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ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2014年10月15日 イイね!

M2 1015の真実  vol.8  M2 1015の販売台数

M2 1015の真実  vol.8  M2 1015の販売台数












M2 VOICE vol.16 august 1995







皆さん、こんにちは。真っ白に灰になったロバのイーヨーです。


しかし皆さんからいただいた励ましのコメントのお蔭で復活しました!

ありがとうございますm(_ _)m




それではM2 1015の日をお祝いすべく、1015に関する記事を記載しますね。





まずはM2 1015とは何か?そして販売台数は?




AZ-1の『限定車』として、1994年5月末にオートザムから50台限定で販売されるも販売好調を受けて受注生産へと変更。『特別仕様車』として継続販売されました。



結果、1994年8月時点で220余台の販売がありました。



ここら辺の詳細は以前のブログを参照してくださいね。


コチラ→ M2 1015の真実  vol.5  50台限定の謎





そして引き続きM2 1015の総販売台数を探るべく3つのアプローチを考えました。


① マツダお客様相談室、E&T等への問い合わせ。

② 未収得のM2 VOICEや挟まれていたチラシを 古本屋、オークションで捜索。

③ 元M2スタッフにコンタクトを取る。



まず初めにマツダお客様相談室やE&Tへ時期を変えて何度か問い合わせを試みましたが案の定ダメでした。

特にお客様相談室には車台番号別の資料があるのが解っているのですがガードが固いですね。



そして次は書籍によるリサーチです。

コツコツ集めていた所、偶然M2 VOICEの最終号が手に入りました。


この号の9ページにALL THAT M2としてM2の販売車と開発車に関する簡単な説明が載っており、もちろんM2 1015に関する記載もありました。

それがこちら。





1015
『スパルタン マイクロスポーツ』。初期はWRCのカラーリングだったが、最終的に、コンセプト by M2として、オートザムより300台強を販売。



最終的にはM2 VOICE全巻(オリジナルと再発行書籍)とそれに挟まれていたすべてのチラシのpdfファイルを入手する事が出来ましたが、M2 1015の販売台数に関する記載はこれだけでした。

(ご協力頂きましたRCOJのスタッフ様、並びに情報提供いただきました会員様には本当に感謝ですm(_ _)m)


1995年8月に発行されたこの号に載っていた1015の販売台数300台強
現存する書籍によって確認できる最後の数字となりました。


1994年8月発行のチラシでは220台余と書かれていたので大分増えましたね。





そして最後に元M2スタッフ様に接触する事が出来ました。


その時にお伺いする事が出来た内容を記載しますね。



『まず言っておきたい事は、M2で販売した車両はロードスター・ベースのM2 1001・1002・1028の3台だという事です』


そうなんです。正確に言うとM2 1015はM2の販売車両ではないんですよ。


当時マツダのグループ会社であったM2は1991年12月に『感動のある、クルマ・生活の提案』を目指し、その活動を開始しました。


ちょっと1015から話がそれますが、M2 INCORPORATEDと言う会社について少し説明しておきたいと思います。



M2のクルマ創りの原点は、自分が本当に欲しいもの=きっと誰かが欲しいもの、にあるのです。

しかしそこには、ひとりよがりという落とし穴があります。そのリスクを避けるためにM2は、従来の技術主導の商品開発でもなく、マーケティング調査主導の商品開発でもない、既存の常識や制約にこだわらない、クルマの創り手と使い手とのダイレクトコミュニケーションを目指したのです。



すなわち、開発途上でクルマを公開して造り手である開発担当者本人が、その想いを使い手に直接ぶつけ議論し、その議論の中から得たもので自らの想いを深め、修正し、クルマを熟成し、また公開を行う。

これを繰り返し商品として世に出し、後に実際に使い手の声を聞き続けること。


そしてこれらの活動は閉ざされた研究所のような施設ではなく、常に生活者との接点となる開かれた場所が必要であり、その場がM2ビルである。



こうして開発され、販売されたクルマがM2 1001・1002・1028なのです。


だからM2で販売されたクルマにはプライドを持ってシリアルナンバーが入っているのです。





これはロードスターのボンネット内の車台番号や型式が打刻されたプレートの横に貼られていたM2のシリアルナンバー・プレートです。





そしてM2のロードスターはどれも助手席ドアの上部にこの様なプレートがリベット止めされています。
(これはロードスター乗りの方に作って頂いた1015用のレプリカです)



お分かりでしょうか。M2のクルマとは開発者と使い手が議論を交わしながら作られた『自分が本当に欲しいもの』を造り上げ販売されたクルマなのです。



だからM2の元スタッフさんはM2で販売した車はロードスター・ベースの3台だけだと言ったのだと思います。



220台余が販売されたと記載されていたチラシにも、300台強が販売されたと記載されていたM2 VOICEにも必ず『オートザムより販売された』と但し書きが入っています。
(チラシの方には『オートザム』の部分にわざわざアンダーラインまでひかれています)



ではなぜM2で開発をしていた 1015はM2で販売されず、オートザムで販売されたのでしょうか?



その理由はM2 1015が販売されるまでの経緯にある様に思いますので、元M2スタッフ様のコメントから紐解いていきましょう。




『当時AZ-1は販売不振でヤードにたくさんの在庫車があふれていたんだ。ブレーキローターなんか錆びちゃってね。そこでマツダ本社からAZ-1の販売促進の為に何とかならないかと話が来たんだ』


元M2スタッフの方は遠くを見る様に、ゆっくりと話し始めました。


『M2でAZ-1の開発を担当していたのは市川と言う男で、元々はマツダ本社でデザインをやっていたがM2に異動になって来たんだ。マツダ本社からAZ-1に関するリクエストが来た時も市川が一人で担当していたと思うよ。』


そう、この市川 功さんと言う方はM2でAZ-1ベースの車両を開発していたなん方です。

当時分かっているだけでM2 1014  ・ M2 1015A ・ M2 1015Bと3台のAZ-1ベースのプロトタイプ車両がありました。



M2 1014  に関する過去ブログは→コチラをクリック

M2 1015Aに関する過去ブログは→コチラをクリック

M2 1015Bに関する過去ブログは→コチラをクリック


(※こちらの過去ブログも近々削除予定なのでご了承ください)



M2 1015AとBに関してはM2ビルでの展示に加えてK-carスペシャルで特集を組んでいて、その中で1015Bの幌製ドアに関してはリクエストがあれば作るかもとまで書かれていました。


こんなユーザーとのやり取りがM2の開発の本質なんでしょうね。


そして以前オフ会でお会いした某有名カスタムAZ-1オーナー様(ネットはあまりやられていない)からお聞きしたのですが、当時この記事を読んで後日M2に連絡をとったけど全然問い合わせが無くてこの幌製ドアの企画は無くなったみたいな事を言われたという事でしたorz


やはりロードスターと違い絶対販売数が少なく在庫車があふれていた販売不振車のM2での開発はいかにに困難だったかが分かりますね。




で、話を戻しますがこのAZ-1の開発担当の市川さん、当初は1015AをM2から販売する事を企んでいた節があります。

なぜならM2のロードスターと同じで1015Aだけは足回りやエンジンチューンが計画されていたからです。


しかし、マツダ本社からはヘッドライトまで交換してある1015Aではコストに合わないと判断されたのでしょう、あくまでボディ外板の変更のみで対応する事となった為(すなわちエンジンや足回りもノーマルのまま)、デザイン出身の市川さんお一人での対応が可能だったのだと思います。(ココまではあくまで自分仮説)



そしてそれは、M2のポリシーである『造り手と使い手が議論を交わしながら開発する』事が出来なかったという事に他なりません。


デザインだけを変えて出来上がった1015はM2のクルマではないと。
だから1015のカタログには『AZ-1 CONCEPTION by M2』と書かれていたんですね。あくまでM2のコンセプトを纏ったものだと。


そしてそのコンセプトのベースとなったのは間違いなく1015Aだと言うのも分かりますよね。

四角いヘッドライトに見せる為のボンネットの四角いライト孔、PIAAからシビエに換えられたボンネットの補助灯。


そしてAZ-1のプロトタイプであるAZ550のタイプCに似た1015のリアウィングですが、これにも理由があります。


AZ550 Type-Cの過去ブログは→コチラ

(近日削除予定)


実は市川功さんはAZ550の開発に関わっていたデザイナーさんだったんですね。

だから1015のリアウィングはあの様な形態になったんだと思います。
(ココも自分推測です)



そして1015のボディ外板の変更はボンネット・バンパー・リアウィングの3点のみだったのですが、市川さんはここで奥の手を使います。

リアエンド・パネルとバンパー下部中央をブラックアウト塗装、さらにドアミラーもボディ同色へと塗装させたんですね。これだけで更に印象が変わります。


そして極めつけはリアに貼られた『 M2 1015  』のエンブレムです。

これこそが1015を特別なAZ-1として高めたアイテムの一つだと思います。
某オークションでは驚く値段が付きますしね。


この様な市川さんの努力も実ってか、当初限定50台で販売開始された1015はあっという間に50台を売り切り特別仕様車として受注を継続する事となったのは前述のとおりです。





そして元M2スタッフ様の話は核心へと入ります。




『M2でデザインされた1015はマツダの想像以上に売れて、AZ-1の在庫車がかなり減ってM2がマツダからかなり感謝されたんだよなぁ。もちろん在庫車の錆びたローターとかはちゃんと磨いて販売したんだよ。』



『そ、そうなんですね。で、1015はどれくらい売れたんでしょうか?』







『正確な数字は忘れちゃったし資料も残っていないけど、確か350台前後だったと思うよ。』






350台前後!




1995年8月の資料で300台強と書かれていたのであながち的外れな数字ではないかと思います。

ちなみにこの元M2スタッフ様は当時M2でも全体を把握する仕事もされていた割と上のポジションの方だった事を付け加えておきます。




いかがだったでしょうか。

M2 1015の総生産台数は取りあえず300台強、あるいは350台前後という事で良いのではないかと思います。

AZ-1の総生産台数の1割弱ですね。



意外と多かったと言うべきか、まだまだ少ないと思うべきか。

それは皆さんに判断して頂ければいいかと思います。


それではまた来年。1015の日に続きます♪












Posted at 2014/10/15 23:59:13 | コメント(6) | トラックバック(0) | M2 1015 | クルマ
2014年10月15日 イイね!

M2 1015の真実  vol.8  M2 1015の販売台数 プロローグ

M2 1015の真実  vol.8  M2 1015の販売台数 プロローグ








皆さん、こんにちは。イーヨー先輩です。



今日は10月15日、M2 1015の日ですね!


うちのぶーちゃんは0時過ぎにはタイトルの様なブログをアップする為に、写真を撮ったり記事を書いたりしていたのですが、後少しで完成という所で書いていたブログがエラーで消失。


机に伏せて真っ白な灰になってます(笑)




もう今夜は書き直す気力も無いみたいなので、そっとPCの電源を落としますね。



多分明日には立ち直って書けると思うのですが、未定です(^_^;


やはり小まめにバックアップしないといけませんね♪



それでは皆さん、お休みなさい!

イーヨー先輩でした♬

Posted at 2014/10/15 00:36:06 | コメント(9) | トラックバック(0) | M2 1015 | クルマ
2013年10月15日 イイね!

今日はM2 1015の日!

今日はM2 1015の日!



M2 INCORPORATED




みなさん、こんにちは。


燃える紅葉。十勝岳に積もる雪。秋の北海道も最高でした!

が、家族旅行の為レンタカーのウィッシュでした。

ウィッシュ‥‥‥    良いクルマでしたよ!?

ああ、往復飛行機で楽ちんなのになんでこんなに満たされないんだ!


気が付けばすっかりAZ-1ジャンキーのロバのイーヨーです。



さて、10月15日はM2 1015の日です!





昨年のM2 1015の日のレポートは→コチラ





うちのM2 1015は以前手放してしまった為、現在はノーマル + M2 1015Bドアですが、コツコツとM2の為のドレスアップ中です。





















M2 1028のパーツを流用したり、ロードスター乗りの方にお願いして作ってもらったりコツコツ仕上げ様と思っているのですが、なんか最近中断中です。

年末年始は思い切って出かけずにコツコツいじろうかな‥‥



いじると言えば、先日まるおまるおさんのページでハンドルアシストがまだパーツで出ると聞いて、予備に買っておくかと注文しようとしたらたまたま、ものたろうの10%オフの案内が来ていたのでものたろうで注文しました。

そしたら今日10%引きで送料無料で届きました(笑)

すげーなものたろう


ちなみに純正オプションのハーフボディカバーやマフラーカッター、ボディに貼るドレスアップのステッカーセット、キーホルダー、カップホルダーも番号があったので冷やかしで注文したら見事に廃盤でした。まぁ良いんですけどね。


パーツリストと見比べてチェックしたら他にも面白そうな純正オプションパーツがあったので、(エアロフロントバンパーとか三連メーターとか)そのうち(廃盤でしょうが)注文したいと思います!




そうそう、AZ-1・CARA乗りだもの選手権には、多数のご応募ありがとうございました。

思ったより多くて色紙が足りませんでした!また西友で買ってきて近々アップさせていただきます。

ご応募いただいた方ありがとうございましたm(_ _)m






Posted at 2013/10/15 22:44:42 | コメント(8) | トラックバック(0) | M2 1015 | クルマ
2013年07月01日 イイね!

M2 1015の真実  vol.7  M2 1015B

M2 1015の真実  vol.7  M2 1015B









k-car special vol.40 1993/11/27




ダイエットを始めて1ヶ月。しかし元がデブの為か誰にも気が付かれません。

先日約3ヶ月に一度、妹と弟と近況を話し合う兄弟飲み会に行ってきましたが、もちろん痩せた事に気が付かれませんでした。

その時、弟行きつけの飲み屋さんで、こんな出来事がありました‥‥



『焼き鳥お待たせしましたー』

店員のお姉さんが元気な声を出しながら、お皿を次々と置いていく。


ふっとそのお姉さんと目が合いこう言われた。

『あれっ!?お客さん痩せましたぁ?』


ドキッとしながら、照れ隠しにビールを飲み干す。
(3ヶ月も前に来たのによく覚えてるなぁ)

『そう?あんまり変わらないよ。生ビールもう一杯ちょうだい!』


『気のせいかなぁ。でも顔真っ赤ですから、飲み過ぎないでくださいよ?』
と言った後、ニヤッとした笑顔を残してパタパタと戻っていった。


ヤバい。耳まで赤いのばれたかな!?

‥‥恋に落ちる音がした





皆さんこんにちは。

DHCプロ〇インダイエットをはじめて一か月。体重が8kg減ったのにほとんど気が付かれない、ナカナカ太めのロバのイーヨーですorz






さて、本日のM2特集は前回のM2 1015Aに続き、M2 1015Bについての記事を紹介していきましょう!










摩訶不思議な感覚  オープンのAZ-1



マツダのデザイン開発の最先端組織であるM2(エムツー)からAZ-1のニューデザイン・モデルが出来ましたよとの電話をもらい、見に行ってきた。パッと見たときはボディがホワイトに塗装されているだけで『何も変わっていないじゃない』という印象。

ところが、よーく見てみると、ルーフとサイドのウィンド部分が幌に変えられ、脱着できるようになっているのだ。

オープンのAZ-1っていったい、どんな感じなんだろう。クルマの説明もそこそこに、オープン状態にして、ドライブを楽しんだ。

ノーマルのAZ-1は窓もあんまり開かないし、非常に閉鎖感が強い。それがガラスの部分がなくなっただけで、こんなにも変わるものかとビックリ。横を流れる景色を見る余裕が生まれ、落ち着いた気持ちでドライブできる。

このAZ-1、本当はドアの部分もホロにする予定だったという。

なにはともあれ、ミッドシップ+ツインカムターボとオープンの爽快感が、同時に楽しめるのは魅力的だ。実際に発売されると嬉しいね。

リクエストが多ければ、作ってくれるかもしれないから、欲しい人はリクエストしてみたらどうかな。







ガラス部を、すべて取り外したためにボディ剛性が落ちているとの懸念もあったが、AZ-1の特徴であるスケルトン・モノコックフレームのため、走行中のガタなどは発生せず安心してドライブを楽しめる。










幌はオーソドックスなキャンバス地。ちなみにユーノス・ロードスターのホロと同等のものが使われているとのこと。








幌の脱着は片側1分程度で可能。また走行風によって、めくれ上がるのを防ぐような工夫もされている。







この写真でどのくらい開放感があるかわかってもらえるだろうか。乗った感じはカプチーノをTバールーフ状態にした時と同様







ビニールウィンドはジッパーの操作で開閉できるようになっている。







ここが開くだけでも充分な開放感が楽しめる。開いた後のビニールウィンドはドア内側に丸めて収納。







なおM2では、37号で紹介した角目のAZ-1・M2 1015や、このオープンモデルに加え、さらに前後に15インチタイヤを履いたレーシングバージョンのAZ-1を製作中(この本が出る頃には完成しているはず)。その3台をM2の2階フロアにて展示予定だ。




k-car スペシャル vol.40   p33から転載




いかがでしょうか。私も久しぶりにこの記事を読みましたが、写真を良く見比べるとやっぱりうちのAZ-1のホロととても似てますね。

以前マツダの関係者の方に調べていただき、多分この幌ドアは開発車両のドアだと思うよと教えていただきましたが、こうやって見ると確かにそんな気がします。

窓のビニール部分がピカピカなのがうらやましいですが、こればかりは仕方がありませんね。

しかし、このホワイトのボディカラーは今思えばM2 1015の先行開発モデルではないのかという気もしますね!


さて、うちのとディテールを見比べてみましょう。











こうやって見てみると、やはりオリジナルという感じがします。

しかしビニールはやはり綺麗だなー。

幌部はかなり傷んでいた為、汚れを落とした後コーティングをしたりしたので、少し艶々しています。












そして、いちばんの違いというか、残念な点がココです。

黄色の枠線の所ですが、上の写真はドアパネルとの隙間に挟み込んであるパーツにホックの受けがあるのですが、このパーツは手に入れた時に付属していなかったため、しかたが無く下の写真の様にドア内貼りに金具で取り付けてもらいました。






この様な感じです。

でもまぁこれでもこの部分に関しては、ほとんど雨の浸水もない為、これでいいのかなと思っています。



そして、話は戻りますが、このKスペの記事ではAZ-1 produced by M2とだけ書かれておりまだM2 1015Bのネーミングは書かれていません。





前回のM2 1015Aと同様、M2の広報紙になってはじめてM2 1015Bと呼ばれるようになったようですね。







しかし!以前からM2 1016の情報を求めていたのですが、ここで新たな発見が!

上記に小さく書いてあるM2 1016はもしかしたらこのKスペに書かれていた


『なおM2では、37号で紹介した角目のAZ-1・M2 1015や、このオープンモデルに加え、さらに前後に15インチタイヤを履いたレーシングバージョンのAZ-1を製作中(この本が出る頃には完成しているはず)。その3台をM2の2階フロアにて展示予定だ。』


これの事カモしれませんね!

この広報紙は93年の秋発行ですし、Kスペも93年10月中旬に発売されました。

M2 1014は13インチタイヤでしたから、M2 1016は『前後に15インチタイヤを履いたレーシングバージョン』+『オンロードラリーに的を絞ったザ・ラリー』と言う情報までは正しいようですね。オンロードラリーとは、ターマック(舗装路)の事ですから、レーシングバージョンという言葉とも矛盾しないでしょう。

まぁKスペにはこの本が出る頃には完成と書かれているのにM2 広報紙にはクレーモデルと書かれているのは気になりますが‥‥





なんか話がまとまりませんでしたが、今回はここまでです。

実際に8ヶ月位この幌のドアに乗ってみて色々なことが分かりました!

その内にまた総括しますね!











Posted at 2013/07/01 22:57:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | M2 1015 | クルマ
2013年06月05日 イイね!

M2 1015の真実  vol.6  M2 1015Aプロト

M2 1015の真実  vol.6    M2 1015Aプロト





Cappuccino magazine advertisement by k-car special vol.37 1993/5/28



皆さんこんにちは。最近DHCプロテイン・ダイエットを始めたロバのイーヨーです。

いくらAZ-1の軽量化を進めてもドライバーが重くちゃ意味ありませんよね?

取りあえず3ヶ月分買ってみたので続けてみたいと思います!




さて、先日コンテナを整理していて大量のK-carスペシャルが出てきたのでパラパラと眺めていると面白い記事が出ていました。

前回のM2 1015の真実  vol.5 でも少し触れましたM2 1015Aについての記事を紹介したいと思います。













さすが!の仕上がり  これが直系のパワーだ



初めて目にした時、思わず隣の人に『これ、ベース車は何でしょうね』なんて聞いてしまったのがこのクルマ、M2 1015だ。製作したのはM2。

このM2とはマツダ開発陣のアンテナ組織。ユーザーとの対話やふれあいの中から、みんなが本当に欲しいと思うクルマを作ろうという、注目のニューファクトリーなのだ。

最近(※注 1993年5月)ではユーノス・ロードスターをベースにしたM2 1001をリリース。熱狂的に迎えられたのは記憶に新しい。

そんなM2が次なるターゲットとして目をつけたのが、AZ-1というわけ。

走って楽しいクルマ、動かすことがすでにスポーツ。これはAZ-1に乗った人ならだれでも感じること。こんなふうに中身はすごくスポーティでも、ルックスが、ちょっと可愛すぎるかなっていうのは正直な印象だ。

そんなAZ-1のボディをモディファイして、男らしく迫力あるルックスにしようというのが、今回のテーマだ。

デザイン変更され、ノーマルと異なるのはフロントフード・フロントバンパー・リアバンパー・エンジンフード・リアピラー一体式スポイラーの装着など。








リアバンパーはスリットを大きくし放熱性抜群で、マフラーまで隠す大型のもの







1015の最大の特徴ともいえる角目のヘッドライト。バンパーに埋め込まれたプロジェクターと、中央に配された大型フォグが精悍な感じを出している。

この効果は絶大でファニーなAZ-1の顔つきを鋭く、力強い感じに仕上げている。







タイヤはピレリP6、サイズはノーマルと同じ155/35R13。

ホイールは5.5JJ✕13のエンケイ・リミテッドコンペ







エンジンフード上のスリットは大きくされ、またCピラーも太くされている。

延長されたルーフ部がスポイラー形状となっているのも心憎い







フロントフードのエア取り入れ用のNASAダクトは、横に長いシンプルなものへと変更



まだまだ進行するM2のAZ-1プロジェクト



デザインをしたのは、オリジナルのAZ-1開発デザイナーの一人でもある市川功さん。開発時の『あなたもコーチビルダー』というキャッチフレーズどおり、外板パネルを交換しやすいAZ-1の特徴を生かして、こんなボディワークを見せてくれたのだ。

今回は市川さんの好みで、WRCを走るラリーカーをイメージしたもの。もちろんカラーリングもそれを意識している。







一から型起こししたというフロントフードに埋め込まれたPIAAの大径フォグから、ラリー車っぽい雰囲気がムンムンと漂ってくる。

M2が作るAZ-1は、これが最終段階ではない。まだまだファーストステップなのだ。

このM2 1015は、残念ながら発売するかどうかは未定。今後は足回りなどを煮詰め、サーキットでも楽しめる仕様にするという。

みんなの意見を聞いてクルマを作るのがM2のポリシー。M2へ行って『AZ-1をこうして欲しい』、『こんなクルマが欲しい』っていうのもいいかもね。



以上 K-carスペシャル vol.37 1993/5/28発売号 p20-21 より一部抜粋





いかがでしたでしょうか。このクルマがデザインベースとなり後に『M2 1015』が発売されることとなるのですが、1年以上も後の話です。

1992年10月にAZ-1が発売され、わずか7ヶ月後にはもうこの様なプロトタイプがM2で作られていたのですね。しかも型起こししたと書かれていて驚きます!

PIAAのフォグランプもカバーが付けたり外したりできる所をみると、ボンネットにライトを固定していると考えられ、バンパーに埋め込まれたプロジェクター・フォグランプも純正オプションのエアロバンパーとはまた違った雰囲気となりますよね!




しかし、この角型ライト、マツダの市販車のものを流用したと思うんだけど似合っているなぁ。何から流用したんでしょうね?





そしてリアエンジンフードの大型化されたスリットですが、まだ製品化はされていないようですが、雪之丞Zさんの元デモカーに付けられているライスロケットさんのデザインにも似ていますよね(ライスロケットさんの方が全然大型で排熱性高そう!)

また良く見るとCピラーが太く少し長く延ばされていてサイドの印象が少し変わりますよね。

リアウィンドウ上部のスポイラーもイカしますよね!
空力的に効いているのかは分かりませんが良い雰囲気出してます。





そして良く見ないと分かりませんが、確かにリアバンパーも下に伸ばしてありマフラーが半分隠れてますね。ナンバープレート横のエアアウトレット部も格子状から横スリットにデザインが変更されています。

そしてリアエンドパネルにはM2 INCORPORATED のステッカーが!



ここまで読まれて疑問に思われた方もいらっしゃると思いますが、まだこの記事の時はこのプロトタイプが『M2 1015』と呼ばれていた様です。


その後、この年の秋に発行されたM2 の広報紙ではM2 1015Aと名前を変えています。






M2 は開発車両に開発ナンバーとして4ケタの数字を用いていました。

初めての開発車はロードスターベースのM2 1001ですよね。そして順番に数字が増えて来たのですが、どうも開発ナンバーはザックリ決められていた様で、モーターショーに出品されたM2 1014と↑上の1015Bの説明部にも書かれているM2 1016に挟まれてM2 1015はAとBに分けられてしまったのですね。





しかし、このM2 に展示されていたというAZ-1ベースの『ザ・ラリー M2 1016』に関する資料が全く見つかりませんorz


誰かこの元AZ-1デザイナーの市川功さん、紹介してください!

可能でしたらガッツリお話聞いてきたいと思います!







Posted at 2013/06/05 22:39:32 | コメント(6) | トラックバック(0) | M2 1015 | クルマ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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