
「注意事項!!
以下に記述されている修理方法は実験的な部分があるため、同じ方法、同じ工具、同じ素材で修理される方に対して一切責任をとれませんのでご注意ください。」
以前リサイクルショップで購入した、不動品のCanon AE-1PROGRAM(以下AE-1P)はレンズ修理のついでにカメラ屋さんの好意によってシャッターが切れるまでになりました。しかし、
古くなったキャノンAシリーズの持病である「シャッター鳴き」が発現していました。
「シャちゅーん!!」
AE-1Pを使い始めてから二本目のフィルムを撮りきった時にはネットで見た修理方法を試してみる覚悟は固まっていました。それは、
底面側からのストロー注油法でした。
(詳しくは「AE-1シャッター鳴き修理」などと検索すると、やり方が出てきますので、ここでは省略します。)
ネットに出ていたやり方と私の場合とのちがいはオイルに呉556を使ったことです。ストローは付属のもので内部まで差し込めました。本当はカメラメーカーが指定するグリスを使うのが間違いないのですが、私は自分が世界一信頼している浸透潤滑剤を使ってしまいました。今後556がカメラにどのような悪影響を及ぼすのかわかりませんのでここら辺は真似しないでください。
スプレーでの注油では極少量ずつの注油をしなければならないそうで一瞬「ジュ、」ってぐらでいいと書かれていました。一回その量で注油して、十数回シャッターを切りましたがシャッター鳴きはなくなりません。
「注油がギアにヒットしなかったのかな。」
ガバナーのギアに注油できればいいのですが、ハッキリどのギアなのか内部が狭くて見えません。更に二度目の注油を行います。そしてシャッターを何度か切りますが、AE-1Pは鳴きやみません。AE-1Pを逆さにしたまま少しの時間、タメ息をついたりして、再びシャッターを切ると、
「シャタンッ、シャタンッ!」
ボディだけの状態で、何度シャッターを切っても、鳴き声が鳴りません!
レンズを装着してシャッターを切ってみても、鳴きません!
レンズの絞りリングを一段ずつ回しながらシャッターを切って行くとF22位で、「シャちゅん!」という音になりましたが、注油前に比べたら、スズメの群れはどこかに行ってしまったようです。
とりあえず、うまくいったみたいです。が、
クレ556は蒸発が速いので、再発が速い可能性があると思いますので、ちゃんとしたグリスを使った方がホントはいいのでしょうね。
Posted at 2014/04/17 19:27:33 | |
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