
油絵の第2弾が完成しました!
今回は和製スーパーカー童夢-零の市販型試作車、「童夢P2」
1979年のジュネーブショーで童夢-零が発表された当時、雑誌で写真を見て子供心に「格好はいいけどカウンタックの真似やん・・」程度にしか思ってませんでした。しかし、初めてその実車を見た時には、その造形に衝撃を受けしびれまくりました。
1070mmのあの低いカウンタックの全高が高く見える程超〜低い車高。突き刺さりそうなウエッジシェイプ。それはカウンタックとは似ても似つかない全然違う面と形で構成されてたのです。エクステリアもインテリアもスーパーカーそのもの。今見ても斬新な、こんなデザインが30年以上も前に日本で生まれたなんて・・
後に童夢の林代表が語ってましたが、「童夢-零はまず最初に車高ありき。世界で一番低いクルマを造ろう!」という所から出発したそうです。地上から980mmの高さに線を引いて、全てがそれに納まる様に設計したとか。身長の小さい人が乗れればいい!すごい潔さですよね。
もしこのクルマが市販されていたら・・・トヨタ2000GTにも匹敵する日本を代表する希少な名車になっていたと思いますが。正に「幻のスーパーカー」ですね。
これまでに童夢の実車は零、P2を含め数回見ましたが、いつ見てもその造形の深さには時間を忘れて見とれてしまいます。童夢-零とP2、同じように見えますが片やコンセプトカー、片や市販前提の試作車だけあって全然違うことに驚かされます!
今も京都市左京区にある「De PLUS CAFE」に行くと童夢の実車を眺めながらおいしいコーヒーや料理がいただけますよ。ちなみに、僕が行った時は童夢-零が展示されてました。
で、絵の方ですが、童夢が誕生した京都をイメージした寺院をバックに佇む深紅のP2を描いてみました。赤いボディと車高の低さを印象づけるためバックをシルエット調にしたのですが・・・う〜ん、ちょっと暗くなりすぎたかな??

1979年 童夢P2・油彩[F8号]
Posted at 2012/05/20 20:05:36 | |
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