クラウンアスリート インプレ 1
クラウンアスリート インプレ 2 (燃費)
GR型はバンク角60度のV6エンジンだが、輸出国の整備性とかによってポート噴射のFEや直憤のFSEがある。
アスリートのエンジンには3.5Lの2GR-FSEと、2.5Lの4GR-FSEがありどちらにしようかと悩んだ結果2.5Lを選んだ。
まあ、土日に僅かしか乗らないのに3L以上の車を2台所有するのは維持費が勿体ないということもあるが、2GRユニットはトロトロに煮詰まった3UZのような滑らかで下からの力強さが弱く、回してもレガシィのEZ30のような高回転での滑らかさや気持ちよさが少なかった。
3.0Lの3GRがアスリートにもあればそれを選んだと思うが、実用ユニットとして4GRは燃費、パワーなど不足無いし良いバランスにまとまっていると思う。
2GRは最新エンジンらしく環境性能は良いが、高回転型に振ったため低速側でのトルクは体感的にVQの3.5Lに及んでいない。技術的には、直憤とポート噴射を併用し、潔く可変インテークマニホールドを取り払うなど、高回転域は確かに良いが実用車のエンジンとしては高回転寄りである。
C200の2L 直4ユニットは136馬力しか無く、鋳鉄ブロックでバランサーシャフトを持たなかったのでアイドル回転数では振動があるが、定速走行したときはバランサーシャフトが無いと思えない滑らかさで、耐久性は折り紙付きでベンツのユニットにしては珍しく高回転でも気持ちよくいい音がするユニットだったし、レガシィのEZ30は完全バランスの水平対向6気筒エンジンらしく滑らかで、バルブリフトの切り替わる4000rpmあたりを過ぎると一気に吹け上がる。
4GRは215PS(6400rpm)なのでパンチ力もドラマのような盛り上がりも無いが、音も振動も少なく6400rpmまで苦しげなく回る。
外で音を聞くと直憤独特のチチチと言う音がするが車内に音が入って来ることはない。実用車としてみれば、スムーズな6ATのおかげで安楽で十分に速いがある程度のスポーティさを求めるならば3.5Lを選択しておいた方が良いと思う。
Posted at 2007/06/12 23:07:12 | |
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車レポート | クルマ