろして作業したなぁと改めて驚いてしまいました…
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今回交換するのは AVO 強化アクチュエータ。
純正のアクチュエータの内部のダイヤフラム(アクチュエータ内のゴムのパーツ)に裂け目や穴が空いて、上手く動作出来ていないと推定し、このパーツを交換します。
ただ、純正はこのパーツ単品では用意されておらず、タービン含めてのアッセンブリー交換ユニットのみの設定パーツとなるので、社外パーツを準備する事となりました。
強化パーツなら症状の再発も防げるしね。
ただ、交換は簡単では無かった…
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今回準備したアクチュエータ以外のパーツです。
マフラーを外しエキマニを下ろす為、各所のガスケットと熱で錆びている可能性のある各所のナットを準備しました。
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マフラーとキャタライザーとの接合部のガスケット。
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エンジンとエキマニ間のガスケット。左右で2枚。
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エンジン・エキマニを固定するナット、左右で6箇所。
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マフラー・キャタライザー間のナット。
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最後にタービンとキャタライザー間のナット。こちらはマフラー・キャタライザー間が固着していた時に已む無く外す可能性があった為準備してましたが今回は無事使用せず。計4箇所。
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今日は小雨が降っていた為、テントを準備して頂きました。
ただ、晴れてない分涼しく、整備には適していたかも。
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先ずは樹脂とアルミのアンダーカバーを取っ払います。そこはちゃちゃっと割愛。
キャタライザーとマフラーとのナットを外します。ナット2つは錆びて固着してる可能性があるので予めラスペネ→緩めても追いラスペネで慎重に。
ここが緩まなかったらキャタライザー・タービン間を取る必要がありましたが、順調にいきました。
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次に固着してる危険があるので、エキマニの緩みを先に進めます。先ずは運転席側:右手。
こちらも予めラスペネと追いラスペネ。
赤四角はタービンのオイルラインでここも緩めておきます。
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助手席側:左手のエキマニも3箇所。手前の赤〇がマフラー。
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次にブローオフ(赤枠)とインマニを外します。
この辺りは前回の切り分けで純正ブローオフを交換してるのでちゃちゃっと。
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ブローオフを外すとやっとアクチュエータ(赤〇)が見えてきました。
しかし固定が内側なのでここではまだ抜けず。手前から写ってるGReddy Profecのチューブ2本を外し、タービンのインテーク側(水色枠)を外します。
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後はオイルラインとウォーターラインを外してこの一式がやっと降ろせます。
エキマニ・キャタライザー・タービンの一式の為結構な重量なのでジャッキーを使って慎重に下ろします。
アクチュエータのロッドとタービンの弁との接合(Eリング)とナット2つでやっと取り外し完了。
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取り替え完了。AVOの強化アクチュエータは純正タービンにしっかり収まる形状ですが、固定の際の上下に注意、動作弁のパイプは下側です。
本当はここでロッドの長さを調節し、タービンの弁の開閉を確認する必要がありますが、純正アクチュエータと長さを合わせて、後はProfecで調節する事にします。
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運転席側:右手のエキマニはどうやら排気漏れを起こしていた様子で、ここは以前にリコールがあったようですね。エキマニ・ガスケットにススが残ってました。
とりあえず今回新しいガスケットにて固定し直しするので、排気漏れの個所はパークリで掃除しておきます。
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後はProfecで調節しますが、先ずは症状は改善したのか?
急激なアクセルワークを行った際のブーストのモタつきが解決、ツキが格段に良くなりました!
次にブーストのピーク後で0.2〜0.3kpaまでの急な落ち込みですが、こちらはProfecのSET値やGAIN値の変化で上げ過ぎるとこの症状が出る事も分かり、ここは調整で変化するか確認中です。
先ずは主だった症状が改善して一先ず安心しました。
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