当たり前のこと

当たり前のことが当たり前に過ごせる・・・、こんなに嬉しいことは無い・・・。

最近、こんなことを実感しています。

同時に、丁度1年前に観たこの作品を思い出します。

最初は、豊悦と薬師丸ひろ子の夫婦コメディーものと思っていたので、気軽に観ようと思っていました。物語の前半は、お気楽で怠け者の旦那と、健康おたくの嫁のかみ合わない生活・・・。カメラスタジオには石橋蓮司演ずる嫁の母（ホントは父？）やスタッフとの掛け合いに、何故か嫁は出てこない。

前半の伏線が、どんどん後半に判明して繋がってくることによって、驚きから静かな悲しみに変わって行きました。

これは夫婦のお話ですが、友人・恋人・兄弟・親と置き換えて観ることもできます。

近くに、ちょっと遠くに居る人が当たり前になっていないでしょうか。

そのうち逢えるさ、声を掛けてくれるさ、分かってくれてる・・・。

・・・のはずになっていませんか。


こんな時期だから、こちらから声を掛けたり、電話したり。

きっと当たり前に過ごせると思います。


追伸　今作品の石橋連司は助演男優賞（いや助演女優賞）ものです。