うちのベンちゃんもそろそろ6万キロ。
走り過ぎな感も否めませんが、田舎暮らしにベンツは必需品です(爆)。
とくにドライバーというインターフェイスの制御があまりウマくない場合、かなりの割合で補って余りある性能を発揮します(笑)。
とゆーわけで、先月の点検で指摘された「リアブレーキパッド交換」を行いました。
あと残り3mmと脅されたわけですが、外してみると5mm近くはあったです(笑)。
なにはともあれ、ヤ●セ見積で4万円前後のお仕事でゴザイマス(爆)。
とゆーわけで、フツーはディーラーに頼んだ方が良いブレーキパッドの交換作業(リア編)を、自分の手を汚さずにはいられないフトドキモノのベンツ乗りの為に詳しくご紹介しましょう(爆)。
事前に楽天でネトショしてブレーキパッドを入手しておきます。
部品番号で検索すると一発で出てくるあたり、さすが世界のメルセデス(笑)。
ま、プリウスでも出てくるけどさ(爆)。
まずタイヤを取りましょう。
タイヤが付いた状態ではな~んもデキません(笑)。
ブレーキキャリパを穴が開くほどしげしげ眺めます。
何回もやってる作業ならば必要ないですが、初めてチャレンジするならば絶対に手を付ける前に舐め捲るように眺めるのが基本です。
ワタシもサファリ他の交換は日常茶メシゴトなのですが、実はメルセデスは初めて。
お~スライドピンにキャップが付いてる!。
こーいうトコロ、メルセデス品質ですね。
ぶっ壊さずにマイナスドライバーなどで丁寧にコジリ取りましょう(笑)。
もちろん下側のスライドピンにもキャップがあります。こちらは取らなくてもいいのですが、イキオイで取ってしまいました(笑)。
さて、どうやって緩めるのかな?とピンアタマを眺めますれば、なんとヘキサ。
手持ちのヘキサレンチを当て嵌めてみますけど、8mmじゃ大きいし6mmじゃ小さい、、、、。
おい!7mmヘキサなんて存在するのかよ!
さすがメルセデス、、、、泣けてきます。
ここで作業いったん中断。7mmヘキサの買い出しへ。
下院図、、、、ありません。管責、、、、ありません。もしや?と思って入った米理、、、あろうはずもなく、、、(爆)。
ヘキサレンチはミリセットだと通常この近辺は、5.6.8.10 がフツー。7mmなんて見たことねえし。
諦め半分でスーパービバホームに行ったら、ソケットで辛うじて一個ありました。
マジでヨカッタあるよ~(泣)。
1時間ほどロスしましたが、早速戻って7mmヘキサをセットして緩めます。
そんなに締まってないカンジでしたので、緩む寸前の感触を手に覚えておきます。
締める時の「手ルクレンチ」の為ですね(爆)。
(良い子はマネしないで整備要領書で締付トルクを確認しましょう)
緩み切ったら何か細いモノでスライドピンを押し出して外します。
奥まっているので指では摘まめません。
ピンが外れたらキャリパを押えているハリガネをプライヤで外します。
かなりバネの利いたハリガネで外しづらいですが、一種のスナップリングのような役割だと思います。
外すのもハメるのもメンドクサイけど、こーいうとこ日本車も見習ってほしいなと思います。
ここまでで外してきたオトモダチ(笑)。
たったこれだけ外すのに1時間半、、、、。大半は買い出しだったけど(笑)。
この状態になればピストンキャリパ側が動けますので、むんずと掴んでグイッと動かします。
硬い場合は揺すると良いかもです。
欧州車やABS装着車に多いピストンに差し込むタイプのパッド。
コレ、外すのは簡単だけどハメる時にメンドクサイんだよね(爆)。
さて飛び出たピストンをどうやって押し戻すか?のお時間になりました(笑)。
小さな万力みたいなブレーキピストン戻しを持っていれば使うに越したことはアリマセンが、貧乏なワタシにそんなSSTは似合いません(爆)。
まずこうやって古いパッドをあてがいます。この時ゴムシールを挟まないように気を付けます。
てこの原理を使い、レンチやバーのケツで押し込みます。
バールを使っても効果的ですが、その姿形からしてベンツの整備には禁物です(笑)。
古パッドを省略して直接ピストンを押し戻すのは変形や傷の原因にもなりますので絶対にヤメマショウ。
新品のブレーキパッドをピストンキャリパ側へセットします。
キャリア側へセットするサファリとは逆ですね。
あのピストンへの挿入行為さえなければ楽ちんで、しかもキャリア側へセットできるのに、、、。
新品パッドの厚みは10mm以上あるんですね。
角をヤスリで落としてやろうかと思いましたが、ベンツの部品に手を加えて良いモノやら5秒ぐらい悩んでヤメマシタ(爆)。泣きや音が出たらまたバラして削ってみることにします。
新品パッドをハメこんだピストンキャリパを元へ戻します。
カツンと入らない時はパッドがちゃんとハマってない証拠なので、何度か修正してハメこみます。
このシャシンの赤丸の部分のキャリアへの嵌めあいに注意して下さい。もちろん上下ともですよ。
だから最初からキャリア側にハメたいんダヨ!(笑)。
ちゃんとハマったことを確認したら、上側のスライドピンを取付けます。
熱も半端ないのでヘタなグリスは塗らないほうが賢明です。
あのプライヤで苛めたハリガネ君を装着します。
ハリガネ君はバネも効いてて結構硬いですが、そんなに難しくない作業です。
プライヤでハメこんだ後ハンマーで軽く叩いてちゃんと納めます。
中途半端だと外れる恐れもあるからです。
あとスライドピンを保護してるキャップも忘れずに差し込んでおきましょうね。
いままで言い忘れておりますが、パッドを交換する際にはまずブレーキフルードのリザーバータンクを開けることから始めましょうね(爆)。メルセデスも一緒です。
少しスポイトで抜きましたが、ピストンを戻した際にどれだけ液面が上がるか解りませんので周囲をウエスで養生しておきましょう。
さてこれで作業は完了ですが、タイヤを取付ける前にブレーキを軽く踏んで正常にパッドが働くかどうかを確認します。戻し過ぎたピストンを押し出しておく意味もあります。
ブレーキ液の漏れなども見ておきましょう。
問題ないようであればタイヤを戻します。
しかし、ベンツはこんなハブボルトにもアイディンティティマークが(笑)。
これに所有する悦びを感じるか、ウザイと感じるかは貴方次第(爆)。
ついでに紹介しておきますと、ベンツのボンネットはこんな垂直まで開きます(笑)。
エンジンも載せ替えできちゃうんじゃねーかと思うぐらいパカ~ンとアケッピロゲに内臓を曝します。
ヒンジにずいぶんと凝ったリンクが使われていて独逸人の変態性を垣間見ることが出来るのです(爆)。
今回の料理はベンちゃんのブレーキパッド(リア)の交換でした。
パッドだけなら純正相当品を8000円で入手できます。
ヤナ●で工賃払って交換するより圧倒的に格安です(爆)。
ですが、滅多に使わない7mmヘキサを用意したりせねばなりません。
それにブレーキは重要な保安部品です。
この手の作業はその筋のプロへお願いするのがスジなので、安易に行わないほうが賢明です。
今回の
厚労省もとい功労賞。
キミがもしビバホームに売ってなかったら、オレはあのクソヤ●セに駆け込むしかなかったよ(爆)。