相も変わらず、秋田の支店と東京の本店を行き来する生活が続くおいら。
7月で辞められた本店の同僚の後任ですが、いまだに決まっていない上、最近に入って今度は別の同僚が定年退職する話が出てきました。
嫌な予感はしていましたが、本店の所属長からは後者の仕事も引き継げと言われてます。
ただでさえ支店の面倒を見るのが大変だというのに、本店はこの有様。
頑張っても頑張っても、仕事が減らない。
[写真ACより]
仕事もストレスも増える一方なので、やがて・・・
”俺がやっている仕事は、この会社にとって本当に役に立っているのか?”
こんなことを次第に考えるようになり、モチベーションも下降の一途。
でも、ここでおいらがダウンすれば同僚にも、支店にも迷惑をかけます。
何とかしてモチベーションを上げる方法がないか、と思っていた10月下旬。
その時に決心をしたことが1つあります。
その後先月までのおよそ1か月間に、実は あること に挑戦していました。
それは、
国家試験。
勤務先でおいらはシステムエンジニア(SE)を担当しています。
勤務先ではOJTによる教育訓練を採り入れていますが、SE歴17年、ましてパソコン歴20年以上になるおいらは実務経験により認定頂いています。
ただ、この20年で積み上げてきた実務経験というのが世間で通用する能力であるかと言われると、そうだ!といえる自信はありませんでした。
何故なら、籍を置く支店にはITに関する専門知識を持つ人が他にいないからです。
そんな支店でおいらが認められているのはあくまで成果と実績であって、ITに関するノウハウとか、企画から運用までのプロセスまでは正しく評価されていないような印象が拭えませんでした。
だから世間で通用する能力であるかどうかを、客観的な視点で証明すること。
真の実力を証明して会社に報告できれば、それなりの報いがあるのかもしれない。
これがモチベーションアップにも繋がるかもしれない。
こんな思いがあって、この度自ら会社に志願して国家試験を受けることになったわけです。
その国家試験の名前は、
「ITパスポート試験」。
通称「Iパス」と言われる試験です。
ITに関する国家試験は様々で主に4段階のレベルがありますが、Iパスは情報を扱う誰もが身につけておくべき知識を問われるもので、4段階のうちの初段といったところでしょうか。
PCやスマホの構造はもちろんプログラミングやITの仕組み、いわばテクノロジー分野だけを問われるものではありません。
そのテクノロジーをもとにシステムの開発設計や運用管理をする存在(=マネジメント分野)があり、さらにそれを動かす存在は経営者や組織(=ストラテジー分野)という繋がりがあります。
このような繋がりを正しく理解して、時代に合ったシステムづくりができるかどうかを問われるのが、このIパスということになります。
11月末に試験を受けることを決めた10月下旬以降、徹底的に勉強しました。
それにしても、学生時代に比べると本当に便利な時代になったなぁ。
過去問題を使った練習問題も今や、スマホやタブレットのアプリで練習できます。
[iPhone SE - Outside Camera]
これを勤務先の休憩時間や、出張時の新幹線移動中に挑戦してました。
練習問題をやり始めた頃はまさに、冷や水を浴びせられたような格好。
ストラテジー分野もマネジメント分野も正答率が悪くてガッカリしましたね。
あと、3つの各分野の繋がりを知ることも重要。
この参考書を1冊買っては繰り返し読んだりしました。
[iPhone SE - Outside Camera]
これを寝る前、さらに毎朝5時頃に早起きして30分間何度も読みましたね。
各分野の繋がりを理解できるようになると、練習問題も徐々に正答率が上がっていきました。
そして迎えたIパスの試験日。
PCを使った4択問題による試験で100問出題されましたが、制限時間は2時間。
分かる問題はすべて先に答えてしまって、計算や中問といった読解力を試される苦手な問題に時間を多く掛けるようにして、制限時間を有効に使う戦法で試験を受けました。
それでも、苦手だった計算問題が思ったより多くてかなり焦りましたが…(汗)
試験終了すると間もなく採点され、合格レベルかどうかが分かるのもIパスの特徴。
3分野それぞれ300点以上、総合で600点以上とらなければいけませんが・・・
3分野とも600点以上。
総合で720点以上。
間違いなく合格レベルかと思います。
でも、経産相による正式認定が必要なので、まだ合格だと確定されたわけではありません。
合格発表は今月中旬に行われ、来月中旬には合格証書が送られてくる予定です。
どうか、合格していることを祈るばかりですね。
今回の試験を通じてSEの仕事を見直す良いきっかけになりました。
けれど、やればできるじゃない!ということを再認識できたのも事実。
増加の一途をたどる本店の仕事は、たとえ遠回りになったり、時間がかかったとしても根気強く片付けていこうと前向きになれた気がします。
こんな感じで毎日のように熱中していた試験勉強も一段落したわけですが、その反動は大きかったようで、どっと来ていた疲れに狙い打たれて先日風邪を引いてしまいました。
今は快方に向かっているものの、一昨日は38度近くまで熱を上げていました。
[写真ACより]
この時期乾燥していて空気が冷たく、風邪引きやすいですので皆さん気をつけましょう。
そんなBriskenの今日のBlogでした。
※ 12/3 22:30現在、フォト蔵がシステム障害の為、上記写真は一時的にみんカラに入れてます。