べレット ソランのブログ一覧

2024年2月9日（金）、広島は晴れ、まだまだ寒さが続いています。
今シーズン、ちらほら雪は見ましたが、積もるまでには至っていません。

実は今日で65歳となりました。
ごく普通の会社であれば、来月（3月末）で完全退職となることろです。次にどこか、アルバイトを探すところですね。
私の会社も定年は65歳ですが、本人希望と会社が合意すれば、そのまま継続して働けます。地方（広島県）のさらに小さな会社なので社長次第です。なので、来週からも引き続き働きます。（働けます。）

私が高卒で働き始めて、自分が定年を迎えることは全く想像できませんでした。それがついに来ました。何か変な感じです。
私の同級生には、
自営業者はそのまま仕事をつづける、
一旦定年退職して別のアルバイトなどで働く、
65歳で完全退職して年金暮らし、などなど別れるところです。


ちょっと思い出。
亡き母は事あるごとに言っていました。
「（私が）未熟児で生まれたので、先生から保育器に入れるように言われた。しかし、私（母）が育てます・・・と言って断った。」
「当時はいい物は食べられなかった。」
「（私が）小学校を卒業した時はとても嬉しかった。風邪ばかり引いていたのに良く育って涙が出た。」

私が母のお腹にいたのは、最長でも9ヶ月間。5月に父と結婚、翌年の2月に私が生まれたので。
戦争前後に育った母が「いい物は食べていない。」と言うのだから、よほど食料事情は悪かったのだと察します。父と結婚後、土木作業場を転々とした母、作業場は山を切り開くので交通事情、食料事情も良いはずもありません。
保育器の話ですが、保育器に入れるような経済的余裕が無かったのでは。

ただただ、私を育ててくれた両親には感謝しかありません。
後悔、それは父母が元気な時に感謝の気持ちを伝えなかったこと。
（恥ずかしくてとても言えなかった。）
週末には両親のお墓参りに行こうと思っています。

先週の日曜日に久々に両親、弟のお墓参りに行きました。
七夕が近いので、その関係のお菓子がマックスバリューにありました。





今日7月7日は七夕ですが、忘れられない思い出が。
私が小一と小二の頃、両親に連れられてササを川に流しに行ったことがあるのです。
父も一緒だったので、たぶん日曜日かと。当時、父は晴れの日は土日関係なく仕事をしていたのですが、さすがに土曜日はありえないかと。
私は訳も分からず、父に手を引っ張られ、近くの川へ歩いたのでした。もちろん、母、弟三人も一緒だった・・・ハズ。二級下の弟は今は天、五級下の弟は覚えているかどうか？
短冊に何か書いただろうか？思い出せません。





ん、私が言うのも何ですが、父、母共に働き者だったけど。


夕食は特別な料理ではなかったはず。
今でこそ、寿司がスーパーに売っていますが、当時は七夕フェアみたいなことはなかったと思います。
もし、日曜日にササを流しに行ったのなら、夕食はカレー。
私が母におねだりしてカレーにしてもらったかもしれません。
いつ頃からか思い出せないのですが、日曜日はカレーの日になったのでした。

2023年2月9日（木）、広島は晴れ。まだまだ寒い日が続いています。
本日無事に64歳を迎えました。正直、自分でも驚きです。あと一年で父方祖父が亡くなった時と同じ年とは。最低でも父の82歳を超えるつもりでいます。目標90歳まで自立生活です。

両親は80歳を過ぎても私にこんなことを話していました。何度も聞かされました。
私が生まれたときはとても寒かった。
私が泣かないので先生が私の足を持って逆さづりにしてお尻を叩くと、私が泣き始め、なかなか泣き止まなかった。
父は晩年、私が生まれてとても嬉しかった。忘れられん。
母は、私が小学校を卒業した時は嬉しくて涙が出た。
（私は小学校までしょっちゅう（いつも）風邪を引いて学校を休み、学校に行ってもお昼時間は保健室のベットで寝ていたのです。特別、難病がある訳ではないのですが、虚弱体質だったのです。おまけにドンくさく、運動音痴でした。）

古い写真が残っていました。

母と私が映っています。私が広島で生まれてすぐに和歌山県か奈良県の山奥へ行ったのです。父は土木作業員でした。
母が言っていたのですが、テント暮らし、シートに布団を敷いても、朝は布団の下は濡れていたそうです。普段はゲタを履いていたのかな。


当時の母の写真。両親からこの写真について何も聞かなかったのですが、
母は粗末な服を着ている。
髪はバサバサ、美容院にも行けなかったの？
長靴を履いているので、道路（生活道路）はぬかるみ状態だったのか？
バックの建物はどう見てもバラック。
道路は土のまま、いつも誇りが舞っていたのでは？
後ろの建物は家なのか、お店か、事務所か？
右側の建物は工場のようにも見える。

今考えると、とても衛生的とはいえません。母は、あまり良い食料はなかったとも。戦後14年で山奥の田舎に良い物があるはずないですね。
こんな貧しい生活から私を育ててくれた両親には、感謝しかありません。
両親とも最期は病院にお世話になったのですが、母にはせめて一時帰宅をさせたかったです。