
今回は約2ヵ月もかかっちゃいました・・
ディーノ206コンペティッイオーネです。
尖ったウエッジシェイプのスーパーカーもいいですが、何とも言えない曲線の美しいクルマも大好きです。
先月のカーアンドドライバー誌にイラストレーターの渡辺アキラさんが世界一美しいクルマの1台としてアルファロメオのティーポ33・ストラダーレを掲載されてました。全く同感です。ティーポ33はもちろん実物なんか見たことないけど・・本当に息をのむ程美しい造形のクルマだと思います。僕の中でそんなティーポ33と世界一美しいクルマの双璧をなすのがこのディーノ206コンペ。
ディーノはフェラーリの中でも最も好きなモデルで、量産前には様々なモデルが試作されました。この206コンペティッイオーネは1967年のトリノ ショーに出品されたレーシングスタディです。長い間ピニンファリーナにて大切に所蔵されてきて、その走行シーンさえほとんど見る事ができなかった貴重なモデルですが、最近は人手に渡ったのでしょうか?イベントに出展されたりYouTubeでも動画が見られるようになりました。でも、さすがに世界にたった1台の貴重なモデル・・実車を見られる機会なんてあるんでしょうかねぇ。
ディーノ206コンペティッイオーネを描くにあたって迷ったのはその背景。イタリアの風景にしようとは決めてたのですが・・あれこれ考えて選んだのが南イタリアにあるアルベロベッロ。もちろん1度も行ったことない町ですが、とんがり屋根に白い壁の建物が連なる独特風景が印象的で、ここに黄色い206を置いてみたいという願望で描いてみました。
1967年 Dino 206 Prototipo Competizione ・油彩[F8号]
Posted at 2012/07/07 12:40:00 | |
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イラスト | クルマ