[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
エクシーガtS(2リッターターボ)のタイヤをハンコックの ventus V12evo2 に履き替えるタイミングに相乗りして、DIYで「タイヤ空洞共鳴音」の低減を狙います。
ズバリ、タイヤの内側の周方向に吸音目的のスポンジを貼り付けします。素材は、軽量で空孔を有する耐候性のあるものを候補とします。
2
結論として、ホームセンターで寸法の異なる「すきまテープ」を複数種類、購入しました。
<長さはいずれも2m>
・幅30mm×高さ20mm:348円×4個
・幅30mm×高さ10mm:98円×4個
・幅15mm×高さ10mm:2個入り98円×2個
候補としては、低反発ウレタン、ドア用すきま風ストッパー(円筒形)、台所用の吸水マット(キッチンセルロース)、激落ちくん(キュービックスポンジ)、泡フレッシュ(ナイロンスポンジ)などを検討しましたが、重量や使い勝手などを考慮して候補から落としました。
3
ハンコック ventus V12evo2 の内側に、円周方向に沿ってすきまテープを貼り付けていきます。
タイヤサイズは215/45ZR18ですので、内周の実測値は193cmでした。そのため、すきまテープはタイヤ1本につき2mのものを入手すればOKです。
すきまテープには、もともと両面テープが付いているため、剥離紙を剥がすだけでタイヤに貼り付けることができます。
なお、両面テープの粘着力が懸念されましたが、貼り付け後は基本的に「タイヤが回転している限り、すきまテープは”遠心力でタイヤに押しつけられる”(ので剥がれにくい)」と考えました。
4
まず最初に、トレッドのセンターラインに沿って高さ20mm品を貼っていきます。
蛇行しないように貼り付けしますが、目的は空洞共鳴音の低減ですので、多少のズレは大きな影響は無いと考えます。それよりも、高さの異なるスポンジを異なる間隔で複数本、貼り付けすることの方が(減衰周波数のワイドレンジ化を狙えるので)重要だと考えました。
(※今回はトライアルのため、トレッドの幅方向には貼り付けしませんでした。本来は狙いの車速に見合った間隔でトレッドの幅方向にもスポンジを貼りたいところ。)
5
画像の上段は、内径を周方向に1周して貼り付けした際の、端部の処理方法を示した画像です。
適切な周長でカットすれば、連続的な貼り付けが可能です。その際、垂直ではなくやや斜めにカットするのがコツです(頂上の合口スキマを減らせるため)。
画像の下段は、間隔を開けて2本目のスキマテープ(幅30mm×高さ10mm)を OUTSIDE に貼り付けするところです。
6
3本目のスキマテープ(幅10mm×高さ10mm)を、1本目のスキマテープと間隔を開けて INSIDE に貼り付けしていきます。
センターと OUTSIDE の間隔は10~12mm狙い、センターと INSIDE の間隔は5~6mm狙いとしています(※このへんは計算値ではなく、勘どころになります。テープ自体の幅・高さとタイヤのトレッド幅とのバランスを考慮)。
7
今回は、タイヤ1本あたり3本の異なる寸法のスキマテープを貼り付けしました(※センターの幅30mm×高さ20mm品は、他の2本よりも高機密を謳っています)。
ちなみに、タイヤ1本あたりに使用したスキマスポンジの総重量は73gでした。
作業時間は、タイヤ1本あたり30分ほどかかってしまいましたので、4本では2時間ほどかかってしまいました。デジカメで画像記録を取りながらの作業でしたので、単純に貼り付けするだけなら、もう少し工数はかからないでしょう。
8
無事に貼り終えた状態。一晩寝かせた翌日、エクシーガの12ヶ月点検のタイミングに合わせて、ディーラーに持ち込みしました。
余談ですが、ディーラーでは「18インチタイヤなのでホイールへの組み替え作業は外注」とのことで、尋ねると「ダンロップに依頼した」とのこと。
ダンロップというと、元祖・特殊吸音スポンジ搭載タイヤの ルマン703 をリリースしたところじゃないですか!そんなところに私のお手製のDIY吸音スポンジ(もどき)のタイヤ交換を依頼したとは(驚)!
でも作業を断られることもなく、またスキマテープを剥がされることもなく、ちゃんとホイールバランス取りされて戻ってきましたよ。良かった良かった!
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