今にも雨が降り出しそうだった今日の昼下がり。
雨が降らないうちに!と、担当頂いているDラーにお邪魔させて頂き、発売されたばかりのBS9アウトバックに試乗させて頂きました。
グレードは、18インチタイヤとレザーシートが標準のLimited。
[iPad mini Retina (Late 2013) - Outside Camera]
北米市場だと、Premiumに相当するグレードにあたるのでしょうか。
ちなみにDラーにはBSアウトバックの他にもB4 Limitedもありましたが、こちらはナンバーが付いていない展示のみでした。
走り出して・・・いや、走り出す前にまず驚いたのは、ウィンカー音の大きさ。
オーディオレス車であるのも理由なんですが、Dラーを出て一般道を走り出してしまうと静粛性の高さに驚かされます。とにかく静か。ウィンカーの音自体、意図的に音を高くしたわけではないようなので、静粛性が高くなったことによる影響もあるのかな、と思いました。
やがて一般道から逸れて、対向車と行き交うのにちょっと神経質になりそうな路地へ。マイレガの1730mmどころか、先代BRアウトバックより20mmも大きくなった全幅(1840mm)のボディだったんですが、思いの外苦労することなく対向車と行き違うことができたのは、見切りの良さがあるからではないか、と。
1840mmという全幅をはじめとしたボディの大きさ。おいらを含めて4代目以前のレガシィにお乗りの方々にとっては反応が様々ですし、おいらも正直複雑な気持ちではありましたが、前述のように見切りの良さがキチンと確保されていて、某Lクラスミニバンを中心に1840mmより大きい全幅を持つクルマが街に溢れていて難なく乗りこなされている方が多いのであれば、ボディの大きさはそれほど気にする必要はないなぁって思いました。これはあくまで地元秋田の場合の話なんですが、首都圏や都市部で乗りこなすとなるとまた違った見方になるのかもしれませんね。
ボディとともに車重も大きくなったので鈍重なイメージがあったんですが、意外にもフットワークは良かったですね。試乗コースの途中にタイトなコーナーが何箇所かありましたが、やや早めの速度でも少ないロールで快適に抜けていけたのも好印象でした。
前述の静粛性の高さも相まって、路面の凹凸を綺麗に拾ってくれているので不快なショックはほとんど感じられなかったので、乗り心地はとにかく最高。シートについてもサポートは十分だったと思います。
充実した装備もイイ。クリアビューパック、前席パワーシート、全席シートヒーター、左右独立フルオートエアコン、そしてウチでは必須のリアベンチレーションが全車に標準装備されています。パワーリヤゲートはLimitedのみ標準装備ではあるものの、メーカーオプションでベースグレードにも装着可能だそうです。
ここまで良いことばかり書いてきましたが、欠点もあります。
これはダメだなぁって思ったのは、運転席のメーターのカウリング。
[iPad mini Retina (Late 2013) - Outside Camera]
↑のように斜め方向から見ると、ややモッコリしているのはマイナスですね。
まぁ見た目の問題で、走りに何ら影響ないので目を瞑れそうな範囲ではあります・・・
・・・
という感じでわずか10分足らずの初試乗を終えた結論。
BSアウトバックは、次期愛車候補として大いにアリだと思いました。
ボディが大きくなったとはいえ、X-MODE付きのシンメトリカルAWDやアイサイトなどとスバルらしさがキチンと保たれていたのはもちろんですが、上質な外観にマッチした走り味でありながら、SI-DRIVEを「S」か「S#」に切り替えることで時にはスポーティに走り抜くことができるので、まさに「マルチプレーヤー」って感じなわけです。
グレード間の装備差が少ない点を考えると、ベースグレードでも十分な気がしますね。
そして何より紳士的なカッコ良さがあって、スーツを着て乗りこなすにも違和感がない。
これが一番の理由ですね。
助手席に同乗した息子にも、BSアウトバックは大好評だったようです。
マイレガよりも広い、ルームミラー周辺にあるアイサイトのカメラがロボットチックに映ったこともあるのですが・・・
[iPad mini Retina (Late 2013) - Outside Camera]
↑こんな感じで、特にパワーリヤゲートがえらく気に入った様子www
2.5リッターの4気筒NA(FB25)1本、ベースグレードと加飾グレード(Limited)の2本立てという実に潔い設定の新型のBN/BSレガシィは完全に北米市場を主眼においた設計であるため、日本市場を重視した先発のレヴォーグやWRXに比べると少々影に隠れてしまった感があります。けれど、初代から25年に渡って時代に合わせて造り方を変えながらも、スバルのポリシーである「走りの愉しさ」が一貫して守り抜かれているのはレガシィならではのブランド性の高さ、そして安心させられる何かがあります。
BSアウトバックの出来の良さに一目惚れした、今日のKenbourでした。
ブログ一覧 |
クルマ:スバル | 日記
Posted at
2014/11/02 22:43:06