今日は、先月に引き続き山伏(やんぶし)の山歩きをしてきた。
先月既に2回行っているので、わずかな期間に3回という自身では異例な行動になっているが、理由は山頂に咲くヤナギランの開花状況が気になるため。
ただ、7月8月は暑さが厳しい時期のため山歩きをするにはかなり厳しい。
山伏は静岡市の奥地にある山で、登山口も既に標高が高いので涼しい地域になっているのだが、いくら平野部より涼しくても重い荷物を背負って急坂を登っていれば猛暑の中に居るのとそう変わらない感覚になる。
今回も暑さに耐えながらの山行となった。
先月と同じく西日影沢登山口にある駐車スペースに車を停める。
ここへ来るまでの道は完全なオフロードで荒れている箇所もあり、最低地上高が高く出来れば四駆の車で来るのが望ましい。
折れた枝とか落石の跡とか狭い道を更に狭くしている箇所もあるので、こういう時はコンパクトなこの車を購入しておいて本当良かったなと思う事が多い。
間違えてもハチロクで辿り着けるような場所ではない。
前日の天気予報で今日も猛暑日になる所が多いと聞いていたが、山歩きの序盤に温度計を見てみると20度前後と割りと過ごしやすい気温を指していた。
ただし、これは普通に過ごしていれば快適という事であって、重い荷物を背負って坂を登っていればランニングしているような状態になってくるので、当然汗はどんどん出てくるし涼しいと感じていたのが段々と暑いと感じるようになる。
暑さを感じるのに個人差はあるけど、山歩きをするのに20度という気温は私にとっては、普段の生活や仕事で30度超えの中に居るのとそう変わらない気温だと思っている。
もちろん山歩き中でも休憩をしていれば徐々に身体が冷えてくるので、20度という気温が涼しいと感じてくるようになるし、場合によっては汗冷えで寒いと感じる事もあるかもしれない。
だから真夏の登山でも必ず防寒着は用意しているし、当然これは遭難した場合の対策としても用意している装備の1つである。
ちなみにいつも携行している防寒着は、モンベルのシャミースとかパタゴニアのR1のような薄手のフリースと、モンベルのライトシェルジャケットというソフトシェル。
オーバークオリティに思うハイカーもおられるかもしれないが、石橋を叩いて渡るタイプの人間なので持っていないと不安でならない。
そういう意味では、トレイルランニングをされる方が軽装(装備の貧弱さ)で行動している事については私は反対派である。
もちろんトレランそのものを否定するつもりはないが、移動速度や所要時間がハイカーと違うと言っても同じ山域で行動するというリスク自体は変わらないので、いくら速く短時間に移動出来たとしても死なないための装備が要らないという理由にはならないと思う。
画像で分かりにくいかもしれないが、丸太を通したハイキングコースの通路を土砂が覆ってしまっている。
前回ここを通ったのは丁度2週間前だったが、その時はこんな状態ではなかったので恐らく1週間前の台風12号による影響だと思われる。
撮影したのは登りだったが、下っている時にここで土砂を取り除いて下さっている方がおられたので、挨拶とお礼を言って通過させてもらった。
登山口と山頂のほぼ中間にある蓬峠という地点。
苔が岩を覆っていてとても幻想的な世界が広がっているが、この山域は沢が多い地域なので山歩きならではの渓谷美を楽しむ事が出来たりと色んな変化を味わえる。
反面、植生が非常に豊かなので眺望が優れた場所が山頂を除くとあまり無いという点もある。
とても雰囲気の良いコースだけど、先程書いているように暑さが半端ではなく汗で既に全身ずぶ濡れのような状態になっている。
あと、アブ、ブユ、ハチなどの虫が周辺を飛んでいてうっとおしく、虫除けなど虫対策も入念に行わないといけない時期でもある。
山伏の山頂に着いて眺望を楽しもうかと思ったら、晴れてはいたけど雲が多く南アルプスの山々や近隣の大谷嶺や八紘嶺も雲に隠れがちだった。
条件が良ければ富士山も綺麗に見える山なんだけど、時期的に難しいから富士山撮るなら秋以降だな。
目的のヤナギランは…まだ満開になっていない?
そして、残念な事に多くの花が台風12号の影響で横倒しにされてしまっていた。
まだ咲いていない個体は倒れずに直立している個体が多かったから、もう少ししたら今よりも綺麗な景色を見れるのだろうか。
ただ、わずか1ヶ月間に暑い中を苦労しながらやっとの思いで3回も訪れたので、さすがに短い期間に4回訪れるのは抵抗があるかな。
今月の連休は、泊まりの山歩きは無理そうで特に登りたい山とか決めていないから、もしかしたら4回目の山伏もあるかもしれない。
まあ、どこへ行くかはもう少ししてから決める事にしよう。
…下山して家へ帰って登山靴やザックを洗っていたら、あまりの暑さで体調がちょっと悪くなってしまった。
幸いすぐに回復したけど、油断出来ない暑さが続いているので注意しないと。
7月21日、この日は1週間前と同じく山伏(やんぶし)を山歩きしてきた。
2週連続で同じ山に登った理由は、この時期山頂付近に咲くヤナギランの花が気になったためで、1週間前に見た時は1本だけ咲き始めている個体があった。
連日厳しい暑さが続いているので、暑さを出来るだけ避けるため3時起きして出発する事にした。
静岡市の奥地にある「シズオク」だか「オクシズ」と呼ばれる地域は、赤石山脈(南アルプス)に属する山域が多く含まれるので自然が多く野生動物も多い。
道を塞ぐように止まっているシカも多いので、通行時は注意しなければならない。
1週間前と同じく西日影沢登山口にある駐車スペースに車を停める。
3時起きしたお陰で朝5時前に付く事が出来て、5時を少し回った時間に出発する事が出来た。
早朝のせいか周辺に車や登山者の姿はなく、1週間前と比べてやや涼しいような気がするけど、歩けばあっという間に暑くなってしまうんだろうな。
手持ちの温度計では17~18度くらいを指していて、普段の生活では充分に涼しい陽気なんだけど、これで荷物を背負って登り坂を歩いているととても暑い陽気に早変わりする。
このコースは、安倍川の上流にあるのでとにかく沢が多く、見る景色はとても涼し気である(冬見れば寒さがより引き立つ)。
沢のすぐ近くは空気が冷やされて快適だが、少しでも離れればすぐに暑くなるような感じ。
このコースは、比較的危険度が少ないとされるコースではあるが、冷たく勢いのある水が流れる沢を横切ったり、画像のような危なっかしい場所を通過するので注意を要する。
コースが湿っている事が多いので、木の根っこや石の上も滑りやすく転倒に注意しなければならない。
2時間半ほど歩いて山頂に到着。
1週間前に登った時は、腰痛からの回復後初の山歩きで山頂に着く前から既にヘロヘロだったけど、今回は山頂手前でバテてきたものの余裕を持って歩く事が出来た。
余裕はあっても、暑さは半端なく全身が汗でビショビショになっているような状態だった。
登山口から山頂まで歩いていて、出会ったハイカーは結局1名だけだった。
驚いたのはそのハイカーの方、朝早い時間帯に下山して来るので何時から登ったんだろうと思ったら、違うコース上にある無人の山小屋に一泊してきたらしく、年齢的な理由もあり無理せず一泊する予定を立てていたとの事。
ただ、無人の山小屋に単独で泊まるのは…怖いだろうなあ。
昔、テント泊の練習で近場の山で1人でツェルトを張って泊まった事あるけど、まあとにかく夜が長くて長くて色んな音や鳴き声みたいなのが聞こえてくるから2度としたくないと思った。
1週間前より雲が少ないので遠くの山も良く見えたけど、残念ながら富士山は見えなかった。
山頂付近にある木道を歩いて行くと、シカの食害対策用に金網に囲われたヤナギランの群生が見えてくる。
花は数える程度しか咲き始めておらず、1週間前に1本だけ咲き始めていたのと比べて殆ど変わっていないような気がする。
通常は7月下旬から8月上旬に掛けて咲くと言われているので、これだけ厳しい暑さが続いても花期は早まらず例年通りという事なのかもしれない。
1週間後に行っても大して変わらなそうなので、行くなら2週間後あたりが良さそうだが、さすがに何度も通うのは辛いものがあるので、2週間後に行こうかそれとも今年はやめておこうか考え中。
出来れば咲き誇ったヤナギランを見てみたいが…
下山中は、コースの後半辺りから登山者とすれ違う事が増えてきた程度で、1週間前と比べて登山者の数は若干少なかったかもしれない。
戻ってきた駐車スペースも私を含めて3台と少なかったし、帰る時もすれ違う車は少なかった。
気温は25度くらいと平地と比べれば全然涼しいのかもしれないけど、日差しは強く車の中もかなり暑かった。
靴を履き替えたり荷物を車の中に入れるためドアを開けていると虫が中に入ってしまいうっとおしかったが、あまりにも熱かったせいかダッシュボードに止まったハチがあっという間に動かなくなり死んでしまった。
スント アンビット2で計測した今回の山歩きのデータ。
基本的に前回と同じコース取りをしているが、前回と違い寄り道をしていないので距離や標高差が少なくなっている。
寄り道をしていない分もあるが、前回より体力的に余裕があったので所要時間も少なくなっている。
山歩きからの帰り、汗が凄いので近隣の梅ヶ島温泉の手前にある黄金の湯という施設を利用する事にした。
浴場も脱衣所も結構広く、1番安い利用料金は¥400とリーズナブル。
ただし、1時間と短めなので足りないと思う人は1日券のほうがいいかもしれない。
泉質はアルカリ泉らしく、風呂に浸かっている間身体がヌルヌルするのが特徴。
効能は…知らん。
帰りは、真富士の里という施設に寄って平野そばというメニューを食べた。
1週間前にここを通った時、丁度昼飯時で結構な盛況ぶりで気になっていたので寄ってみた。
ワサビ付きのが人気みたいで、同じのを注文して食べている人が多かったけど、咽る声が聞こえてきたりして面白かった。
ワサビは余れば持ち帰り出来るらしいので、無理せず少量を入れて食べる事をお勧めします。
ちなみに私は、2/3ほど擦って残りはそのまま食べてしまった(ワサビはそのまま食べると辛くない)。
さて、近いうち山伏へ再び行こうか迷うところだが、せっかく山歩き向けの身体に戻りつつあるので3回目も行こうかな。
一昨日に続き今日も山歩き。
今日歩いたのは富士宮市にある長者ヶ岳で、前回歩いたのは今年5月の連休なのでそんなに間隔は開いていない。
長者ヶ岳は歩いていて楽しくないので私はそんなに好きな山では無かったのだが、行程が短く時間が掛からないのでトレーニングやコンディション維持に向いていると考えている。
約2ヶ月間腰痛のため運動が出来ず、一昨日の山伏でようやく運動および山歩きを再開したので筋肉痛があちこち出てしまい、今日は近場で時間の掛からない山のほうが良かった。
早朝の田貫湖畔から富士山と日の出を眺める。
朝5時に起きて家を出発したら、空はどんよりとしていて晴れる気配が感じられなかった。
午前中は雨は心配なさそうだが、真夏の炎天下を歩くより曇り空のほうがまだ歩くには楽だからいいか。
5月の連休の時と同じく、東海自然歩道沿いにある登山口に車を停めて山歩きを開始する。
出発したのは6時丁度だったが、車を停めていたのは私だけでコースを歩いていてもハイカーの姿は見られなかった。
この辺りは標高がそこそこ高いので朝は比較的過ごしやすく感じるけど、歩けば5分も経たずに汗がドッと出てきてしまう。
手持ちの温度計だと23度か24度辺りを表示していて、日影が多いお陰で最初は涼しく感じていたものの、30分も経たないうちに服は汗でびしょ濡れになってしまった。
汗を掻けば当然猛烈な暑さを感じるので、数分おきにハイドレーションの水を飲んでいるような感じだった。
チューブで水分補給しているからいいけど、ボトルで飲んだりしたらあっという間に水が無くなってしまいそう。
中腹にある視界の開けた場所から富士山を見ると、霞んではいるけど田貫湖畔で見た時よりも見やすくなっているかな。
その田貫湖畔を見てみると…やっぱり凄いテントの数。
登山しているとたまらない暑さだが、キャンプを楽しむには快適な場所なのかもしれないね。
夜は肌寒いくらいだし。
でも、昨今の猛暑続きの夏の暑さでは、避暑地が避暑地として機能しにくくなってきていると思う。
長者ヶ岳に到着。
結局ここまでハイカーの姿は全く見なかったが、夏山シーズンなので寒い時期よりもハイカーの行き先が分散されているのかな。
真夏は、気温がそんなに上がらず湿度も低めな高山帯の山のほうが全然快適だね。
天候が悪くなれば危険なレベルまで気温が下がるから要注意だけど。
沼津アルプスみたいな1年通じて温暖で、きついアップダウンが多い低山は暑さという点で危険だと思う。
沼津アルプスは温暖な伊豆半島の付け根にある低山なので、冬に関してはそんなにシビアな山ではないが、真夏は平地の気温ほぼそのままに急勾配を登り下りしなければならない。
短区間と割り切って歩けばまだ良いけど、私みたいに殆どの区間を縦走したりすると危険かも。
長者ヶ岳の山頂から富士山を見ると、おおー!いい感じに雲海越しの富士山がみえるではないか。
山頂に掛かる雲が煙みたいなのが変だけど、良いものを見れて満足だった。
長者ヶ岳とお隣にある天子ヶ岳は…暑さが容赦ないからやめておこう。
長者ヶ岳からの下り。
コースが湿っているので、ズルッと滑ったような先人達が残していった足跡が多い。
滑ると痛いし泥だらけになってしまいそうなので、滑らないよう注意しながらゆっくり歩く事にした。
下ってしばらくすると、ようやく他のハイカーの姿を見るようになった。
1回見掛けると不思議な事に次々とハイカーがすれ違っていく。
お互い示し合わせたわけではないだろうからちょっと不思議だね。
今の時期は時間と共に気温が上昇していくから、出来れば朝早いうちに出発して早いうちに下山してしまったほうが無難かなと思うんだけど、遠方から来る方とか朝が苦手な方とかそれぞれ事情があるだろうから、朝早いうちにというのはあくまでも私の考えという事で。
という事で今回の山歩きは終了。
今月は再び山伏に行ってみたいと思うので、一昨日みたいにヘロヘロな状態にならないよう体力を向上させておかなくては。
スント アンビット2で計測した今回の山歩きのデータ。
一昨日歩いた山伏より行程が短いぶん楽だったが、最初は涼しいと感じていたのがあっという間に容赦ない暑さに変わってしまい、長距離・長時間歩くのは危ないと感じるほどだった。
アップダウンを繰り返さない、ひたすら登った後にひたすら下るという単純明快なコース。
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