シン・ゴジラも公開から2か月近く経ちますし、私も2回鑑賞したのでシン・ゴジラのお勧め鑑賞ポイントを再度ポストしようかと思います。
ですが、すでにご覧になられた方ならお分かりのように鑑賞ポイントが十人十色に広がりを持っていること、くすっと笑えるところ、萌えるところ、ビビるところ、それぞれがくんずほぐれつ絡み合っています。
「いや、それは違うだろ」と思われるところが再々あるかとは思いますが、そこは生ぬるくスルーをお願いいたします。
さて、大量の伏線、謎かけ、もろもろがある映画ですので、私も未確認の点がたくさんありますが今回も箇条書きで書き出しますと。
・冒頭に張られた2つの伏線の行方
・あんなにどアップで映っていたのに二回目でようやく見つけた前田敦子
・ゴジラ第二形態「通称:蒲田くん」がどうにも困ったちゃん(なのでイラストを描いてしまいました)
・真剣なのに何故かまったり感が抜けない総理レク(チャー)
・第三形態「通称:品川さん」の開き切った瞳孔
・第四形態「通称:鎌倉さん」の威圧感
・武蔵小杉がアァァァァァァ!
・ゴジラの火炎放射の変化がリアルガスバーナー
・内閣総辞職ビーム
・弊社も御社も木っ端微塵
・「まずは君が落ち着け」
・立川へ移動した後のスーツ
・里見臨時総理代理の腹太さ
・「帝都大戦」で東京を破壊する側だった人が臨時外務大臣
・ヤシオリ作戦と特殊建機小隊
・無人新幹線爆弾と無人在来線爆弾のレール位置
・全体が映し出される直前にカットされる最終シーン
多いですな…(汗)。これでも相当に絞り込んだのですが。
この中で、どうしても言及したいのが「ヤシオリ作戦と特殊建機小隊」。
ゴジラをアレしてコレするシーンで出てくる、曲がるストロー装備のはたらくくるまたちですね。
ヤシオリ作戦の「ヤシオリ」は、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する事に発しています。
スサノオノミコトが「八塩折酒(ヤシオリノサケ)」をヤマタノオロチに飲ませ、酔いつぶれたところを首を切り落とした、という神話があるのです。
そしてその時に使った刀の名前が「天羽々斬剣(アメノハバキリノツルギ)」ですが、映画で出てくる特殊建機小隊のコードネームがちゃんと『アメノハバキリ』とコールされています。
ここは是非、確認して頂きたい!「庵野カントク、そんなとこまでオタクなの!?」と!
そして心の中で「
イッキ!イッキ!イッキ!」と一気コールをしながら鑑賞して頂きたいのです。
あと、おそらく決して正解は出てこないであろうと思われる、一つの伏線。
冒頭で漂流ボートの中に置かれていた折鶴と、一冊の本がありました。
折鶴の伏線はは映画中盤で重要なヒントとして回収されましたが、本の方は最後まで回収されません。
その本は、宮沢賢治の『春と修羅』です。
個人的には、この伏線はゴジラのしっぽに集約されて最後には回収されるのでは…と思いますが、そこは敢えて?なのか映し出されずに終わります。
きっと庵野監督のいたずらなのか、私たちへの宿題なのか…もしかしたら、庵野監督自身も答えを持っていないのかも知れません。
いずれにしても、何度でも観て楽しめる、そして観るたびに感想が変わっていく映画です。
是非とももう一度観てみて下さいね~ノシ。
Posted at 2016/09/26 18:05:07 | |
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