
フォレスターに乗り換えた一番大きな理由は?
それは最後のボクサーターボエンジンに乗りたかったから。
それ以外に、単純に車の出来に試乗で感動したということもありますが、エンジン以外の理由は後付けに過ぎません。
水平対向ボクサーエンジンといってもたくさん種類があります。
私は過去、EJ15 EL15 EJ20 FB20 FB25型と、色々なボクサーエンジンに乗ってきました。
そして昨年出た新型の水平対向エンジンCB18、そしてこれがスバル最後のガソリンターボエンジン。
私はスバルとは、ドミンゴ世代からお世話になっていて、実に20年以上の付き合いがあります。
その中でも、やはりスバルのターボ、280馬力は私の青春でした。
フォレスターのCB18ターボエンジンの音を聞いたら、その思い出がふつふつとよみがえってきてしまい、目頭が熱くなったといいますか。
これは、いずれどこかのタイミングでCB18に絶対乗るんだ!と決めていました。
後は、いつ乗るかということを考えていたんです。
じゃあなんで、「今」なの?という話です。
インプレッサはまだ新しいし、もう少し後でもいいんじゃないと思われるかもしれません。
私の場合、若いころ本当にWRX STI(GDB)にあこがれていたのですが、結局乗れませんでした。
代わりにレガシィのEJ20ターボには乗っていたので、それはそれで良い経験ではありましたが。
そうこうしているうちにEJ20ターボは生産が終わってしまいました。
今からじゃあ中古で買うかと言われたら、今は家族もできましたし、趣味的すぎる車は買えません。
若いころ、独り身の時に乗っておけばよかったとすごく後悔しています。
歳をとってから、老いた後で、後であれに乗っておけばよかった、こうしておけば良かったと後悔したくないんです。
来年2022年には、スバルとトヨタで、グローバル戦略車のバッテリEVのソルテラ(トヨタはbZ4X)が出ます。
政府とメーカー両方がEV推進に力を入れていくので、加速度的に純ガソリンエンジン車は縮小していきます。
写真はbZ4Xです。
トヨタが力を入れたら、空気が一気に変わると思うんです。
→(後日追記)
bz4xはどうも力が入らなかったようで、BEVとしては失敗作かなと思います。
エアコン全開で500km走れるEVが出てきてからスタートかなと思います。
もしくは日本の自動車メーカーがすべて外国勢に負けて、既存のメーカーは淘汰され、日本車の販売店はテスラやBYDなどを筆頭としたOEM車の販売網に成り下がる可能性もありますが…
なんか今のままだと日本車がなくなる危機さえありそうですよね…
一方スバルはというと。
ソルテラのバッテリEVを皮切りに、次期モデルでインプレッサは次モデルの後期型からストロングハイブリッド化が濃厚です。
フォレスターの次期型は当初PHEVの噂もありましたが開発が中止されたようで、ターボはまだ残しつつも主力はハイブリッド化されるのではないかと思います。
レヴォーグやアウトバックも同様の流れでしょう。日本市場ではステーションワゴンカテゴリ自体の存続も怪しいですが。
周りのことはいいよ。俺はガソリン車まだ買うんだと思うでしょう。
今から5年後、10年後にじゃあそこで純ガソリン車買いますか?と言ったら、たぶん買わない。
というか、
買えない。
理由は3つあります。
■理由1(騒音規制)
騒音規制のフェーズ3へ2024年に移行することが予定されています(継続生産車は2026年)。
もしこれがスケジュール通りに適用されるとなれば、ガソリンエンジン車ではほぼ規制をクリアするのは無理です。
つまり純ガソリン車の新車は、5年後には買えなくなる可能性があります。
■理由2(ガソリン高)
フォレスターが例えばそこで20km/Lの燃費で走るなら話は変わります。
しかし、私が今回購入したフォレスタースポーツ、ターボの実燃費は8~9km/Lぐらいの想定です。
リッター8~9kmのガソリン車とリッター50km走るHV車、プラグイン車やバッテリEV車、同じ値段ならどっちに乗りますか?
ガソリン価格が高騰していくのも目に見えています。リッター200円に達する日も遠からず来ます。
今後、ガソリン価格が下がることはないでしょう。
今から5年や10年後、例えば2030年としましょう、そこで奥様やご家族へ乗り換えを打診すると想定します。
PHEV始めハイブリッドやバッテリEVは補助金を政府がバンバン出して推進される中、
「新車」で、燃費が悪く、税金バカ高の純ガソリン車にこれから乗ると説得できるでしょうか。
私は無理だと思いました。
今なら説得できましたが、例えば5年後は世間の状況からしてかなり厳しくなるはず。
■理由3(インフレ)
このクラスの新車が、この値段で買えるのは今だけだからです。
世界的なエネルギーや資源不足と、これから始まる円安によって、日本は急激にインフレが進みます。
しかも不況で給料が増えない状態でモノの値段だけ上がるので、スタグフレーションと呼ばれる特殊なインフレ状態になります。
車の値段はどんどん値上がりし、納期も長期化していくでしょう。
日本が全体的に貧乏になっていくのは悲しいことですが、高齢化が進みすぎているので、もう衰退は避けられません。
値段が高くなる前に買い替えです。
値段が高くなっているのは新車だけではありません。
WRX STI(VAB)のように中古車の値段が新車の時より高いようなことも現に起きています。
今でさえ、程度の良いスポーツタイプの純ガソリン車は手に入りにくい状況なのです。
ハイブリッド車はしばらく乗れると思うんですが、ガソリン車は本当に残された時間がないということがお分かりいただけたかと思います。
5年後に買い替えようと思っていたら、もうそのころ欲しいガソリン車は販売停止しており、中古車を新車以上の値段で探すことになるかもしれませんよ。
CB18ターボエンジン搭載車は現在スバルで3車種(レヴォーグ、フォレスター、アウトバック)です。
アウトバックはちょっと私には横幅が大きすぎました。
レヴォーグを買うなら後期型(D型)にするので約2年待つことになります。
今、旬なのはD型になったばかりのフォレスターです。
そして乗ってみたら感動の走りの良さ。外見もすごく好みに変わりました。
WRX STI(GDB)の時ように買わずに後悔したくない。
そしてフォレスターへの乗り換えを決意。
最後の水平対向ボクサーターボエンジン、CB18、乗れるのが本当に楽しみです。
ただ、私は内燃機関マニアではありません。
EV車、バッテリEV車も好きですので、内燃機関にこだわるのはこれで最後。
ハイブリッド車も一部は好きですので、次回はガソリン車はないと思っています。
フォレスタースポーツ、納車が待ち遠しいです。
また、レヴォーグとフォレスターを試乗して、色々思うことがありましたので、
その辺も今後ブログにしたいと思います。