夜明けとともに苫小牧のビジネスホテルを出発して、スタッドレスを履いたAZ-1を走らせる。道路に積雪はなくあたりを見回しても雪は見当たらない。
北海道在住のAZ-1ドライバーのかっつ。さんから教えてもらっていた通りこの辺りに積雪はない様だ。
北海道と言えば誰もが雪深いイメージを思い描く様だが、苫小牧や日高地方の海沿いや釧路、根室等の南側沿岸は意外と気温も高く2月3月でも雪では無くて雨が降る事も珍しくない。
豪雪なのは北海道でも日本海側がすごい。函館市街はあんまり積もらなくても、その日本海側の松前なんかは凄く雪深かった。写真を撮っていて遭難しそうになる位(笑)
個人的には冬こそ北海道のベストシーズンだと思っている私は、過去8回くらい12月~3月の北海道を旅した事がある。ある時は列車と徒歩で、ある時はジムニーやエスクードなどの四駆で。
今では自分でも信じられない事に、当時2~3週間の旅をほとんど野宿で過ごしていた。寝袋と毛布を使って。
-20℃以下でも凍死しなかったのは今考えると幸運と言うほかないが、まぁ若さゆえだったのだろう。
若いと言えば、初めて冬の北海道へ来たのは中三の2月。オホーツクの流氷を見たくて中学生の友達4人だけで周遊券という北海道のJR乗り放題の切符を使って旅をした。
携帯電話も無い時代に15歳の子供だけで、よく親が許してくれたと思うがその時に見た北の国の風景に虜になり、夏・秋・冬ととにかく何度も北海道へ足を延ばした。
そして今は冬の北海道でAZ-1を走らせている。雪が無い道を走っていると拍子抜けする位快適で緊張感も無い為に、そんな昔の事を思い出したんだろう。
そんな事を考えていたら、やっと登ってきた朝日が北の大地を照らし始めた。
路側帯にAZ-1を停めて凍える寒さの中、カメラ片手に歩き出す。ほとんど車も通らない辺りはとても静かで、自分の足音だけが響いている。
カメラを構えてファインダーを覗きこむ。冷たい空気を一息吸い込みシャッターを切る。パチリと言うカメラの音だけが聞こえる。他には何も聞こえない、閉ざされた世界。
ああ、冬の北海道の朝だ。
何か大切なものを思い出した様な気がして、少し目頭が熱くなった。
なんておセンチな書き出しで始めて見ました。皆さん、こんにちは。無事に北海道から帰還しましたロバのイーヨーです(*^_^*)
前記した通り何度も冬の北海度を旅した事があるので、まずは雪が少ない所を走って身体とドライビングを慣らして、それから少しずつ雪深い方へ向かう様に今回はルート設定をしてみました。
旅の後半は富良野に3連泊して、行けそうだったら日帰りで朱鞠内や美深等の雪深い方へトライしようと考えていました。
そんな訳で、渡北一日目の今日はあんまり雪が無い所を走ります。
ルートはこんな感じです。
スタートの苫小牧から日高地方を通って襟裳岬へ。そこから一気に屈斜路湖の近くの川湯温泉まで約450kmの長距離移動です。
このルートは夏にAZ-1で来た時に通れなかったので、北海道一周を完全とする為にも是非通りたかったんですよね。
と言う訳で思ったより雪の写真はありませんが、旅日記の続きをどうぞ!
こんな感じで所々に少しだけ雪が残っているだけで、後ろに写る丘にも全く雪はありませんね。日高地方でももっと山沿いに入るとまた違うんですけどね。
で、日高地方と言えばサラブレッドで有名な競走馬の産地ですよね。
道路脇にはたくさんの牧場があるので、お馬さんがいる所を見つけてAZ-1をそっと寄せます(馬は非常に憶病なので)
中でも好奇心の強い二頭が近寄って来てくれました。
イーヨー先輩も興味津々にパチリ。
バッチリカメラ目線ですね(笑)
なんて寄り道している時間はあまりありません。
冬の北海道は日の出が七時前後で日の入りは四時前と、陽が出ている時間が9時間もありません。
それなので、今日は長距離移動の為、なるべく明るいうちに走り切りたいので写真撮影も少なめに先を急ぎます。
寄り道せずにやって来ました襟裳岬。
シーズンオフの観光地は寂しいものですね。
駐車場はガラガラでした。
しかし、吹きすさぶ風が冷たいです!でもやっぱり雪はほとんどありませんでした。
強い海風に吹かれながら展望台へと向かいます。
襟裳岬の看板と一緒にイーヨー先輩をパチリ。
さすがの強風でイーヨー先輩のたてがみも乱れます(笑)
近くの周遊道路からは日高山脈の南端の豊似岳が遠望できました。
風が吹きすさぶ丘を少し歩いてパチリ。
しかし本当に下の方は雪がありませんね。
20年近く前に助六さんと3月にジムニーで来た時もこんな感じでした。
ここからは海沿いに北上していく国道336号線、通称黄金道路を走ります。
この国道は断崖を切り開きトンネルを掘る難工事の末に開通した道路なのですが、建設に黄金を突き詰められるほど莫大な工費が掛かった為に黄金道路と呼ばれているそうです(笑)
そんな黄金な道路をパチリ。
ガードレールも無くてコースアウトしたら即海へダイブなんですが(笑)
そんなガードレールが付けられないくらいに工事費掛かったんでしょうかね(^_^;
そしてしばらく走って行くうちにどう頑張っても明るいうちに旅館に着く事が出来ないと判明。
ならば少し雪道や凍結路を走って癖をつかまなきゃと脇道へと入って行きます。
わざとアイスバーンの上でブレーキを強く踏んでロックさせたり、ポンピングブレーキしたり、アクセルをわざと強く踏んでリアを滑らせてみます。
(もちろん直線で見通しがすごく良い場所で前後に車がいないのを見計らってちょっぴり試しただけです)
うん、アイスバーンでは滑ったらお手上げだね(笑)
氷結路では何と言ってもクルマを停められません。どちらかと言うとアクセルでリアが空転するのはサスガのMRの為、ブーストが掛からない3000回転以下で小まめにシフトアップして行くとかなりリアがブレークするのを防げます。
逆にブースト掛かると簡単にリアがすっ飛びます(笑)
でもハンドル真っ直ぐにしていれば言うほど大変でもないですね。
帯広在住のスイーツ男子さんにお聞きしたらFRはリアが軽い為、ちょっとした坂でも空転して登らないけどMRは意外とトラクションが掛かるよと言ってました。
確かに以前ジムニーやエスクード等で来た時、遊びで四駆を解除してFRで走ったらリアが空転して真っ直ぐ走れませんでした。
それに比べればAZ-1はトラクションに関してはやっぱり優秀だな!
まぁブレーキはどうにもなりませんが、車重が軽いので滑っても直ぐに止まれる様にスピードは抑え目で行きましょう。
練習の合間に雪国っぽい写真をパチリ。
さて、ブレーキやアクセルワークの練習も終わった所でお昼ご飯を頂きましょう!
六号機の前オーナーさんの6483さんから教えていただいたお店でお勧めの丼を頂きます。
十勝名物と言えば豚肉に甘ダレの掛かったコレですね!
早速いただきましょう。
うん、美味い!やはり本場、さすがの美味さですね!
しかし、少し食べると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
なんとご飯の下からうなぎが!
ぶた+うなぎ=ぶう丼と言う丼だったんですね!!
うん、これはこれで美味い♪
スタミナも付きそうですしね(*^_^*)
うな重好きのイーヨー先輩も大満足でした♬
お腹も一杯になった所で出発です!
しかし、少し走った所でタイムアップ。
早くも陽が落ちて来てしまいました。
北の広い大地に日が沈もうとしています。まだPM3:10なんですけどね(^_^;
冬の夜は訪れるのが早すぎます。
蒼き衣をまといて金色の野に降り立つイーヨー先輩をパチリ。
幸い、今日はほとんど雪が無い国道だけを走る事が出来たので、この後夜になって気温が落ちても凍結している所はほとんどなく安全に走る事が出来ました。
旅館まであと少しの所で一休み。脇道でもしっかり除雪されていて助かります。
綺麗なお月様を見上げながら、月明かりに映し出された雪原をパチリ。
夜は深々と冷え込む為、写真を撮ったらすぐにAZ-1に戻って温まります。
シートーヒーター持って来て良かった!
修善寺さんありがとう♬
本日の宿泊は川湯温泉です。
走行距離約452kmの長距離移動でしたが、明日はいよいよ網走・北見地方の雪道へとトライする予定です。
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