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2023年04月06日

敢えてボルボを選ぶ理由-ボルボV60 CCオーナーズレポート

敢えてボルボを選ぶ理由-ボルボV60 CCオーナーズレポート
レビュー情報
メーカー/モデル名 ボルボ / V60クロスカントリー クロスカントリー T5 AWD プロ_RHD_AWD(AT_2.0) (2019年)
乗車人数 4人
使用目的 レジャー
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 前回とほぼ変わらず。6、7が追記事項。
1. 何と言ってもカッコいい。
2. 元祖北欧デザインの、居心地の良いインテリア。
3. 重い車重、クラス最長のホイールベースを生かした、ゆったりした乗り味。
4. 視界が良く、大きさの割に取り回しが楽。
5. 充実した運転支援機能。クロストラフィックアラートには何度も助けてもらっている。
6. 使ってわかる、作りの良さ。足回りもドアもシートも、頑丈な作り。
7. 5年間の新車保証に加え、延長サービスパスポートを契約すると、バッテリー交換もサービスになるなど、充実したアフターサービス。
不満な点 これもほぼ前回と変わらず。4が追記事項。
1. 燃費は悪い。高速ならリッター14km台も出せるが、市街地はせいぜいリッター8~9km。
2. タイヤのサイズがやや特殊(235/45R19 99Y XL)で、選べる銘柄が少ない。
3. テールゲートが電動なのに、トノカバーが手動。
4. アフターサービスは確かに充実しているが、それでも維持にはお金がかかる。初回の車検はいろいろ削ったがそれでも自賠責や重量税含め約30万円かかった。バッテリー交換だけで75,000円もするとはね。
総評 前回のレビュー↓から1年が経ち、車検も通したので再レビュー。
https://minkara.carview.co.jp/userid/992412/blog/45827142/

このクルマのポジションとしては、プレミアムDセグメントに属するので、もちろんドイツプレミアムブランド御三家がライバルになる。

走りの楽しさであれば、3シリーズがいいかもしれない。
悪条件下の安定性で言えば、アウディのクワトロなのかもしれない。
乗り心地などのトータルバランス、ブランド力であれば、やっぱりCクラスなのかもしれない。

そんな中で敢えてボルボを選ぶ理由を挙げるとすれば、唯一の北欧ブランドであることに尽きる。
日照時間が短い国なので、陰鬱な雰囲気にならないように内装に明るい色材を使ったり、ヘラジカと衝突しても走行に問題ないよう車体を頑丈にしたり(ドアの剛性感凄い)、独特の設計思想が生かされている。
それに共感した、と言うと大袈裟だが、その思想に触れてみたくなったので、今回自分はボルボを愛車に選んだのである。

そのうちメンテにお金が掛かり過ぎて嫌になるかもしれないが、それまでは頑張って乗り続けようと思っている。

デビューから4年くらい経っているので、今このクラスのナンバーワンではないとは思うけど、オンリーワンなところは多々あるし、いいもの感もあるので、北欧好きな方は選んで損はないかと思います。何と言っても北欧デザインのクルマは今のところボルボ一択なんで。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5




主観で恐縮だが、往年の「四角くてエラの張ったボルボ」のイメージをキープしつつ、現代のクルマらしい躍動感を合わせ持った外観で、十分ボルボらしいと思う。



内装も然り。
過度にインフォメイティヴにせず、ドライバーにストレスを与えないようにしているのは、良いところだと思う。
アイボリーやベージュなど明るい色を好んで使うのも、ボルボ独特。
繰り返すが、シートはとても良い。
クッションは比較的固く、フランス車みたいに身体を沈み込ませるタイプではないが、北欧家具によくある、木製のダイニングチェアみたいにしっかり姿勢をキープしてくれるので、長く座っていても疲れない。
あと、シートベンチレーション最高。夏にシートベンチレーションのない革シートに座りたくはない。
走行性能
☆☆☆☆☆ 4
純ガソリンエンジンのT5で、2リッターで254ps/350Nmを発揮する。
なかなかのハイスペックだが、1.8tonを超える車重と、少し鈍感なアクセルペダルのため、出だしはそんなに鋭くない。一方で中間加速はかなり力強く、高速でアクセルを踏み込むと気が付かないうちに結構なスピードが出ていたりする。
ダイナミックモードを選ぶと少々アクセルが過敏になるので、むしろ乗りにくいと思う。



車検証によると、前輪に掛かる荷重は1,000kg、後輪に掛かる荷重は810kgで、前後配分は55:45となっている。
元々ワゴンボディで後ろが重いと言うこともあるが、SPAプラットフォームになってエンジン横置にしては相当フロントタイヤを前出ししたことも効いていると思う。
このため、コーナーでも比較的バランスがいい(これは納車時レビューの繰り返し)。具体的に言うと、首都高2号目黒線をそこそこのペースで走っても怖くない。ステアリングが重くないのに言うことを聞くところが安心材料。
ちなみに、サスペンションは最近のエンジン横置きFFプラットフォームでは珍しい、ダブルウィッシュボーン式をフロントに採用。リアはグラスファイバー製リーフスプリングを用いたマルチリンク式。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
今でもDセグメント最長となる2,875mmのホイールベースを利して、ゆったりとした動きが持ち味。乗ると癒される。
荒れた路面でのロードノイズが大きいのが欠点であったが、どうもOEM装着のコンチ・プレミアムコンタクトが摩耗していたことが原因のように思われる。


今回車検のタイミングでミシュラン・クロスクライメート2に履き替えたが、この症状は大分改善された。これが長続きすることを期待。


上の写真はV60のボディ構造を示しているが、側面の主要骨格にウルトラハイテン材(ホットスタンプ材、赤色の部分)を使用している。ヘラジカとの衝突対策でこのようにしているらしいが、おかげでボディの剛性感と言うか、堅牢感がすごい。ドアもガツンと閉まる。ただ、その副作用として振動を拾いやすい欠点もあるっぽい。
積載性
☆☆☆☆☆ 3


これも繰り返しになるが、5人乗車時の荷室容量は529L。



ボルボと言えば往年の240、740/940のごとく広い荷室をイメージされるだろうが、先代V60は元々リアオーバーハングを詰めたスポーツワゴンのキャラクターであり、今回もテールゲートを多少立たせてはいるが、相変わらずリアオーバーハングは短めなので、FRの3シリーズやCクラスよりは広い、と言った程度。


後席を倒せば、身体を斜めにする必要があるが、車中泊は可能。ちなみにリアシートも鉄板が入った重厚な構造(恐らく衝突安全対策)のため、めちゃくちゃ重い。
燃費
☆☆☆☆☆ 2
1.8tonの車重にハイプレッシャーターボエンジンの組み合わせなので、燃費は推して知るべし。
ただ、高速道路を淡々と走るとリッター14km以上を叩き出したりして、驚く。
価格
☆☆☆☆☆ 1
出たばかりのV60CCは550~650万円の価格帯だったのが、半導体不足のせいなのか、はたまた利益の出ないEVへの全振りのツケを押し付けられたからか、今では639~744万円まで値上がってしまった。
当時上級グレードが買えた予算で、今は廉価版しか買えない。
その他
故障経験 ・テールゲートダンパーから異音が止まらず、ダンパーを2回交換して漸く沈静化。(保証内につき無償)
・車検を通したら、税金・自賠責込みで約30万円かかった。詳細は以下リンク先参照。
https://minkara.carview.co.jp/userid/992412/blog/46809581/
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2023/04/06 18:19:24

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