Y60、思えばもう15年も乗っております。
その前はVR161を少々、ジープのナマ中に乗ったりハチマルに乗ったり、当然ジムニーもお腹いっぱい味わいました。
どれもコレも面白かったですが、私にとってはY60には敵いません。
走るだけなればジムニーが最高でしたね。特にSJ30の2ストは笑いとまんねー面白マシンでした。
陸船ハチマルに乗ったのにはわけがあります。
その当時、当然Y60も購入対象になっていたのですが、いろいろな事情で購入には至らずでした。
あの頃は既に片足ドップリCCV世界に絡め取られて、指先は取れない砂粒、目の色は泥色に変色しておりました(笑)。
それまでは文字通り、必ず死ぬと書いて必死の形相で某S都高や某T波山麓、地方サーキットを走り回っておりました。
一説には華麗なる転身ですが、女性には一気にモテなくなるという不毛地帯へ踏み込んでしまったワケです(爆)。
それとその頃ブームの前兆が見えていたスノーボードに不覚にも絡め捕われ、春から指折りゲレンデオープンを数える様なバカっぷり(笑)。
その移動手段兼クロカンマシンとして仮眠も出来る様な大きめの車輌が欲しかったのです。
当時Y60サファリは既に2型になっていました。
もちろんCCVドップリなのでグランロードは端から除外(爆)。予算的にも除外(笑)。ついでに寒そうなDXも(爆)。なのでADしか残りません。
ワタシはデフロックが欲しかったのですが、この頃の日産はあの悪名高き「抱き合わせ販売」商戦が猛烈の頃です。
デフロックを選ぶとスタビライザレリースデバイスと電動ウインチが付いてきてしまいます。
スタビの例のアレは構わないとして(根っ子ごと撤去する気マンマン)、日産純正のヲーンは要りません。
とんでもなく高価なオプションになってしまうのです。必要だった集中ドアロックも付けられません。
サファリは正直欲しかったのですが、営業マンが頑なに抱き合わせを強要します。このカタチでないと売れないと。
またコイツの態度も悪く、いかにも「イヤな客引いちゃったなあ」感がアリアリ。
うちは「技術の日産」だから、イヤなら買うな、と言わずもがなの対応に辟易してしまいました。
今思い出してもサイテーの営業でしたね。
その点、トヨタさんはお見事でした。
ワタシが何を欲しているかよ~っく解っていました。ハチマルもこの頃に後期型に様変わりして、いわゆるシャコタン化が始まってました。
こちらの要望は80GXにデフロックだったのですが、これまたウインチが抱き合わせ(爆)。
ところがランクルの偉いのは、電動かメカか、が選択できたことです。納期は少々掛かりますがメカ式のほうがずっと廉価。
おかげで予算内で集中ドアロック(これもパワーウインドウ付きになる)も選べ、マイナー直後なのに値引きもドドンとサファリの倍。
しかも嬉しいことに、前期型のコイルをディーラーで無料で組み込んでくれるというオマケ付き。
営業マンも仕事の帰りが遅いワタシに合わせて何度も家まで来てくれました。
これでもうココロは決まりますよね(笑)。
ハチマルも良いクルマでした。
古い友人がY60ADに乗って現れるまでは(爆)。
珍しいリアデフロックのショート、当然TDの生であの咆哮です。
両者ともタイヤはJSですが、明らかに走破性はY60の方が上。
しかも乗り易くて、なぜかハチマルよりも振動が少ないのです。
例えば、ダッシュボードに積んだコインがカチャカチャとうるさく動くハチマルに対して、Y60は積んだそのまま。
OHVの教科書的なエンジンに重機の様なエアクリ、正直1HZがダイカストのオモチャみたいに思えてきます(爆)。
そして極低速でのトルク感、、、これには完全にヤラれました。
そして月日は流れ、某都知事がペットボトルに黒煙を入れてかざした日から程なくして、そのサファリショートは我が家へやってきたのです。
神奈川では登録が出来ない、という致命的な理由で友人はワタシにY60を託したのですが、既にその頃はVR161に乗っておりました。
3分ほど悩みました(笑)が、もちろん二つ返事でオッケー。
それが弐号機です。
その後、161を県内の友人に託してY60一本に。
トライアル熱が絶好調な頃で各地へ遠征に行ったり、山へ泥刈りに川へ選択(行くか壊すか)へと大活躍でした。
この頃は経済的諸事情で一台しか所有できなかったので、どこへ行くにもY60です。もちろんデートも、です(笑)。
ショートにはご法度の3インチアップもやってみましたが、1週間でノーマルへ。
補正ナシでは乗れたもんではありません。しかもペラシャのスプライン抜け(とゆーよりは折れ)という珍しい事件も引き起こしてしまい、暫くはFFで走っておりました。
凝りもせず書ききれないほどのいろんな試行錯誤をしました。乱著の3000番白筒+青カンサスなどメチャクチャも(笑)。
最後はADウインチ付純正バネにグランロード用ショック新品の組み合わせに落ち着きましたが、「Y60はノーマルが一番」と、実はとっくに気付いていた節もあります(爆)。
サファリは面白いです。15年付き合っても飽きません。
一手間加えてもいい結果になる場合は少なく、かえってバランスを崩してえらいこっちゃになります。
大人しくノーマルで乗れれば、それに越したことはありません。
ショートならば尚更で、1インチたりともアゲてはイケないという持論を持ってます。たぶん一晩でも喋れます(笑)。
しかしロングの大陸的なホイルベースはそうもいきません。
日本でクロカンするなれば2インチ+タイヤ外形で+30mmは最低限でも欲しいトコロ。ショートよりもホイルストロークが要求されるのでスタビは前後撤去。
さてコイツを舗装路でどうまっすぐ走らせるか、というあたりが悩みどころですね(爆)。
まだまだしばらくサファリライフが続きそうです(笑)。

思い出の弐号機、砂漠迷彩塗装前(笑)。
(注)半ドアではありません(爆)。