VAF　ボルボ　アマゾン　ファン　クラブ

2012年1月6日に前オーナーの大川さんから古いボルボを譲りたいと電話をもらいました。245かなと思って2月8日に見に行ったら長年車庫に停めたままになっているボルボは1970年式最終型のアマゾンでした。私はそのころはまだ945の調子を上げるのに精一杯だったのですが、引き取り手がないと解体するか電気自動車に改造するかということでしたので、引き取ることを申し出ました。このアマゾンは大川さんの亡くなられたお兄さんの愛車で、長く保管されたままであまり調子も良くなさそうでした。私の方もちょうど945の車検をとるところでした。

引き取るにしても、周辺事情を調べておかなければと、945の仲間に聞くとアマゾンは部品もないしボルボは何もしてくれないし、だいたいオーナーは変人揃いだとかいう。でもそう言ってる945のオーナーさん達だって本人達には自覚がなく結構変人。まあ古い車が好きな人は多かれ少なかれそういう傾向はあるでしょう。ということでネットで調べると日本にはVAFという団体らしきものがあって1960年代からずっとアマゾンオーナークラブをやっているらしい。どうも最初からずっと乗っているようなすごい方もおられるようです。メカに詳しい方々も多く、自分がオーナーになったときにはぜひいろいろ教えていただきたいと思いました。

それから2年が経ち、私のところにアマゾンがくることになりました。
直すところがたくさんありそうです。エンジンを止めてから8年、もともと年間200キロくらいしか乗ってなかった個体ですから。ゴムも油も劣化しているのは当然です。そういうことで、愛車を二台持つときっとやらなくなってしまうだろうと思ったので、しっかりと作り上げてあった９４５は知人に乗ってもらうことにしました。

そういうわけで、情報収集をするためにVAFの掲示板に書き込みをするようになりました。先輩方に挨拶をしながらわからないことを尋ねていました。こうしたマニアの会にはとかく偏屈な方々も多いようですが、みなさん非常に親切で驚きました。じつは945の集まりの方もそうで、私などはろくに挨拶もできないような人格なのですが、とてもやさしくしていただきました。

よくあるでしょう。掲示板で質問したら「自分で調べてから聞け」とか、何聞いても「そのレベルだったら自分で直さず専門家に聞け」って書き込むような人たち。そういう雰囲気が全くないですね。工場やエンジニアを紹介してくれるし、海外から取り寄せると時間がかかるような部品は手持ちのものをすぐに送ってくれるし、いっしょに取り付け方も教えてくれるし。

それがVAFボルボアマゾンファンクラブでした。会則や代表がいるわけでもなく、定例会などがあるわけでもなく。掲示板でやりとりをして、年に二度長距離ツーリングをする。楽しく話す。参加は自由。アマゾンが好きな人は誰でもOK。

VAF掲示板
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