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今日ね、バイト先の営業マンが都内の大企業に
売込み電話をしてました。

何気なく聞いていると

イントネーションは多少怪しいが
ちゃんとした敬語を使ってました。




でも・・・・　話の間に「だもんで」が連発されます

例１）　お忙しい中突然の電話で失礼します。当社の製品を紹介したく
　　　　連絡させて頂きました。「だもんで」お話だけでも・・・・・

３分の会話に、５回の「だもんで」が入ります　＿|￣|○





●　遠州弁講座



〜だら？、〜ずら？など、語尾に「ら」をつける

＜だら、らの用法＞

　だら、ら　・・・標準語訳　～でしょう　～でしょう？　　
　　　　　　　　　
　”だら”　も　”ら”　も大体同じ意味です。

だら、ら　は基本的に用言と体言の後ろに付けて使用します。但し体言には”ら”単独使用できません。これを忘れるとインチキ遠州弁になってしまうので要注意！

－例題－
　下線部の標準語を遠州弁に直しなさい。

　Ａ：今度の旅行は、車で行く？それとも電車？
　Ｂ：やっぱり車でしょう。

　正解
　Ａ：こんだの旅行は、車け？電車け？
　Ｂ：やっぱ車だら。





ついつい出ちゃう。「だもんで。」

「～だから」、「～なので」と同意味。
必要に応じて、「だ」は、省略可。
単独で、「だから」の意味の接続詞としても用いる。
使用例「昨日は風邪ひいたもんで、会社をお休みしちゃってぇ。」
「だもんで（↑）言っただに～（↓）。」
「昨日は風邪をひいてしまったので、会社を休みました。」
「だから、言ったのに。」


〜だに。は決してダニの種類ではない。

例
・「今日は雨だよ。」→「今日は雨だに。」
・「頑張れば出来るのに。」→「頑張れば出来るだに。」
・「これ買ってきたよ。」→「これ買ってきたに。」


＜だに、にの用法＞

　だに　・・・標準語訳　～です　～しなさい　～せっかくしたのに
　　に　・・・標準語訳　～なっちゃうよ　～しちゃうよ　～だ　などなど　　

　だに、に　も基本的に用言と体言の後ろに付けて使用します。”だに”と”に”は
意味が違いますが、発音が似ているため
初心者は間違えて使ってしまう場合があります。




そのほかにも独特な単語がたくさん・・・

「捨てる」→「うっちゃる」
「あげる」→「くれてやる」
「ちょっとだけ」→「ちーっとばか」
「見える」→「めーる」
「だらしない」→「ぶしょったい」など、頑張れば分かりそうなものも。



溢れかえっている様子を表す言葉として、「ギュウギュウ」の後に「パンパン」を付ける。
（例）お菓子を詰め過ぎてリュックがギュウギュウパンパンだ。

「つねる」ことを「ちみくる」という。
だが微妙にニュアンスが違う。「ちみくる」は爪でこう・・・「ちみくる」としかいえねえ！！


大変なことを「えらい」と言う。
さらにものすごく大変なときは「ばか」がついて「ばかえらい」になる。

「仕方がない」「しょうもない」などの複合的な意味を持つのが「しょんない」。
本当にしょうもないヤツみたいな意味で「あいつマジしょんねえら！」とか言います。
静岡市出身のピエール瀧が「しょんないＴＶ」という番組を始めてしまった。



「ばか」「くそ」をつけると「すごく」という意味になるので
「ばか頭いい」「くそうまい」といった矛盾した表現になる。でも矛盾してるとは気づいていない。

大変なことを「えらい」と言う。
さらにものすごく大変なときは「ばか」がついて「ばかえらい」になる。



「(温度が)熱い」ことを「ちんちん」と言ってしまいます。
例
・「お湯ちんちんだで危ないに！」




同じ静岡県内でも、東西や山間部沿岸部で違っていたりするので、学校や職場でも通じる通じないなどの意見がわかれます。
さらにお年寄りは方言が強いことが多いので、自分のおじいちゃんおばあちゃんでも何を言ってるか分からなかったりします。