日本銀行本店

日本銀行本店は現在、旧館、新館、分館の３つの建物から構成されています。
この建物は旧館です。現在の日本銀行の建物の中でもっとも古く、明治29年（1896）に完成しました。明治中期の西洋式建築物としては、東京・赤坂の迎賓館とならぶ傑作といわれており、国の重要文化財にも指定されています。

以前、ある番組で日銀本店の地下金庫に所蔵してある金塊を見ました。
職員の男性が持ち出してきたその金塊は「桐の紋」が刻印されていました。
その金塊は慶応4年（1868）、江戸城が官軍明け渡しの際に、持ち運び出された金塊だったのですが、遡れば慶長20年（1615）に大坂夏の陣の際に大坂城から持ち出された豊臣家の金塊でした。

その番組で、職員の人はこれは一般公開はしていません、といっていた記憶がありますが、桐の家紋の金塊をできればこの目で見てみたい、そんな日銀本店です。

住所: 東京都中央区日本橋本石町２－１－１