
昔、ある所に、正直者のロードスター乗りがおった。
毎日、勤勉に働き、週末を楽しみにしているサラリーマンでもある。
待ちに待った土曜日の朝。
すっきりと目覚め、ドライブの準備をしておった。
「さぁ、今日は天気も良さそうだし、ちょっくら、お山の道を走るか♪」
と意気揚々とエンジンを掛け、颯爽と走り始めた。
「何て気持ちの良い日だ」
と思いながら、いつもの通りに助手席は誰もいない・・・
「ボクにはロードスターがあれば、後は何にもいらない!」
と自分に言い聞かせながら(笑)、そのままドライブに熱中したのだった。
1時間位走った頃だろうか、ちょっと休憩をするために車を停めた。
ドライブの途中の熱いコーヒーはヤメラレマセンなぁ~
とニンマリとしながら、愛車を眺めていたのだった。
んが、あら大変(笑)
お約束通りに、車を停めた時にサイドブレーキを引き忘れて~
何故か近くになった湖に向かって動き始めるのだった。
「何だ、この光景は、どっかで見た様な・・・」
とドライバーもオチに気が付きつつ、愛車を追ったが間に合わず。
残念ながら、湖にロードスターが沈んでしまったのでした。
次の瞬間、途方に暮れるドライバーの前でまばゆい光が!
「あなたの落としたのかコレか?、それともコレか?」
・・・湖から女神が出現!
「ご無沙汰していま~す」
すっかりと慣れてしまったドライバーは、にっこりと応えるのでした(笑)
女神が持っていたロードスターと尾根遺産を見ると、ドライバーは迷うことも無く、こう答えるのでした。
「尾根遺産」
女神様は、少し考えた後に、にっこりと微笑みました。
「あなたは正直者です。ある意味(笑)」
と、にっこりと微笑んで、尾根遺産を渡してくれました。
ドライバーは女神が消えることを確認すると、にんまり。
それからスマホから電話を掛けます。
「もしもし、ロードサービスですか?」
と、代車の手配と事故処理を行うのです。
まぁ~、手慣れたもので(笑)
数日後、廃車となったロードスターの代わりに保険で手に入れたピカピカのロードスターが届き~
尾根遺産を助手席に乗せて、待望の週末を過ごすのでした。
久しぶりの青春ドライブ(笑)
冬空がやけに目に染みる。
空高く、こう叫ぶのだった。
「女神様、任意保険は大切だ~!」
もはや、3度目だとオチが無いか(笑)
週明けの月曜日。師走の現実に戻る1日となりそうだが、しっかりと忘れ物無しに行くかぁ~って思いながら、今朝も元気に行って来ま~す(^^)/
Posted at 2018/12/10 06:37:33 | |
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