
今年、10回目を迎えた
AUTOMOBILE COUNCIL 2025
今回のテーマ展示は
Giorgetto Giugiaro展「世界を変えたマエストロ」
カーデザインの巨匠、ジウジアーロに会える!
彼の生トークが聞ける!となれば
これは何がなんでも行かねば!!
って事で、羽田からリムジンバスで会場の「幕張メッセ」へ
途中、事故渋滞で予定より30分遅れて到着すると、既に長蛇の列……
今回はその他にも、FUJIで観られなかった
「マカルーゾ・コレクション」の貴重なラリーマシーンや
「Lancia Stratos Zero」の特別展示もあって、嬉しすぎるジョ〜
朝10:30、いよいよジウジアーロ先生登場
さすがに87歳なので声もかすれ、弱々しさも感じられるけど
デザインに対する向きあい方や貴重な秘話も聞くことが出来ました
最初にカロッツェリア ギアを選んだのは、
唯一デザインスケッチにサインを残すことが許されたからだとか
今回は、巨匠ジウジアーロ先生のデザインした
名車たちをピックアップしてご紹介
■アルファロメオ・ジュリア・スプリント GT
当時の流行デザインの常識を打ち破り、ヘッドライトをフロントマスクの
中央よりに配置することにチャレンジしたモデルだとおっしゃってた
■マセラティ・メラク SS
BORAで問題視された熱対策のため、リアのグラスエリアを廃し
ピラーを渡すことで、クーペ風デザインと冷却性を両立した
■フォルクスワーゲン・ゴルフ 1
大衆車カテゴリーではジウジアーロの代名詞的存在
いろいろな制約の中で、デザインはとにかくシンプルに、
全ての人が快適に移動できる実用車を目指し開発されたとの事
■BMW M1
こういったイベントや博物館でしかお目にかかれなくなったM1
ジウジアーロ率いるイタルデザインでは、
FRP外板の取り付けと塗装の生産工程も手がけた
■いすゞ・アッソ・ディ・フィオーリ
言わずと知れたピアッツアの原型となるショーモデルだが、
サイズもホイールベースもガラスの傾斜角も異なるので似て非なるモノ
近くでじっくり観察すると、全てが別物の造りなのが分かる
それをほぼ忠実に市販化した、Isuzuの技術陣の努力がうかがえると同時に
本当に今見ても素晴らしいデザインだと思う
■ランチア・デルタ HF-Turbo
筋肉モリモリのHFインテグラーレもいいけど、
この角目でクリーンな5ドアハッチこそがデルタのオリジナルデザイン
今となってはとても貴重な1台ですね
■フィアット・パンダ
なんで「パンダ」って名前なんだろう?って疑問だったけど
中国での大々的な販売をもくろんでのネーミングなんだそうな
このクルマをデザインする時、FIATから与えられた条件は3つ!
「126用エンジンの流用」「生産コストが安いこと」「軽いこと」
なので、とても自由な姿勢でデザインできたらしい
■デロリアン DMC 12
ジョン・デロリアンの夢だったガルウイングのスポーツカーを
ロータス&イタルデザインのコラボで実現させたモデル
タイムマシーンになった事で「ジウジアーロ = デロリアン」の公式ができた
■イタルデザイン・アズテック
バブルの末期頃、アウディの5気筒エンジンをミドシップに搭載し
驚きのツインキャノピーを持ってアンベールしたモデル
結局数台が造られただけなので、ここで会えてラッキー!
■バンディーニ・ドーラ
ジョルジェットとファブリツィオのジウジアーロ父子が設立したGFGスタイルが
2020年にオンラインで発表したBEVハイパーカー
キャノピーを挟んで前後に伸びるピラーが衝撃のインパクト
以上がジウジアーロ先生のテーマ展示ブースのクルマたちですが…
その他にも、ジウジアーロ氏にまつわる展示車が目立ちました
■マツダ S8P
ベルトーネに在籍してた頃にジウジアーロが手がけた
初代「ルーチェ」のプロトタイプ
■GT-R50 by Italdesign
GT-Rの誕生50周年とイタルデザインの創業50周年を記念して、
世界限定で50台が生産されたスペシャルGT-R
今回、前日の11日には限定30名でサイン会も開催され
当たればエスプリのグローブBOXの蓋に!と期待して応募したけど
残念ながら「ハズレ😓」てしまった…
でも、でも、あなたに直に会えて、お話が聞けて、
同じ空間でひととき共に過ごせたことは一生の思い出となるでしょう
どうぞ、いつまでもお元気で、
そして、これからも素晴らしい作品たちを世に送り出してください!
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Posted at
2025/04/14 19:10:18