舌癌切除手術に伴う入院とその経緯
そのまとめについて以下に記す。
予兆
数ヶ月前から
舌の左奥に痛みを感じていた。
左奥の歯に詰まった食べ物を舌で除去しようとすると
激痛が走るのでだましだまし食事をしていた。
なかなか痛みが治らないので
とにかくまずは、かかりつけの内科を受診した。
見た目的に問題ないように見えるとの事。
病名としては「舌痛症」ではないかとの診断。
この「舌痛症」、謎が多く、最近やっと呼び名が決まったようで
当然ながら原因はまだ解明されていないらしく、
ストレスが影響しているのではないかというような状況らしい。
このまま痛みが続くようであれば
口の奥の方なので耳鼻咽喉科で診てもらってくださいとのご指導を受ける。
その後も痛みが続くので
仕事帰りに駅近くの耳鼻咽喉科を受診した。
経緯を伝え、鼻からカメラを入れて舌の奥を見てもらうが
何も問題がないとの事。
痛みが続くようならまた来てくださいと言われ、
続いてるんだから来てるんだよーとは言い返せず、
とりあえず、退散した。
疑念
そして先月、
2017年 3月17日 金曜日
痛みが引くどころかひどくなってきた為、休みを取り、
今度は近所の耳鼻科を受診した。
この時、先生は一目見るなり、
舌がただれたようになってきているので
ここでは無理ですね。
阪大病院に紹介状を書くのでそこで見てもらいましょう。
と、その場でサラサラと紹介状を書いていただいた。
痛さもひどくなってきていたので
すぐにでも阪大病院へ駆け込みたかったのだが、こんな時に限って3連休。
仕方なく3日間を我慢しつつ、休日明けに休む連絡を入れた。
3連休明け、
2017年 3月21日 月曜日
この日、阪大病院を初受診した。
朝一番8時ごろに並ぶも先生に診察していただけたのは
13時過ぎとなった。
8時15分頃到着
受付、診察券発行は9時ごろ終了。
耳鼻咽喉科での書類記入なども程なく終了。
その後、暫くして
12時診察開始予定と告げられる。
が、実際には14時頃まで待たされる。
14時前に診察開始。
触診開始後、程なく「舌癌の可能性が高い」との告知?をさらっと受ける。
その後、空腹感も最高潮で頭も混乱、気分が悪化。
舌の患部を強く押された時にえづいた様になり
過呼吸を起こし血圧低下、手足が痺れて身動きが取れなくなる。
このような状態は生まれてこのかた経験した事がなかった。
暫く休憩することでなんとか回復。
その後、更に口内を診察。
鼻からのカメラ撮影や
舌の組織のサンプル採取などが行われる。
最後に先生曰く、
舌癌の可能性がやはり高い。
今後、CT、スパイロ、PET、MRIの
結果を見て最終判断をし、対応を考えて行きます。
痛みがあるようなので痛み止めの薬を出しておきます。
との事であった。
その後、各種検査を受ける。
まずは尿と血液と心電図の検査を受ける。
最後に胸部X線検査を受け、この日は終了した。
阪大病院初診にて
5時間ほど待ち、診察途中でトラブルに見舞われるも
なんとか触診による診察を終了。
舌癌の可能性が高いこと
各種精密検査が必要なこと
が判明した。
はっきりと確定せず、悶々としながらも
痛み止めさえ飲んでいれば、ほぼほぼ普通に過ごせるので
日々の仕事をこなしつつ、
各種精密検査の為に休みを取り、そして順次受けていった。
検査
2017年 3月27日 月曜日
MRI検査
妻のお母様の助言により、
予約時刻の10時半の1時間前受付を目標に
9時半頃に到着。
9時45分には放射線科の受付を終了。
その後、10時半まで待つのだろうかと思いきや、
9時50分頃にはお声がかかり検査開始。
頸部MRI、初検査
まずは造影剤なるものを注入するための
点滴のようなルートと呼ばれるものを刺される。
その後、あの見た事のある形の筐体のベット部分に横たわる。
大きな音が響くとの事で
頭の固定を兼ねてタオルで耳当てを施してもらう。
なにやら仮面のような白枠のガードをかぶされ
あの筐体の中へとスライド。
閉所恐怖症だと辛そうな状況だが
ワタクシは問題なしと言い聞かせつつ
時間が過ぎるのをじっと待ち続ける。
確かにギーギーガーガーゴンゴンといった
機械ノイズのような音が続く。
振動も少なからず感じる。
途中、ルートから造影剤が注入され、
あと数分で終了しますとの声が聞こえる。
程なくノイズが途絶え、
ゆっくりと筐体がスライドし解放される。
10時40分頃には検査終了
11時頃には阪大病院をあとにした。
大病院は予約を入れた上でその1時間前くらいに入っておくのが
早く終わらせる肝だと身をもって学ぶ。
2017年 3月29日 水曜日
CT検査
前回検査で早く行くと早く終わる事を学習したので
今回も予約時刻1時間前の12時には受付を済ませる。
が、今回はそううまくはいかず、
12時45分から初CTを受ける。
CTはMRIに比べて断然静かであった。
いわゆるモーターの回転音的な音で想像通りの体験であった。
13時15分ごろ終了、13時半ごろには病院を後にした。
少し待つことなったが
やはり予約時刻より早く受付をしておくことが肝なのは正しいと確信する。
確定
2017年 3月30日 木曜日
主治医より電話連絡を受ける。
検査でやはり癌細胞が見られる。
現状ならば手術は少し切り取る程度で済む。
来月17日に手術予定。
13日から入院で期間は2、3週間くらい。
5日には麻酔などの説明もあります。
との事。
この時点で「舌癌が確定」した。
人生で初の入院、初の手術も合わせて確定となった。
裏付
2017年 4月 4日 火曜日
スパイロ検査とPETーCT検査
この日も予約時刻の1時間ほど前の10時半ごろに到着。
まずはスパイロ(肺活量測定)検査を受ける。
3回ほど測り、10分程で終了。
すぐにPET-CT受付を済ませる。
少し待ったあと
更衣室にて検査着に着替え、
またまた造影剤を点滴のように注入。
超豪華なリクライニングソファに案内され、
1時間弱安静に待つ。
ソファが気持ちよすぎて寝落ちしそうになった。
その後、CTとそっくりの機械で20分かけて撮影開始。
映り具合に問題がある様な場合は
5分程度の追加撮影が必要となることもある
との事だったが問題なく終了。
着替えをして会計をして
14時過ぎには病院を後にした。
説明
2017年 4月 5日 水曜日
各種検査後の説明・検診・今後の説明を受ける。
妻と妻のお母様に同行していただいた。
いつものように予約時刻の1時間前に阪大病院へ到着。
まずは耳鼻咽喉科で受付
受付にて、この日は耳鼻咽喉科だけで終わる予定だと
思っていたが
13時半に麻酔科での受診予約もされている事が判明する。
担当医より各精密検査の結果について説明を受ける。
PET-CTによる映像が最も判りやすく
患部が光るように表示されていた。
懸念されていた転移などは見受けられず
ステージは1とのこと。
また、患部の写真をこの時に初めてみる。
切り取る部分も半分などのように広範囲ではなく
舌全体の6分の1以下程度で済むとのこと。
その後、12時半からの集合入院説明を受けた後、
13時から院内食堂にて3人で昼食をとる。
13時半に麻酔科で受付
程なく全身麻酔の説明を受ける。
数分で説明は終了した。
この日は会計の待ち時間が長く(20分ほど)かかるが、
14時ごろに病院を後にした。
入院
2017年 4月13日 木曜日
予定通りに入院。
手術までの数日間は、
前日まで普通に残業などして働いていたというのに、
入院なんぞする必要はあるのかと
少々戸惑いながらも
定時の検温、血圧測定、血中酸素濃度測定などによる
手術に向けた体調管理が必要なのであろうと自身に言い聞かせつつ
入院生活に慣れることに集中した。
手術
2017年 4月17日 月曜日
手術に当てられた予定時間は、8時半から10時半の2時間。
8時頃
妻と妻のお母様が付き添いのために到着、準備完了となるも、
予定の8時半を過ぎてもお呼びがかからず。
8時40分頃
やっとお呼びがかかる。
早く行きすぎると手術室前で待たされるとの事で
調整時間を入れていてくれていたらしい。
病室から4階の手術室まで歩いて移動する。
意識等々がしっかり状態で
術室に歩いて入るのも不思議な感覚。
手術室前の椅子に一旦座るが
程なく手術室に入るよう即される。
手術室は思ったより空間が取られていて広く、
よくあるライトの集合のようのものはなく明るかった。
小さな体育館のようなイメージだった。
緊張しながらも
パンツ一枚になり手術台に横たわる。
素早くタオルをかけられた後、
点滴のような針を取り付けられる。
麻酔を施されたところで意識が途切れる。
眠くなる薬を入れていきますねー
と言われたのが最後だった。
手術自体は1時間半程度で終了したが
術後の確認に2時間以上がかかった模様。
主治医いわく関係部署による確認に
予想外の時間を要したとの事。
12時過ぎには病室に戻っていた模様。
麻酔が切れ、意識が戻ったのが
13時頃だったと記憶している。
意識が戻った直後はほとんど痛みは感じず
尿管にクダが入っていた為、トイレは不要なのだが
強烈にトイレへ行きたい感覚があり
これが最も辛かったと記憶している。
手術自体は問題なく終了
しかしながら
手術付き添いの方々には
4時間以上も待っていただいたこととなった。
術後
手術直後はやはり苦しい状態であった。
全般的に舌の痛みはないが
手術時に気道へ菅を通していたことによる
喉の炎症や痛みとそこから来る鼻水鼻づまりに苦しむ。
当日夜も途切れ途切れだが眠れる程度であった。
2、3日苦しい状態が続く。
喉の入り口付近にカサつく感じがあり
時折せき込む。
日を追うごとに改善し
4日後にはカサつき感はほぼ無くなりつつある。
退院
昨日、
2017年 4月21日 金曜日
退院日確定
退院日は4月24日(月)に確定された。
都合、入院期間は12日間となった。
仕事
復帰予定は当初の予定通り、
ゴールデンウィーク明けから復帰する予定。
それまでは自宅療養となる。
以上、
舌癌切除手術に伴う入院とその経緯のまとめを終了。
クルマに関係なくってスミマセン。
Posted at 2017/04/22 21:41:45 | |
トラックバック(0) | その他