先日健康診断がありまして、まあそのあたりのいきさつは本局に詳しく掲載しております。
お下品が大好きな方はご笑覧下さい(爆)。
此方ではもう少し高尚な考察をしていきたいと思いますが、タイトルで既にかなり下方修正されておりますね(笑)。
健康診断に付モノと言えば、やはり検便です。
決めつけたあたりに少々今後の人生の不安を感じますが、やはり事前に用意するモノで一番ポテンシャルの高い持参品ではあります。
ではその歴史から追ってみましょう。
ワタシの幼少の頃は既にかの有名な「マッチ箱」は絶滅しておりました。
白いプラスティック製の容器で、軟膏が入っているかのようなイデタチをしておりました。
聞いた話によるとそれ以前のマッチ箱~軟膏容器の間に存在したミッシングリンクは、ブリキ製の容器だったという証言もあります。
なんとなくメンソレータムを想像しておりますが、有識者の皆様、それで正しいでしょうか?(爆)。
軟膏容器時代の採取方法は、”実弾”をまず新聞紙等にデデンと受け止め、割り箸などで採取する方法が一般的でした。
当時は殆どの家庭が和式便所だったので現代の洋式からすると容易だった筈ですが、しかしそのキャッチングは難易度の高い技でした。
便器に新聞紙を浸してしまったりはまだヨロシイ方で、慌てすぎて足元への「OB」などはかなり凄惨を極めます(爆)。
当時は保存液なんて気の利いたものはないので、常に新鮮なゲンブツが求められておりました。
つまり健康診断の朝に採取せねばならなかったのです。
毎朝のルーティンとしてるヤツはヨシとしても、そうじゃない子は大変です。
従って家族からの借用、ポチからの奪取など不正も様々(笑)。
当然その結果、飲酒が疑われたりヒトじゃない説まで浮上したりとこちらも大変でございました。
「採取する量は僅かで良いのです」と書かれていた気がしますが、サービスのつもりかナゼかドップシとコッテコテにブチ込んでくる輩もおりました。
学級委員だった私は常に集める係でしたが、どうにも個体重量がオカシイ物体をその手で何度も感じておりました。
透明なビニール袋ごしにみえる、フタのスクリュウ部分からグニュッとハミ出たクラスメイトの検体を見てしまった時、いったいどうやってこの容器にそれだけのブツを押し込んだのかがヒジョーに気になったもんです(笑)。
たぶん、へら状の器具ですくっては擦り付けるように盛り付けたのでしょう。
いや、当時のことですからヒトサシ指かも知れません(爆)。
女子の分を集める時には最新の注意を払わねばなりません。
当時のガキどもにプライバシーや人権など飼犬ほどもありませんので、名前の書いたビニール袋in実弾入りの容器をメイボとチェックしながら集めるのです。
さぞかし女子は恥ずかしかったでしょう。さすがにお調子者でデリカシーのない私でもこの時はかなり神妙でしたよ。
クラス一のカワイイ子も片思いのあの子も、ちゃんとウ○コするんだなと激しく現実を突き付けられたような気分でした(笑)。
この話題になると、自然とあの検査キットにも触れなければなりません。
そう、ポキールです(笑)。
いわゆる蟯虫(ぎょうちゅう)検査の為に学校で配られていた逸品です。
ナニが優れておるのかとゆーと、これは忌々しき”実弾”を籠めなくともよいとゆー点です。
”御所”にセロハンをピッと貼りつけて、保護シートを被せて完了とお手軽バッチリ。
しかしながら我々の世代、ガキの頃から人の話も良く聞けないし注意書きもよく読まない(爆)。
その親に至っても全くその通りで、どうにも我が道を突き進んでしまう傾向にあるのです。
従ってどう間違ったか様々な誤解を生んで、今なお語り継がれる伝説となっておるのです。
軽傷、保護シートを開かない、もしくは知らない。
そう、皆さんのご想像の通り、突然何もせず袋から取り出したそのまんまを、”御所”に当てがって終了(笑)。
正しい検査が出来るハズもアリマセン。
中傷、保護シートをひきちぎる、もしくは切ってしまう。
セロハンには糊成分が付着してますので、格納時にグチャグチャになりまして終了(爆)。
半分に折ってくる、という荒業もあったようですが、何のための”的”なんだか。
重症、”実弾”を挟んでくる。
これは結構な確率で各クラスに1名は出現していました(笑)。
やはり検便とどこか混同してしまうのでしょう。
ハナシが逸れました。
検便の話題でしたね。しかし貴方もお好きですね(笑)。
そして時は流れ、健康診断の検便容器はいつの間にかあの棒状のコチョコチョタイプ(爆)に切り替わりました。
ワタシが社会人になっての健康診断では、カタチは違えどもうこれが主流だったように思います。
フタを少し捩じって本体と分離し、フタに付属している棒を”実弾”の表面へコチョコチョもしくは一思いにブスッと一刺しするヤツです。
先っちょの形状が▽だったり耳かき状だったりの変化はありました。
しかしこれも結局、”実弾”を目の当たりにせねば正しき施術が出来ません。
割り箸なのか、専用棒なのか、実は採取方法は半世紀前と何ら変わっていないのです(笑)。
しかし、先日ワタシは興味深い話を聞きました。
同僚Tの採取方法がかなり異常、いや画期的だったのです。
彼の編み出した方法は、落ちゆく実弾に空中で差し込む、というまさに究極の技!(笑)。
断片的ですが語られた衝撃の方法は以下の通り。
まず和式便所が望ましい。
キンカクシとは逆の方向へしゃがむ。
出す。
ヒリ出たところで、腰を少々浮かし顎を引いて空中の実弾を視認する。
このとき「切って」はいけない。
おもむろに採取棒を差し込む。
このような手段らしいのです。
お見事です。業師としか言いようがありません。
キラキラと目を輝かせていたであろう私の前で、しかし彼は急に曇った表情で去年の失敗談も語ってくれました。
スマホを弄っていたら採取を忘れて、フツーに流してしまった。
次弾に期待したが、どう頑張っても彼の魚雷は発射はオロカ、装填すらされない。
仕方なく、”御所”へ挿入した(爆)。
結果、潜血の疑いがあるとかで再検査だったそうです(笑)。
そして今年、齢50前の初老となったワタシは、このキットの最大の問題に気付いたのです。
それはあの棒を保存液の入った本体に差し戻す時、、、、。
「老眼でよく見えねえ!」(笑)。
しかもちょっと欲張って摂り過ぎたためか、フチにブツが干渉して堆積してしまいました。
ええい、かまうもんかとそのままフタをプチッとするまで閉めてしまいました。
その時の感触が、ウマくいった時と違うのが何とも不安です(笑)。
もちろんフタの淵から漏れ出る程ではありませんが、なんとなく検査のヒトが開けた時を思うと申し訳ないような気がします(笑)。
今後、ドンドンと科学が発達していくと一体どんな検便キットが我々を待ち構えているのでしょうか?。
T君のようなアクロバティックな技を使わなくとも、”実弾”と向き合わずに済ます方法が編み出されるのでしょうか?。
それとも少量なりともゲンブツを持ち込むような検査は行われなくなるのでしょうか?。
まったく興味は尽きませんが、年に一度ぐらいは自分の出したモノと正直に向き合うのも悪くはないのかと考えてしまうあたり、私もずいぶんと大人になったなあと思うのです(笑)。