今年も行ってまいりました。
東京モーターサイクルショー
私は土曜日に行きましたが例によってアニメジャパンと同日開催、かつ日曜日が悪天候なこともあってか
昨年以上に来客が多かったように感じます。
今年は1階と2階に展示場を分けたため入り口も2箇所、私は最初から2階の受け付けに案内されたのですが後から到着した友人は1階に案内されたようで現場で落ち合うはずが離れ離れに・・・
こういうことは事前に知らせておいて欲しいものですね。
ヤマハブースではかつてのワークスカラーに彩られたマシンが出迎えてくれました。
やはり世代的にこのカラーリングだと一気にヤマハらしく見えます。
一方でRZと見紛うこんなカラーリングも
生産終了が発表されたV-MAX

残念なことですが他に共有パーツが無い車種だけに製造コスト的に生産を続けるのが難しいのも理由の一つらしいのですが、何とか3代目に誕生してほしいものです。

一方こちらは意地でも続けるとのSR
なんだかんだで消滅と復活を繰り返してきましたからね

これはヤマハが独自に開発したスマフォやタブレットの後づけコマンダーでブルートゥース接続により操作します。

ただ殆どの操作が
「押しボタン」なのが気になりました。
左右ボタンの間隔や膨らみ具合といいグローブをはめた指で触感だけで確実に操作できるのか多少疑問があります。
折角丸い形状なのですから外周部にリングを着けたほうがスクロール操作はやりやすいし表面もボタンではなくレバーかトグル状のスイッチの方が良いのではないかと
提案しておきました。
ドゥカティで一際注目度が高かったのがこちらではないでしょうか
Xディアベル
V-MAXもかくやの大迫力クルーザーバイクで今までのドゥカティからは連想しにくい類です。
主役はエンジン!と言わんばかりにLツインの形を最大限活かすような切削加工によるデザインアプローチも
「見栄え」します。

こちらは只のディアベルですが光り物を省いた姿がかえって不気味
Xディアベルがベルトドライブなのに対しチェーンドライブだったりと
細かい仕様がかなり異なっており、同じディアベルでも異質なものに仕上がっています

これは実車ではありません。
1/6スケールのホンダ・アフリカツインはタミヤ製
スケール的にもさすがに存在感たっぷりで作りがいもあろうというものですが
恐ろしいのがコレ
コマを手組するチェーンです!
戦車のキャタピラの要領なのでしょうが幅広のあちらと違いこんな細かい作業はマニアの中でも限られるかもしれません。
なので普通のチェーンパーツもあります。
これは実車の
ホンダCBR250RR
おそらく今回のホンダブースで一番人気だったのではないでしょうか
エヴァンゲリオン弐号機を彷彿とさせる四眼も強烈で長男のCBR1000RRよりも攻撃的です

海外仕様は上のポジションランプがウインカーになっていて日本仕様は法規上別体でウインカーを着けたためにちょっとだけ普通感がありますね。
こういう燈火類の基準はいい加減世界共通にすべきだと思うのですが。

これも人だかりができていた
ハリウッド版攻殻機動隊に登場するオートバイ
ベースのNM4が元々未来的なデザインだけに大きな変更がなくても
「ソレっぽさ」に溢れています。
リアサス周りがかなり変更されているようですが
カワサキブースは3大人気ヒーローのお陰でごった返しており中々またがることが出来ませんでした。
先ずは
Z1000

この世代になってからのデザインに大きくメスが入っただけに
更に生物感を増したフォルムはやはり異様です

ヘッドライトの最低地上高には国ごとの規制があると思うのですがかなりの低い位置に驚きます。
ちゃんとハイビームで照らしてくれるのかしら?

ものすごい
「ラメ」感
Ninja1000はボディを走るエッヂと複雑に入り組む各カウル部との融合が見事にデザインされていてある意味「カワサキらしく」無いとも言えます。
個人的にはサイドカウルに埋め込まれたウインカーがかつての
GPZ250Rを彷彿とさせますね。
あのバイクもカワサキらしさの微塵もないデザインコンシャスだっただけに引用したのかな?と思わざるを得ませんでした。
そして日常使いにもツーリングにも便利そうな
ベルシス250

こちらのパニアやサブランプが装着されたグレードは大人気過ぎて受注停止しているそうです。
荷物も積めるし足つき性も良く、扱いやすく高速でも不満のない2気筒
ワイヤースポークホイールなので荒れ地も考慮した設計ですから
クルマで言うとSUVみたいなモノでしょうか?
これは売れないわけがない。
一方、そんなベルシス250と真っ向勝負になりそうなのが
スズキ・Vストローム250

かつて
ジェベル250という正にご先祖様と言えるバイクがスズキにありました。
デカイ燃料タンクのお陰で無給油500km走行できる?など色々逸話はあるようですが
隠れた人気車種といったレベルでこの系統がしばらく途絶えていました。

特に250だけ大型丸目ライトなのはやはりジェベルを意識しているとしか思えませんね。(実際は異型2眼ヘッドライトが高いからでしょうけど)
カスタムバイクの方からは
懐かしのKR!!
と思ったらなんだか車体がでかいしよく見ると並列エンジン?
ZRX1200をKR風にしたものでした。

そして絶対に途絶えない
「刀」
「鋼」と名づけられたこのマシンのカウル、金属の塊から削り出したような質感で正に名前の通り

多分塗装だと思うのですが担当者が席を外していたので詳しいことは分かりませんでした。

そしてなぜかJAFブースにあった
ヤマハ・RZ350!

ヤマハコミュニケーションプラザにさえ展示されてなかった「ナナハンキラー」
とても綺麗な状態ですがよく見るとステップやフレームには使用感が漂っていて
レストアしているわけでもなさそうなので尋ねてみると
個人の所有物で当時新車で購入し、
現在も通勤で毎日使っている車両だそうです。
今年は開催直前にホンダがモンキーを終了発表したり郵政カブが電動化など原付きを内燃機関で走らせるには厳しい時代が来ていることを予感させるようなニュースがありましたが
一方、250ccの新型車が充実して来るといった明るい未来も予想できました。
やはり日本では中型が充実しないことにはマーケットが賑わいを取り戻さない気がしますね。
さて一緒に見て回った友人ですが
今回は新たなパートナーを決めるべく真剣に物色しておりまして
既に絞り込んだ内から最後のひと押しとしての確認だったようで、
翌日コチラを契約されたそうです。
おめでとう!!