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2020年9月頃断線修理して2年ちょっと経ったある日、（今頃気づいたんかって感じだが）直したツイーターからチュルチュルと変な雑音が聞こえる。

アンプなのか、接触不良なのか色々切り分けしたが、どうやらツイーターが原因らしい事が判明した。
直感したのは、ボイスコイルのポールピースタッチがあるのでは？と。
擦れた雑音が特定の音色で、目立つというものだ。

当時直してもらったヨシダスピーカーリペアさんに連絡したところ、送ってもらい診断するということだった。
あれから2週間ほどで回答があり、症状は確認でき、原因は経年変化によるポールピースのセンターズレだった。保証期間もすでに終わっているので、有償扱いということだった。（経年変化でセンターはズレるのかなあと、疑問に思ったが自分では直せないので仕方ない）

今では絶対手に入らない貴重なツイーターだから、直してくれる業者さんは有り難い。

もとに戻して早速試験。不具合に気づいたCDで鳴らしてみたところ、症状は出なかった。（これを2年前に気づいてれば、良かったなあ）

スピーカーセッティングは無視で、SANSUIと共に、寝落ち前の時間を埋めてくれるだろう。

テレビラックに置くCDPをゲットするため、またまた落札。出品画像から、まともに動くなんて端っから思ってない。かなーり状態悪いことは覚悟していたが、いつもの劣化だろうと少しなめていた。

んが、これまでで一番酷い！！。ケースの塗装が剥離剤でも垂らしたかのように、ペリペリと取れるし、中のシャーシまで錆びが進んでいる。さらに開けたらバラバラと外れた部品が出るわ出るわ。究極はスピンドルモーターのCDテーブルまで欠けてるし。幸い欠けたテーブルの一部は中から見つかった。

まずはスピンドルのテーブル修復。と言っても欠けた部分を接着し直しただけだが、これでテーブルの役目は果たしてくれるだろう。


ここはいつもの定番修理。サブシャーシ基台の取り付け強化とゴムベルト交換。

次は剥げた塗装をアクリル絵の具で塗り直し。中のシャーシはできる限りサビを落とし、これ以上進まないよう、クリアで覆った。

一応これで、ジャンクから復帰したはずだが、さてCDは無事再生するか賭けである。

こんなジャンクレベルにも関わらず、ピックアップは元気だったようで、読み込みもスムーズでCD-Rでも音飛びはなかった。ラッキーである。

テレビ下のメタルラックへ無造作に積み重ね。聞ければいいレベルなのでレイアウトはどうでもいい。因みに下のアンプもシャーシが変形していたジャンクだったものを復活させたもので、両方合わせても8千円で済んでいる。

DVD-5000でHDCDマークの付いたCDで聞いていたら、あれっ急にMUTEを繰り返し、そのうち再生しなくなってしまった。
アッチャー、もうピックアップ不良でジャンク行きかと思いながらOPEN/CLOSEしていると中でモーター音だけ聞こえてTOCを読まない。
イジェクトは出来るから、このモーター音はなんだろう？ということで早速分解。

トラバースユニットからトレース部分へアクセスする。

直した後だが、トラッキングモーターからギヤがズレて噛んでいないことが判った。それでモーターが空回りしてピックアップがトレースしてなかったようだ。よく見たらギヤが割れていて、ユルユルだった。部品は無いから割れを針金で巻いて補修措置。

ギヤも噛んで、引っかかりなくスムーズに動いてくれた

視聴して動作チェック。今の所、直ったようだ

やっぱり音飛び発生。原因はギヤが割れた事でギャップが出来て噛み具合が悪くなり、伝達トルクが変化するというもの。少しずつトレースする時、微妙なトルク変化は影響が大きい。そこでギヤの穴を大きくして嵌めたときのギャップを無くし、スムーズな噛み具合にしてみた。これで症状治まればいいなあ。

DVD-5000を手に入れたところで、マルチビットと１ビットではどういう違いがあるのか早速聴き比べてみる。
接続はサンスイCDプレーヤーのデジタル出力を5000のデジタル入力に入れてやる。それぞれのアナログ出力をアンプへ接続し、ソースを切り替えて音質に変化はあるかというもの。

中級レベルのCDPしかないけど、アナログ回路だけで限ったらお互い同クラスと言えるんではないかな。
サンスイはMASHっていう当時のNTTと松下が開発した１ビットDACで、このモデルには第３世代が使われている。因みにサンスイの拘りなのかDA後のアナログ回路はカップリングコンデンサーがない、DCアンプ構成である。DENONは電解コンデンサでカップリングしている。

さーて、結論から言うと俺の駄耳では違いが分からん。スピーカーだと同じにしか聞こえん。
次にヘッドホンで聞いてみる。ほとんど同じだが俺の耳でもステレオの広がり感が若干違う事に気付いた。
MASHのほうが音像が広く、良く言えばステレオ感がある。
マルチビットは真ん中の芯がしっかりある分、ステレオの広がりが微妙に狭い。
って言ってもこの差は微妙なところだし個人の感覚によるし、当てにはならんかなあ。音質そのものに違いは無かったように思うが、俺的にはサンスイを選ぶかな。
p.sこれ試してたらアンプのSPリレーに接触不良が判った。またアンプメンテかあ。

DENONのCDを落としたばかりだが、マルチビットのDACでHDCDも対応してデジタル入力もあれば、HDCDってどんな音だったのか聞くことが出来て、デジタル入力を使えばDACを比べることが出来る。それで気になるのがDCD-S10Ⅲだがジャンクレベルでも到底無理な落札金額に跳ね上がる。そこで目を付けたのがDVD-5000ってやつ。今回はH.OでDVDは再生できないジャンクだが付属品も付いて22000円でゲットした。でも当時27万円もした高級機なんだよなあ。

PCM1704が付いていて４DAC構成。S10Ⅲと同程度に音声に金がかかっている。

ヘッドホンVOLを回したら酷いガリ発生。まずここから修理やね。

安っぽいVOLだったが、アルコールを浸透させてグリグリし、抵抗面の汚れを取る。おそらくこれで復活するだろう。

次はメインのピックアップ交換に取り掛かるため、ドライブを取り出す。

トレイを外し、トラバースユニットを取り出す準備をする。シャーシから外したら静電気に最大の注意が必要。

OPEN/CLOSEスイッチの接触不良もあったため、復活剤を浸透させクリーニング。

このDVDにはパナソニックのVED0378が使われているので、購入しておいた。

静電気に気をつけながら装着完了。

オッシャー、ピックアップ交換成功。DVDを認識するようになった。本当はCD-Rも読めるようになるかと期待したのだが、それは最初から無理だったようで元々未対応だった。そこだけが悔やまれる。

最終チェックしていたら、variable出力になんとDCが乗っているではないか。これはアンプを壊すし、耳にも悪い。

再び、音声基板を取り出し、原因を探る。

どうやらトランジスタのMUTE回路が怪しい事が判ったのだが、表面実装タイプ。これどうやって外せばいいんだー。

ネットで調べたら半田で盛って３端子とも十分熱を入れて、ピンセットで摘めばいいということだった。

導通しちゃいけないはずなのに、抵抗値を示す。やっぱこれが不良だったんだね。

下手だけど無事交換完了。

DCは乗っていない。いやあ、良かったー直った。

最終チェックで一応、完動品に。心配していたボリュームのガリも無くなった。
これでデジタル入力や持ってないけどHDCDも楽しめそう。