
さてと、重い宿題だった様な気がします。
先週の土曜日に買物の合間に見た「日輪の遺産」の感想を書きたくなりましたので。
私は、映画のジャンルは問いません。今日観たいと思った映画を観ることにしています。
公開前から、どんなストーリーなのか調べないでまっさらな状態で観ました。
ストーリーはリンク先で読んで頂ければ結構かと思いますので、詳しくは書きません。
さて、この映画はフィクションですが、実際にあってもおかしくないという感覚です。
主人公は誰なんだろう?
勿論、真柴少佐かも知れない。堺雅人の物悲しい目は、いつ見ても印象的だ。
小泉中尉、最後のマッカーサーへの捨て身の訴え、胸にズシンと来ました。
それから、中村獅童演じる赤鬼こと望月曹長の本当の愛情、男の強さを感じます。
軍首脳から終戦間際に突然呼ばれ、思いも寄らなかった極秘任務を受けざるを得なかった真柴と小泉。個人の考え等、到底許されなかった時代に実行せざるを得なかった。
疑問を感じつつも任務を遂行し、何も知らない女学生達を巻き込んでいく・・・。
当時の価値観の違いもあるが、勤勉で真面目な生徒達を前にして、軍首脳から非情な最後の命令に戸惑う真柴と小泉。
うろたえる姿に人間性を感じ、生徒達に気づかれまいとして懸命に取り繕うが・・・。
結果は悲しい現実となってしまう・・・。
八千草薫が女学生当時の思い出を語り始めるところから、映画は始まるが、今まで決して口外出来なかったことをあるきっかけで話すことになった訳で、終盤には観ている客の殆どが涙でした。(私もボロ泣きでした)
当時を偲ばせる場所や物は殆ど残っていない事が多い中、過去があったからこそ、現在、そして未来があるのだと気がつかせてくれます。
今の平和や発展した日本が当たり前の様にあるって思うかも知れない。
でも、それは過去から繋がっていることは事実なので、時々で良いので、それを思い出してみることが大切なんだと改めて思わせてくれる作品になりました。
私は戦争映画は好んで観ません。しかし、この作品は観て良かったと思っています。
さて、今日は波乱の火曜日。しっかりと足を踏ん張ってから出発です♪
Posted at 2011/08/30 00:06:25 | |
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