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2024年12月30日

個人的に今一番気になる国産車ートヨタ・クラウンスポーツに乗った。

個人的に今一番気になる国産車ートヨタ・クラウンスポーツに乗った。
レビュー情報
メーカー/モデル名 トヨタ / クラウン(スポーツ) スポーツ Z_E-Four(CVT_2.5) (2023年)
乗車人数 1人
使用目的 購入目的
乗車形式 レンタカー
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 1. 他のどの車にも似ていない、カッコいい内外装。
2. おもてなしを感じさせる、運転席周り。
3. まともに使える、ボイスコントロール。
4. ゆったりとした乗り味。
5. トヨタハイブリッドならではの、好燃費。
不満な点 1. 高速走行時のエンジンの唸りが安っぽい。
2. 決して広くないリアシート。明らかに狭い荷室。
総評 2024年最後のクルマレビューは、前から乗ってみたかったクラウンスポーツ。
プレミアムクラスでレンタル料が高いので(1時間4,260円!)いつもよりも時間は短め、かつ高速主体で乗ってみた。

カムリベースのプラットフォーム(TNGA GA-K)でどこまで高級車的な乗り味が出せるのか、興味津々であったが、都内一般道と首都高速を法定速度の範囲で流した限りにおいては、十分静かで乗り心地もゆったりとしており、居心地の良い室内と言うこともあって実に快適であった。個性的でカッコいいルックスと相まって、ちょっと欲しいと思った。

ただ、高速走行時のいつものトヨタの安っぽいエンジン音だけは、この車のキャラクターに全くそぐわないものであった。PHEVだと電気だけで走る範囲が増えるはずなので改善されると思いたい。

クラウン4兄弟の中では、スポーツが一番個人的には好みであるが、家族の足として使うには特に荷室が狭すぎるので、この中で自分が買うならまだ来ぬエステートだろうか。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
あくまでも主観だが、外観は満点。


クラウンクロスオーバーに対して全長を210mm、ホイールベースを80mm短縮した代わりに全幅を40mm拡大。さらにリアフェンダーをグッと強調したデザインにすることで、見た目の安定感と躍動感が大幅に増している。
また、リアデザインとしては、小さめなテールライトが4代目クラウン(通称クジラ)をちょっと彷彿させる。
全体に日本車離れしたプロポーションで、こんなデザインでクラウンと名乗って良いの?!と思った。

内装は★4つ。

インテリアはクロスオーバーと共通で、水平基調のインパネの上に12.3インチのディスプレイが鎮座する。
クロスオーバー登場時は樹脂の質感がイマイチと言われていたが、塗装色を変えた効果か、少なくともドイツ御三家のプレミアムDセグ達に比べてそんなに見劣りしないレベルになっているとは思う。(これはクラウンの質感が高いと言うより、ドイツ御三家製Dセグ車の質感はさほど高くないことの裏返しでもある)


クラウンらしい気が利いた装備として、ステアリングヒーターがある。
2段階に温度調整ができるのに加えてオートモードがあり、ステアリングの温度を自動制御してくれる。こんな装備、同クラスの輸入車にはないだろう。


ドライビングポジションについては、ステアリングがドライバー中心に対して若干右にオフセットしている感があるが、ほぼ問題なし。これもクラウンらしく、チルト&テレスコピックステアリングは電動である。
走行性能
☆☆☆☆☆ 3

今回はハイブリッドモデルなので、エンジンは2.5L4気筒で186ps/221Nmを発揮、加えてフロントに120ps/202Nm、リアに54ps/121Nmのモータが組み合わされる。4WDであるが、後輪はモータのみで駆動する。

ららぽーとの駐車場で車を受け取り、場内を移動する時はエンジンは始動せず、モータのみでスルスルと走行する。一般道に出るとエンジンが始動するが、ほとんどその存在を示すことはない。

高速に入るとエンジンが唸り始めるが、これがいつものトヨタの4気筒エンジンの音で、折角の高級感を台無しにしてくれる。車内にはタコメータがないのでどの程度エンジンが回っているのかが分からないのだが、音質をどうにもできないのであれば、もう少し回転を抑えられないものか。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
クラウン「スポーツ」と名乗ってはいるが、基本的には穏健な乗り味。首都高速の段差を乗り越える時も十分滑らかだし、ステアリングも敢えて少々ダルだが、ドライバーの言うことをよく聞いてくれるように躾けられている。
この辺りは乗って嫌になることはない、と言うレベル。強いて言えば、家の自家用車にも乗り味は似ている。


タイヤはミシュランのe-PRIMACY 235/45R21 97Wを履いていた。
積載性
☆☆☆☆☆ 2

荷室の容量は5名乗車で397L。
「スポーツ」だからしょうがないのかもしれないが、ゴルフあたりと大差ない容量である。高さがないので、スーツケースを縦には積めない。
荷室が欲しい人には、登場しそうでなかなか登場しない、エステートを待てと言うことなのだろう。
燃費
☆☆☆☆☆ 4

今回は時間の都合で8割方高速走行となってしまったが、76.2kmを走った燃費は20.8km/L。
1.8tonを超す車重のクルマがリッター20km以上走るとは。
燃料タンクは55Lなので、航続距離は優に1,000kmを超える。そりゃハイブリッドが売れるわけだ。
価格
☆☆☆☆☆ 4
今回お借りしたハイブリッドZは590万円。
PHEVになると765万円。
同クラスのドイツ御三家やボルボXC60などと比べて300万円程度安く(4WD同士の比較)、VWティグアン4WDの最安グレード(562万円〜)と大差ない価格設定。

なお、こちらはモノグレード(Z)構成で、本革スポーツシート、シートベンチレーション、電動チルト&テレスコピックステアリングなどが標準である。
その他
故障経験 レンタカーにつき、割愛。
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2024/12/31 00:57:09

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この記事へのコメント

2024年12月31日 2:33
そうそう、カムリベースであれば是非レクサスESも試乗してみて下さい。
あっちはエンジン音がそれほど気にならなかった記憶です。
あと、ATの躾や乗り心地全般もカムリとは価格差だけある違いをしっかり体感出来ました。
ESに近い仕上げがクラウンエステートでも再現されれば良いと思います。(シート含めて)
コメントへの返答
2024年12月31日 8:44
おはようございます。
実はレクサスのどのモデルも乗ったことがないんです😅ディーラー試乗がどうも苦手で。
やはりレクサスはクラウンとは言えどもトヨタブランドとは仕上げを変えて来ているんですかね。
ウチの3軒隣の社長さんもESに乗られています。ESは正直ノーマークでしたが、気になって参りました。
僕はクラウンのシートは結構良いと思いました。170cmの身長だと合うんですかね。
2024年12月31日 11:48
シートはバージョンLの10Wayがオススメです。Fスポやノーマルの8Wayだと座面長調整が出来ないので、トヨタ標準座面長になると思いますが、それが僕にはちょっと浅く座る感じで物足りないんですよね。
ESは結構真面目に検討したので、各バージョン乗り比べてLバージョンのマークレビンソン付き、デジタルサイドミラー無しが最適解だと思いました。ディーラーにはESでワゴン出して下さい~ってずーっと言ってたんですけどね。(笑)
コメントへの返答
2024年12月31日 12:13
最近ワゴンは下火ですからねぇ。
御三家は何とかワゴンをラインナップしてくれてますけど、マーケットがSUVに移行してますし、荷物積みたきゃRXをどうぞ、と言うんでしょうね。
今、某カーセンサーでESを調べてますが、中古高いですね!流石レクサス。
2024年12月31日 12:21
今までも色んな流行りがありましたが、そろそろSUV流行りも終わるんじゃないかと思ってます。
今までもセダン~ワゴン~SUV~ミニバン~SUVと色々流行ってきましたが、御三家がワゴンを残す理由はあると思うんですよね。
売れ筋が小型化しているので、そろそろワゴン人気も復活するんじゃないかと。
ES、カムリと比較するとめっちゃ分かります。
トヨタのお金の掛け所、ちゃんと価格差分の違いをキッチリ出してるな~と。

コメントへの返答
2024年12月31日 12:30
BEVの普及度合次第ですかね。
BEVだと床下にバッテリー敷き詰めるので、SUVにした方がデザインしやすいでしょうね。
今度の5シリーズはICEとBEV共通シャーシにしましたが、高床を隠すべくボディ下半分がやたら分厚くて正直カッコ悪い。
我が家は全高175cm以上のクルマが入庫できないので、SUVより断然ワゴン派ですが😅
2024年12月31日 13:23
確かに新型5はカタログとかでは車の下に影入れて誤魔化してますが、サイドシル下に下駄かましたみたいな分厚い板が入ってる感ありますね。
電池のサイズ、充電密度を考えると固体電池の実用化がワゴン人気復活の鍵かも。というか、電池サイズが車のデザインだけじゃなく、カテゴリーや性能も縛ってるのが分かりますよね。
コメントへの返答
2024年12月31日 14:04
固体電池が実用化されると、BEVのデザインは大分変わるでしょうね。
後は充電インフラがどこまで整うか。少なくとも充電器の有無で旅行先を選ぶような愚はしたくないものです。
2024年12月31日 20:54
お疲れ様です。
トヨタの4気筒エンジンのあのちんけなサウンドはどうにかして欲しい物です。
2年前にハリアーハイブリッドとレクサスNXのターボを試乗をしましたが、あの安っちい音で興醒めしてしまいました。 
そんなちんけなサウンドエンジンに乗ってしまっている今日この頃です(笑)


来年も宜しくお願い致します🙇
コメントへの返答
2025年1月1日 5:02
新年おめでとうございます🌲
2.5Lもあるんですから、もうちょっと重厚な回り方しても良いと思うんですが、どうにも軽いんですよね。
ヴェルファイアのターボエンジンだとまた違うんでしょうかね。

今年も宜しくお願い致します。
あっ、スキー、気をつけてください。

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