プラレール「じょうばんせん（あか）」

前回プラレールの東海型を塗り替えて常磐線415系白電らしきものを作ったので、今回は旧塗装いわゆる赤電を作ってみました。








使用した塗料はGMカラーのクリーム4号と赤13号もとい西武ラズベリー（※1）です。
この塗装は国鉄の交直流電車標準色で、401系及び421系（※2）から415系、417系に至る国鉄交直流近郊型電車に採用された他、クモヤ441やクモヤ443などの交直流事業用車、塗り分けパターンは異なりますが451系などの交直流急行型電車にも採用されました。


白電との並び。
常磐線では1985年のつくば万博に合わせる形で1983年頃から塗装変更が行われました。
ちなみに白電は瀬戸内色（山陽本線広島地区の115系などで見られる塗色）とよく似ていますが、登場は瀬戸内色の方が若干早かったらしいです。
また九州地区でも国鉄末期から後にJR九州色と呼ばれる、やはり白電に似た色が415系列のみならず気動車にも採用されましたが、これは常磐線から転属した415系の影響らしいです。

この赤電塗装は常磐線からは1984年末に消滅してしまいましたが（事業用車を除く）、2000年頃K510編成に復活されました（2003年頃には元に戻ってしまったが・・・）。
また同時期九州でもFM5編成で復活しました（こちらは最近まで赤電塗装を維持していましたが2012年に運用を離脱し、廃車になってしまいました）。




次のタネ車。


※1
現在こそ西武といえば黄色のイメージがありますが（というか最近のやつは黄色じゃない）、それ以前はラズベリー色とクリーム色のツートーンカラーでした。そのラズベリー色が国鉄の赤13号と近似色（らしい）ので、鉄道模型ではしばしば代用されます。

※2
401系及び421系の一次量産車登場時は両者の塗装で区別するため、401系はクリーム1号と赤13号で前面上部に細帯入り、421系はクリーム3号と赤13号で車体裾部に細帯が入れられていた。