12カ月点検のX1と同じ日に車検に入庫した、つい先日我が家にやってきたムーブの話です。
ムーブの車検が9月21日までという事が分かった後、すぐに市内の何軒かのディーラーに連絡しましたが予約がいっぱいでどこも空きが無く、車検の事前見積りを出す事ができないようでした。
そんな中で我が家から最寄りのディーラーから、土曜日に来社し見積り、内容(金額)に納得ならその日に入庫という流れで良ければ17:30に来社で大丈夫です。と言われました。
ちなみに、土曜日とは車検が切れる3日前です。
営業時間終了間近にねじ込んでもらえたんですかね。
当日の午後はBWMディーラーにX1を入庫した後、少し早めでしたが15:00頃に電話すると代車の用意もできたのでいつ来てもらっても大丈夫ということでディーラーに向かいました。
見積りを出してもらっている間に代車の説明を受けました。
結構急な申し出にもかかわらず、用意されていた代車は
タフトのXターボという車でした。
試乗車で使用していたらしいのですが走行距離は891㎞とほぼ新車に思えました。
ダイハツでは数カ月単位で試乗車を中古車市場に送っているとのことで、このタフトも中古市場に送る前に代車として用意してくれたと説明されました。
不具合を抱えた一世代前の代車を用意してくるどこかのメーカーとは違うなあ。と思ったのは言うまでもありません。
見積りの説明を受け、今後の流れを確認すると、返却は月曜(祝日)の午前中で良いことになり、この後3日に渡ってタフトを楽しめたのはラッキーでした。
鍵を受け取りタフトに乗り込みドアを閉めると『ボン!』となかなか良い音です。
中は水平基調のデザインになっていました。
ナビが間に合わなかったのかオーディオが装着されていました。
メーターはスピードメーターメインのシンプルな作りとなっています。
3つ並んだ右のスイッチで燃費・外気温等の情報を表示できます。
ちなみにこれが先日の『何シテル?』での距離も時刻もキリ番の車でした。
代車でのキリ番は2回目ですが900㎞とは初めてでした。
シフトの『S』と『B』は何なんだろう?
下の方に目をやると、
スイッチ式のパーキングブレーキとなんとオートホールドブレーキも搭載されていました。
走り出してまず感じたのはムーブに比べて結構硬い足回りだなという事です。
国産車よりX1に近く、僕的には好みの硬さでした。
エンジンは660ccターボにCVTの組み合わせだそうです。
乗ってしばらくはCVTのあのうなり音が感じられなかったのでてっきりATだと思っていました、笑。
少しエンジンが回るとターボが効き始めてよく伸びるので、CVT独特のうなり音がほぼ抑えられているように思えました。
オーディオを消して走ると『ヒュイーーン』というターボ音が心地よくてこれは楽しめました。
走りはターボの恩恵もあって力強く、ストレスは全く感じませんでした。
車内の静寂性は高くロードノイズは気にならないレベルでした。
FMラジオをを聞いていましたが音量を下げても聞くことができました。
前席のシートはサイドの張り出しもしっかりしています。
インテリアはセンターピラーを境に前がブラック、後ろがグレー系の配色になっていましたがセンターピラーより後ろが安っぽく見えて、これは正直なじめませんでした。
この日の帰宅後ネットでいろいろ調べたところ、
タフトには『G』と『X』という2つのグレードになっているそうでした。
ディーラーに問い合わせてみると、『Gターボ』の試乗車があるということでムーブの車検が上がる日に試乗予約しました。
3日後の月曜の午前中ムーブを迎えに行った際に予約していた『タフトGターボ』と、かみさんのリクエストで『ムーブ キャンバス』に試乗させてもらいました。
代車のタフトは3日間で船橋市のかみさんの実家までの往復、買い物等々約85㎞走りました。
返却前にディーラー近くのスタンドではガソリンは3ℓ弱入りました。
かなり燃費もいいんですね。
ちなみにこちらのディーラーでは代車を貸し出す前に燃料をチェックし満タンにしてからの貸し出すのでレシートはいらないと言われました。
普通はこうですよね。
さて、まずはキャンパスに試乗しました。
こちらのディーラーではこういったご時世を反映してか営業氏の同乗説明より客自身のみでの試乗を奨励していました。
好きなだけ遠慮なく走れるのでこちらは逆に良かったですね。
キャンバスは前日までブルーの代車だったそうですが、当日なぜかピンク色と入れ替わったとか。
おじさんが試乗するには目立つこと、笑。
見た目は猫バスのようにコロンとしていました。
かみさんは前から気になっていたそうです。
車内はこういった感じで。
後のドアは自動スライドとなっていて、席もスライドシートで広々としていてこれは高評価でした。
ちなみに途中からはかみさんが運転しました、笑。
いつもの試乗車コースで車の通行がほぼないので久しぶりの運転を楽しんでいました。
キャンバスは踏めばそこそこ走りますがタフトに比べればもっさり感は否めませんでした。
しばしキャンバスを試乗してからディーラーに戻りお目当ての
タフトGターボに試乗しました。
ダーククロームメッキ部品の装着された特別仕様車だそうです。
中はほぼXと共通になっているそうです。
なかなかスポーティにまとまっています。
先日のXターボとの違いは、ホイールがアルミになっていること。
ステアリング、シフトノブが本革になっていること。
前席にはシートヒーターが装備されています。
試乗車はナビもオーディオも搭載していませんでした。
ナビは現在は納期未定で半年くらい待つ可能性もあるかも。とのことでした。
メーターは中央が液晶ディスプレイでいろいろな情報を表示できるようで、タコメーターも装備されています。
ネットを見ていてGターボの装備で一番気になっていたのが
ステアリングにある『PWR』というパワーモード切り替えスイッチです。
BMWでいうスポーツモード的なスイッチですが、走行中にこのボタンを押し、アクセルを踏むと『加速装置!』という感じでかっとんでいきます。
以前試乗したCX-5のガソリンターボの加速感を思い出しましたよ、真面目に。
これは楽しいです。これなら煽られたりしないんじゃないですかね。
ただし、レーダー探知機は必需品となりますね、笑。
ディーラーに戻って聞いたところダイハツ車のいくつかの車種に『PWR』モードがあるそうです。
人気のロッキーにも設定があり、CMのような結構な加速を楽しめるそうですが、驚いたのはキャンバスもグレードによって設定があるとか。
キャンバスがとてつもない加速したら驚きますね。
タフトのしっかりしたシートと着座姿勢、走りの良さからこの車なら軽井沢まで走れるな。と感じさせる車でした。
タフトの安全装備については普通乗用車同等のものが装備されます。
オプションにはアルパインのスピーカーと『デッドニング』なるものもありました。
ナビから始まってフルオプション60万円相当を載せても総額で250万とは何ともリーズナブルに感じました。
ムーブの車検でひょんなことからタフトに出会い、二泊三日でしたが充分に堪能できました。
この車ならX1の次の愛車になるかも。正直そうまで思える車でした。
そうそう、車検の上がったムーブですが我が家に来たときは車検証ケースが痛んでいたので家にあったDOCOMOの書類ケースを使っていました。
一応お願いしたら
真新しい車検証入をもらえました。
初めての来社に関わらずとても丁寧に対応してもらえたディーラーで、代車というものはこうじゃないと。と思ったのは言うまでもありませんでした。