ちょっとぶっ飛んだタイトルですが
決して悪い意味じゃありませんので、
あしからず(苦笑
室内に乗り込みます。
ドアには「キーレスオペレーションシステム」という、いわゆるスマートキー用の閉錠ボタンが。
軽もハイテクだなぁ~なんて思いましたが
よくよく考えると、これを世界初で付けたのはダイハツのネイキッドでしたけどね(笑
まず気になったのが
お友達のprinceあゆさんも気になったという
ドアの異常ともいえる薄さ。
まぁ側面衝突も恐らく大丈夫なように造られているのでしょう
が、この頼りなさは開閉のフィーリング面でちょっと安っぽさを感じるところ。
軽枠で出来るだけ室内幅を確保したいということなのでしょう…実際、大人2人並んで座っても十分以上の広さを実現してます。
インテリアの質感は期待以上。
最近ではムーヴなんかもとても良くなってますが
このアイもスイッチ関係やエアコン吹き出し口、
小物入れやシフトノブなどの質感も上々。
そして何より素晴らしかったのがステアリング。
最上級のGにしか装備されない「本革」巻き仕様ですが
この革の材質といい、4ピースながら繋ぎ目を感じさせないパリッと感といい、
ちょっとこれは最新白ナンバーコンパクトでさえもなかなか感じられいほどの上質な仕上がり。
ベースとウレタンハンドルはシルバーですが
この本革巻きだとブラック+チタン装飾付きで、さらに精悍な印象です。
シフトノブは「超」ショートタイプで、ゲート式。
CVTの搭載を期待していましたが、通常の4ATでした。
メーターは中央にデジタル式のスピードメーター、
そのまわりにタコメーターを配置するという
昔のシビックを思い出させるユニークなものです。
ただ、フロントには基本何も載っていないはずなのに
足元のクリアランスは狭め。シートも軽にしてはサイズがたっぷりとしていましたが
エコテック規格100をクリアしたという自慢のシートは
少し安っぽい印象。しかし、フロントシートの高さ調節が
ラチェット式というのは大変操作性が良く○。
リアシートはもうとにかく余裕たっぷり。
身長177cmの私が適度なポジションを取っている状態でも
ひざ元には拳が縦に2個ラクラク入る広さです。
ただ、ワンモーションスタイルなので、リクライニングさせると
頭がルーフに触れる人もいるかもしれません。
この状態でもラゲッジスペースは十分ですが
いかんせんMRゆえにフロアはかなり高め。まぁこれは仕方ないですね。
そのかわりシートは室内側からでもラゲッジからでも
ワンアクションで完全フラットになります。
バックドアは流行の電磁式オープナー。
もう1つ残念なのが、何ともまぁショボイマフラー。
これもMRでリアオーバーハングが限りなく少ないので
タイコが変な場所に追いやられた形ですが…
完成度が高いデザインだけに、間抜けなマフラーが余計に目立ちます。
とまぁ色々ダラダラと書きましたが
実車を見て期待が裏切られる事はありませんでした。
軽とは思えない完成度、先進度、
三菱の気合いをヒシヒシと感じさせてくれる1台です。
あとアイでもう1つ魅力となるのが「走り」でしょうね。
新開発オールアルミのMIVECターボをミッドに搭載し
超ロングホイールベースに15インチを履いた軽の醸し出す走りの雰囲気、
果たしてそれはどのようなものなのでしょうか?全く想像もつきません。
この点こそが、他メーカーの軽と比べた場合の1番の優位点となるのでしょう。
気になる「価格」のほうですが
車重が900kgと比較的重いので、全車ターボエンジン搭載。
ベースの「S」で約128万円、売れ筋となるであろう中間グレードの「M」で約139万円、
アルミやHIDなどの充実装備の「G」が約149万円という少しお高めの価格設定。
いや、むしろ新開発だらけの完全ブランニューモデルと考えると
同クラスのターボエンジン搭載車と比較すれば
むしろかなり優位性のあるものかも?
ともあれ、この「価格」が、今後アイが売れていくための
重要なキーポイントになっていくかと思います。
何といっても軽というのは、ランニングコストの安さが魅力。
販売価格や燃費などでは、白ナンバーとの「逆転現象」が頻繁に発生してますが
税制面でのメリットはやはり大きいものです。
そこへ軽の革新児であるこの「i」の登場。
限られた中でのスペース効率の良さや
スタイルなどの先進性・革新性は文句のつけようがありません。
まさに「脱税」的な魅力に満ち溢れている、
そんな1台だと言えるでしょう。
ぜひとも、これは売れて欲しい…いや、絶対に売れる!
Posted at 2006/01/22 19:32:45 | |
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