小塚原刑場跡　

常磐線南千住駅西にあった小塚原（こづかっぱら）刑場は江戸の三大刑場のひとつといわれ、明治初めに廃止されるまで、安政の大獄で刑死した吉田松陰、橋本左内、頼三樹三郎など多くの志士たちが葬られました。
小塚原の刑場では、火炙り・磔・獄門などの刑が執行され、刑死者の遺体を用いた刀の試し切りや腑分け（解剖）、徳川家の死んだ馬の埋葬も行われていました。
杉田玄白と前野良沢らが腑分けを見学し、「ターヘルアナトミア」の翻訳に着手し、「解体新書」を出版するきっかけにもなりました。
寛保元年(1741)に建てられた高さ3mの首切り地蔵は回向院から分離した延命寺、吉田松陰らの墓は隣接の小塚原回向院にあります。

■小塚原回向院　参拝時間　9：00～16：30　
駐車場はありません。

住所: 東京都荒川区南千住5-33-13