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知り合いに120iを試乗してもらった途端に、知り合い所有のM135iのチューニングECUの作成依頼を受ける事に。
M135iの現車に乗ってみたが、必要十分なトルクとパワーだが、楽しくない。。。
データを見ると日本の道路事情と合わないマップが沢山見つかった。
楽しく乗れて踏んだら早い車を基本コンセプトとして、おまけとして
トルク520Nm、370馬力程度になるようにデータ構築している。
後は、ブーストを如何に落としてパワーを確保するか、腕の見せ所かなと。
当然スポーツ表示は上限に張り付くようになるのでスケールの変更をする予定。

仮配線でヘッドユニットとチューナーのMOSTBUSとFABUSケーブルを繋いで、電源はトランクのヒューズボックスから、アースは適当なアースポイントが無かったのでバッテリーのマイナス端子へ。

ISTA+で見るとVMは認識されているのに、VOに601を追加しても何も起こらず・・・

海外のフォーラムにF20はビデオモジュールがついている車が無いのでVOコーディングしただけでは映らないとの書き込みを発見。
参考にして、
HU_NBT > AUDIO_TUNER_TRAFFIC 3002 > TV_DIVERSITY = aktiv
HU_NBT > AUDIO_TUNER_TRAFFIC 3002 > TV_HMI_LIST_VIEW = hide_checkbox_off
HU_NBT > EXBOX 3001 > TV = wert_44
HU_NBT > HMI 3000 > CDMM_TV_AUDIOTRACK = aktiv
HU_NBT > HMI 3000 > CDMM_TV_AUTOSTORE = aktiv
HU_NBT > HMI 3000 > CDMM_TV_EPG = aktiv
HU_NBT > HMI 3000 > CDMM_TV_PRESETLIST = aktiv
HU_NBT > HMI 3000 > TVM_VARIANTEN = tvm_verbaut
これだけ書き換えてやっと映るようになりました。

VMのアンテナ断線エラーはラインブースターを入れて消えてくれればいいのですが・・・

通常の方法ではROMデータのマップ領域しか読み出せないので、データと軸データの関連付けができないのだが、頑張ってプログラム領域も読み出せるようにした。
負荷軸のデータも任意にいじれるようになったので、従来の方法データでは右端に張り付いてしまうような場合でもきちんとマップの格子の中に収めることができるようになった。

クランクプーリー+2%、スーパーチャージャープーリー-19%とかなり攻めた内容。
スーパーチャージャーの許容回転数を超えるので、レブの引き下げも忘れずに。
ただ、低回転から強烈なトルクが発生するので結構面白い車に仕上がりました。

エンジンスワップ、過給機つけてもきちんとした制御ができるように解析、データ作成中。

ECU側なのでTCUに送るアクセルポジションデータとトルクリミッターの値をいじって330Nmのトルクに耐えられるように調整。メカ的には450Nm対応なので乗り心地を無視して常に450Nmかかってると信号を与えておけば壊れないんだろうなと思いつつ、シフトショックが少なくなるポイントや不意のキックダウンが入らないように調整。
完全にキックダウンスイッチになるようにしてしまうと、日本車に乗った時に違和感ありまくりなので、適度なところを探り中。
簡単にパドルシフトがつくようなので、キックダウンスイッチ完全OFFの仕様も考えておかないと。

この車をいじり始めた時は、意識して早く走らせる車だったのが、好きな、意識せずとも早い車になりつつあるのを実感。

そろそろタイヤを変えないと熱が入っていない状態だとパワー負けするようになってしまった。ただ、245/30R19のタイヤなので選択肢がまるでない状態・・・