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2012年05月13日 イイね!

2012年5月13日 愛鷹登山口から位牌岳まで(愛鷹連峰)

2012年5月13日 愛鷹登山口から位牌岳まで(愛鷹連峰)5月13日、今日は地元の愛鷹山を山歩きする事にした。
 
愛鷹山は富士山と同様に富士市民にとって馴染みのある山だが、愛鷹山の登山に関しては私はあまり縁が無い。
 
2年半前に1度だけ越前岳と黒岳を登ったが、それが結局最初で最後になってしまった。 
 
毎日のように見掛ける愛鷹山は子供の頃からどんな場所なのか強い興味があったし、知り合いから聞いた鋸岳の岩場にも興味があった。 

という事で、今回は裾野市の愛鷹登山口からスタートし、大沢~割石峠~蓬莱山~鋸岳~位牌岳~前岳という前回とは違うコースをとる事にした。 
 
  
 
 
今回の山歩きでデビューしたザック、オスプレーのケストレル28。
 
28リットルの容量はデイバッグによくあるサイズだが、実際の収納量はもっとあるのではないかと思う位たくさん物が収まる。
 
これなら余裕を持ってビヴァーク用の装備も収納出来そう。 
  
またザックを背負ったままトレッキングポールやステッキを脇差のように装着出来る機能が非常に面白い。
 
重い荷物を重く感じさせない背負い心地も素晴らしいが、調整し締め付けたショルダーハーネスが、歩いているうちに段々と緩んでしまうような気がする。
 
もしかしたら使い方が悪いのかもしれない…今後しばらく様子見をしてみよう。
 
 

 
富士市から見る愛鷹連峰(愛鷹山)の典型的な姿(*2011年撮影)。
 
愛鷹連峰は元々は富士山と同じ成層火山だが、富士山が誕生するよりもはるか昔に火山活動を終えた山という説がある。
 
火山活動を終えてからが長いので、山体崩壊が進み現在の山脈のような姿になっている。
 
今回は、画像真ん中のピークの位牌岳を目標にする事にした。
  
位牌岳(いはいだけ)と聞くと不吉な感じになってしまうが、名前の由来は全く分からない。
 
 

 
裾野市の愛鷹登山口。
 
私は7時頃に到着したが、登山口の駐車場には既に数台の車が停まっており何人かの登山者が準備をしていた。
 
今日は雲が多いものの、天気は概ね良いようなので登山者も多いのだろう。 

私も準備を進めようとしたら、腹の調子が悪くなってしまい急遽最寄りのコンビニまで移動する事にした。
 
コンビニのトイレを借りようとしたら紙が切れていたというハプニングがあったが、何とか用を足し登山開始予定の8時に間に合う事が出来た。
 
駐車場は更に台数が増えており、結局私はそのうちの1番最後のスタートになってしまった。
 
最初は割石峠を目指す。
 
 

 
大沢を横切る。
 
登山口から割石峠までは、沢沿いや沢を横切るコースになっている。
 
つまりガレ場が多いコースになっているので、足元に注意せねばならない。 
 
 

 
コースの途中、東沢の分岐。
 
前岳・位牌岳へ通じるコースは下山道に使う。
  
 

 
 
前岳の分岐を過ぎると、大沢橋を渡る。
 
 

 
コースには、登山ガイドなどでも記されている大杉がある。
  
 


 
この辺りは、自然林が多く気持ちの良いコース歩きが出来る。
 
登山口から大杉までなら快適なハイキングが楽しめるかも。
 
道迷いしないよう手書きの指標や、多くの方々のご厚意だろうか手積みのケルンが多く置かれている。 
 
  

 
この辺りのトウゴクミツバツツジはそろそろ終わりか。
  
 

 
 
大杉にて。
 
名前の通り大きさと高さが凄いのはもちろんだが、奇妙な枝分かれをしていて面白い。
 
今回の服装はポリエステルのランニングシャツと長袖のTシャツ、ポリエステルの下着に薄手のズボンで夏用に近い。
 
歩いていると汗ばんでくるが、時々強い風が吹いてくるので上着を1枚着ようか悩む。
  
結局、このまま歩く事にした。
  
 

 
沢の中を歩く事が多くなってきた。
 
石がゴロゴロ転がっているので歩き難い事この上ないが、コースはまだ勾配がきつくないので体力的には問題ない。 

 

 
段々と勾配がきつくなってくる。
 
 

 
途中で咲いていた花。
 
紫色の花はタチツボスミレで、黄色い花はヘビイチゴだろうか。
 
 

 
ガレ場歩きの上に更に急登になってきた。
 
割石峠までは近いが、歩き難く体力的に負担が掛かる。 
 


 
割石峠に到着。
 
画像左方向は私が目指す位牌岳までのコースで、画像右方向は呼子岳を経由し越前岳へ向かうコースである。
 
割石峠は風が強く、気温は10度くらいだが体感的にはもっと寒かった。
 
ここに来るまで、途中で歩いている人の姿は全く見なかった。
 
恐らくは、黒岳経由で越前岳を目指す人が多いのだろう。
 
私のように大沢を通って位牌岳を目指す人は今日は少ないかいなかったのかもしれない。
 
 

 
 
割石峠という名前の通り山がV字に切れ込んでいる。
 
隙間からは富士市街地や駿河湾が見えたが、今日は遠方の景色は霞んでいた。
 
下は急な斜面になっていて見ていて怖い。
 
割石峠から蓬莱山へ移動する。
 
 
 
 
途中でこんな指標があったので寄り道してみる。
 
強い風の中、痩せ尾根の先っぽみたいな所へ移動してみると…
 
  

 
眺望の良い場所に出た。
 
愛鷹山は眺望の良い場所が少ないような気がするが、この場所はとても良かった。
 
目の前には立派な形をした大岳が見える。
 
今回は行かないが、大岳も機会があれば行ってみたい。
 
 

 
蓬莱山から位牌岳まで続く鋸岳の稜線。
 
いよいよ風が強く寒くなってきたので、上着を1枚着る事にした。
 
今回はモンベルのシャミースという薄手のフリースを着た。
 
パタゴニアのフリースよりも軽くコンパクトで収納に便利だし、行動中は常に汗ばむので薄手でも保温性は充分である。
 
 

 
*蓬莱山には立ち入りを警告する看板が立っているので、立ち入るか引き返すかの判断は自己責任でお願いします。
 
万が一の事故など責任は一切持てませんので、引き返す事を強く勧めます。
 
 
 
 
麓から見る鋸岳(*2009年、沼津市桃里付近から撮影)。
  
 


 
 
気の抜けない鋸岳。
 
稜線歩きではなく全てトラバース(巻き道)していくが、鎖場が多く足場が無い場所すらあった。
   

 
 
鋸岳の稜線から東富士演習場を望む。
 
 

 
箱根の金時山が見える。 


 
 
越前岳~黒岳の稜線にある北白ガレン。
 
 

 
越前岳の右側の稜線の向こうには富士山。
 
宝永山の火口も見えるが、この後雲ですぐに隠れてしまった。
 
 
 
 
位牌岳近くの最後の長い鎖場を登って行く。
 
蓬莱山から位牌岳までは、とにかく気が抜けないコースだった。
 
 

 
山頂付近は雲が掛かっているのか、目の前を煙のように雲が流れていく。
 
 

 
位牌岳山頂近く。
 
ヤマザクラは殆ど散っていたが、ほんの少しだけ残っているものもあった。
 
 
 
 
 
位牌岳山頂。
 
位牌岳は眺望はそれほど良くないらしいが、雲が掛かっているので全く景色は望めなかった。
 
ここでようやく歩いている登山者を発見。
 
別のコースから位牌岳に来た年配の男性で、お互い単独だったので交代でカメラ撮影をする事にした。
 
その方と少し話をしてみたが、40年以上昔20代の頃に愛鷹山縦走をした事があるという。
 
相当なベテランという事が分かる。
 
やがて、男性2名パーティーと女性2名パーティーが登ってきたので、山頂は少しだけ賑やかになってきた。
 
私も少しだけ休憩する事にしたが、身体が冷えると動くのが億劫になってしまうので、そこそこの休憩で移動する事にした。 
 
位牌岳の後は、前岳を経由し下山する。
  
  
 
 
霧ではないので道迷いの心配は無いが、周りが雲に囲まれているのはあまりいい気分では無い。
  
 


 
前岳へ向かう稜線で小さな花を見つける。
 
先ほど位牌岳でお会いした方から聞いたのだが、この花はイワカガミという花らしい。
 
ただこの付近で見つけるのは意外だったようで、調べてみたらどうやら亜高山帯から高山帯に生育するらしい。
 
愛鷹山は最高峰の越前岳が標高1504mで、2番目の位牌岳が標高1457.5mで亜高山帯よりも若干低い。
 
 

 
 
前岳付近でも痩せ尾根が多い。
 
鋸岳ほどではないが、愛鷹連峰は全体的に険しい場所が多い。
 
前岳を過ぎると、大沢まで一気に標高を下げる急な下りが始まる。
 
急な下り坂は滑りやすく危険だが、ストックやステッキを使えば安定感が増し非常に役立つ。
  
 

 
怖ろしい下り坂だが、コースの途中眺望の良い場所で一息つく。
 
緑が深く気持ちが良い。
 
 
 
 
下り坂で見掛けたトウゴクミツバツツジ。
 
同じ山域でも、標高によって開花時期が違っていて面白い。
 
 

 
…これは一体?
 
 

 
先ほどの東沢の分岐点に着いた。
 
後は元来た道を引き返し、やがて登山口の駐車場に着いた。
 
駐車場は更に車の台数が増えていたが、朝見掛けた車は殆ど撤収しているようで、私より後に来た車が多かった。
 
駐車場近くの山神社でお参りをして帰宅した。
 
 
今回の山歩きは、久しぶりに本格的な登山のコースとなった。
 
今回のキーポイントはやはり鋸岳の岩場だが、現在進行形で風化や崩落が進んでいるこのコースはいずれ大崩落で通れなくなるかもしれない。
 
今後もしも事故などが起きれば、罰則の対象になる可能性も決してゼロとは言えない。
 
鋸岳のコース取りは、今回が最初で最後になるかもしれない。
Posted at 2012/05/13 21:58:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2012年05月04日 イイね!

2012年5月4日 浜石岳、薩た峠、田子の浦港をウォーキングする

今日は山歩きに行こうかと思いましたが、何とも微妙な天気だったので、本格的な長距離山歩きはやめておきました。
 
今回はみん友の紅葉32さんを誘い、車で浜石岳や薩た峠へ向かい、近くで車を停めて短い区間を歩く事にしました。
 
 

 
浜石岳山頂。
 
晴れていれば富士山がバッチリ見える場所ですが、今回は雲が多く全く見えておりません。
 
浜石岳は、毎回電車で由比駅まで移動し徒歩で登るのが恒例でしたが、今回は車で山頂直下の駐車場まで移動しました。
 
私にとっては馴染み深い場所になっておりますが、紅葉32さんは来るのは初めてのようです。 

今回は僅か数10mの歩きしかしておりませんが(´∀`;)、浜石岳へ向かう道は舗装されてはいるものの、車には辛い急勾配・狭い道幅・急カーブの連続で運転が大変です。
 
私達は車で来ましたけど、コースの途中や山頂では割りと多くのハイカーの姿を見掛けました。
 
時折強い日差しで段々暑くなってきましたが、天気がいまいちハッキリせずハイキングするには天候の急変が心配になりそうな感じでした。
 
 

 
天気が良ければこんな感じに富士山が見えます(*2010年5月3日撮影)。
 
ただし、この時期は春霞の影響で遠方の山はハッキリと見えない事が多いようですね。
 
  

 
薩た峠や清水港の方角(南側)。
 
浜石岳は広い山頂と広い眺望が自慢の素晴らしい山ですが、今日は私達の目線の高さに雲が掛かっていました。
 
麓は晴れていても、山は曇りという感じでしょうかね。
 
 

 
高ドッキョウや南アルプスの方角(北側)。
 
こちらは雲が厚く殆どの山が見えませんでした。

 

 
天気が良ければこんな感じに見えます(*2011年4月17日撮影)。
 
もう少し早い時期だったら、画像のように綺麗な花(たぶんツツジだと思う)を見る事が出来たかも。
 
 

 
しばらく眺望を楽しんだ後、下山する事にしました。
 
帰りは狭く見通しが悪い急勾配の下り坂なので、速度が出ないようブレーキを頻繁に踏んでいたら、やがてフロントブレーキから煙が出てきました(´∀`;)。
  
決して無理な運転はしていなかったですけどね…スピードが出ない様に低速ギアでエンブレ効かせていましたし。
 
現在代車なので、ブレーキの性能とか全然分かりませんけど、軽自動車でグレードも低いモデルと思われるのでブレーキもそれなりなのかもしれません。
 
  

 
浜石岳の次は薩た峠へ向かいました。
 
ここも富士山が良く見える名所ですけど、今日は厚い雲で全く見えませんでした。
 
紅葉32さんは、浜石岳と同じく薩た峠も初めて来たようなので、遊歩道を散策してみる事にしました。
 
私は何度も訪れていますけど、ここはいつ見ても景色が美しい場所です。
 
でも山と海に挟まれた狭い土地に東海道本線、国道1号線、東名高速道路が通っているのはいつも気になってしまいます。
 
この区間を見てしまうと、新東名高速道路が予定を早めて開通したのは納得がいくように感じます。
 
 

 
国道1号線と東海道本線。
 
海沿いの脇道は、頻繁にロードバイクが通っていました…サイクリングするには良い天気だったかな。
 


 
駿河湾と伊豆半島。 

段々と日差しが強くなり気温もグングン上昇しました。
 
歩いていて暑くなってきましたが、ノンビリと休んで過ごしていれば風が心地良く快適に過ごせたかもしれません。
 
散策を終了し、最後は田子の浦港へ。
 
 

 
田子の浦港近くにある「ふじのくに田子の浦みなと公園」。
 
山部赤人の石碑が、旧フェリー乗り場からこちらの公園に移設されていました。
  
山部赤人と言えば、富士山を望む歌「田子の浦ゆうち出でてみればま白にぞ富士の高嶺に雪は降りける」が有名ですね。
 
石碑の文字は富士山を同時に見れるように配置されていますが、ここでも富士山は見えず。
 
 
次回はもっと本格的な山歩きをしたいと思います。
 
紅葉32さん、今回もお付き合いありがとう。

Posted at 2012/05/04 23:16:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2012年04月21日 イイね!

4月15日 桃源郷

4月15日。
 
1週間前になりますが、今回は身延線を利用して山梨県の桃源郷を見てきました。
 
山梨県は桃の生産が非常に盛んで、今の時期は桃の花が一斉に咲きピンク色の絨毯が一面に広がり非常に綺麗です。
 
時期的に桜の開花とも被るので、桜と桃のコラボレーションも楽しめそうです。
 
 
 
 
行くキッカケになったのはこのCMの影響…前回見に行った身延山のシダレザクラも元々はこのCMが理由でした。
 
こんなの見たら、そりゃあ行きたくもなりますって(´∀`;)。 
 
 
 
 
前日に購入しておいた「ワイドビューふじかわ」の指定席券。
 
今の時期の身延線は観光客が多いので、特急の席を確保するには指定席を購入しておいた方が無難かも。
 
早めにホームに並んでおけば、自由席に座る事も出来ると思いますけどね…ただし、せっかくの列車の見物や撮影が楽しめませんからね(´∀`;)。 
 
 

 
富士駅の北口。
  

 
地元を非難するのは忍びないですが、駅前も段々と廃れてきているなあ(´・ω・`)。
 
以前は駅前に大型店が2店舗あったんですが、2店舗とも既に閉店してしまいました。
 
印象としては、昼間はシャッターを閉じた店が多く、夜は飲み屋街としてそこそこ人手があるといった感じでしょうか。 
 
 

 
富士駅2番ホームより「ワイドビューふじかわ1号」373系F4編成。
 
今回はこの列車で甲府駅まで移動します。
  
  

 
373系の車内。
 
373系は普通列車としても使用される車両なので、特急列車なのに客室とデッキを分ける扉がありません(´∀`;)。
 
特急専用列車と比較してしまうと内装が若干見劣りしてしまいますが、私は充分快適だと思いますし最も身近な特急なので好きな車両の1つです。 
 
身延線の車窓からは、あちこちで満開の桜を見る事が出来ました。
 
今回も身延線の車窓を動画に撮ってみました。
 
興味がある方は覗いてみて下さい。
 
無ければスルーして下さって結構です。
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 富士~富士宮駅 1号車D席
 
  
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 富士宮~内船駅 1号車D席
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 内船~身延駅 1号車D席
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 身延~下部温泉駅 1号車D席
 
 
  
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 下部温泉~甲斐岩間駅 1号車D席
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 甲斐岩間~鰍沢口駅 1号車D席
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 鰍沢口~市川大門駅 1号車D席
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 市川大門~東花輪駅 1号車D席
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 東花輪~南甲府駅 1号車D席

 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 南甲府~甲府駅 1号車D席

 
  
 
 
 

 
 
甲府駅に到着。
 
この駅は随分昔に来たことがあります。
 
駅は昔のままだと思いますが、駅周辺の景色は随分と変わったように感じました。
  
画像はE257系を使用した特急「あずさ」。
 
この列車は乗った事が無いので非常に興味がありますが、今回は中央本線の特急には乗らず普通列車で新府駅まで移動し新府桃源郷を目指します。
 
  

 

 
ホームで普通列車を待っていると、到着したのは115系でした。
 
115系は数年前までは地元の東海道本線や身延線でも普通に見られましたが、淘汰が進んだ今では完全に見る事が出来なくなりました。
 
こちらではまだまだ現役だったんですね(´∀`;)。
 
久し振りに乗る事が出来て、懐かしさと嬉しさがこみあげてきました。
 
ボックスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシートは、東海道本線や身延線で使用される211系の一部や313系でも受け継がれています。
  
 
 
 
最初の目的地、新府駅に到着。
 
新府駅は駅舎の無い無人駅ですが、この日はウォーキングのイベントがあったせいか臨時の改札員が立っていました。 
 
 

 
 
新府で見た鳳凰三山。
 
地蔵岳のオベリスクが印象的。
 
 

 
山梨県へ来ると、あちこちでシダレザクラを見掛けます。
 
地元富士市ではあまり馴染みが無い桜なので珍しいんですが、地元周辺だと富士宮の浅間さんなどで見れますね。
 
 

 
 
 
遠くに八ヶ岳、新府桃源郷。
 
残念ながら新府桃源郷の桃は時期が早かったみたいでした(´・ω・`)。
 
まだまだ蕾が多く、ようやく赤みがかってきたという感じでした。
 
近くではウォーキングのイベントと出店があったので、少し寄り道してうどんを食べました。
 
目的の桃の花は見れず…さてどうしようか。 
 
とりあえず近くの新府城跡まで行ってみようか。
 


 
 
新府城跡まで移動してみました。
 
新府城は山城なので、長い長い階段を登って行きます。
 
それほど標高が高くない山なので、これ位の登り坂や階段なら私は全然平気でしたが、周りでは登るのに苦労している方が多かったです。
 
階段を登った先にある神社でお参りを済ませ、満開の桜をしばらくの間眺めます。
  
 
 


 
新府城跡の山頂は広く、満開の桜をたくさん見る事が出来ました。
 
この日は何かのイベントが開催されているみたいで、多くの人で賑わっていました。
 
素人さんのカラオケ大会が行われているようで、おじさん達の歌声が遠くにまで響き渡ります(;´∀`;)。
 
 
 

 
新府城跡を下りて、新府駅まで移動します。
 
ここで道端の桃を見ても、満開まではまだまだ先という感じでした。
 
それでも一部咲いている桃の花を発見。
 
このままでは諦められないので別の場所、塩山にある桃源郷まで移動してみる事にしました。
 
 

 
 
新府駅で列車待ち中。
 
桜が満開の新府駅と115系が大変良く似合っています。
 
この115系の塗装色、爽やかな良い色をしていますね。
 
列車が来るまでの穏やかな時間、ノンビリと過ごさせていただきました。
 
 

 
 
 
線路沿いの桃の花。 

新府では全然咲いていなかったのに、中央本線の沿線では普通に咲いておりました(´∀`;)。
 
桃の木は広い敷地に集中して植えられるので、花が一斉に咲くと辺り一面がピンク色に染まり大変美しい景色になります。
  
 
 
 
 
塩山駅に到着。
 
ここから高台にある塩山桃源郷まで歩いて行きます。
  
 

 
遠くには大菩薩嶺。
 
この場所は大菩薩連嶺の麓になり、登山へのアクセス道になっているようです。 

 
 
 
 
結果は、こちらも残念でした(-_-;)。 

塩山桃源郷もまだ蕾が多く、ようやく赤みがかってきている感じでした。
   
 

 
 
桃はまだまだでしたが、すももの花は大変綺麗でした。 
 
ただし今回は桃の花が目的だったので、ここでも残念な結果になりました。
 
桃源郷と名の付く場所では開花はまだ早かったようですね。
 
このまま家に帰るのは非常に悔しいので、中央本線沿線を歩いてみる事にしました。
 
とりあえず塩山駅まで移動。 
 
 
  
 
塩山駅から山梨市駅まで列車で移動し、徒歩で次の駅まで歩いてみる事にしました。
 
列車は懐かしの横須賀色の115系で、この色に乗ったのは子供の頃以来だと思います…東海道線や身延線の115系は湘南色だったので。
 
やはり115系はこの色が良く似合いますね(・∀・)。 
 
 
 

笛吹川(富士川の源流の1つ)を渡るE257系。 
 
 

 
 
やはり高台よりも標高が低い市街地の方が桃の花は良く咲いておりました。
 
桃や菜の花に囲まれた素敵な道もあちこちにありました。
 
画像の場所は近くに住宅地や工場がある場所なんですけど、普通にこういう景色が広がっているのは何とも凄いですね。 

 

 
ひたすら歩いていると、高台にある笛吹川フルーツ公園の変わった建物が目に入ります。
 
ここは歩いて行くには遠そうなので、次回車で来た時にでも寄ってみようかな。
 
 

 
シダレザクラと桃のコラボ。
 
 

 
住宅地や線路近くに桃の花。
 
この辺りでは当たり前の景色なんですね。
   
 

 
 
 
1駅分を歩き春日居町駅に到着。
 
この駅周辺にも桃の花がたくさんありました。
 
これだけ見れれば充分満足です(・∀・)。
  
 
 
 
春日居町駅のホームの目の前には、無料で入れる足湯が。
 
私は入りませんでしたけど、時間に余裕があったので入っておけば良かったなと後で後悔しました。
 
  

 
横須賀色の115系で甲府駅まで戻ります。
 
 

 
 
甲府駅では帰りの列車まで時間があったので、しばらく発着する列車を見物しました。
 
中央本線の優等列車と言えば…E351系「スーパあずさ」がやっぱり花形列車でしょう。
 
花形とはいえ、この随分とヌボーッとした正面姿が愛くるしい感じがします(´∀`;)。
 
特に先頭車同士の連結部分はユニークに見えてしまいます。
 
 

 
 
帰りの「ワイドビューふじかわ12号」。 

同じ特急列車でも、こちらの373系は随分と地味な存在に見えてしまいます。
 
まあ、こちらは普通列車としての運用も考慮されているので、外観は普通列車との差はかなり少なくなっていますね。 
  
パッと見では313系普通列車と間違えてしまいそうなので、区別する為にヘッドマークは非常に重要な気がします。 
 
そういえば、この列車名である「ふじかわ」は富士川が名前の由来ですが、富士川を「ふじがわ」と間違えて読む人って結構多いのだとか。
 
 
 
 
方向幕を回している最中、一瞬だけ「ワイドビュー東海」の顔に(;´∀`;)。
  
 

 
 
列車での旅の楽しみの1つに駅弁があります。
 
でも私は、駅弁ってあまり食べた事が無いかもしれません。
 
私は車窓の景色を楽しんでいるか寝ているかのどちらかが多いので、車内で食べたり飲んだりする事は殆ど無かったりします。 
 
今回購入した弁当は…よくあるような幕の内弁当ですね。
 
このような感じで、ごくたまに食べる駅弁はあまり特徴的な物ではなかったりします。
 
あとは助六寿司とかでしょうかね(´∀`;)。 
 
 

 
周りがすっかりと暗くなり富士駅に到着。
 
今回は混雑を嫌い指定席を利用しましたが、途中で乗る客が結構多くて結果的には満席に近い状態になりました。
 
 
今回は「桃源郷」と名の付く有名な場所では桃の花を見る事は出来ませんでしたが、中央本線沿線に咲いていた花は大変見事で満足して帰る事が出来ました。
 
あと駅から高台へ歩いたり駅から駅を歩いたりしたので、結構良い運動にもなりました。
 
桃の花…機会があればまた見に行きたいと思います。
Posted at 2012/04/21 15:12:34 | コメント(5) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2012年04月08日 イイね!

4月8日 再び身延山へ

4月8日、今日は先々週行った身延山へ再び行く事にした。
 
前回3月25日の身延山のブログはこちらから。 

前回は山歩きを思う存分堪能出来たが、見たいと思っていたシダレザクラはまだ蕾の状態で見る事が出来なかった。
 
今回は友人の紅葉32さんを誘い、一緒にシダレザクラを見に行く事にした。 
 
今回もJR東海の身延線を利用し身延駅まで移動するが、時間の関係で前回とは違い特急ではなく普通列車に乗る事になった。
 
 
 
 
地元の岩本山は、山のあちこちがピンク色に染まっている。
 
岩本山の桜は既にピークを過ぎていると思うが、まだまだ見頃のようで今日あたり花見や散策をしている人は多かっただろう。
 
でも次の休みは厳しいかもしれない。
  
 

 
身延町の門前町へ到着。
 
ブログで書くと早いが、今日はJR東海主催のさわやかウォーキングの影響で、身延線の列車は芝川駅まで凄まじい混雑ぶりだった。
 
芝川駅を起点に、内房の桜まつりとたけのこまつりを見学するウォーキングだったらしい。
 
身延山もシダレザクラを目的に訪れる人が多く、列車もバスもかなりの混雑ぶりだった。
 
バスは臨時便を出さないとパンク状態の混雑ぶりで、当然自家用車で来る人も多いので頻繁にシャトルバスが運行していた。
 
門前町も前回の時よりも活気があるが、狭い道路を時折大型バスが通るのでちょっと怖い。
 
 


 
身延山の麓の三門付近。
 
三門付近ではシダレザクラが人々を迎えていた。
 
濃いピンク色と薄いピンク色、色違いの桜が同時に確認出来る。 
 
足を止めて撮影している人が多く、私達もここでしばらくの間撮影する。
  
 

 
 
三門を過ぎ、最初の難関である菩提梯(287段の階段)を登っていく。
 
前回と違い今日の菩提梯は人の姿が多かったが、案の定途中で体力を消耗している人が多く、あちこちで休憩している人が多かった。
 
私達は休まずガンガン登って行くのだが、私は健脚な紅葉32さんの後ろを付いて行くのに精一杯だった。
 
凄いなと思っていたら、実は紅葉32さんも結構辛かったらしい…凄いハイペースだったものね。
 
  

 
菩提梯を登った先にある身延山久遠寺の本堂。
 
やはり前回よりも人が多い。
 
 

 
 
久遠寺の境内にあるシダレザクラ。
 
うち1本は立札が掲げられており、樹齢400年と書かれている。
 
シダレザクラは名前の通り柳のようにうなだれた枝が特徴で、普段ソメイヨシノばかりを見ているので、シダレザクラはいつ見ても新鮮で珍しく見えてしまう。
 
暫くの間久遠寺境内で撮影をしていたが、今回もあまり長居はせず山頂の奥之院へ向かう事にする。
 
 
 
 
山頂へ向かう途中で見掛けたミツマタの花。 
 

  
 
中腹には、まだ開花していないシダレザクラもあった。
 
身延山は麓から山頂まで約900m近い標高差があるが、参道が整備されているので非常に歩きやすい。
 
今日は天気が良かったので、菩提梯を登った後すぐに暑くなってしまったが、山頂までの参道は時折涼しい風が吹き心地良く感じる。
 
今日の山歩きも前回と同じくパタゴニアのR2フリースジャケットを着てみたが、歩いている時に無風状態だと段々暑くなってくるが、風が吹いている時は抜群の通気性のお陰で快適に感じる。 
 
でもこれから季節は気温が段々と高くなっていくので、行動中に頻繁に着たり脱いだりをしなければならないかもしれない。
  

 

  
身延山山頂にて。
 
春霞の影響が出ているようで全体的に景色がボヤーッとしている。
  
 

 
今回も奥之院思親閣を訪れる。
 
久遠寺と比べると静かな場所である。
 
 
 
 
別の位置にある展望台。
 
前回は雲に隠れて見えなかった南アルプスの主脈が今日はよく見えていた。
 
真っ白な山々は白峰三山…左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。
 
国内での標高第2位と第4位の山が連なる日本有数の高山地帯。
 
 

 
七面山もよく見える。
 
この山もいつか登ってみたい。
 


 
ロープウェイ乗り場近くにある展望台。
 
ここまで来ると目的は達した事になるので、後は下山するのみ。

今回も山歩きが目的なので、ロープウェイには乗らない。
 
 


 
前回と同じようにハイペースで下るが、途中で少しペースを落とし紅葉32さんと話をしながら和気あいあいと歩く。
 
紅葉32さんとは随分と付き合いが長いので、今まで日常的な場所での会話が多かった。
 
でも山歩きのような非日常的な場所で話をするのはいつもとは違い面白い。
 
これからもこういう時間を大切にしたいと思う。 
 


 
 
帰りのバスも列車も相変わらずの混雑ぶりだった。
 
バスは臨時便が出ていて席に座る事も可能だったのだが、身延駅に到着後すぐに降りたいので前側ドア付近に立つことにした。
 
バスを降りてすぐにみどりの窓口へ直行…しかし特急の指定席は全て満席だった。 

身延駅内は混雑、帰りの特急「ワイドビューふじかわ」も身延駅での乗車が多く座る事は出来なかった。 
 
座る事は出来なかったが、運転席のすぐ後ろを陣取る事が出来たのは救いだった。
 
やたらと大きいインバータ制御のモーターの磁励音と、視界の広い前面窓を楽しみながら列車内の時間を過ごす事が出来た。
  
富士宮~西富士宮駅の高架部分の工事も大分進んでいるみたいね…渋滞対策上手くいくといいね。
  
 
 
 
  
 
でも終始座る事が出来なかったので、山歩きよりも列車やバスで立ち続けているのが辛く疲れてしまった。
 
シダレザクラや山歩き自体は満足のいくものだったが、移動手段に関しては不満が多い。
 
私自身の勉強不足もあったのだが、予想以上の混雑期に紅葉32さんを誘ってしまったのが申し訳なく思ってしまった。
 
紅葉32さん、今日は本当お疲れ様でした。
 
またお付き合いしてくださりありがとうございました。
Posted at 2012/04/08 23:33:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2012年03月31日 イイね!

3月25日 身延線と身延山

3月25日 身延線と身延山

3月25日(日)、天気が良いので久しぶりに山歩きをする事にした。
 
久しぶりの山歩きなので、あまり険しくなく短時間で登れる山が良いという事で、山梨県の身延山に登る事にした。
 
身延山を選んだ理由は他にもあり、身延山には日蓮宗の総本山の久遠寺(山号は身延山)があるので、お寺を見学をしながら山登りを楽しむ事が出来る。
  
他には今月17日に身延線が半年ぶりに全線開通したので、久しぶりに特急「ワイドビューふじかわ」に乗ってみたくなったという理由もある。
 
あと、欲を言えば久遠寺の枝垂桜も見てみたかったが、こちらはちょっとタイミングが早いという事が分かったのですぐに諦めた。
 
 
 
  
富士駅の身延線用ホーム(1番と2番ホーム)に飾られた身延線開通を祝う横断幕。
 
ちなみにこの全線開通とは新規の開通を祝うものでは無く、昨年9月の台風15号により身延線は大きな被害を受けてしまい、内船駅から身延駅間では運休が続き今月17日に復旧開通したという事で、お祝いの横断幕が飾られている。
 
身延線は、静岡県と山梨県を結ぶ数少ない路線であると同時に、東海道本線や東海道新幹線と中央本線を結ぶ重要な路線でもあるので、復旧を早く待ち望んでいた人は相当多かっただろうと思う。
 
ちなみに私も身延線は度々利用するので、今回の全線開通は本当に嬉しい。
 
 
  
 
 
身延線の普通列車の主力313系。
 
身延線は無人駅が多いのでワンマン列車が多く、この313系もワンマン運転対応になっている。 
 
ワンマン列車らしく、整理券発行機、現金支払機、ドアの開閉スイッチなどが備わっている。
 
115系が身延線を走っていた頃は、ドアの開閉スイッチが無かったので、無人駅では手の力でドアを開けなければならなかった。
 
ちなみに富士駅発着の列車は、西富士宮駅止まりが圧倒的に多く、甲府駅まで行く列車は1時間に1本、時間帯によってはそれよりも少ない。
 
 
 
   
富士駅のホーム全体を眺める。
 
富士駅は1番線から6番線までホームがあり、1番から2番は身延線、3番から6番までが東海道本線用ホームになっている。
 
昔は、九州行き寝台特急(いわゆるブルートレイン)など数多くの優等列車が停車していたが、現在この東海道本線のこの区間を走る優等列車は、「ワイドビューふじかわ」「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」だけになってしまった。
 
「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」は併合運転をしているので、東海道本線では実質1本の列車と見た方が良いだろう。
 
特急「ワイドビューふじかわ」は静岡駅発着なので、富士駅は途中駅になり身延線2番ホームでスイッチバックする。
 
 
 
 
富士駅に到着する東海道本線の普通列車。
 
先頭を走っているのは211系だが、よく見ると313系と連結して走っている。
 
静岡県内を走る東海道本線の普通列車は、静岡駅でよく連結・切り離しが行われるので、これは特に珍しい光景では無い。
 
 
 
  
今回身延駅まで乗車した373系F11編成、静岡発甲府行きの特急「ワイドビューふじかわ」。
 
「ワイドビューふじかわ」は、昨年の台風15号から半年間運休が続いたので、運休している間373系は普通列車として運用される事もあった。
 
373系は、国鉄185系のような汎用性のある車両を目指して製造されたので、「ホームライナー」や「ムーンライトながら」などでもお馴染みの車両である。
 
普通列車として使われた場合は席が豪華なので嬉しいが、特急として見た場合は特急専用車両と比較してしまうと内装の見劣りは感じてしまう。
 
でも身近で親しみやすい特急型車両なので、私は大好きな車両である。
 
 
 
  
「ワイドビューふじかわ」の車内。
 
それほど混雑はしていなかったが、富士駅から沼久保駅までの間は富士山が見えるポイントが多いので、富士山が見える度に動き回る撮影者が多かった。
 
ワイドビューという名が付く通り、大窓で広い展望が望める車両だが、身延線は西富士宮駅を過ぎると山のすぐ近くを走るようになるので、段々と景色が見えにくくなってくる。
 
山肌近くを通るという事は急カーブが多いという事になるので、速度をあまり出す事が出来ず所要時間も長くなってしまうのが難点である。
 
特急と普通列車の所要時間の差も意外に少ないように感じる。
 
 
 
 
 
11時8分、富士駅から約1時間程で身延駅に到着。
 
甲府へ向かう列車を見送る。
 
久しぶりにこの車両に乗れて満足…やっぱりワイドビュー車両はいいな。
 
次はバスに乗り換えて山の麓まで移動する。 

身延町も天気が良く青空が広がっているので、良い山歩きが出来そうで期待が持てる。
 
今回列車に乗ったという事で、新幹線の時のように車窓の動画を撮ってみた。 
 
興味ある方は覗いてみて下さい…興味無ければスルーして下さって結構です。
 
  
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 富士~富士宮駅
 
 

この区間は、住宅地や工場の間を縫うように走っている。 
 
富士山が頻繁に見える区間だが、私の座席側は富士山とは反対側になっているので、カメラには富士山が入らず。
 
 
   
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 富士宮~内船駅

 

急カーブやトンネルが連続する山岳区間。
 
西富士宮駅を過ぎると途中で線路の方向が大きく変わるので、富士山を少しだけ見る事が出来る。
 
 
 
 
JR東海373系 ワイドビューふじかわ 内船~身延駅

 

半年間運休していた区間。
 
普通列車は区間運転を余儀なくされ、特急列車は半年間全線で運休していた。
 
動画の途中、03:40頃から昨年9月の台風15号による身延線の被害と復旧についてのアナウンスが始まる。
 
10:19頃から私の大好きなワイドビューチャイム。
 
このチャイムのファンは非常に多く、以前日車夢工房でワイドビューチャイムの目覚まし時計が販売されていた。
  
373系の発進加速時は、300系や500系新幹線によく似た「ミィーン」だか「ウィーン」という音がする。
 
加速も非常にスムーズに見える。 
 
 
 
 
 
   
身延駅駅舎。 
 
ここの駅舎は、小学生の時に歩け歩け会で訪れた事があるが、当時も同じ駅舎だったような気がする。
 
あの時お土産で買った身延まんじゅうが旨かった。
 
今回も買って帰ろうか…
 
あの頃と比べ身延線の駅の多くは随分と無人化が進んでしまったが、身延駅は利用者が多いからかみどりの窓口がある有人駅舎のままである。
 
日蓮宗の総本山久遠寺の玄関口である事や、七面山や南アルプスへ向かう利用者も多いのだろう。 
 
そんな事を考えながら、駅舎の目の前にあるバス停で11時35分発のバスを待つ。
 
ここから身延山の麓までは10数分程の所要時間なので、いよいよ山歩きが近い。
 
 
  
 
 
文字通り身延山という名のバス停でバスを降り、賑やかな門前町を通っていく。
 
やがて三門という巨大な門が目に入ってくる…門前町に入る前にも総門というバスが普通に通れるような門を潜っているので、久遠寺の規模が相当大きさということが容易に想像出来る。
 
ここではサイクリング中の人達の姿が多く確認出来た…中には先程の列車の車窓で見掛けた人達もいた(自転車のカラーリングが派手なのですぐに分かった)。
 
サイクリングで身延山を訪れるというのも良いかも…距離がきつければ、途中の駅まで輪行するのも手だろうし。
 
この時点で11時50分、あっという間に午前中が終わってしまう。
 
でも山歩きはこれから。
 
 
 
 
三門を潜ると、巨大な杉並木が圧巻な参道を通っていく。
 
参道の石畳は凹凸が激しく、歩き難く感じて油断していると転んだり足首を捻ってしまいそうである。
 
 
 
  
久遠寺といえばこの階段。
 
菩提梯と呼ばれる287段の長い階段は、段数が多いだけで無く1段の段差が高くなっているので、子供はもちろん大人でも登るのは結構大変である。
 
ただし私は小学生の頃にここを歩いた事があるが、意外にすんなりと登った記憶がある…小学生の頃は通学で長距離を歩いたり、毎朝校庭をマラソンさせられたり、体育の授業を受けていたり、何だかんだで動き回っていたので、むしろ運動不足がちな大人のほうが登り下りするのは大変ではないだろうか。
 
ちなみに今現在の私は、子供の頃の記憶よりも段差が大きいのに驚いたものの、息切れをしないよう注意しながら登ったらすんなりと登る事が出来た。
 
この辺りは、普段岩本山をジョギングしている成果なのだろう…おっと、そう言えば岩本山にも日蓮宗の実相寺(山号は岩本山)があり、日蓮上人が入山したという歴史が伝わっている。 
 
実相寺には岩本山公園まで長い階段の参道があり、こちらはハイキングコースにもなっている。
 
実相寺も身延山もハイキング目的で訪れる人も多いので、よく似ているかもしれない…ただし山の標高やお寺の規模は大きく異なってはいるが。
 
階段を歩いている途中で、登るのに苦労している人の姿を見掛けたが、境内の賑わい方の割りに階段を利用している人は少ないように感じる。
 
境内近くの駐車場利用や、身延山バス停から境内近くまで発着している乗合タクシーを利用する人が多いのかもしれない。
 
菩提梯を通りたくない人は、乗合タクシーを利用するのも手だろう。
 
 
 
 
登り切った場所から階段を見下ろすと、正に見下ろすという感覚が当てはまる急角度の階段だと分かる。
 
ここを下るときは危険が伴うので、用心して下りるよう心掛けるべきと感じる。
 

 
  
 
本堂前には多くの参拝者や観光客の姿があった。
 
本堂など建物のどこを見ても久遠寺の巨大さがよく分かる。
 
本堂に入っていく人の姿が見えたので入る事が出来るかもしれないが、私は山歩きがメインの目的なのでやめておく。
 
この場所で正午を迎えた。 
 
 
 
  
 
久遠寺といえば枝垂桜を思い浮かべる人も少なくないだろう。
 
時期的に今頃のタイミングなのだが、今回はちょっとタイミングが早かったようで桜はまだ蕾の状態だった。
 
もしかしたら次の休みあたりには咲き始めているかもしれない。
 
  
 
  
2009年に建てられたという五重の塔。
 
確かにこの建物だけ妙に新しいように見える…新しいだけでは無く、色も非常に綺麗で見事な五重の塔だと思う。 
 
敷地があまりにも広く立派な建物がたくさんあるが、ここでそれらを全て紹介しているとキリが無くなってしまうので建物紹介は省略させてもらう。
 
あまり長居していると山歩きの方が疎かになりそうなので、ここから山頂近くにある奥之院まで歩く事にする。
 
 
  
 
奥之院への参道は、参拝者の為にしっかりと整備されている。
 
関係者も利用する為車が通行できる道幅になっているが、一般車両は通行禁止である。
 
子供の頃に身延山に来た事があると先程述べたが、来たのは久遠寺までだったので山頂まで行くのは実は初めてである。
 
楽をしたい人向けに久遠寺から山頂近くまでロープウェイを利用する事が出来るが、私は山歩きが目的なのでロープウェイは利用せず歩いて山頂へ向かう。 
 
  
 
  
山の中腹にも巨大な杉の木が並んでいる。
 
樹齢は相当なものだろう。
 
久遠寺の境内とは違い、奥之院までの参道は人の姿が少なく静かなので落ち着いた山歩きをする事が出来る。
 
途中で、宿坊やお堂への分岐の道があるので間違えないように注意する。
 
…が、注意したつもりが道を間違え宿坊へ続く行き止まりの道に入ってしまった。
 
数百メートルのロス。
   
 
ここで話を脱線し、今回の山歩きの行動着についての感想。
 
   
昨年末にパタゴニアのR3というフリースジャケットを購入したのだが、非常に高価だったが満足いく物だったので、R3よりも若干薄着のR2というジャケットも購入した。
 
今回そのR2ジャケットをアウターとして使ってみたが、保温性が高く通気性が良好であった。
 
特に通気性に関しては、最初は不安になるくらい良過ぎるように感じた。
 
低山とはいえ、3月の山では気温が1桁前半になるのは当然なので、通気性が良過ぎるR2を着ているとちょっと風が吹いただけで冷たいと感じる。
 
ただし登り坂を歩いていると、とにかく暑くなり汗がダラダラと出てくるので、この冷たい風がとても丁度良く感じるのである。
 
防寒用としてよく用いられるウィンドブレーカーは、基本的に通気性や透湿性が無いので汗がなかなか乾いてくれないのは勿論だが、本来は通気性・速乾性があるはずのフリースジャケットでも製品によっては通気性がいまいちで汗が乾きにくい物もある。
 
歩いている時は暑いからまだ良いが、気温が低い中で少しでも休んでいると掻いた汗であっという間に身体が冷えてしまう。
 
R2は保温性が高く速乾性にも優れているので、掻いた汗は早く乾いてくれるし身体が冷えにくい。
 
ゴアテックスなど透湿性のあるレインウェアなどを着る選択もあるにはあるのだが、レインウェアなどに使われるゴアテックスは通気性があるわけでは無く、自慢の透湿性にも限界があり掻いた汗の量によっては透湿性が追い付かない場合もある。
  
過酷で危険な風雪雨に晒されているのでなければ、ゴアテックスのジャケットよりも通気性のあるフリースジャケットの方が使いやすい場合は多い。
  
ちょっと寒い晴れた日の山歩きなら、R2をアウターに着ているとまことに丁度良く感じてしまうのである。
 
これでもまだ寒く感るのなら、完全防風・防水のゴアテックスのレインウェアなどを上に着れば良い…本来の役目である中間着としてR2やR3を着ていれば、自慢の保温性が更に本領を発揮する。
  
このような重ね着で体温調節する事をレイヤリングと言うらしい。 
 
まあ、暑さ・寒さの感じ方は個人差があるので、私の感想をそのまま他人に当てはめる事は出来ないですが。
  
 
話を戻し…
 
 
山頂へ向かう道には「一丁」「二丁」などと彫られた石碑がよく目に入ってくる。
 
画像は「十四丁」と彫られている。
 
これは奥之院までの道のりを示した物らしく、全部で「五十丁」まであるらしい。
 
今現在自分がどの辺りを歩いているのか目安になりそうだが、実は私は山頂に着くまで全部で何丁まであるのか知らなかった。
  
登山中によく目にするのが、富士山などでもよく知られる「合」だが、お寺がある仏教信仰の山では「丁」と表示される事が多いようだ。
 
身延山の近隣の七面山も日蓮宗のお寺がある仏教信仰の山だが、こちらでも「丁目」という表示がされている。
  
 
 
 
不思議な字体だが、これは「二十三丁」と読む。
 
「十」が2つ並んで「十十」、つまり「二十」である。
 
 
こういう字体は、道志山地にある二十六夜山でも見た事がある。
  
  
都留市の二十六夜山(道志山地)。
 
 
 
  
上野原市の二十六夜山(道志山地)。
 
このように山では時々見る事が出来るが、普段なかなか目にする事は無いかもしれない。
 
 
 
 
「三十二丁」。
 
さすがにこれを見て一瞬で「三十二」と理解するのは難しいような気がする。
 
こうなると、次の「四十丁」以降の表示が楽しみになってくる。
 
この辺りまで来ると、山頂から下りてくる同業者の団体さんと何度もすれ違う。
 
また何人かの同業者を追い越して行く。
 
息切れしないよう飛ばしているつもりはないが、今回の私のペースは割りと早いようである。
 
ただし、山歩きはペースが早ければ良いというわけでは無いので、時間は気にしながらも景色や植物を見て楽しむ余裕もある方が良いと思う。
 
今回は残念ながら道端に咲いている花を見つける事は出来なかった…単に見逃していただけかもしれない。 
 
 
 
  
「四十丁」。
 
「四十丁」は普通に「四」の字が用いられていた。
 
どんな字になっているのか期待していただけに、あまりにも呆気無くて拍子抜けしてしまった。 
 
高い部分が段々と見えなくなってきたので、山頂が近くなっている事が分かる。
 
時折視界に入る景色を励みに最後のひと踏ん張り。
 
 
 
 
そして、奥之院に到着。
  
この時点で13時25分…久遠寺境内からの所要時間は1時間15分くらいだろうか。
 
思っていたよりも早く来れたような気がするが、ロープウェイを利用すれば所要時間は約7分…
   
 
 
 
近くの展望台から、富士山と天子山地を望む。
 
天子山地のピークは、左から金山、雪見岳、熊森山。
 
富士山は、中腹より下は天子山地に阻まれて山頂付近のみが見えているが、他の山と重なって顔を出しているシャイな富士山も私は大好きだったりする。
 
 
 
 
展望台からのパノラマ写真。
 
ここの展望台は、東から南南東の眺望が楽しめる。
 
富士川の対岸に川に沿うように天子山地が聳えているのがよく分かる。
 
富士川沿いには身延町などの町も確認出来て、素晴らしい眺望を暫くの間堪能する。
 
 
 
 
展望台からは、所要時間わずか7分のロープウェイもよく見える。
 
ロープウェイは20分間隔で運行されているらしい。
 
待ち時間を考えても30分で山頂まで来れるね。
 
 
 
 
奥之院思親閣。
 
奥之院は日蓮上人の両親にゆかりのある場所らしい。
 
思親閣の意味もそこから来ているのだろうか。
  
久遠寺ほどでは無いが、こちらも多くの参拝者・見学者がいて活気があった。
 
お店もあって、ここでお土産を買ったり食事も出来るようだ。
 
もっと落ち着いた雰囲気の場所を予想していたが、実際はちょっと観光地のような雰囲気になっていた。 
  
 
  
 
   
別の場所にある展望台では、南アルプスなどの主に西側の眺望を楽しむ事が出来る。
 
ただし今回は前衛の笊ヶ岳などは見えたが、南アルプスの主脈は雲に隠れて見えなかった。
 
パノラマ写真の左側には七面山が見えており、かろうじて隅の方にナナイタガレの崩壊地が確認出来る。
 
 

    
ロープウェイ乗り場近くには、身延山山頂と書かれた展望台がある。
 
ここで撮影をした後、山頂を後にする。
 
ふとロープウェイで下山しようかと一瞬考えたが、今回は山歩き目的で来たので徒歩で下山することにした。
 
この時点で13時40分。
 
 

   
下りは早足でガンガン下っていく。
 
ガンガン下ったせいか膝がすぐに痛くなってしまった。
 
無理するのは決して良くないので、ペースを落としそこそこの早足で下る。 
 
身延山の山道は険しい場所こそ存在しないが、急勾配が連続するので下り坂は脚に負担が掛かりやすい。
 
身延山は麓から山頂まで900m近い標高差があるので、実はそんなに楽では無い山だったりする。
 
ただし参拝者用の参道が整備されているので、比較的歩きやすく所要時間も割りと短く済む事が出来る。
 
「丁」の石碑がテンポ良くカウントダウンしていくので、非常に分かりやすい。
 
 
 
  
久遠寺の五重の塔が見えてきた。
 
麓は近い。
 
 
 
  
菩提梯(287段の階段)を今度は下っていく。
  
私と同世代と思われる男性が、段差がきついのか後ろ向きに階段を下っていた。 
 
横向きに慎重に下っている女性もいた。
 
結構な傾斜なので足腰への負担も相当なものだが、転落しないように充分に注意しなければならない。
 
 
 
 
階段の傾斜は約40度あるらしい。
 
私もこの傾斜の下りは正直怖かったので、手摺に手を添えながら下ることにした。
  
膝に負担が掛かるが、登った時より遥かに速いペースで下っていく。
 
 
 
  
14時32分に麓の三門に到着。
 
山頂から50分少々で下ってきたので、結構なハイペースだったかもしれない。
 
痛くなった膝だが、麓に着いたら痛みはすっかり引いていた。
 
山歩きをした時間は、実質2時間半くらいだっただろうか。
 
今の私には丁度良い。
 
門前町を歩き身延山バス停へ…タイミング良く14時45分発のバスに乗る。
 
 
 
 
ここら辺のバスは、停留所で無くても運転手に声を掛ければ途中で止まってくれるそう…いいね、こういうのって。
  
バスは、行きと同じく所要時間10数分で身延駅に到着した。
 
 
台風15号で被害を受けた身延線の写真。 
 
 
   
帰りの列車まで時間があったので、身延駅の駅舎内に展示されていた写真をじっくりと眺める。
 
展示されていたのは、昨年9月の台風15号による身延線の被害状況の写真。
 
内船~身延駅間の復旧に半年を要し、普通列車は区間運転、特急列車は全線運休した災害である。
 
写真は私が想像していたよりも遥かに深刻なものばかりであった。
 
半年を要したと書いてはいるが、これだけの被害を受けて半年で復旧させてしまったのが凄いと思ってしまう。
 
復旧に尽力して下さった方々への感謝を忘れてはならない。
 
写真を見ているうちに列車が来たので、乗り込んだ後はしばらく眠る事にした。
 
…と思ったら、富士宮駅あたりで周りの乗客がパシャパシャと富士山の撮影をし始めた。
 
普通のカメラのシャッター音ならまだ良いのだが、携帯電話のカメラ機能にあるあの擬似的なシャッター音は本当耳障りに感じる。
 
盗撮防止か何か知らないが、強制的にあの音量が出るのは正直ありがたくない。
 
結局駅を降りるまで起きている事にした。
 
 

 
地元の駅に着き列車を降りると、いつもの富士山が見えていた。
 
身延山で見たいつもと違う富士山も魅力的だが、地元で見る富士山はやっぱり安心感がある。
 
久し振りの特急「ワイドビューふじかわ」、小学生の頃以来の身延山、複数の趣味を楽しめた満足のいく1日だった。
 
 
最後に、ちょっと遅いタイミングになってしまったが…
 
身延線全線開通(完全復旧)おめでとう。
 
特急ふじかわ号復活おめでとう。
 
身延線、これからも積極的に利用させてもらいます。

Posted at 2012/03/31 12:34:15 | コメント(5) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記

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