細部の神を見つける時間。

今日は休日で、

午前中はいつものように洗濯して、

それからオビヒロにCDを探しに行きました。

最近読みだした、

村上春樹先生の文庫本「意味がなけれはスイングはない」に、

シューベルトのピアノソナタ17番が紹介されていて、

聴いてみたくなったからです。

オビヒロのショップには一枚だけシューベルトのピアノソナタ17番がありました。

演奏者はウラジミール・アシュケナージという人でした。

一聴してみると寛げる部分もありながら、

すごく良いかはすぐ分からない音楽で、

20代に、

ジャズ解説本の勧めでチャーリー・パーカーを、

良く分からないけど何度も聴いて体に染みらせたように、

何度も聴けば良さがわかりそうな予感は、

村上先生の文章から感じています。

ただ私のような素人が一聴しても取り留めなく聞こえるレベルの音楽になってくると、

何かしながらのBGMにもできてしまいそうで、

楽曲の中から何らかの音楽体験を得たいのであれば、

手を止めて楽曲を聴くことに専念しなければなりません。

簡単に言うと、

音楽を聴くだけの時間を作るという事になります。

私は最近それが出来ていない気がします。

時には音楽を手放しで聴きこむ時間を持ちたいです。